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2011年11月

『LOVE LETTERS』(1)

2011.11.24(Thu.) 19:00~21:25
パルコ劇場 D列20番台前半(センターブロック上手側)
22nd Season (Vol.405)

植草克秀さん:アンディ
高橋由美子さん:メリッサ

念願の「LOVE LETTERS」への高橋由美子さんの登場。

以前からずっと出て欲しいと願っていたのですが、今回は夏公演「リタルダンド」の出演もあってか出演が決定。
座り位置もメリッサが上手側ということでイタレリーツクセリー(著作権略)。

とはいいつつ、実はこの作品、これだけ長く上演され続けていながら、私自身はこの日が初見。坂本真綾さん、新妻聖子さんといった興味を惹かれた出演者もいたのにもかかわらず、なぜかこの日まで温存。

ゆえに、「そもそもどういう物語なのか」「そもそもどういう役どころなのか」という情報はほとんど入れずに観劇。ですから他キャストと比べてどうこうという表現は一切ありません。

アンディとメリッサの50年の物語。
「手紙」で結ばれる「幼なじみの心のぶつかり合い」が実は「心の通じ合い」だったと思わせる物語。

2人してちょっと台詞を噛みすぎなところは気になりはしたのですが、というか固有名詞がたどたどしい時点で、台本を先読みしていないのがもろバレだったりします(笑)。
どうなることかとヒヤヒヤしているうちに一幕終了。

この作品、通常なら120分の作品なのですが、一幕終了時点で70分ということで、一幕はペースがゆっくり目というか、たっぷり間を取った感じの展開。
15分休憩後、最後は145分だったので、結果からすると二幕はオンタイム進行だったようです。

この作品を以前見た知人から「メリッサって本当にどうしようもない女性だよ」と言われていたんですが、一幕ちょっと見た時点でその理由はすぐに分かり(笑)、いやぁこれ普通に演じるとただの嫌な女性だよなとか、男性サイドからは思ってしまうのですが、そこはさすがは由美子さんというか、台本に忠実に沿いながらもぎりぎりのところで踏みとどまり、「メリッサ」でありながら「嫌なメリッサ」になっていないところが流石。

奔放であり、寂しがり屋であり、かまってもらいたがり、それゆえに気持ちが不安定になる彼女の様を、時に大胆に、時に弱々しく見せていたあたりは、正直、予想よりずっと良くて。特に最後に至るシーンのメリッサの心の動きと来たらそれはもう胸に痛いほどで。

アンディ、それは人としてどうなのよという思いと、男として分からないではないけどさ、みたいな思いが交錯する不思議な時間。アンディの最後の手紙は「それはいくらなんでもご都合主義的だろう」とか思うんですが、それに対してのメリッサの言葉が、いかにも由美子さんのメリッサという感じで、本当に言葉に暖かさを埋め込むの上手いんだよなぁ。

由美子さんの台詞をずっと聞いていて思うのは、いわゆる仕込みのような技術的なところを、包み込むように和らげて出す、テクニックとまた別物の温かさ。「ガイズ&ドールズ」だったり、「Rock Of Ages」だったり、「モーツァルト!」だったり。その台詞であり歌声があるから、やっぱり何度聞いてもいいと思うんだろうなと。

由美子さんの朗読劇は「苦情の手紙」(2009年2月、銀座博品館劇場)以来2度目ですが、その時よりもずっと女優としてのメリットを最大限活かした役作りという感じで、予想外の収穫でした。足の動きで焦れている様子を表現するあたりとか、声色を威嚇モードに変えてアンディをマジ怯えさせるところとか(笑)、水を小道具と化して勢い付けて言葉を発するとか、できること総動員してやっていた感じが、由美子さんの売りの「動」の部分と上手く組み合わさって素敵。

お相手の植草さんはそんな由美子さんに怯えている時もありつつ、とても受け上手で良いバランスだなぁと。少年隊のお3方とこれで2人目の共演ですが(初共演は去年の「ガイズ&ドールズ」で錦織一清さんと)、実は年代が違うのにこの相性の良さときたら不思議以外の何物でもないです。ただ由美子さんは基本、年齢が少し離れた年上の方と組むのが一番しっくりくるんですよね(「SHIROH」の上川隆也さんとか好例)。

キャスト写真入りのパンフレットは次回公演で出るんだそうで、今回の場合は来年夏。その代わりにキャストコメント入りのリーフレット(100円。パンフレット等購入の方には無料添付)があることを知り合いに教えてもらい、無事get。何もないと寂しかったので嬉しかったです。



終演後カーテンコールでは、由美子さんは笑顔で登場。
植草さんに手を差し出してエスコートしてもらっていましたが、いつから由美子さんのカーテンコールは笑顔バージョンになったのでしょうか(笑)。
いや無論その方がとてつもなく良いのですが、本人的にもしやとても満足?
1日1回限りだから開放感に溢れ、なのかもしれませんが、今までは楽日でもそこまで笑顔じゃなかったし(爆)。

植草さんにエスコートされつつ、半ばスキップで可愛く去っていく由美子さんの姿に撃沈しました(笑)。

同じペアでの再登場というのはあまりないようですが(それでも過去には20演という途方もない組み合わせがあります。別所哲也さんと古村比呂さん)、植草さんとの組み合わせは是非他の作品で見てみたいし、この作品としては是非他の方とも見てみたいです。
共演経験のある方だと、以前共演希望を出してくれていた泉見洋平さんとか、今期2度目の登場となる岡田浩暉さんとか。

無理なの分かっているけど、「私の頭の中の消しゴム」、由美子さんで見てみたいんだよなー。今やると「リタルダンド」のスピンオフみたいだけど(爆)。



11/26追記
そういえば、「ワンダーガーデン」(2012年春公演)の次の由美子さんの作品が決まったようです。
音楽劇「リンダリンダ」の再演。2012年6月~8月の上演。
共演は松岡充さん、伊礼彼方さん、星野真里さん、丸尾丸一郎さん、大高洋夫さん。
あ、「リタルダンド」ペア再び(笑)。

今年から数えると、ウィーンミュージカル→ストレート→音楽劇→ロックミュージカル→ストレート→音楽劇と、実に振り幅が興味深いです。

たしか劇団HOBOが夏と言っていたような気がするんで、バッティングだけが気がかり。
「Rock Of Ages」でサードステージさんから花が来てた理由はこれだったんでしょうね。
サードステージさん=第三舞台
この「リンダリンダ」、演出が第三舞台の鴻上さんです。

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『ジキル&ハイド』(1)

2011.11.15(Tue.)12:00~12:40
東京會舘9階ローズルーム

製作発表に行ってきました。
オーディエンス100組200名、そのうち東宝さん募集の30組60名に応募しましたが、物の見事に玉砕。
しかしながら当選の方のご厚意で、「お連れ様」として参加してきました。

東京會舘での製作発表参加は去年9月の「プライド」以来
(この時は12階のロイヤルルーム)。

キャスト一新の今回、登壇者は上手側からキャスト3名、
笹本玲奈さん(エマ・カルー役)、石丸幹二さん(ジキル博士、ハイド氏の2役)、濱田めぐみさん(ルーシー役)、演出の山田和也さん。

それにしても山田さんよく働きますよね。
この後行った帝劇地下に貼ってあった「ニューヨークに行きたい!」も「ダンス・オブ・ヴァンパイア」も山田さん演出。
ご本人自ら「来た仕事を断らない主義」とおっしゃってはいましたが、それやると破滅するんですよね(自分のことだけど・・苦笑)。

ご挨拶→質疑応答→歌唱披露で合わせて40分。
ご挨拶と歌唱披露はホリプロさんがyoutubeに公開されていますので省略するとして・・・

動画→こちら(音出ます注意)

歌唱披露はエマ(笹本さん)&ルーシー(濱田さん)の「その目に」とジキル(石丸さん)の「時が来た」の2曲。

「その目に」は濱田さん演じるルーシーが上手側、笹本さん演じるエマが下手側。

濱田さんの歌う様を見るのは実は初めてなのですが(Defanity Gravityなら音源で何十回も聞いていますが)、さすがはパワフル。
当たり役と言われた前任のマルシアさんを継ぐだけのことはある圧巻さ。

玲奈嬢のルーシーもいつかは見てみたい気もするけれども、エマ役が公演を重ねるごとにどんどんキャストがハイクラスになっていくのも不思議な感じ。

ちなみに最初は茂森あゆみさん、次が鈴木蘭々さんで、その次の前任が知念里奈さん、で今回が笹本玲奈さん。エポキムの2人が直近2人ですから。

このエマという役、演出の山田さんいわく「この作品の中で唯一最後まで自分をまっすぐ確立している必要のある『芯』の役。笹本さんは何度も別の作品でご一緒していますが、意外と『強情で頑固』じゃないかと思うので、そんな芯を表現してくれるものと思っています」というようなコメントが。

ちなみにそう言われた玲奈嬢、「演出家って怖いと思いました(笑)。見抜かれているという感じですね」という感想を返していました。

玲奈嬢といえば、キャスト紹介されるときに「男だったらジキルを演じたいとおっしゃっていた笹本さんですが」と司会者に言われて会場内の笑いを誘っていました(しかも登場シーンからそれです)
これ、ジキハイのキャスト動画で話してましたね。

演出家のキャストいじりで言えば、
「ルーシーはエッチに演じて欲しい。」

濱田さんがどう答えていいか困っていると

「役としてですからね。私がってことじゃないですからね。私は職務に忠実なだけですからね(笑)」と言って会場内の笑いを根こそぎ持って行った山田さん。キャストもみんな笑ってましたが玲奈ちゃんも笑ってましたな-。山田さんとは付き合い長いですからねー。

山田さんが仰った言葉の中で一番印象的なのが「この3人、そして他のカンパニーのみんなにも『不安も不満もない』」と断言していたこと。
実際に歌を聞いても思うのですが、この時点にしてこの完成度ですから。

まだ動画では流れていませんが、石丸さんの「時は来た」も素晴らしかったです。
鹿賀さんでのこの曲はコンサートでしか聞いたことがないのですが、石丸さんの味も出しつつの切れのある、パワーのある歌声は流石でした。
鬚を生やしているのはロダン仕様かと思いますが・・・・(爆)。

質疑応答の中で面白かった物をいくつか。

「ご自身が『ジキルとハイド』のような二重人格を感じる部分はありますか」
との問いに対して。

石丸さん「車に乗るとハイドになります。」
 という言葉の後、「安全運転です!」と必死にフォロー(笑)

濱田さん「稽古が終わった後の自主稽古とか、深夜の体操とか始めると、周りが見えなくなって止め時に困る」(笑)

笹本さん「自分では余り分からないのですが、マネージャーから聞いた話だと、舞台上の私と普段の私は全然違うみたいで、舞台降りたらなんかまったりしてますね」

「キャストお互いの印象は」
との問いに対して。

石丸さん「笹本さんも濱田さんお二人とも自分を動かしてくれる、とてもエネルギーのある女優さん。いいパワーをいただいています。」

濱田さん「笹本さんとは初めてですが、歌声を合わせたときに気持ちを合わせられて良かった。前から舞台で拝見していたので一緒にできて嬉しい。石丸さんとは何度も共演していたので安心できる。また新しい関係が作れたらいいと思う。」

笹本さん「濱田さんは何度も舞台で拝見していて、今回ご一緒できて嬉しい。濱田さんもおっしゃっていましたが一緒に声を合わせたときに、役柄のヒントをいただいた気がしました。石丸さんとは前回共演したときに『ポイッ』と捨てられる役だったので(会場内爆笑)、今回婚約者に昇格できて嬉しいです」

ちなみにこれが記事になるとこうなったりする→こちら

(引用)
エマ役の笹本は、以前石丸と共演した際、
「(石丸に)それはもうひどい捨てられ方をされた」役だったと恨み節

(笑)受ける印象違うなー。

・・・意外や意外、玲奈ちゃんがオチ総ざらいでした。
ホリプロさん作品ということもあってnon緊張という感じでもありました。
んで衣装。出てきた瞬間から思ってましたが、まんま、マリアン@ウーマン・イン・ホワイトですね・・・

キャストの皆さん口々におっしゃっていましたが、「音楽の力で魂が持って行かれるような感じ」というのはまさにその通りで、この動画が何よりの宣伝、と断言できる素晴らしい作品。今のところ1回しか押さえてませんが、増やすことになりそうです。

ちなみにこの日、オーディエンスは退場後、「本日のご来場特典として、『本日の記者会見写真付きの』チケット販売を行なう」との告知が流れて思わず苦笑しました。そこまでダイレクトに販促だったのは初めて見ました(笑)。

私ですか、意外に踏みとどまりました。そんな自分の不義理さに懺悔。
ごめんなさいエマさん(爆)。

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『Rock Of Ages』(3)

東京国際フォーラムホールC
2011.11.5(Sat.) 13:00~15:40
6列20番台後半(センターブロック上手側)
2011.11.6(Sun.) 17:00~20:00
10列10番台後半(下手通路際)

あっという間に終わったROA東京公演。
前々楽と、東京楽を見に行ってきました。

5日の公演は、とにかく前方で見たくて各所巡回していて見つけた6列目、実は西川さんのFC席だったりします。
下手側(由美子さん定位置)をどうしても見つけたかったのですが叶わず、かつ対角線的に下手側を見ると、ちょうど目の前が座高の高い女性で、ということでちょっと残念な席。

とはいいつつ、実は音響最高なんですね、ここ。
何カ所か行き来しましたが、西川さんFC席のこのあたりに音響のメインを持ってきているようで、明らかに聞こえ方が違う。マイク乗りが比較的に厳しい島谷さんでさえきっちり聞こえるのですから、西川さんはもちろんのこと、明星さん、綜馬さん、misonoさん、そしてもちろん由美子さんといった伸び声系の皆さまの声の入り方と言ったら凄いものがあります。

西川さんはライブ系の声で堪能したのですが、この中ではmisonoさんの声が大音響にするとちょっときつい。とにかくマイクも上げ放題上げているので、耳につーんと来るんです。曲もキャッチーでパワフルな曲ばかりで、自然に手拍子で盛り上げるのではありますが、やっぱりその辺は歌手なんだなと。いくら音量を上げても不快な音にならなくて、むしろ迫力が出る綜馬さん、由美子さんはやっぱり舞台発声なんだなと。由美子さんも以前から「キンキン声」と言われて久しいのですが、少なくとも今回に関しては迫力が勝ったというか、腹から声出しているんですよね・・・というのを実感したのでした。

幕間で「misonoさんは元々歌手だし」と言っていたんですが、それを言うなら由美子さんも元々歌手でして、綜馬さんとはルートが違うんですけどね。

由美子さんはミュージカルの世界ではむしろ「ミュージカル的じゃない歌唱」という捉えられ方をすることが多いので(基本的に「芝居歌」の人)、今回の舞台で「ミュージカル的」という感想を多く聞いたのは、色々な意味で意外な感がしました。

ところで、この日の公演はFC席ということで、欲しかったFC特典の引換もしたりして(西川さんソロ写真2枚(これは5パターンあるらしくランダム)+全員勢揃い写真1枚(JR駅に掲示されていた写真))、随分とお上りさん気分(笑)だったのですが、お上りさんついでに前方席特典のアジビラももらえました。これ、枚数少なくて6列目あたりまでしかもらえないんですよね、しかも通路際限定。
ちなみに、噂で聞いていたとおり、ローマ字表記で「machi wo Sukuo!」(街を救おう!)のB5わら半紙でした。



6日夜はあっという間に来た感じの東京千秋楽。

何しろ1曲目前から手拍子開始という、超臨戦態勢で盛り上がりまくり。
聞いたら3日のマチネもこんな状態だったらしいのですが(ちなみに3日マチネはカーテンコールで座長に無茶振りされて由美子さんが挨拶したそうです)、面倒なこと考えずに盛り上がったもんがち、は分かるのですがそれならこの舞台、スタンディングで盛り上がるのが本来の姿なのではと・・・。

知り合いが言っていたのですが、ライブハウスで拳突き上げまくりが一番楽しいかも、と言っていたことに同意でした。
東京国際フォーラムホールCって、コンサートでも使われはしていますが、座って見る会場ですからね。

この日はキャスト陣アドリブしまくりですが、なかなかだったのは島谷ひとみ嬢。

バーボンルームのテーブルでドリューに突っ込まれるシェリー。
好きなバンド名をドリューに聞かれて、自分では答えずに

 シェリー「じゃああなたはどのバンドが好きなの」
 ドリュー「(バンド名答える)」
 シェリー「私もそのバンドが好きだったの」←ぬけぬけと(笑)
 ドリュー「じゃぁ好きな曲は」
 シェリー「ドリューが好きな曲は何なの」
 ドリュー「(曲名答える)」
 シェリー「私もその曲大好き」←ぬけぬけと(笑)
 会場「(笑)」

・・・・・結構こなれましたな、ひとみちゃん。
これだと何一つ覚える必要ないもん(笑)。

ここでこれだけ長いので、アーセナルの前座に立候補するときのドリューとデニスとロニーの会話なんか、ロニーが「今日はいつもよりずっと長いよ。先進めようよ(笑)」ってぐらい長い。結構面白かったんだけど文字にするときっと面白くないんだろーなーとか思ってたら見事に忘れました(笑)。

なんかデニスが鼻に付けて遊んでたな。

個人的にヒットだったのはドリューとシェリーが再会して痴話げんかしてるシーン。

 シェリー「あなた私のこと『ただの友だち』って言ったじゃない」
 ドリュー「言ってない」
 ロニー「言ったよ(ぬーっと出てきて)
   僕はね、『嘘つきと、”僕の顔のことを濃い”』と言う奴は嫌いなんだ」
 (会場内大爆笑)

一瞬二の句が継げなかったドリュー。
「だって濃いじゃないか」
ぐらい言っても良かったのに(笑)

2幕のハンストシーンではとうとうデニス&ロニーがワ・ギーナにロックオン。

 ロニー「ワギーナは物真似が上手いんだよ(会場内大拍手)」
 ワギーナ「え、どうしよう・・・「しょーしゅーりきーーーー」」(会場内大拍手)

というオチでございました。

そしてこの日、千秋楽の席は10列目の下手側通路際。
ここ、恐らく全席の中で音響を除く全てが最良に属するのではないかと思うのです。

a.そもそも由美子さん定位置の下手側のポジションを遮る視界が何もない
 (たまたま前列が子供さんだったのでなおさら何も遮らない)
 ・・・視界的には一番満足いく回でした。

b.気づくとシェリーが後ろからゆっくりと歩いてくる
 (由美子さん登場シーンの直前。街中を彷徨っているところ)

c.気づくとドリューが前からダッシュで突っ走ってくる
 (シェリーを探しに突っ走る)

d.気づくとワギーナとフランツがチョコレート談義をしながら後ろからゆっくりと歩いてくる
 (チョコレートで大事なのはカカオじゃないんだって。知ってた?(笑))

e.気づくとジャスティスの号令でクラブのお姉ちゃんが踊りに来る
 (明星さんと思われますが、思いっきりあたしゃの膝の上に座って腰を振って行かれました(驚))

f.気づくとデニスが前から後ろから突っ走ってくる
 (本編最後、デニスは2階席まで煽りに来るんですよね。よく間に合うと思う・・・このホールの2階席と1階席ってそうとう距離あるのに)

あらゆる意味でお得感満載の席でございました。



最後の曲、Journeyの「Don't Stop Believing」の途中から客席の一部が立ち始めてそこからは歯止めかからずに大盛り上がり大会。もはや乗ったもんがちで、とてつもなく楽しかった-。

西川氏からの挨拶にこんなのが・・

「実はキャストの中に、『どうしても物真似したい。私の方が上手い。させてくれなきゃ大阪に行かない(笑)』と言っている者がおりまして」

会場内の大注目を浴びる対象者発表が西川さんから・・・

「シェリー役の島谷ひとみ!」

会場内やんやの大拍手。(うちのご贔屓さんだったらどうなるかと思った(爆))

島谷さん「物真似って言ったら『消臭力』やるしかないやん~」

・(色々迷って)

島谷さん「じゃぁ『歌っている西川さん』の物真似やります」

と言って出てきたのが、髪を振り乱して踊る西川氏の真似。

・・・前方席の皆さまも笑っていらっしゃいましたが、
ライブを見たことがない自分ですが特徴はよく表現されていたかと。

ちなみに袖ではカンパニーみなさん、島谷さんのこの物真似に『似てる~』と絶賛の嵐(爆)だったそうで、西川氏いわく「俺ってあんな風に歌ってるんだ~」とちょっと凹んでおられました(爆)。

ちなみにここで

西川さん「助けなんていらない!」

ってやってたシェリーの物真似には、キャストのほとんどが首をかしげていたという(爆)

西川さん&島谷さんが残って、「2人で消臭力やる」ネタは、すったもんだの末に島谷さんがイントロ始めたら、舞台上段に山崎裕太さんが・・

またもや西川さんのお株奪って「消臭力~」ってやって西川さん呆然。
あ、これ一度とならず2度目です見たの。



ED「Don't Stop Believing」では、なだぎさん演じる天使が宙を飛びますが、2階客席煽り役の川平さんをも除けば、その他の人で唯一違う動きをするのが由美子さん。途中から階段登って上の通路に上がり、派手にシャウトした後にまた戻ってくるのですが、階段に行く時に、シェリー役の島谷さんとハイタッチしてたのがなんだか嬉しかったな-。

この日はカーテンコールで出てきた後に、島谷さんにガッツポーズで応えてて、その後肩を抱いてぽんぽんってやってたのが凄く萌えた。

その「ぽんぽん」が、言葉じゃなくて「頑張ったね」という感じの優しいさまで、普段カーテンコールの定位置が隣じゃなかった(デニーとドリューが間に入っていて、さらにバンドメンバーが入っていた)から仲々実現できなかったから、嬉しかったです。

5日マチネでもカテコで由美子さんが島谷さんの肩抱いているシーンはあったので(この時が初見)、その時点でかなり満足したのですが。



キャストそれぞれが持ち味を出し切った感じのあるこの作品。

キャスティングをいかにも「分かった」方がやった感じがあり(西川氏のご指名のようにも思えますが)、それぞれに”美味しい”ところがあったお得な作品でもありました。
思ったよりずっと楽しめて良かったです。

由美子さんの歌声も、今までの常識の限界をちょっと飛び越えた感じがあったのがとても嬉しかったです。妖艶で迫力ある歌声、確かに「今までにない魅力」でした。

東京が終わっちゃったのは残念だけど、この素晴らしいカンパニーが無事完走できますようにお祈りしています。

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『Rock Of Ages』(2)

東京国際フォーラムホールC
2011.10.30(Sun.)13:00~15:30 1階9列20番台後半(上手側)
2011.11.1(Tue.)19:00~22:15 2階10列前半番台(下手側)

2回目、3回目観劇。
さすがにここまで来るとロックが頭の中に馴染んでくるという感じで、これに加えて某動画サイトの予習動画(全編で82分)も聞いたせいもあるのか、ずいぶんしっくり来てきました。芝居と言うよりはライブという感じですが。

書き留めておかないと忘れてしまいそうなので、由美子さん登場曲をリストアップ。

●M1/Just Like Paradise-David Lee Roth
全員勢揃いのこの曲。
この曲、サビからの転調好きなんだよなぁ。
舞台上部の勝手に通称「バリケードの桟橋」(←作品違う)を通ってど派手衣装で登場する由美子さん演じるジャスティス。1回目の公演はここが歌い始めになるから声がちょっと張っていないことも。2回公演の1日ソワレがそんな感じでした。
そのまま舞台上には降りずに反対側へ捌けて終了。ここから30分間の休憩に入ります。

●M14/Harden My Heart-Quarterflash
曲のスタートが妙に日本風な印象を感じるんですが、島谷さん演じるシェリーの哀しみを表現した歌い出しに対して、途中から由美子さんの歌がかぶさる曲。

西川さん演じるドリューに「ただの友だち」と言われて傷心のシェリーが街中を彷徨う中で、ストリップクラブのママさん、ジャスティスに拾われるシーン。
なんか某作品でも同じようなシーンがあったような気もしますが・・・

●M15/Shadows Of The Night w-Pat Benatar
ジャスティスがシェリーを歌声で説得するシーンですが、マイクの音量を上げているとはいえ、元の歌声が舞台発声だからこその重量級の歌声。1幕のエネルギーがほぼ全部ここに注ぎ込まれているであろうシーン。

●M16/Hear I Go Again-Whitesnake
1幕最後を飾る全員登場曲。この最後、手をひらひらさせるシーン、日ごとに川平氏が長くしているゆえ、キャスト陣は顔色変えないようにするのに必死だそうな(笑)。

●M18/Any Way You Want it-Journey
今回の作品で私的ベスト1に挙げるならこの1曲。

由美子さん演じるママさんがダンサーをバックに格好良く!ってだけでもう痺れまくりなわけですが、なぜこれをアデレイドでやれなかったのでしょう某演出家さん。

由美子さんはコメディエンヌ方面に行かせようとすればいくらでもこなすので、ついそうしてしまいがちなところに、ここまで格好良く見せたスズカツ氏に拍手。
・・・というか衣装代がすごくかかってますけどね今回の作品。

●M24/Every Rose has its Thorn-Poison
シェリーがママの元を離れるところのシーン。ママさんが自分の後悔を話して聞かせるシーンはさすがは由美子さん。ただしなぜか「エドガー」が毎回「江戸川」に聞こえてしまうのが滑舌上手な由美子さんにしては不思議なんですが(爆)。
無理に引き留めることなしに上手く背中を押すのがいい女過ぎる。

こういうバラードはホントに上手いよなぁ。トークショーで言ってた、これを演出家の演出なしでやっちゃう、はさすがにないと思うけど、かなりの部分お任せでもできちゃいそうな、由美子さんお得意の系統のシーンではあります。

この後のドリューをけしかけるシーンは、丸々アデレイド→スカイに見えるんですが。

●M25/Don't Stop Believen'-Journey
全員勢揃いのエンディングチューン。もう「glee」って感想しかありませんが(爆)。

ここはリードボーカル的な役割のシェリー役にはもうちょい引っ張って欲しかったかな-。何しろ某新国立劇場で結構なお点前の出来を聞いているから尚更。
やっぱりストリップダンサーといえば彼女でしょう(をい)。そこが物足りなかったなー

といいつつ、この曲は何というか「終わりよければ全て良し」の典型なような気がいたします(巨大爆)。



さて、11月1日ソワレ終演後は、トークショー2回目。
この日の登壇者は、上手側から鈴木綜馬さん、川平慈英さん、西川さん、由美子さん、司会のニッポン放送吉田アナウンサー(奥様非同伴)。

綜馬さんと由美子さんはこの日のみの登場ということで、2回目の川平さん、西川さんから2人がいじられることに。

というか初っぱなから

吉田アナ「由美子さんと言えば『アチチッチ』ですね」
由美子さん「(撃沈)」
吉田アナ「5枚目のアルバム持ってますよ、『Tenderly』いいですよね」
由美子さん「(スタスタと舞台後方に帰ろうとする)」
西川さん「ぐっぴー待ってって。南くんの恋人じゃないですか~」


・・・という調子からスタートするぐらいですから推して知るべし(笑)

由美子さんはアイドル当時のネタでどんどん突っ込まれて本人やさぐれまくり(笑)

吉田アナ「コンサートも行きましたよ。クリエのライブも行きましたよ」

・・・吉田アナはガチの由美子ファンらしい(笑)。

由美子さん「えーーー」
吉田アナ「『もう離さない離さない、一番大切な気持ち~』とか歌ってたじゃないですか」
由美子さん「ごめん、引いた」(会場内大笑)
西川さん「なんでそんなにやさぐれてるのー。いいじゃないアイドル時代の話」
吉田アナ「今回いただいたアンケートにもありましたよ。『今は西川さんのファンですけど、以前由美子さんの大ファンでした。最初に買ったCDは「Good Love」です』だそうです」
由美子さん「ありがとうございます~」
(あ、ファンにはそういう反応なんですね。そこ一安心)


途中、舞台後方から何かミシミシ変な音がしてくると、由美子さんがスタスタと舞台後方へ。
登壇陣あっけにとられる。
後方まで見に行って由美子さんが「OKでしたー」と合図。

吉田アナ「なんなんですかそのフットワークの軽さは」(笑)


吉田アナ「そういえば皆さん共演されたことってあるんですか」
綜馬さん「ないんですよ。でも川平さんとは同じ学校なんですよ」
吉田アナ「お互い知ってたんですか」
綜馬さん「自分が高校生のときに川平が中学生で。うるさい中学生がいると有名で(笑)。でも共演は初めてです」
吉田アナ「由美子さんは西川さんと音楽番組で共演されたりとかしなかったんですか」
由美子さん「多分ないと思う」
西川さん「だよね」
吉田アナ「でも音楽番組っていくつかありましたよね」
由美子さん「ミュージシャンの方が出る音楽番組はいくつもありましたけど、アイドルが出られる音楽番組ってなかったですからね」

※ちなみにこの4人で共演したことがあるのは、由美子さんと川平さんの組み合わせだけ(パルコ劇場他「GOLF THE MUSICAL」)。


西川さん「こんな感じで由美子さんがひたすら愚痴る番組とかどうですか」
吉田アナ「いいですよね、面白そうですよ」
由美子さん「でも午前1時からでいいですか?飲んでないと愚痴れないです(会場内笑)」
西川さん「翌日が遅い日の夜とかだと●●(自主規制のため伏せ字)で飲んでるじゃないですか」
由美子さん「見つけないでください」
西川さん「見つけたら声かけるとか」
由美子さん「お願いします、見ない振りしてください」(笑)


吉田アナ「今回の舞台出てみてどうですか」
由美子さん「出演者の中で一番私が舞台を見ていますね。
 スズカツさん(演出家の鈴木勝秀氏)に次いで見てます」
吉田アナ「というのは?」
由美子さん「最初出た後30分ぐらい出番ないんですよ。奥で見てます」
吉田アナ「その時どういう気持ちなんですか」
由美子さん「みんな楽しそうだな~って」(会場内笑)
吉田アナ「でも由美子さんも出番来たらかっこいいシーンあるじゃないですか」
由美子さん「出ていくところがバラードなので緊張するんですよ」
西川さん「出ていく前に気配消してるよね」
由美子さん「気配消すの上手いんですよ。(前世は)忍者だったんじゃないかと思います(笑)。話しかけるなオーラを出していると思います」

綜馬さんも「意外にフレンドリー」という話で開演前に西川さんとハグするのが日課らしい。

そういえば自分がやりたい他の役

綜馬さん「明星さんの役代わり凄い。あの役をやってみたい。」
西川さん「一番の衣装持ちだもんね。」
川平さん「フランツやりたい。」
西川さん「濃くなりそうだよね」
川平さん「知り合いが舞台見に来ると、(川平の役は)いつもラードが溢れてるように思えるとか言われる(苦笑)」
西川さん「ワギーナやりたい。」
全員「へーーーー(意外そうに)」
由美子さん「ベースやりたい。」(会場内大笑)
西川さん「ほらやっぱり。想像の45度違うところからずどーんと打ち込むんですよこの人(笑)」
由美子さん「格好いいじゃないですか。大ちゃん(ベースさん)のポジション狙ってるんですよ(と、ベースを抱える真似)」
川平さん「それ三味線に見えますけど
由美子さん「(笑)」

・・・ここに至るまでこれですか(笑)


最後の挨拶は代表して本日のみのお2方から。

綜馬さん「毎日毎回、どんどん完成度を高めたい。東京は6日までですが、またいらしてください。本日はありがとうございました」

由美子さん「音楽の聞き方はCDとかインターネットとか色々あると思いますが、ライブって特別だと思ってて、身体全体で音楽を感じ取れる機会だと思ってます。自然にわくわくしてくるし、明日もっと頑張ろうと思える舞台なので、一回と言わず二度三度四度と観に来てください。本日はありがとうございました」

・・・という長丁場のトークショーレポ終了。締めが素敵だったし上手くまとまって良かったー。
つか、なんですかこの濃度。

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