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『Rock Of Ages』(1)

2011.10.28(Fri.)19:00~21:45
東京国際フォーラム ホールC 10列目10番台

「ロックミュージカル」と称された作品は私的には3作品目。

「SHIROH」、「奇跡の人」(←このネタ分かる人いるんだろうか)、そして今回の「Rock Of Ages」。どれも由美子さん出演の作品です。

生まれも育ちも生き様もロックじゃない私にとって、アウェイ感はするわけですが、それでもノリのいい曲を聞いているうちにわくわくしてくるのが興味深いです。

あらかじめ聴いていた曲が2幕ラストを飾る「Don't Stop Believen'」だけ。
ちなみにこの曲聞いたのが今年のブロードウェイミュージカルで笹本玲奈嬢がリードボーカルだったというのが初というのが何とも(笑)。
※で、このNHK-BS「glee」のED聞いて書いてるという(この曲の英語版)。

西川さん実は初見じゃなかったりするんです。
今は改装中の東京芸術劇場の某公演以来ですからもう4年前ですが、その時よりは役に合っているような気がします。今回の初日スペシャルはスポンサーが来ているからといってどうかと思うけれど。
カーテンコールならともかく本編ではやりすぎでしょう・・・。

もともと通し稽古の公式ツイートで、1幕は最初に全員出てきた後、由美子さん演じるジャスティスが出てくるまで30分、と聞いていたので覚悟はしていたのですが、この日の朝2時間しか寝てない自分には、結構辛い修行でした。

予想はしていたのですが、バーの店員さんの明星真由美さんと雰囲気が似ているのですが、何が違うって由美子さんの方が衣装がゴージャス(爆)。

そりゃママさんなので当たり前ではあるんですが、ご本人談の「場末のママ」さんよりはかなりやり手に見えたという(をい)。

見てて思ったのが、「ガイズ&ドールズ」のアデレイドのチラシ版、あのハイセンス版がそのまま今回のジャスティス役という印象。個人的には超念願ってカテゴリ(笑)。

ジャスティス中心にまわりにわらわらダンサーが踊るって、これでどっかで1年前ぐらいに見た・・・(爆)

島谷ひとみさん演じる女優志望の女の子・シェリーの雇い主にしてよき相談役というポジションですが、2人が並ぶとまるでアデレイドがサラに人生の手ほどきしているかのような・・・ということはシェリーを誰にやって欲しかったかは想像の通りでございまして。

島谷さんは声量が小さめなのと台詞も分かりにくいところがあって、毎年舞台をやっている割には舞台発声を体得されていないし、ちょっと物足りないかな。何となく歌いすぎて声が嗄れちゃった感じもしますし。

実は島谷さんと由美子さんには共通点があって、「アンの愛情」のアン・シャーリー役なんですよね。住友生命が協賛していた当時のアン役が由美子さんで、ここ5年間のエステー協賛(ちなみに今回公演も協賛)のアン役が島谷さん。つまり、役者の持ち味的に似ている点があるわけで、雇い主とストリッパーという関係なのに、母娘の関係も見えているのがとても興味深かったりします。

1幕の由美子さんの登場シーンはインパクトあります。
ミュージカル女優の神髄ここにありって感じで、「今までにない役」とマネージャー氏もおっしゃっていましたが、確かに「かっこ良さ」をここまで全編前面に出した役はないかもしれません。あえて言うなら地球ゴージャス「HUMANITY」の邪鬼役ぐらいですかね。
今は亡き新宿コマ劇場を迫力の音声で支配したあの感じと、今回のソロ登場シーンは実に似ています。

なだぎさんの呟きとか、ご本人の会見コメントとかで心配しまくっていたのですが、さすがは由美子さん。初日にピークを合わせてくるあたりは流石です。

基本的にこの作品、「この作品に整合性を求めないでください」(要約)と演出家のスズカツ氏がおっしゃっています通り、ロックミュージカルというよりライブ。

川平慈英さんが担当するロニーは狂言回し的な役回りですが、実は物語を前に全然進めていない(笑)ので、なだき武さんの「賑やかし」デニスとポジションかぶっている気がしますが、こちらが西川さん演じるドリューの人生指南役。

シェリーの人生指南役が由美子さん演じるジャスティスですが、川平さんと由美子さんの存在で何とか作品として成立しているというか。

由美子さんの意外な一面が見られるという点でお得感はあるけれど、それだけで見るのはちょっときついなと。

出演者で良かったなと思うのはワギーナ役のmisonoさん。DAY AFTER TOMORROWのヴォーカルさんなんですね。初日公演では途中のシーンで舞台に上がろうとしてコケて川平さんにいじられてましたが(笑)、声量もあるしロックミュージカルには適任かなと。

鈴木綜馬さんも流石でした。綜馬さん体験が「ウェディング・シンガー」のサミー役が唯一というのも、今回の作品ともども、実に偏った綜馬さん体験(笑)。

それと、川平さんが橋本じゅんさん、なだぎさんが橋本さとしさんに見えた瞬間がありました(笑)

出演者陣のチームワークはとても良いようで、そういうときって多分座長の気配りが上手いこと回ってるときなんだと思うんですが、由美子さんがご自身、会心の出来(だったと思われる)からといって、両手でVサインまでしたのは舞台15年見続けて初めてな気がする(笑)。

既に取ってあった大阪は回避、北九州もあえて取ることはせずに東京で締めることにしますが、トークショーは多分素のママありのママ(←あえてカタカナ)になりそうで、これは期待できるかも。

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コメント

今日の、マチネ歌は、もちろん1人舞台を
リードしていました。今日もカテコで
Vサインしてました。今回のカンパニーは
中がいいようで、西川さんが、うまくリードしてるのかしら

投稿: てるてる | 2011/10/29 23:54

てるてるさん、こんばんわ。

由美子さんの歌声は重くて伸びるので、あれだけの大音響の中でも目立って聞こえますね。

今回のカンパニーはやりやすそうですね。座長の心配りもあるのだと思うのですが、居場所を確立したようで心強いです。

投稿: ひろき | 2011/10/30 00:25

由美子さんの花の中に、サードステージというのがありましたけど、第三舞台のことですよね?ひよっとしたらそちらに出演されるのかしらね?

投稿: てるてる | 2011/10/30 01:34

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