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『リンダリンダ』(2)

2012.6.26(Tue.) 18:30~21:15
紀伊國屋サザンシアター 10列20番台前半(上手側)

初日に続き2回目の観劇。

今週日曜から来週月曜にかけて、
休み・残業・観劇・残業・観劇・残業・観劇・実家・観劇
という、むちゃくちゃな(爆)スケジュールなので、元々入れてなかったこの日の観劇というのは結構なハードスケジュールを引き起こしました。

当初は次回は30日(土)マチネのつもりでしたが、なんか初回見て以来ブルーハーツが頭から離れない(笑)というわけで、行ってきました。

今のところ、明確に何かが変わったというところはない感じですが、笑いのスタートが早いところを見ると、リピーターがかなり多いようですね。

前回はキャスト別の感想を書いていなかったので、つらつらと。

○マサオ役/松岡充さん
今回の「リンダリンダ」初日で初見かと思っていたら、実は「nine the musical」で新妻聖子さんが奥様ルイーザ役を演じた時の主人公・グイード役が初見。というか豹柄の今回の衣装(衣装というのか・・・笑)がその時のイメージと違いありすぎてびっくりします。
松岡氏、客席降りがあるので通路際でタイミング良く手を出すとハイタッチしてもらえます。近くの方がそれはそれは華麗にこなしていて綺麗でした。

○ケン役/伊礼彼方さん
この1年で3作品目、なんかしょっちゅう拝見している印象がある伊礼氏。去年夏の「リタルダンド」で初見、その時は由美子さん演じる先輩に片思いな後輩でしたが、今回は由美子さん演じるお相手の人が積極的という、全く逆な恋人役。んで、その中間にこれまた新妻さんの弟役が間に挟まっていて、かつハムレットを殺しに行く役もあったわけで、もう何が何やら。
「リタルダンド」とある意味かぶる”昭和の男”全開です。
この日、2幕後半の「大事なものを抱えている」時に何と階段を踏み外し、上で見てたミキちゃんに「大丈夫なの?」と本気で心配されていました。本人は「あっぶねー」ってごまかしてましたが(笑)。

○ミキ役/星野真里さん
初見なのですが、今年春のキャラメルボックス公演「トリツカレ男」に客演・ペチカ役で出演。この作品は見なかったのですが、この役と今回の役両方見た知人曰く、「同一人物とは思えない」そうで(笑)。初日に比べるとちょっと台詞が早くなり出しているかも。バンドのマネージャー役。思ったより身長が高くなかったのと、いわゆる瞬発力系の台詞からして、なんか5年ぐらい前の由美子さんがいかにも演じていそうな感じの役ではありました。

○ナナミ役/佃井皆美さん
初見。今回、女性アンサンブルさんの中では一番良い役で、マサオのもう一つの顔の相手役。二重生活がばれたときのマサオの表情とミキのしてやったり的な表情が実は自分的にはツボな場所だったりしますが(爆)、JAE所属ということでアクション系の女優さんなんですよね。すらりとした長身(女優メイン3人では唯一背が高いのでその点で目立つ)が印象的。本人曰く「露出担当」らしいのですが、種明かしが何かといえば、2幕後半で、舞台上部でせくしー系ダンスを踊ってる方が実は佃井嬢だったりするんですね。

○カオリ役/高橋由美子さん
男性バンドのボーカル曲揃いの今回の作品で、女性なのに持ち歌かのように歌う姿がしっくりくる由美子さん。ブルーハーツの曲の旋律のきれいさそのままに素直な歌い声がかぶさるのは流石。相変わらず闇にすーっと吸い込まれる感じの歌声です。
音楽をフューチャーした音楽劇やミュージカルでは最近では「ロック・オブ・エイジス」がありますが、メロディーラインに決して逆らわないのがいいんでしょうね。
伊礼君とは「リタルダンド」以来で、今回も”姉さん”的な位置付けですが、某シーンの「なでなで」がどう見ても「ぽんぽん」に変わっていたのは・・・弟扱いも堂に入ってますな(爆)。




この日感じた、カオリとミキの話を少し。

この2人はお互いがどう感じていたかはともかく、ケンのことを思うというところに共通点がある・・・と初日は思っていたのですが、この日見ていると何かちょっと違和感があって。

それは、ケンのやろうとしていることにどう対応しようとしたかの違いで感じて。2人は元ドラマーのごんぱちに連絡を取って真意を確かめているという共通点があるのですが、どちらも常識人なのにかかわらず、取った行動は正反対。

カオリの立場は「ケンのためを思って止めたい、どんなことをしてでも止める」なのですが、ミキの立場はケンを止めていない・・・とふと考えていて「バンドのためを思って止めない」んだなということに思い至り。

ミキにとってはケンよりもバンド、だからこそケンが「ロックのためにこれはやらなきゃいけないんだ」ということに賛成してるんだということに気づき。

「どこまでも行けると思った」という対象が、カオリにとっては”ケンと”だったし、ミキにとっては”バンドと”だったんだろうなと思う。ただ実はミキはその「どこまでも行ける」がケンとマサオからの聞きかじりということに、どことなく危うさを感じはするのですが、その感覚をケンやマサオと共有できていない引け目を、何となくミキからは感じます。ミキも置いて行かれないように必死なんだろうなと。




この作品ラストには「客席と一緒にタイトルチューンを歌いましょう」大会があるのですが、何日目からか日替わりで担当が決まって客席を煽ることになったそうで。座長の松岡氏のご指名で、この日は「虚構の劇団」からの参加者3名がご指名。

大高氏と3名を残して、松岡さんが出したお題というのが、「新宿駅南口でギター片手に、目の前に小銭入れ置いて歌ってる大高さんと出会ったという設定でエチュード(演劇的即興)を30秒で」という・・・なんという無茶苦茶な(笑)

松岡さん「じゃ他の皆さまは捌けましょう。由美子さーん、帰らないでくださいね-」
由美子さん「お疲れさまでしたーーーー!」(会場内大笑)

・・・何ですかその清々しささえ感じる即答は(爆)

という小ネタも挟みつつ、3人は苦戦しつつもなんとかタイトルチューンに繋げてみんなで歌って幕。

ちなみに最後にセンターに捌けていった松岡氏、会場拍手で再び登場。

「いやー、拍手してくれて助かったよ-。真ん中にかっこよく捌けていって・・・と思ったら出口がなくて(会場内爆笑)・・・みんな出てくまで出てこられないかと思ってた」

というおまけ付き(笑)

次回は30日マチネです。

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