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『リンダリンダ』(5)

2012.7.14(Sat.) 13:30~16:20 18列10番台(センター)
2012.7.19(Thu.) 18:30~21:30 18列1桁番台(センター)
2012.7.22(Sun.) 13:30~16:50 9列10番台(センター)

※紀伊國屋サザンシアター公演

東京公演35公演、無事に幕を下ろしました音楽劇「リンダリンダ」。
結局、35公演中7公演ということは、5回に1回は見ていたことになります。

物語的には突っ込みどころ満載のこの作品ではありますが、由美子さんの歌も堪能できるし、座長松岡氏いわく「明日を笑顔に出来る舞台」というそのままの作品。演劇というより、ライブな側面があっただけに、公演期間中その辺のギャップが、集客に繋がらないジレンマになったのかもしれません。

楽日は、キャスト一同、お客一同のテンションがいちいち変(笑)。
ネジ一つずつ外れているじゃないかというテンションが、完全にお祭りモード全開でした。

特に伊礼君の変顔百連発みたいなのが、全部覚えていられないぐらい変でした(爆)。

無茶苦茶笑って、後で何一つ覚えていないみたいなラフさがこの作品の魅力(大笑)。

楽日の挨拶で松岡氏が言っていた「登場人物何一つ解決していない、この後どうなるかわからない、それはキャスト・お客さんそれぞれでその後を想像して欲しい」という言葉が、この作品の一面を確かに言い表しているように思います。

・・・

楽日記念、キャスト別感想参ります。

○松岡充さん/ロックバンド「クール・パルチザン」ベース・マサオ役、子供劇団「歩く花」楽曲・ボーカル

初見だと思っていて申し訳ない限りです(初見はル・テアトル銀座「ナイン THE MUSICAL」)。
正に男が惚れる男ですね。
「リンダリンダ」のパッションを体現する、でも熱さはちょっとケンに譲っての、伊礼君の相棒バランスが絶妙でした。

「チェインギャング」は後半になればなるほど凄さを増してきて、毎回最後までの客席へのコメントも、いつも素敵でした。
「この人のためなら一肌脱ぎたい」と鴻上さん自身も思ったんじゃないかと思う、素敵な座長でした。

○伊礼彼方さん/ロックバンド「クール・パルチザン」リーダー・ケン役

「リタルダンド」「GOLD~カミーユとロダン~」と来て一年間で3作品目。そんなにうちのご贔屓さんと組み合わせやすいですか・・・(苦笑)。
3作目で初めて、他人を振り回している伊礼君の役を見ました(笑)。もう生き生きしてて、基本Sなんですね(笑)。
「スリル・ミー」の「彼」やってください(爆)

たっぷりおバカなケンなんだけど、それを周囲は放っておけない、マサオとはまた違ったパッション。

楽のご挨拶、「最初の道とは違うけれど、結局この場にたどり着けたことに感謝。夢を諦めないことが大事、でもたまには立ち止まって休むのも大事」・・・えーと、そのコメントは芸術家の元お姉さんに言ってあげてください・・・

○高橋由美子さん/ケンの恋人・カオリ役

ある意味、この作品のリードボーカル役でしたが(笑)、本領発揮の最たるもので、この手の曲では絶対外さないよなぁと、ただただ、ぶれない歌と演技に、すぅーっと浸れました。誰かが言ってましたが「ボーカルいないならクール・パルチザンのボーカルはカオリでいいじゃん、と(笑)」

ストーリー的には「えっ?」と思うストーリーに対するただ一人の常識的なポジション。カオリのことをどう思うかで、この作品に対するお客さんの立ち位置が変わるのかもしれません。

楽日の「ラブレター」はちょっと入り遅れたような感じもありましたけど、直前のケンの勢いに気圧されて・・・という感じで、この曲は日々進化してきていましたが、この日の由美子さんはなんか憑依してるぐらい凄かったです。
音からぎりぎり外れないように感情を吐露するあたり、感情と技術の壮絶なハーモニー、といった感でした。

それにしても・・・

「私ももうすぐ30だし」
「えっ?(楽しそうに返すケン)」
「私ももうすぐ34だし(泣きモード30%増量)」
「えっ?(楽しそうに返すケン)」
「私ももうすぐ大きな声じゃ言えない歳だし(泣きモード80%増量)」
(楽日の挨拶)「高橋由美子、38歳です。ありがとうございました。」という
4段オチが高度でした(爆笑)。

○星野真里さん/ロックバンド「クール・パルチザン」マネージャー・ミキ役

由美子さんとの背の相性がここまで抜群だった共演者はいまだかつていません(笑)。予想以上に小さくて、でもパワフルという、どこか数年前の由美子さんを思わせる佇まい。この作品にポップさを根付かせていた立役者。

一緒に闘って両手腰に当て「ばんばんばばん」とかやってるとことか、鉄パイプ振り回して、当たって喜んでいるところとかキュートで、実は超ツボでした。

楽日の挨拶が「私、友達とか少ないんですけど、今回仲間っていいなって思いました」って何気にカミングアウトしてたのにびっくり。
で、その結果がこういう写真→こちら

何をやっているんだか、うちのご贔屓さんは・・・(笑)
後半になってblogでも由美子さんの話を取り上げてくれて嬉しかったです。大阪・福岡もよろしくー。

○大高洋夫さん/ロックバンド「クール・パルチザン」ギター(サポートメンバー)、元過激派・荒川役

ケンの荒唐無稽さを支える芝居の軸。爆弾作るくだりの「このメンバーじゃ無理かもしれない」とか言って引き締めを図るあたりとか、バンドで生きてきただけの若者にゃ太刀打ちできるはずもありませんわな。

鉄パイプを持ったときの身のこなしの素晴らしさにいつも惚れ惚れ。
そりゃ、役として惚れ惚れしちゃおかしい役ですけど(爆)。

○丸尾丸一郎さん/ロックバンド「クール・パルチザン」ドラム、警官・大場役

笑わせ屋ですね(爆)。いかにもなコミック的なキャラですが、何というか強くやっても弱くやってもスベりそうな微妙な位置の役を、飄々とこなしていて感動しました。

そういや、楽日に風船のくだりでなんか失敗してて笑いを取ってましたが、何やってたんでしょ。

うちのご贔屓さんとカテコでじゃれ合ってることが多かったことから、結構な回数呑んでいたと思われます(笑)。

○佃井皆美さん/子供劇団「歩く花」代表・ナナミ役

今回の舞台のサプライズでしたね。アクション出身ということで、とにかく身体のキレが素晴らしいです。
1幕2曲目「チェルノブイリ」で、下手側にいる彼女のダンスに惚れ惚れ。
シンメトリーになる虚構の劇団・大杉さほりさんも素敵なのですが、やっぱりダンスとなると皆美さん。
「歩く花」の衣装もすらりとしてて素敵でしたし、「青空」のインディアン役も素敵。

うちのご贔屓さんが2役目として一升瓶持って登場する「ネオンサイン」で、下手上段の舞台で華麗にダンスする姿を見るに、うん、前方席じゃ両方見えません(爆)。

○大杉さほりさん/子供劇団「歩く花」サークルメンバー ほか

「歩く花」の前のシーンで、左右に手出して準備運動するところがなぜかツボ(笑)。
そしてなぜだか衣装のスカートが妙に広がっているのがもっとツボ(爆)。
ニコニコ動画の松岡座長の番組に虚構の劇団3人で出てたときの真摯なトークがとっても素敵でした。
良かったです。

福島から帰ってきました」のtweetについてフォローツイート入れたら喜んでくれて嬉しかったです(笑)。

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