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『リンダリンダ』(7)

2012.7.29(Sun.) 13:00~16:15
大阪・森ノ宮ピロティホール
1階U列10番台(下手側)

東京7回、大阪2回で9回。my楽に到達です。

東京初日に見たとき、「由美子さんの歌は堪能できるけど、これで大阪行くほどかなぁ・・・」と大阪のチケット(実はどちらも微妙席)を眺めていた日が嘘のような、充実した大阪遠征でした。

土曜ソワレでは「芝居の到達系」を見せてもらった感じで、東京で見続けても分からなかったことが、感じられたこともあったし、では日曜マチネはというと、芝居としては意外に普通。東京バージョンとさほど変わらない感じ。

「ラブレター」の最後の由美子さんの笑顔、本当に好き。
東京では2回しかできなかった拍手も、大阪は2回とも入れられたし。

この日うっと思ったのは、ケンとカオリの別れのプロローグ。
話している間にケンにかかってきた電話、そのケンの様子を眺めるカオリの表情がもう哀しげで哀しげで。
「私たちの関係はもう終わりなのね」と何より表情が語っているんですね。

土曜ソワレでは下手端だったこともあって、ケンとカオリの表情がまっすぐに並ぶという、通称「プライド」某シーン状態のような戦慄な瞬間があって、それでなおさら印象深かったかも。

自分とはもうない親しげな会話の相手がミキだと知ったとき、カオリはポップに「おぉ、ミキちゃんかぁ」と言っているけど、あれはカオリの強がりなんだよね。

この日のケンとカオリのやりとり、あえて前日の思いを引きずらないように見たから、前日ほど「ケンがカオリを思ってる」ことが分からなかったんですが、それでも「誰にも邪魔させない、二人のことを」の歌詞にはうるっと。



ストーリー中、「一番言いたくないことを言うね」とカオリが言うシーンがあるんですが、正直あそこで言ってることよりずっと、「ケンのやろうとしていることは、だから意味がないのよ。」って言葉の方が言いたくない言葉なはずなんですけどね。

ケンは自分がもう後戻りできないし、爆弾でしか自分の存在を正当化できなくなってる。
だからこそあそこで正面からぶつかってきたカオリとの別れを選ぶしかなかったわけだけれども。

でも。

封鎖壁の前で権八に言われた言葉は、実はカオリとまったく同じ言葉なわけですね。
カオリとケンは本当にカップルなのか不思議なほど言ってることが違いますが(笑)、カオリと権八は言ってること瓜二つ。

権八が言った「迷惑なんだよ。夢も青春も終わったんだよ」という言葉は、ケンより一足早く現実を見つめたからこそ出てくる言葉なわけですが、カオリが救われるとするなら、権八がケンに言った言葉、その言葉でケンが自分を見直すであろうこと。

カオリが本当の意味でケンを心配して、手を尽くしてくれていたことをきちんと認識できるだろうこと。

カオリは自分では割り切っているから自分から行くことはないだろうけど、ケンがこのことを正しく認識できるなら、カオリとよりを戻すのもなくはないのかな、と思ってみたりはする。



この日のカーテンコール直前「終わらない歌」での由美子さんの小道具はまさかの鉄パイプ。

物語上一番ありえない小道具なんですが(大笑)、鉄パイプで後ろに出てくる歌詞を指すという、即席歌唱指導でした(笑)。

そしてここから「リンダリンダ」で弾けて終わり・・・・なはずが。



上手側から出た「アンコール」の声が導火線になり、会場中が大拍手状態。
座長の松岡君含め、”誰にも止められない”

東京では1回、「みんな『ぱんいち』になっちゃってるから」と言ってコメントで済ませてましたがここは大阪、そんなんで許してもらえるわけもなく(笑)。

松岡氏も途中からもう諦めてみんなを拍手しながら手招き(笑)。

さすがに男性陣はそこそこ早く出てくるのですが、男性陣ラストは大高さん。完全に私服に着替えてましたが、アロハシャツみたいなものごっつう派手なシャツで、むちゃくちゃ恥ずかしがって伊礼君の後ろに隠れてました(笑)。

女性陣は、佃井皆美ちゃんがパープルジャージで最速登場。さすが早い!
ちょっと立ってから大杉さほりちゃん。そして星野真里ちゃんと高橋由美子さんが同時に登場(上手側)。

皆美ちゃんとさほりちゃんは劇中衣装そのままだけど、真里ちゃんは赤のジャケット脱いでるから印象が違うし、由美子さんも白のブラウス脱いでるから水玉ワンピースでご登場。それさえ着替え始めようとしていたのか、舞台上でファスナーを自分で上げるあたりが、まぁなんと言うか相変わらずの漢前(爆)。

そんな感じで真里ちゃんと一緒にゴーゴーダンス踊ってました由美子さん。
最後は息が切れてた感じでしたが、一緒に両手上げて歌えてうれしかったなー。

そういや、大高さん用のギターがなかなか出てこなくて、

由美子さん「おかしいなぁ、何やってるんだろ」

危うくスタスタとギター探しに行っちゃいそうな感じでした(笑)

このアンコール、もはやなんでもありで、「歩く花」メンバーの客席下りがあって、節度のあるもみくちゃ(爆)でたいそう盛り上がりました(いつものルートのみなので後方席からは見ているだけでしたけども)。

・・・で、これで大阪楽でさえなく大楽ではもちろんないってどういう・・・

あととうとう3公演ですね。自分は行けませんが、素敵なエンディングになりますようにー。

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コメント

お疲れさまでした。カテコのリンダリンダが2回もあったのですか?
楽しそうでよかったですね。鉄パイプ持ち出したのでsか?明日は何をするのでしょう?
三上さんのブログに、ジョウジと三上さんと3人でロックな感じ?で写ってました。中の良いカンパニーで楽しそうですね由美子さん。
あと2回楽しんでこようと思います。
昨日はありがとうございました。

投稿: てるてる | 2012/07/30 02:59

ジョウジではありませんでした。りゅうじでしたね。由美子さん最初のロックな人たちに出ていたのですね。今日探してみます。

投稿: てるてる | 2012/07/30 07:18

てるてるさん>
最初のロックオーディエンスにいるとは思ってませんでした。見逃してちょっと悔しいです(笑)。

あのシーン、本当に総動員のシーンだったのですね。

投稿: ひろき | 2012/07/31 01:02

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