« 『水平線の歩き方』(2) | トップページ | 『百万回生きたねこ』 »

『DRAMATICA/ROMANTICA W』

2011.6.19(Sun.) 13:00~16:00
品川プリンスホテルステラボール
1階C列40番台後半(上手寄り)

※2011.6.21(Mon.) 遅ればせながら多少加筆(写真ページへのリンク追加)

昨年、シアタークリエで行われた「DRAMATICA/ROMANTICA」、愛称「ドラロマ」が早くも再演。

シアタークリエを飛び出し(某王子いわく「追い出され」)3年前の11月に新妻さんがライブを開催した品川プリンスホテルステラボールへ。)、

横に異常に長く縦に短く、そして2階席は某王子いわく「競馬場みたい」(爆)ではあるわけでして、まぁ音響的にはお世辞にもいいとは到底言えないのですが、それでもこの5人のショー、ドラロマをこの時期にやるには、場所についての贅沢は言っていられなかったのでしょう。

ちなみに最初のMCで新妻姫いわく「首が痛くならないように左右に動かしてエコノミー症候群を防止してください」と言うてましたが、某王子いわく「興味ない人の時には首を曲げないとか」・・・まったくこの人は。

一週間前まで本番(レミゼ)をやっていた新妻さん、来月には本番(三銃士)がある井上さん、そしてその2人は稽古か本番とを二重進行という中、何はともあれ何とか形になっていたのは何よりです。

つかこの2人、歌とダンスと漫談までやるから他の方より消費エネルギー大きい気が(笑)。

セットリストです。
○が初演からの引き続き曲、●が再演で初登場の曲です。
ボーカルは、I(井上)、N(新妻)、K(Kim)、A(彩吹)、C(知念)で、ソロと明示されている曲はソロにしていますが、コーラスが入るケースもあります。香盤表がない(爆)ので、所々記憶頼りでアバウトです。

第1部 DRAMATICA

○ 1.Le Bien Qui Fait Mal(MOZART L'Opera Lock)=5人
● 2.Show Me How You Bulesque(映画:バーレスク)=K
● 3.Penser L'impossible(MOZART L'Opera Lock)=I&N
● 4.You Can't Stop The Beat(ヘアスプレー)=A(ソロ)
● 5.Bメドレー
 ● 5-1.Circle of Life(ライオンキング)=K
● 5-2.Can you feel the love tonight(ライオンキング)=K
 ● 5-3.愛あればこそ(ベルサイユのばら)=A
 ● 5-4.Memory(キャッツ)=K
 ● 5-5.今も信じてるわ/命をあげよう/神よ何故?(ミス・サイゴン)
     =順にC/N/I
 ● 5-6.我ら息絶えし者ども(エリザベート)=I&A
 ● 5-7.ママ、どこにいるの?(エリザベート)=I&A
 ● 5-8.DO-DO FOR ME=C&N
 ● 5-9~15.ウェストサイドストーリーメドレー(7曲mix)=5人
 ● 5-16.恵みの雨(レ・ミゼラブル)=N&I
 ● 5-17.彼を帰して(レ・ミゼラブル)=I(ソロ)
 ● 5-18.サンキュー・マダム(シー・ラヴズ・ミー)=C
○ 6.ラ・マンチャの男(ラ・マンチャの男)=N(ソロ)
● 7.Cell Block Tango(シカゴ)=K
○ 8.Cinema Italiano(ナイン)=C&A&I
○ 9.ガブリエラの歌(映画:喜びを歌に載せて)=I(ソロ)
○10.No Me Diga(イン・ザ・ハイツ)=N&C&A
○11.Kissing You(映画:ロミオ+ジュリエット)=C
○12.The Show Must Go On(ムーラン・ルージュ)=5人

第2部 ROMANTICA

・13.Nella Fantasia(原曲:ガブリエルのオーボエ)=5人
●14.回廊(アルビオーニのアダージョ)=N&I
・15.You Raise Me Up(シークレット・ガーデン)=C
●16.Angel(シティ・オブ・エンジェル)=I
●17.True Colors(シンディ・ローパー)=女性4人
●18.To Where You Are(ジョシュ・グローバン)=I
●19.A World To Believe In(セリーヌ・ディオン)=C&I
●20.Wind Beneath My Wings(ベッド・ミドラー)=A&N
●21.V<クインクエ>(ベートーヴェン交響曲第7番・第2楽章より)=5人
●22.Fly (セリーヌ・ディオン)=N(ソロ)
●23.Lean On Me(ビル・ウィザース)=K
●24.Lullaby(ジョシュ・グローバン)=5人

アンコール

珍しく初日も楽も取らなかったので、初日に来ていただいた方には申し訳ございません。・・・というわけで前楽観劇です。
前楽が舞台としては一番いい、と某王子もおっしゃっていたことですし。

ともあれ。

全体的な印象は、1部の「DRAMATICA」の印象が凄く強いので、2部の「ROMANTICA」もそれ単体ではそれぞれいいと思うのですが、最後に何とか盛り返されるといった印象(最後の盛り上がりは完全にライブハウスでした。)

印象が強かった曲をつらつらと。

M3、井上王子と新妻姫の「敵同士の愛」を表現した曲。
この曲に関しては新妻さんblogに載ってる演出の小林香さんのコメントが全てを表現していますがこちら、何というのか小林さんはこの2人を普通の真っ当なカップルとして扱うつもりはもはやないのですね(いや、その方が面白いですけどね)。

ドラロマの稽古場に王子が剣を持ち込んでいて、「いや、ドラロマに剣要らないんじゃないの?」と突っ込んでたら、まさか2人で剣をかわしあうシーンになっているとは。
(ちなみに王子の剣は「三銃士」のものなのかとおもいきや、実は「キャンディード」だそうです)

姫の「女だてらに剣を振りかざし」というところが、姫の背丈もあって剣に振り回されている感もなくはありませんでしたが(身長150cm台の女優の宿命です。)、ああいう衣装、実は大好きです。新妻さん、本当に黒が似合いますね。

ちなみにここに写真が。こちら
(上から2枚目の写真)

※もう一つの写真ページ こちら

M5-4、かの有名な「Memory」です。
新妻さんでも聞いたことがありますが、この曲に関してはさすがKimさんという脱帽モードの曲です。
ちなみにこのあとのMCで「今日のMemoryは自分的には失敗」と直撃本音モードでかまして全員撃沈。姫は「Kimさんの満足と不満は本当に上のところでの差ですよね」と身振り手振りでフォローしまくり。王子は「私がその話を振ったのが失敗です」と(苦笑)。

M5-5.サイゴンからサイゴントリオ3人一斉登場。
下手側に知念キムの「今も信じているわ」、中央に井上クリスの「神よ何故?」、上手側に新妻キムの「命をあげよう」。これを3曲一斉にやるのですからすごいことになるわけですが、3人それぞれお互いの曲に引っ張られないのは凄いのですが、うーん、音響良くないこのホールでそれやると、組み合わせの妙というかが活かされない気がするんですよね。無理して同時にやる必要がないというか、若干企画倒れな気がしないでもありません。

M5-7.子ルド曲を井上君に充てる、というのは実は新妻姫の案らしい(19日千秋楽のMC)。
初演で、リトコゼとリトエポやって「余興」と言われたのが癪だった・・・というわけではないそうですけれども、あれがネタ元らしい。

M5-8.Bメドレー(BとはちなみにBiographyの略で、出演作などの曲という意味)の中では異彩を放つ、知念嬢のデビュー曲。
これ、新妻ファン的にはツボしまくりなんですよ。
他の3人は一歩引いてるのに、知念嬢と新妻嬢が本当に楽しそうに歌ってまして(正確にはご本人の知念嬢が恐縮している中、新妻嬢がこれでもかとばかりにアイドル好きを発揮しておりまして)。

このあとのMCで2人(新妻さん、知念ちゃん)が残されて「どうしようか、ねー」と顔を向かい合わせで頷き逢ったときに、どうしてくれようかと(笑)思いました。
「プライド」で新妻さんと玲奈ちゃんがクリエ楽でこれに近いことされていたような。

M6.大好物続編。
というか直前のM5-18も新妻さんはほとんど最後までいたわけですが、新妻さんといえばラマンチャ、ラマンチャと言えば新妻さん。さすがのシャウトでしたが、新妻さんファン歴がここまで長くなると、今日はほんのちょっと本調子から調子落としてるかな、って感じがしました。
初演と違って、ラマンチャ終わりがMCではなくなったので、王子の黒突っ込みが聞けないのが残念。あれは合わせ技だったから面白かったのに(笑)

M7.この曲の感想は井上王子の声で
「女って怖い」
だけで締めます(笑)。だってそれ以外に何があるんですかこの曲。

※出てくる女性が色んな方法で男を亡き者にするという設定です。
しかもあたかも自分のせいでないような歌詞になってるからなおさら怖い。

M15.知念ちゃんほぼソロの通称「荒川静香さん曲」ですが、実は知念ちゃんってドラロマより前は正直あまり熱心に見ていなくて、複数キャストでも知念ちゃんだけ外してみるってこともよくやってて、多分きちんと見ていたのは2004年のサイゴンと2006年のルドルフぐらい?(ルドルフはシングルキャストですから当たり前ですが)
でもこの曲とM8という知念ちゃんメイン曲はどっちも大好き。
小林さん、新妻さん相手以上に知念ちゃんの光らせ方をよく分かってます。演出家に恵まれるっていいですよね。

M19.井上君と知念ちゃんのまともなデュエットって、もしや今まで「ミス・サイゴン」しかないんじゃないかと思うんですが(「ルドルフ・ラスト・キス」は冷えた夫婦だったので、まともじゃなかった)、改めて聞いてみると聞き慣れないだけに面白い組み合わせだなーと。知念ちゃんが王子に必死についていく様がちょっとキンキン系で辛いけど。

M20.英語で聞かないとこの曲だってことに気づきません(笑)
音楽劇「プライド」で、笹本玲奈嬢演じる麻見史緒と、新妻聖子嬢演じる緑川萌が初めて声を重ねるシーンに使われていた曲ですが、今回、小林さんによる日本語詞がついたことで、実はかなり後半までこの曲だってことに気づきませんでした。
ちなみに彩吹さんがメインで歌っており、コーラスを新妻さんが付けていました。
「プライド」とは当然ながらまるで違う世界、しかも歌詞は「あなたは私のヒーロー」に化けていました(もとの歌詞は「あなたは私の翼」でした)。

写真はこのページの5枚目。壇上がコーラスの新妻さん。

M23.この曲の後半部、上手側階段から新妻さんと知念ちゃんが下りてくるんですが、ここでハプニング発生。
長いドレスの新妻さん、階段でずるっと滑りまして。一瞬ではありましたが、上にいた知念ちゃんが本気で心配してて、遠方から見てた井上君は新妻さんとアイコンタクト。
てっきり井上君はこのネタで新妻さんをいじりまくると思ってたのですが、何一つ触れなかったところに王子の優しさを見たかな。
あぁいうのを笑いでごまかされたい人と、一刻も早く忘れたい人、人それぞれですからね(あえて誰のことを言っているかは伏せますが)
ダンスは苦手な新妻さん(あの完璧女性の唯一の弱点じゃないかと思う)。それだけに疲れは相当足に来ていたようですね。いやぁ、一段落ちだけで本当幸いでした。

M26、アンコール曲では目を疑う光景が。
この曲、自分のソロパートを歌い終わったら客席に降りる、という段取りだったらしいのですが(上手側は井上王子、新妻姫、知念ちゃんが来てくれました)、メンバーが会場一周して、壇上に上がった井上王子と新妻姫が近づいていくのを見てたら、王子ってば姫の肩がっしり掴まえてるし(笑)、ちょっと油断してたら何とまぁ腰に手回してるし(笑)、ひゅーひゅー(←何かが違う)


時間が迫ってきたのでMC編に参ります。

●言われなくても知っているんですけれども
井上君「女性4人の中に男性1人、麗しい女性の皆さまに囲まれて」
新妻嬢「汗かいてますよ」
Kim嬢「口がお上手ですね」
井上君「ミュージカル界一、口がうまいで通ってます
全員 「ほう」
井上君「女性を制する者世界を制するですよ」
全員 「はぁ」
井上君「別に何制しようと思っているわけじゃないですけど」

●本音という名の爆弾
井上君「Kimさん、昨日の『Memory』は最高とおっしゃってましたが、今日はいかがでしたか」
kim嬢 「今日は失敗でした」
全員 「うぁぁぁぁぁぁ」(撃沈)
新妻嬢「Kimさんの失敗は凄く上のレベルでの本当わずかな違いですよね」
Kim嬢 「夜も見てください」
新妻嬢「チケットないです」

●女性に聞いてはいけないこと
井上君「今回のBメドレーでは印象深かったのはどれですか」
彩吹嬢「実はレミは初演を見ているんですよ」
全員 「えぇぇぇぇぇぇ」
新妻嬢「25周年ということですから」(×複数回)
井上君「止めましょうそういう話は
井上君「皆さんはそのころ見てました?」
新妻嬢「愛知県で田植えをしていました」(笑)

●勢いって怖い
井上君「初演がシアタークリエ、追加でC.Cレモンホール、そしてここステラボール。ドラロマは、漢字の付いたホールには行きません!」(笑)
全員 「え、そうなの?」
井上君「いや、勝手に決めたんですけど。次はどこがいいですかね?」
新妻嬢「カーネギーホールはいかがでしょう」(拍手)
井上君「大きく出ましたねー。国際フォーラムとか飛び越えて」
新妻嬢「えぇ、夢は大きく」

●通販番組始まります
井上君「メンバー全員来ているTシャツ、お陰様で完売状態です」
新妻嬢「あぁーーーっ、その話をするの忘れてました」
井上君「あなた、『あぁーーーっ』って何そのおばちゃん風な返しは何なんですか」
新妻嬢「いいじゃないですか。このTシャツ、3色展開です。」(水色、ピンク、黒色)
井上君「展開なんですか」
新妻嬢「えぇ。そしてですね、スタッフの英断がございまして。英断、日本語の用法合ってますかね(会場から「OKですーー」の拍手)。ありがとうございます。21日からドラロマ公式ホームページで追加分の販売が始まります。是非皆さまホームページをクリッククリックしてください」
井上君「宣伝上手いですね」あなたが言うんか
新妻嬢「ジャパネット直伝です」(笑)←その返しも凄い
井上君「パソコンない人はパソコン買って日本経済を回しましょう」
井上君「それにしても僕らだけで話してますね。お3方との温度差がすごいですね。お3方、おっしゃりたいことは」
知念嬢「気持ちは一緒です。お任せしてます」
井上君「ふたりだけで喋ってますがこれでギャラ一緒だったりするわけで
新妻嬢「おいっ」
井上君「うまくオチませんでしたが、本日は誠にありがとうございましたーーーー!」

・・・・もうもはや何が何だか。
これでも危ないことは回避したレポだってことに素でびっくり。
ドラロマ、やっぱり素敵でした。
曲より漫談のレベルの高さに呆然したシーンも多々ありましたが(爆)。

|

« 『水平線の歩き方』(2) | トップページ | 『百万回生きたねこ』 »

コメント

お邪魔します。

最後の漫談クロストーク(笑)の完璧な再現ぶり、凄いです。
私は思い出そうとしたらすっかり飛んでました。「クリッククリック」とか可愛かったのに。

「プライド」東京楽のアンコールもそうでしたが、姫の火事場の馬鹿力というか、限界ギリギリで振り絞った力というか・・・は凄いものがありますね(前楽アンコール時点で)走り回ってヘロヘロになってたみたいだったけど、王子の気遣いあってこその最後の奇跡の漫談トークだったのかなという気がします(奇跡の割に最後はあんなんでいいのか?って感じではありましたけど・・・苦笑)。

小林氏が5人を熟知しているので、5人の中に凄く好きな人が一人でもいたら、ツボつきまくりになるわけで、5人中2人が贔屓の私が「ドラロマ」に萌えるのは当然と言えば当然だなと思います(笑)

投稿: ぴらふ | 2011/06/21 07:34

アンコールまで漫談度不足だったので、一気に回収しようと耳そばだててましたので(爆)。
その代わりに私は本編の記憶がそうとう後入れ先出しになっちゃってまして、いろんな萌えシーンあったのに、ずいぶんとすっ飛んじゃったのが残念です。
でも女剣士だけはしっかり残っていた自分に苦笑。

4キムで1人だけ最後まで「ちゃん」付けしてもらえなかったのが嘘みたいな接近ぶりですが(笑)、気を遣われたり心配されたりするのが何より傷つく姫というのを分かっていたのが王子さすがだなぁと。
どうしても無理しちゃうタイプな姫に、言葉じゃなくて気持ちで寄り添ってくれてたのは有り難かったなぁと。

今回、王子もそうですが知念ちゃんの存在も有り難かったです。弱音が吐けない姫をちゃんと見守ってくれる女性。
あのカンパニー、女性は知念ちゃんだけですもんね(笑)。

投稿: ひろき | 2011/06/21 13:15

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74093/51987860

この記事へのトラックバック一覧です: 『DRAMATICA/ROMANTICA W』:

« 『水平線の歩き方』(2) | トップページ | 『百万回生きたねこ』 »