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LEMON LIVE『TRAIN TRAIN』

2011.7.24(Sun.) 16:00~17:40
下北沢駅前劇場 I列10番台(最後列)

久しぶりの下北。
初めての駅前劇場(当然迷った)。

この作品の存在はキャラメルボックス・前田綾嬢が客演ということでキャラメルボックス公演のチラシに入っていたので、知ってはいたのですが、7月は不意に忙しくなり、チャンスをずっと逃し続けていました。

それが、ひょんなことから再び火が付いて、無理矢理に前日申込での観劇参戦です。
この作品はBOY'S VERと、GIRL'S VERの2種類があって、27日までの公演期間で、もはやこの回しかGIRL'S VERを見られる回がなく(そもそもGIRL'Sの前楽)。

「ストーリーは全く別なので両方見た方が面白いよ」と、両方見た人から囁かれはするのですが(笑)、お目当ては綾ちゃんなので、GIRL'S VERのみを選択。

パンフレットいわく「キャラメルボックスの最終兵器」と書かれている綾ちゃん。
あの岡達を(役の上とはいえ)怯ませる存在。
直近作「水平線の歩き方」の阿部知香子先生の暴走ぶりが、まんま今作でも展開します。

妹を演じるのがこれも岡達お墨付きの猛獣(爆)こと野口かおるさん。
この猛獣の暴走を、止めるのが姉なはずなのに、姉も実は超暴走で、この2人の掛け合いは大笑いしました。なんか暴走でも違う印象ありますけどね。
妹役のかおるさんは蒸気機関車、姉役の綾さんは電気機関車みたいな違いが(←鉄っちゃん以外にその喩えは通じるんだろうか)

妹の日記をずっと隠し読みしてたのを自らバラして、「姉と妹の間にプライバシーなんてもんはない!」って力説する姉属性の綾ちゃんがツボ(笑)。

妹の暴走を止めようとして姉が座りながら妹に引きずられないように踏ん張るのがなんか面白い。

私の知る限り、舞台上で早口言葉選手権をさせたら優勝は綾ちゃん以外いないと思う(笑)。
今回も何ですかあの台詞の量と、それを一切噛まずに笑いを取るあのエネルギーは。

そうそう。ストーリーを一切話していませんでしたが、結婚式に参加する人たちが乗る「ウェディングトレイン」の中の出来事、それも「結婚式に行きたくない人たちのちゃんちゃんばらばら」をエピソード化しています。

何故みんなしてこの列車に乗っていて、そして何故みんなして結婚式に行きたくないのか・・・それぞれの恋愛のトラウマを、お互い「干渉し合わないで聞き流し」ていくのですが、この作品のポイントは、GIRL'S VERでは、男性は一人ということ。(逆に言うとBOY'S VERは女性が1人)

これ、多分BOY'S VERの方が想像が付きやすいんですが、「皆の言っている『彼女』が、実はすべて同じ人だった」って形(遊井亮子さんが演じています)。

ということでGIRL'S VERも、「皆の言ってる『彼』が実はすべて同じ人だった」がオチなのですが、これが随分後半部分まで引っ張るんですよ。
この「ウェディングトレイン」が着く町(そういや、車掌役になったときの山本芳樹君が「椿山荘と雅叙園が一緒になったかのような町」と表現してて意外にツボだったんですがみんな笑ってなかったなー自分の笑いの沸点って低いのかなー爆)に着くまで実はその話は気づかれていなくて。

途中、姉妹の暴走対決が落ち着いた後はちょっと間延びするような感じもあったけど、クライマックス10分は見応えあったなー。

女5人がいて、そのうち1人が結婚しようとしている相手が、実は他の4人の思っていた相手だったとすれば、リミッターの切れた女のすることと言えば・・・・ってのが余りに容赦なくて、他人事だという前提で笑える。

この作品でその婚約者役をやっている遊井亮子さんは、要約すれば4人に吊し上げを食らうのですが、その4人、みんなお面してて「死ね死ね団」みたいになってて笑った(←このセンスもどうかと思う)

とある少女漫画でこれと似たようなシチュエーションのがあって、モテ男が惚れられている女性がいて、でもその女性は「愛されているのが当たり前」のような顔をしているのが、同じ男を好きな他の女性にとっては許せない、みたいな話があったんですね。

この作品では、クライマックスで、一人ずつ自分の思いをヒロインにぶつけて、でもなよっとしているように見えたヒロインはことごとくその攻撃を跳ね返すんです。

遊井亮子さん演じたその女性のその様がとてつもなく格好良くて、自然に「うわー、こりゃかなわんわ」みたいになるのがすごく説得力があって。
逆にヒロインの女性にしてみれば、ともすればなよっと、ふわっとしていた印象だったのに、それでも「自分の大切な人のためには負けられない」という思いが、勢いが見えて、とても素敵でした。

4人それぞれが大事にしていた思い出の、更に上を行かれたことでの納得というものが、4人での「復路での乾杯」なのかなと。

よせばいいのに妹君が「完敗に思えちゃうよね」と言い出してみんなが凹むのも面白かったですが(笑)。



カーテンコール挨拶はお2人ずつの三方礼(駅前劇場は三方向に座席があります)の後、円城寺あやさんの「アンケートよろしく、パンフ買ってね、夜もよろしく」説明があった後、この日は遊井亮子さんがその後のコメントを担当。

「何言おうかなー。先ほど円城寺さんもおっしゃってましたが、19時30分からもう一つのバージョン、BOY'Sがあります。BOY'Sもうご覧になった方、どのぐらいいらっしゃいますか?(客席からいくつか手が挙がる)ありがとうございます。まだご覧になっていない方はぜひ、そしてもうご覧になった方はまたぜひ。。ステージから皆さんお一人お一人の顔を覚えております。あの方はいらしてる、あの方はいらしていない、みんな分かります(笑)。ぜひ、夜の部もお待ちしております。本日はありがとうございました。」

・・・・やっぱり女優さんって基本オトコマエなのね・・・・

と言いつつ、シバかれるの覚悟で夜は見ませんでしたが(爆)。

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コメント

どうも、煽った張本人です(爆)

わはは、そんなこと言ったんですね、カーテンコール。

BOYSのみ観た者としては、GIRLSはここはどうだったんだろう?っていう部分が幾つかありますが、ということは、やっぱり花嫁が拉致られる展開なわけですか?
BOYSでも兄弟の丁々発止はほんとに面白かったですね。当然ながら車掌・芳樹くんの件のセリフは亮子ちゃんが言ってました。

投稿: ぴらふ | 2011/07/25 08:06

ぴらふさん>
はい、まんまと煽られました(笑)。

4人の「彼」が同じ人物だと分かった時点で、4人が結託して花嫁を拉致して、結婚式へのカウントダウンを味わわせる、という展開です。(というかあまりホンは違わないみたいですね?)

「結婚したくば、この私を越えていけ!」みたいなノリは面白かったです(笑)。

投稿: ひろき | 2011/07/26 06:59

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