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『広くてすてきな宇宙じゃないか』

2012.9.23(Sun.) 13:00~14:00(forest)22列1桁番台(下手側)
2012.9.23(Sun.) 14:30~15:30(slope)8列1桁番台(下手側)
2012.9.23(Sun.) 16:00~17:00(river)16列20番台(上手側)

梅田芸術劇場シアタードラマシティ

演劇集団キャラメルボックスハーフタイムシアター、CSC結成20周年記念公演。

東京公演があれよあれよという間に終わってしまい、見られずじまいになっていたのですが、2005年に見てとても素敵な舞台だった記憶があったので、大阪行をぎりぎりまで迷っていました。

最後に背中を押したのは、この日の最終公演、つまり大楽が、キャラメルボックスの女優さんで一番好きな、ももこさん(岡田さつきさん)の2500回記念ステージということ。

記念ステージに立ち会えるのは、くしくもW岡田のもうひと方、先日握手もしてもらった(爆)岡田達也氏以来だから、せっかくだしということで行って参りました。

体調がそれほどまで良くはないので夜行は回避して新幹線で往復。4日前まで購入で大阪往復19,900円。やすいっ。
(ぷらっとこだまも往復20,000円なのですが、最近はすぐに埋まってしまうのでこのタイミングではまず取れない)

・・・

3チーム制の今回の5演。この日1回目のforestを見るまで、何の略か分からなかった私。おばあちゃんを演じる役者さんから来ているんですね。大『森』さんだから「forest」、『坂』口さんだから「slope」、石『川』さんだから「river」。
もう1つの文字選んだら「big」「mouse」「stone」ってこれじゃマズイですな(笑)。

3チーム見事に印象が違うので、まずはmy favorite castを挙げてしまいます。

おばあちゃん 大森美紀子さん(forest)
クリコ    渡邊安理さん(slope)
カシオ    畑中智行さん(forest)
スギエ    岡内美喜子さん(forest)
柿本さん   岡田達也さん(river)
サイゴウ   岡田さつきさん(river)
ヨシダ先生  前田綾さん(slope)
オオクボ   筒井俊作さん(slope)
カツラ    小林千恵さん(forest)
サカモト   市川草太さん(river)
ヒジカタ   三浦剛さん(river)
コッコちゃん 岡田達也さん(forest)←w

12役のうち、forestが5役、slopeが3役、riverが4役。
といえ本来は同じ人が演じているサイゴウとヨシダ先生が物の見事に好みが分かれたのが面白い。

各チーム実は横一線なイメージなサカモトとか、どのチームも光ってるヒジカタとか(大内さんが柿本じゃなくてヒジカタやったのがとても興味深いです。そんなに尾崎歌いたかったですか(爆))。

おばあちゃんは初演以来の大森みっこさんがやっぱりさすがなのですが、新しかったのは、おばあちゃんの小ネタに、先日の「ワンダーガーデン」の銀座の画廊さんみたいな人がいたこと(笑)。腹かかえて笑っちゃいましたですよ。しかも「おばあちゃんの歌」のフルコーラス演奏に成功して、「うわ全部歌っちゃったよ@カシオ」→「2番もあるのよ@おばあちゃん」→「もういいよ@カシオ」って3段オチが高度でした(爆)。

riverの石川さんはもともと初演~再再演でクリコをやられていたそうなのですが、そのせいかみっこさんおばあちゃんに近い印象。むしろslopeの坂口さんが独自路線。どことなく斜に構えてそうなところが油断なりません(爆)。

おばあちゃんは家族のぽっかり空いた穴を埋めるためにやってくるアンドロイドなのですが、それを招き入れるのが柿本家。
その中心にいるお父さん、「柿本さん」。

本来この役はforest、西川さんの当たり役中の当たり役なのですが、今回実はちょっと厳しかったなと。
西川さんが倒れて以来、短い出演時間で見ることはあったのですが、ここまでがっつりな出演役は初めて。やっぱり滑舌が、こちらが心配になるぐらい。ただ西川さんの凄いのは笑いの神様が降臨してることなんだよなー。

「エリザベートに出てる夢を見たんだ。ほら知ってる?トートダンサーって言うんだけどさ」

会場内のごく一部から局地的に大・爆・笑が起こった(笑)。

(註:シアタードラマシティの上にある梅田芸術劇場では、9月28日まで「エリザベート」が上演中、ここの笑いポイントは西川さんがトートダンサーを知ってることw)

そういえばよくよく思い出したら、2005年にシアターアプルでやったときも、

「(その時シアターアプルの上の新宿コマ劇場でやってた)『We Will Rock You』に出てる夢を見たんだ。だからの喉が涸れてるんだな」ってやってたことを思い出した。確信犯か(笑)。

なので柿本さんは正直迷ったけど、線が細いアベジョー(あれはあれでありだと思う)よりは、贔屓目でおかたつかな、やっぱ。

おかたつ柿本は酔っぱらって帰って、娘息子達とちゃんちゃんばらばらやるシーンでカシオと「それがお前のTRUTHか!」とかやってて客席からどっかんどっかん笑いが(初見じゃわからないってこれ)。

柿本さんはニュースキャスターで、柿本さんとペアを組むのがサイゴウ。このペアが3組、もうびっくりするぐらいに三者三様。一番正統派なのはforestの西川さん&真柴さん。ビジネスライクの典型という感じで、一番しっくりきます。

で、飛び道具なのが予想どおりなのが、slopeのアベジョー&綾ちゃん。もう前田綾といえばキャラメルボックス一の爆弾娘、特攻隊長でございますからして、もう、片思いを妄想させたら綾ちゃんの右に出る人も左に出る人もいるわけないじゃないですか(笑)。

「ご家族の皆さんに」って柿本さんにケーキ渡してて、酔って帰ったお父さんいわく「距離を取ってお礼をするんだぞ」というのが面白すぎた(笑)。

んでその中間に位置するのがriverのW岡田なのですが、最初は完全にビジネスライクなんですが、サイゴウ役の岡田さつきさんが完全に柿本役の岡田達也さんの情にほだされて、「私が支えてあげなきゃっ」になっていたのがとっても新鮮。
「最初は何とも思っていなかったのに、柿本さんのこと放っておけないんです」は新しい方向性だったな-。実は今回大阪見に行って一番良かったのはこれを見逃さずに済んだことかもしれない(W岡田萌えな自分としては特に)。

スギエは岡内さんが苦手な自分にしては数少ない好きな役なのですが(もう一役は黒川智花嬢がゲストで出た「君の心臓の鼓動が聞こえる場所」の真知子役)、温井さん(river)も結構好きな作り。

飛び道具といえば反則過ぎたのが筒井俊作(←あえて”さん”なし)。
あの生き物は反則過ぎる(笑)
「デブ-大久保さん」とかその時点でも相当な反則だけど・・・
いじりー綾ちゃんも素で笑いオチしてるし。

2回目と3回目の間に左東氏が「キャラメルボックスチケットインフォメーション」の史上初公開録音をやるにあたって舞台袖で舞台衣装のままでつかまってたけど、これも反則過ぎる面白さだった(筒井氏の力だけじゃないけど)。

プリプリの某曲かけて後ろで小多田氏が歌って去るとか、もはやもうなんでもありなお祭り状態。

キャラメルボックスは年数回見に行くけど、ここまでロビーがごった返して、熱気に溢れまくるのってそうそう見られないので、やっぱり記念公演なんだよなと思う。



大千秋楽公演が終わった後のカーテンコールは、全チーム集まっての総勢30名勢揃いで壮観。
千秋楽公演恒例ということで役者さんたち皆さんの一言挨拶。
みんな思い思いに面白いこと言うもんだからどんどん記憶が上書きされて忘れる忘れる(笑)

アベジョーが「次回作は柿本(自分)とサイゴウ(綾ちゃん)の未来が描かれた訳じゃないですからね」と言ったのが意外にツボでした。そうなんだよなー次回は久しぶりに綾ちゃんがメインヒロインで来るんだよな-(「キャロリング」)。正統派系は最近なかったので実はとっても楽しみ-。

「コッコちゃん(岡田達也氏)にはやっぱり勝てませんでした」って言ってる畑中カシオも、うん、ありあり。

この日2500回記念ステージとなった岡田さつきさんに、会場内から満場の拍手が。拍手できて嬉しい!

「3000回・・・までできるかわかりませんけど、やれるだけやっていきたいと思います」

という力みもない地道さがラフで好き。

締め職人は石原さん。
「●代目締め職人として・・・」

皆さん「●代目だっけ」(●は6か8。どっちか忘れましたw)

石原さん「や、そのぐらいかなと」

・・・そのアバウトさは締め職人向き(笑)

3本締めで綺麗に終わりかと思いきや、本当のオーラスは「岡田達也先輩に・・・」と振る。

岡田さん「それでは、キャラメルボックスの先輩、近江谷太朗の意思を継ぎまして・・・『とっとと帰んなさい!』
(会場内大拍手)」

という大団円ネタで終わりました。

やっぱりこれだよなーというキャラメルボックスづくしな1日。

ももこさんと直接お話できなかったのと、ポストカードが頼めなかったのがちょっとだけ心残りだけど(平日のがらくた市だけの扱いだったので)、でも記念品のペンはいただけたし(「毎日がはじめの一歩」って深いわー)、あとそうだ、今回はトーク&フォトブックがなかった(作ってない)のが残念だったんだ、でも行って良かった-。

大阪らしいものは一軒でたこ焼&いか焼&お好み焼&ねぎ焼の「大阪セット」を食べただけでしたが。

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