« 『Rock Of Ages』(2) | トップページ | 『ジキル&ハイド』(1) »

『Rock Of Ages』(3)

東京国際フォーラムホールC
2011.11.5(Sat.) 13:00~15:40
6列20番台後半(センターブロック上手側)
2011.11.6(Sun.) 17:00~20:00
10列10番台後半(下手通路際)

あっという間に終わったROA東京公演。
前々楽と、東京楽を見に行ってきました。

5日の公演は、とにかく前方で見たくて各所巡回していて見つけた6列目、実は西川さんのFC席だったりします。
下手側(由美子さん定位置)をどうしても見つけたかったのですが叶わず、かつ対角線的に下手側を見ると、ちょうど目の前が座高の高い女性で、ということでちょっと残念な席。

とはいいつつ、実は音響最高なんですね、ここ。
何カ所か行き来しましたが、西川さんFC席のこのあたりに音響のメインを持ってきているようで、明らかに聞こえ方が違う。マイク乗りが比較的に厳しい島谷さんでさえきっちり聞こえるのですから、西川さんはもちろんのこと、明星さん、綜馬さん、misonoさん、そしてもちろん由美子さんといった伸び声系の皆さまの声の入り方と言ったら凄いものがあります。

西川さんはライブ系の声で堪能したのですが、この中ではmisonoさんの声が大音響にするとちょっときつい。とにかくマイクも上げ放題上げているので、耳につーんと来るんです。曲もキャッチーでパワフルな曲ばかりで、自然に手拍子で盛り上げるのではありますが、やっぱりその辺は歌手なんだなと。いくら音量を上げても不快な音にならなくて、むしろ迫力が出る綜馬さん、由美子さんはやっぱり舞台発声なんだなと。由美子さんも以前から「キンキン声」と言われて久しいのですが、少なくとも今回に関しては迫力が勝ったというか、腹から声出しているんですよね・・・というのを実感したのでした。

幕間で「misonoさんは元々歌手だし」と言っていたんですが、それを言うなら由美子さんも元々歌手でして、綜馬さんとはルートが違うんですけどね。

由美子さんはミュージカルの世界ではむしろ「ミュージカル的じゃない歌唱」という捉えられ方をすることが多いので(基本的に「芝居歌」の人)、今回の舞台で「ミュージカル的」という感想を多く聞いたのは、色々な意味で意外な感がしました。

ところで、この日の公演はFC席ということで、欲しかったFC特典の引換もしたりして(西川さんソロ写真2枚(これは5パターンあるらしくランダム)+全員勢揃い写真1枚(JR駅に掲示されていた写真))、随分とお上りさん気分(笑)だったのですが、お上りさんついでに前方席特典のアジビラももらえました。これ、枚数少なくて6列目あたりまでしかもらえないんですよね、しかも通路際限定。
ちなみに、噂で聞いていたとおり、ローマ字表記で「machi wo Sukuo!」(街を救おう!)のB5わら半紙でした。



6日夜はあっという間に来た感じの東京千秋楽。

何しろ1曲目前から手拍子開始という、超臨戦態勢で盛り上がりまくり。
聞いたら3日のマチネもこんな状態だったらしいのですが(ちなみに3日マチネはカーテンコールで座長に無茶振りされて由美子さんが挨拶したそうです)、面倒なこと考えずに盛り上がったもんがち、は分かるのですがそれならこの舞台、スタンディングで盛り上がるのが本来の姿なのではと・・・。

知り合いが言っていたのですが、ライブハウスで拳突き上げまくりが一番楽しいかも、と言っていたことに同意でした。
東京国際フォーラムホールCって、コンサートでも使われはしていますが、座って見る会場ですからね。

この日はキャスト陣アドリブしまくりですが、なかなかだったのは島谷ひとみ嬢。

バーボンルームのテーブルでドリューに突っ込まれるシェリー。
好きなバンド名をドリューに聞かれて、自分では答えずに

 シェリー「じゃああなたはどのバンドが好きなの」
 ドリュー「(バンド名答える)」
 シェリー「私もそのバンドが好きだったの」←ぬけぬけと(笑)
 ドリュー「じゃぁ好きな曲は」
 シェリー「ドリューが好きな曲は何なの」
 ドリュー「(曲名答える)」
 シェリー「私もその曲大好き」←ぬけぬけと(笑)
 会場「(笑)」

・・・・・結構こなれましたな、ひとみちゃん。
これだと何一つ覚える必要ないもん(笑)。

ここでこれだけ長いので、アーセナルの前座に立候補するときのドリューとデニスとロニーの会話なんか、ロニーが「今日はいつもよりずっと長いよ。先進めようよ(笑)」ってぐらい長い。結構面白かったんだけど文字にするときっと面白くないんだろーなーとか思ってたら見事に忘れました(笑)。

なんかデニスが鼻に付けて遊んでたな。

個人的にヒットだったのはドリューとシェリーが再会して痴話げんかしてるシーン。

 シェリー「あなた私のこと『ただの友だち』って言ったじゃない」
 ドリュー「言ってない」
 ロニー「言ったよ(ぬーっと出てきて)
   僕はね、『嘘つきと、”僕の顔のことを濃い”』と言う奴は嫌いなんだ」
 (会場内大爆笑)

一瞬二の句が継げなかったドリュー。
「だって濃いじゃないか」
ぐらい言っても良かったのに(笑)

2幕のハンストシーンではとうとうデニス&ロニーがワ・ギーナにロックオン。

 ロニー「ワギーナは物真似が上手いんだよ(会場内大拍手)」
 ワギーナ「え、どうしよう・・・「しょーしゅーりきーーーー」」(会場内大拍手)

というオチでございました。

そしてこの日、千秋楽の席は10列目の下手側通路際。
ここ、恐らく全席の中で音響を除く全てが最良に属するのではないかと思うのです。

a.そもそも由美子さん定位置の下手側のポジションを遮る視界が何もない
 (たまたま前列が子供さんだったのでなおさら何も遮らない)
 ・・・視界的には一番満足いく回でした。

b.気づくとシェリーが後ろからゆっくりと歩いてくる
 (由美子さん登場シーンの直前。街中を彷徨っているところ)

c.気づくとドリューが前からダッシュで突っ走ってくる
 (シェリーを探しに突っ走る)

d.気づくとワギーナとフランツがチョコレート談義をしながら後ろからゆっくりと歩いてくる
 (チョコレートで大事なのはカカオじゃないんだって。知ってた?(笑))

e.気づくとジャスティスの号令でクラブのお姉ちゃんが踊りに来る
 (明星さんと思われますが、思いっきりあたしゃの膝の上に座って腰を振って行かれました(驚))

f.気づくとデニスが前から後ろから突っ走ってくる
 (本編最後、デニスは2階席まで煽りに来るんですよね。よく間に合うと思う・・・このホールの2階席と1階席ってそうとう距離あるのに)

あらゆる意味でお得感満載の席でございました。



最後の曲、Journeyの「Don't Stop Believing」の途中から客席の一部が立ち始めてそこからは歯止めかからずに大盛り上がり大会。もはや乗ったもんがちで、とてつもなく楽しかった-。

西川氏からの挨拶にこんなのが・・

「実はキャストの中に、『どうしても物真似したい。私の方が上手い。させてくれなきゃ大阪に行かない(笑)』と言っている者がおりまして」

会場内の大注目を浴びる対象者発表が西川さんから・・・

「シェリー役の島谷ひとみ!」

会場内やんやの大拍手。(うちのご贔屓さんだったらどうなるかと思った(爆))

島谷さん「物真似って言ったら『消臭力』やるしかないやん~」

・(色々迷って)

島谷さん「じゃぁ『歌っている西川さん』の物真似やります」

と言って出てきたのが、髪を振り乱して踊る西川氏の真似。

・・・前方席の皆さまも笑っていらっしゃいましたが、
ライブを見たことがない自分ですが特徴はよく表現されていたかと。

ちなみに袖ではカンパニーみなさん、島谷さんのこの物真似に『似てる~』と絶賛の嵐(爆)だったそうで、西川氏いわく「俺ってあんな風に歌ってるんだ~」とちょっと凹んでおられました(爆)。

ちなみにここで

西川さん「助けなんていらない!」

ってやってたシェリーの物真似には、キャストのほとんどが首をかしげていたという(爆)

西川さん&島谷さんが残って、「2人で消臭力やる」ネタは、すったもんだの末に島谷さんがイントロ始めたら、舞台上段に山崎裕太さんが・・

またもや西川さんのお株奪って「消臭力~」ってやって西川さん呆然。
あ、これ一度とならず2度目です見たの。



ED「Don't Stop Believing」では、なだぎさん演じる天使が宙を飛びますが、2階客席煽り役の川平さんをも除けば、その他の人で唯一違う動きをするのが由美子さん。途中から階段登って上の通路に上がり、派手にシャウトした後にまた戻ってくるのですが、階段に行く時に、シェリー役の島谷さんとハイタッチしてたのがなんだか嬉しかったな-。

この日はカーテンコールで出てきた後に、島谷さんにガッツポーズで応えてて、その後肩を抱いてぽんぽんってやってたのが凄く萌えた。

その「ぽんぽん」が、言葉じゃなくて「頑張ったね」という感じの優しいさまで、普段カーテンコールの定位置が隣じゃなかった(デニーとドリューが間に入っていて、さらにバンドメンバーが入っていた)から仲々実現できなかったから、嬉しかったです。

5日マチネでもカテコで由美子さんが島谷さんの肩抱いているシーンはあったので(この時が初見)、その時点でかなり満足したのですが。



キャストそれぞれが持ち味を出し切った感じのあるこの作品。

キャスティングをいかにも「分かった」方がやった感じがあり(西川氏のご指名のようにも思えますが)、それぞれに”美味しい”ところがあったお得な作品でもありました。
思ったよりずっと楽しめて良かったです。

由美子さんの歌声も、今までの常識の限界をちょっと飛び越えた感じがあったのがとても嬉しかったです。妖艶で迫力ある歌声、確かに「今までにない魅力」でした。

東京が終わっちゃったのは残念だけど、この素晴らしいカンパニーが無事完走できますようにお祈りしています。

|

« 『Rock Of Ages』(2) | トップページ | 『ジキル&ハイド』(1) »

コメント

楽しかったですね。西川さんが挨拶で評論家からは評判悪い?かもしれないが見たいなこと言っていましたっけ?あれはミュージカルというより、ライブみたいでしたね。その中で由美子さんは、ミュージカルをやってました。サントラ番出してほしい。

投稿: てるてる | 2011/11/07 02:33

てるてるさん、こんばんわ。

「こういった作品は演劇評論家さんとか見にも来ない、でもそれでいい、音楽に力をもらいたい、そういう人たちのためにやっている」でしたか。

きっとそんなご自身のわがまま(とご本人がおっしゃっていましたが)を成就できる数少ない人なのだろうなとは思いましたし、たまにはそんな方のおこぼれもらって、美味しい役に没入するのもオツなものかと。

サントラ欲しいですよね。
あ、願っているだけじゃ叶わないんだった・・・。

投稿: ひろき | 2011/11/08 02:19

小倉行くことにしました。
自分ながら呆れてしまいます。
サントラほしいよ、再演はしなくてもいいから由美子さんの部分だけでいいから
なんて虫のいいことはないですね。
ライブやってほしいですね。浅香ゆいだってライブやるのに・・・ね。

投稿: てるてる | 2011/11/08 21:22

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74093/53182496

この記事へのトラックバック一覧です: 『Rock Of Ages』(3):

« 『Rock Of Ages』(2) | トップページ | 『ジキル&ハイド』(1) »