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『ワンダーガーデン』(2)

2012.3.13(tue.) 19:00~21:00
座・高円寺1 B列1桁番台

予定していた4月の新神戸・四華公演が仕事の都合で行けなくなって、東京公演を見れるだけ見ようと考えた、四華2回目。

本当はオリジナルメンバー(初演とキャスト交替)の四獣を見てから四華見たいのが山々なのですが、とにかくここのところのスケジュールの酷さからして、とにかく四獣と日程が全く合わない。

よって四獣の味を知らないままに四華2回目という仕儀と相成りました。

当日券でリピーター割引(半券提示で3000円で見られます)で、席は前から2列目。上手側端ということもあり、死角となるシーンもありますが、安い上、一度は見ていますから見えないシーンは想像で補完。

というかこの日、市村さん@東宝芸能さんもいらしたし、まみゅーん@元キャラメルボックスもいらしたし、おけぴの管理人さんもこの日だったんだなー、というかそういう日だったんですね。あ、粟根さんもこの日ですか。
(一人も気づかなかったということは内緒にしておこう)



四華のイメージを語彙化すると、

・チャーミングな天然長女

・クレバーな革新次女

・アクティブな要領三女

・ビビッドな玩具義妹

といったところでしょうか。

次女と三女が対極的な割にとても仲が良いのは、いい意味でどっちもアバウトな人物像だからというか。
長女と四女が堅物系というか。

このお芝居、四華については女性が女性も男性も演じて、かつ男性役は他の人の相手役になります。
後半、長女役のみっこさん(大森美紀子さん)に対してだけ、他メンバーが「千草早く出てきてよ~」といじってみっこさんが大慌てするシーンがあって、なんだかオカシイ。

で、その女性と男性の組み合わせが1と4,2と3なのですね。

大森美紀子さん演じる長女・千草の相手役は、義妹が男役として演じる、海軍士官・杉山(小椋あずささん)。

高橋由美子さん演じる次女・薫子の相手役は、三女が男役として演じる大村子爵(澤田育子さん)。

澤田育子さん演じる三女・葉月の相手役は、次女が男役として演じる詩人・石巻竜司(高橋由美子さん)。

小椋あずきさん演じる義妹・桜の相手役は、長女が男役として演じる画商・毛利洋平(大森美紀子さん)。

で、それぞれの組み合わせがいってこい(往復)みたいになるのかと思いきや、まるで似ても似つかない出来だから面白い。

物語は千草が嫁ぐところから始まっていますが(明治45年)、いやぁ、みっこさんのチャーミングさは永遠ですね。
何というか、嫌味がまるでないあの天然ぷり。そりゃ由美子さん演じる次女もいじりたくなりますわな。

この作品、基本はテンポ芝居なのでこの台詞量にしていかに噛まないかが勝負みたいになってますが、流れを切るような噛みはなくなってきた感じ。

テンポが切れない代わりに、物語としては繋がっているようで繋がっていなくて。
ただ、つらつら考えるに、四姉妹それぞれの「30年間大事にした部分」というのは、最終的な着地点を見せているのかなとは思った。

長女・千草が職業軍人の妻を全うし続けた30年を、軍人である夫が、否定しないことが優しさだったのだろうし、

次女・薫子がワンダーな庭を守り続けた30年を、遠く離れたとある人と会えたことで報われたのだろうし、

とか思うと、なんだかちょっとほんわかする。

やっぱりどうしても気になるのは由美子さん演じる薫子だなぁ。

何というか、男だてらに度胸がすわってて、誘導尋問されてもびくともしないとかいう設定が、薫子さんを演じている由美子さんとどうにもこうにも別人物に思えない(笑)。

それでいて大村子爵との会話シーンが中学生か?と思うようなういういトークになっていてこっちが赤面(爆)。

由美子さんに恋愛シーンは合わないんだよなぁ。正確には大人の恋愛シーンは合わないというか(悪い意味ではなく)。
イメージは「SHIROH」の寿庵のイメージとかぶるところが。

きっと、「自分で何でもできる」と思っていた薫子が、「でも相手に頼ってみよう」と思ったとき、きっと自分の中の、なくてもいい壁が崩れたんだろうなとは思う。



後半、カテコいわく「コント芝居」になっていたところがあって、

出会った頃の4人の写真を、桜が持ち出してみんなを呼ぶところがあるのですが(残り3人素直に呼ばれていかないところが妙におかしい・・・笑)、葉月が感想言うのに妙に噛み、何とまぁ薫子が「そんなに噛むのは気持ちが通じてないからじゃないの」みたいなアドリブツッコミ入れておりました。



カーテンコールの四獣メンバー呼び込みは日替わりのようで、この日は義妹役・小椋あずきさん。
「あんなこともこんなこともやっていただけるという、四人の獣の皆さんをお呼びしたいと思います」

んで四獣登場していつもの宣伝ですが、たしか大井さんだったかと思いますが、

「初演、20年前のパンフレットも販売・・・」

と言った途端に三獣・四華から総突っ込み(笑)

この作品の初演は四獣の皆さまの花組芝居所属20年記念作品ですが、さすがにこの作品は3年前です(笑)

ここ数日、アンケートを植本さんが読み上げる形式になったようで、

植本さん「『私も三姉妹で次女です。次女頑張れ』だそうです」

由美子さん「頑張ってますよぉー」

みたいなご機嫌モードでした。

ちなみに、この時植本さんから発表があったのですが、今日(3月14日)の回から、従来は四華の回に四獣が売り子に出ていたのですが、それに加え四獣の回に四華が売り子に出るそうです(全員じゃないそうですが)。
舞台転換は初日からそうですね。

その他お楽しみ諸々・・・だそうです。

えと、私は次いつ行くことになるのかしらん。

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