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『リタルダンド』(3)

2011.7.27(Wed.) 18:30~21:40
パルコ劇場 1階X列18番

「リタルダンド」と「アンダンテ」は遠い親戚。

・・・と言いたいことをちょっと書いたところで、「リタルダンド」3回目。

この日はcubeさんで取っていただいた日で、なんと最前列どセンター。
複数回観劇のこの作品の中でも最良の席。
(席番まで書いた理由は後述)

16時過ぎにシステム障害が出て、必死で17時30分までかけて終わらせて、後を同僚に任せてパルコ劇場へ。到着は開演2分前で、既に3番扉(上手側前方扉)はクローズしていました。

座ってみるとありえない程の良席で、由美子さんが目の前(笑)。
パルコ劇場では「GOLF THE MUSICAL」以来です。





ネタバレあります要注意



とにかく表情を見るのに遮る物がないから、由美子さん演じる吉野の表情にロックオン。突っ走る伊礼君演じる藤原を「ふじわらっ」と野太く止める吉野の声が大好物(笑)。

ただ止めているわけじゃないんですよね。「あんたの気持ちも分からないわけじゃないけど、それでも今は黙っていなさい」というのをたった一語「ふじわらっ」で表現してるその強者さといったらない。

この作品で興味深いのは、編集長の病気にいち早く気づくのは、妻の洋子ではなく、吉野であること。身内だからこそ、病気の初期症状も楽観的に考えるきらいがある、ことからすれば「近い他人」に指摘される今回のホンは、「あるある」と思うことしきり。

この作品のホンを「病気を知らない人のホン」と言っていた人がいたのですが、洋子さんの母君が亡くなったときに、市川しんぺーさん演じる泉が発している、「ほっとしたんじゃないですか。送る方も、送られる方も」という台詞が、「大切な人を大事に見送ったことのある人」じゃないと出てこない気がして、自分はすとんと胸に落ちました。

鋼太郎さん演じる潤治が、「両親はボケないうちに逝ってくれた。なのに自分は、なんで(病気で大事な人を苦しめているんだろう)」と吐露するシーンも、自分としては納得ができたんですけどね。

前回も書いた吉野の洋子への台詞、「私は編集長とは長い付き合いです」の後の様がとても長くなってて印象的。自分の発言が洋子の疑心暗鬼を生んだことを敏感に察知してからの様がとても「イイ女」で。

その長い間の間に、「今の言い方、洋子さんを勘違いさせちゃった。洋子さんは奥様。私は違うんだから、その立場をわきまえて編集長のことを伝えなきゃいけない」という感情の逡巡が伝わってきて、さすがだなと。

吉野にとって、自分と編集長の関係は誰にも言えない関係だから(ただし藤原は途中で気づくし、泉は前から知っているかのよう。ただし、2人とも吉野にはそれを明かしていない)、編集長の自宅を第二編集部として使うのにあたって、洋子と良好な関係を保つ必要がある、という点は確かに事実なのでしょうが、吉野の感情はそういった発言とは別の次元にあるような気もして。



もう3時を過ぎて今日もあるので、ひとまずは本編後のトークショーレポを。

この日は出演者のみの登場で、上手側から、
市川しんぺーさん、高橋由美子さん、松下洸平さん、そして司会が最下手側の伊礼彼方さん。

伊礼君がひとしきりトークをしているのですが、彼曰く、「今日は最前列の男性の方の笑い声がとても良くてですね」とおっしゃっているのですが、え、最前列に男性って私だけなんですが(笑)。
自分の笑い声が決して小さい声ではないという自覚はあったのですが、まさか四百何人の客席の中での最前列で、舞台上からいじられるとは思っていなくて(爆)、慌てること慌てること。

「笑い声が心地よくて、僕はとてもいい気分です。ありがとうございます」とまで言ってもらえて、なんだかくすぐったい不思議な気分。

スポットライトを浴びるのに慣れてないので(笑)、そんなあわあわしてる客席の自分を、舞台上のご贔屓さんがどう見ていたかを見る余裕はありませんでした(苦笑)。

前回の20日同様、twitterで募集した質問をもとにしたトーク。

伊礼君「司会は昭和の男、藤原役の伊礼彼方が務めます(拍手)」

伊礼君「(由美子さんの服を指して)水玉キレイですね」
由美子さん「(無反応)」
伊礼君「(由美子さんの服を指して)水玉キレイですね」
由美子さん「(無反応)」
伊礼君「(由美子さんの服を指して)水玉キレイですね」
由美子さん「もういいってば(笑)」・・・と、なぜか洸平君を叩く(笑)

うーん、藤原に感心がないリアル吉野ですか(苦笑)。

しんぺーさん「(由美子さんの足を指して)水玉キレイですね」
由美子さん「足は水玉じゃないから(笑)」

松下君「そういえば、コンタクト落としたんですよ」
由美子さん&しんぺーさん「ええっ」
由美子さん「いつ?」
松下君「5場、(由美子さんが)手紙を読んでいるシーンです」
由美子さん「ずっと前じゃん」
松下君「そんな前じゃないですよ」
由美子さん&しんぺーさん「いや、それ大変だよ」

・・・と、2人してソファーを乗り越えて後方に探しに行き客席は(笑)

伊礼君「いやいやお二人戻ってくださいよ」
由美子さん「だってコンタクト高いじゃん(笑)」

・・・戻るときに由美子さんががばっとソファーをまたいで越えたあたり、さすがは元祖オトコマエ女優(笑)

伊礼君「ここまでやってきてどうですか」
由美子さん「先日芝居上で台詞が飛びまして」
伊礼君「あぁ、ありましたね」
由美子さん「しんぺーさんが2回同じ台詞を言ってるから何だろうと思っていたんです」
しんぺーさん「だってこっちが2回言ったら思い出すかなって」
由美子さん「結局は一路さんに助けていただいて。助け合い精神です
伊礼君「何ですかそれ」

しんぺーさん「この作品じゃないですけど、別の作品だと自分が7役やる作品で違う役を演じちゃったことがありまして
由美子さん「(笑)」
しんぺーさん「それでも何とかなりましたけどね」

伊礼君「今回の作品のハプニングはありますか、というご質問ですが」
由美子さん「だからさっき言ったじゃん(笑)」
伊礼君「そうですね(笑)」

伊礼君「アドリブってどんなのありますか、というご質問ですが、今日は初めて拍手が起こっていました由美子さん(の鋼太郎さん笑わせシーン)」
由美子さん「拍手もらって笑ってもらって嬉しかったです」
松下君「あれ、いつ考えてるんですか」
由美子さん「しんぺーさん演じる泉さんと話してるときに考えてます」
伊礼君「えっ、しんぺーさんとそういう相談しているんですか」
由美子さん「いやいや、相談してるわけじゃないんですけど、あそこで自分で考えます」
伊礼君「今日は客席大ウケした後に『首痛い』みたいなアクションしてましたけど、首痛めたんですか」
由美子さん「ウケたのはいいんですけど引っ込めどころがなくなっちゃいまして(笑)、首痛めたことにして終わらせました(笑)」
伊礼君「そういえば今まで考えてきたネタってあるんですか」
由美子さん「どじょうすくいのネタは自分で(前もって)仕込んできた渾身の一作だったんですが、鋼太郎さんがクスリとも笑ってくれなくて玉砕しまして(笑)」

伊礼君「昼公演と夜公演の間は何をしているんですか、というご質問です」
松下君「渋谷の街へ買い物に出てます」
由美子さん「え、外に出るの?」
松下君「出ますよ」
伊礼君「公演と公演の間は仕事の時間じゃないですか」
松下君「だって休憩じゃないですか」
伊礼君「それでこの服買ったと」
松下君「そうです(と服を指して)」

伊礼君「由美子さんは何されてますか」
由美子さん「楽屋で楽しいトークを
伊礼君「どんな話をされているんですか」
由美子さん「内緒(とばっさり)」(笑)

・・・あまりにばっさりで、またもやリアル吉野発動(笑)

由美子さん「でも舞台袖に凄く近いので、大声で話したり出来ないんですよ」
 (と、下手側袖を指差す)
伊礼君「一路さんきっといらっしゃいますよね。一路さーん」
由美子さん「呼んだら出てきますよ(笑)」

伊礼君「しんぺーさんは」
しんぺーさん「我ら3人おじさん陣はそれぞれまったり過ごしてるんですが、隣がうるさいんですよ」
伊礼君&松下君「(笑)」
しんぺーさん「今日は鋼太郎さんが”うるせーぞ!”って一喝して。この2人”黒ひげ危機一髪”とかやってるんですよ(笑)」
伊礼君「松下君が持ち込んだんですよ。」
松下君「なんかテレビの1コーナーみたいな設定で盛り上げたりして」
由美子さん「(笑いすぎ撃沈)
伊礼君「まぁ封印なんですけどね」

伊礼君「鋼太郎さん舞台袖でもう飲んでますよね」
由美子さん「もう?早すぎない?」
鋼太郎さん「(客席から)俺はここにいるよ」※下手側後方。
客席「(ざわめき)」
伊礼君「こちら来ませんか」
鋼太郎さん「いやいや、俺はいいよ」
伊礼君「だってそちらにいらしたら、みんなそっち見るじゃないですか(笑)」
由美子さん「でも鋼太郎さん来たら全部持って行かれるよ(笑)」

・・・さすが分かってますね吉野姫。

伊礼君「出演者の方の意外な素顔というご質問ですが、松下君から高橋さんは」
松下君「そうですねー。お酒をすごく摂取されますよね」
由美子さん「摂取って何(笑)」
松下君「けっこう飲まれますよね」
由美子さん「良く言うよー。2人(伊礼君・松下君)して飲みに付き合ってくれないくせに(笑)」
しんぺーさん「2人は終演5分ぐらいしたら”お疲れさまでした-”って感じだよね」
松下君「そうですね。自分は2分ぐらいですね(笑)」
しんぺーさん「だからこっち(由美子さんとしんぺーさん)と鋼太郎さんでいつも飲むことになるという(笑)」

伊礼君「高橋さんからしんぺーさんは」
由美子さん「や、まんまですよ」
伊礼君「どんなところが」
由美子さん「そうだなー。飲み屋でまんま泉ってシーンがありましたね」
伊礼君「それはどんな」
由美子さん「手当たり次第知らない人を叩きまくってる(笑)」

由美子さん「伊礼君は『抜けてるのに細かい』よね(会場内大笑)」
松下君「わかります(笑)」
由美子さん「細かいこだわりがあるのに
、”そこは気にしないのかよ?”みたいなところが変(笑)」
伊礼君「そうですね(苦笑)」

・・・うわー、由美子さんマジック発動(笑)
酔っぱらったモードの本音攻撃の破壊力は抜群でした。
(注:ミネラルウォーターしか飲んでいません)



まぁそんなこんながあまりにぐだぐだで続いた揚げ句、キューブの”できる男”こと佐々木君が下手側からぬーっと姿を現し(会場内としんぺーさんは先に気づいてたので笑ってた)

由美子さんが佐々木君の名前呼んで「○○君もこっち来て一緒にやろーよ」って言ってたのが仲良しモードでちょっと噴いた(笑)
本音ですか、羨ましいですが何か(笑)



いきなりの佐々木君登場での時間切れ強制切断という無茶筋でしたが、(特に由美子さんが)思ったよりずっとリラックスモードでとても面白かったです。
仲のいいカンパニーのトークショーはやっぱり面白いですね。
20日よりずっと会場内の終演後退席者が少なかったのが印象的でした。

とうとう次は東京楽ですが、芝居面は全く書き終わらなかったので、この後追記するかも。

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コメント

トークショー楽しかったですね。
由美子さん初体験?かな
客の入りが悪いので、こういう取り組みは
いいと思いますね。
吉野姫見るたびに、編集長への愛が深まっていくさまが見えて、いい。
素晴らしい女優さんになりつつあります。

投稿: てるてる | 2011/07/28 22:02

トークショーが無事に終わるか心配で
しょうがなかったのですが(苦笑)、
びっくりするぐらい面白かったです。

吉野姫の芝居の間はますますいいですね。
言葉で言えない分、内に秘めた思いを
全身で表現されている様が素敵で、
頼もしいです。

投稿: ひろき | 2011/07/29 13:06

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