『レ・ミゼラブル』(5)
2011.5.22(Sun.) 12:00~15:10
帝国劇場2階I列40番台(上手側)
今期レミ2度目。本来のmy初日です。
「レミゼ」ポストカードを1F売店で購入(素晴らしい出来ですが、ちなみにお値段もそれなりに素晴らしくて1枚380円します)、2F売店でも同じ物をみつけつつ、こちらでは笹本さんFC「REINE」ポストカード3枚組を購入。
17日から舞台写真入りのパンフレットに変わっていますが、先日初日を迎えたばかりの笹本エポニーヌ・新妻ファンテーヌの舞台写真はないので、今回は見送り。
レミゼの過去キャストのキャスト表も載っており、当然のことながら由美子さんの名前もあります(2003年帝劇・2004年博多座)
・
・
・
今期2度目なのにプリンシパルの半分までが前回と同じ。
笹本エポニーヌ、新妻ファンテーヌは個人的に当然としても、別所バルジャン、今ジャベール、阿知波テナ妻、と5人までが一緒。
初見組は稲田コゼット、野島マリウスに阿部アンジョルラス、三波テナ。
純粋に舞台の出来からすると、15日マチネの方が良かった感。
その回は何しろ上原アンジョルラスに男だてらに(爆)魂持って行かれてて。
前回のマリウスは育三郎マリウスで、玲奈エポとは初日だったせいもあるのか、関係性にどことなくぎこちなさを感じていたのですが、この日の野島マリウス×玲奈エポはそれ以上にぎこちなくて。
何か呼吸が合っていないのか、妙にお互いがすれ違う。
まぁマリウスとエポニーヌはすれ違いの関係ですけど、その意味ともちょっと違う。なんというか、役としての近づき方に慣れていない感じ。
ベガーズのシーンで「その髪好きだわ」とエポがマリウスの髪を撫でるところがありますが、これ、普通はマリウスとエポニーヌはほとんど隣にいるんですが、なぜかこの日は、マリウスとエポニーヌの間に2m以上の異様な空間が・・・
百戦錬磨の玲奈エポ、どうするのかと思ったら、なんとマリウス追っかけて髪の毛掴みに飛びかかるという、「ズラだと絶対落ちるんだけどそれ・・・」的な恐ろしい臨機応変がありました(私のマリウス原体験の某マリウスさんだったら・・・以下略)。
やっぱりエポニーヌにとってはマリウスとの相性ってとても大事だと思うんですよ。
歌穂エポにとって禅マリの存在って、とても大きいものだと思いますし。
先日見たときにあった「愛で治せるならば」→「(エポの否定の首振り)」がなかったのも、それ故かなとちょっと寂しくなったりして。
育三郎マリウスとの方が相性が良さそうだけど、回数の半分を占める野島マリウスともいい空気が作れますように。(なんか特定のシーンで浦井君に見えた。「回転木馬」の空気と似てた)
この日の工場シーン、さるお方が書いていた「玲奈エポの立ち位置」の話に注目して見ていました。ファンテーヌが孤立する工場シーンで、実は玲奈エポが演じる女工だけが、ファンテーヌに冷たく当たらない(むしろ同情してる)という話で、でも表だってかばうと自分がいじめられるから、黙ってる・・・という話が出てて。
このシーン、そもそもエポニーヌが出ていることさえ知らなかった私なのですが、前回の話同様、このシーンに限らず、一番背が高いのが玲奈ちゃんで、一番背が低いのが新妻さんなわけで(これ、由美子さんの時もそうだったはずだったんだけど、その時の自分はエポニーヌを見る余裕はなかったんだと思う)よく見てると確かにそうでびっくり。
確かにいじめには加わってないし、心配そうに覗き込んでる。距離的には接近しないんですけどね。
・
・
・
エポニーヌが迷っているマリウスの腕をがしっと掴んで列に入らせるところが好き。
今期の「レ・ミゼラブル」通常公演は
「がしっとエポ」
「ちんまりピエール」
「ぱわふるファンテ」
の3本でお送りします。うがうぐ。
みたいな(爆)。
・
・
・
「ラブリィ・レイディ」で、玲奈エポのコゼとのじゃれ合いが、折井コゼ相手より稲田コゼ相手の方が何倍も濃いとか、面白いところはいくつもあるのですが、新妻ファンテの壊れ方、狂い方がそれはもう実に下品(注・褒めてます)。このシーンのファンテのメイクがどぎついのは今に始まった話じゃないのですが、狂い方に理性が感じられなかったのが、いい意味で良かった。
さっきエポにはマリが重要、と書いたわけなのですが、ファンテに関してはバルジャンが重要なわけで、個人的に2回とも別所バル(あと2回も別所バル)ですから、最初から分かって取ったようにしか思えないわけですけど、「言わなくても分かる感覚」というのがあるのが、初役の新妻さんにとっては幸いしたんじゃないかなと。
この日、エピローグでバルジャンがファンテーヌに微笑み、ファンテーヌが微笑み返し、バルジャンがエポニーヌに微笑み、エポニーヌが微笑み返し・・・という空間がとても素敵で。
耳福と眼福の合わせ技、さすがです。
・
・
・
この日のカーテンコールはいつもの流れで進んでいきますが、うーん、なぜ新妻さんは自分で花を拾うのに失敗するのだろう(苦笑)。あのドレスじゃ走れないのはわかるのですが、2回ともアンサンブルの方から頒けてもらっていました。
そういえば新妻さん、三波テナと何度か話されてましたね。意外な組み合わせ。
2階席から眺めていると、舞台上手・下手に分かれられると本気でどっち見ていいか混乱するわけですが、この日3回目だったか、上手側にお2人並び。
客席向いての「がしっ」肩組みが見られました。
上手側にお知り合いがいらっしゃったのか、2人で楽しそうに「キャッキャッ」やっておりました。
玲奈ちゃん、野望への準備は順調ですか・・・・・?
玲奈ちゃんblog「れなにっき」、5月に入ってから11回の更新のうち6回に名前が出てくる新妻聖子さん・・・どんだけラブラブなんですか。
(ちなみに新妻さんは23回中1回・・・写真載せた日ですね)
別所バルジャン名物のコゼット争奪戦。
1回戦 ○別所バルジャン←稲田コゼット→野島マリウス×
決勝戦 ○笹本エポニーヌ←稲田コゼット→野島マリウス×
※別所バルジャンは新妻ファンテをお姫様だっこ中のため棄権。
「いつもより多く回っております」状態で、確か7回転ぐらいしてたような。
「まだまわるーーーーええええっ?」って表情だった新妻さんのリアクションが最強に笑えました。
それにしても、まさかエポニーヌに持って行かれると思わなかっただろうなぁマリウス。
そこはそこ、玲奈ちゃんですから(爆)、油断しちゃいけませんや(←なぜ江戸弁)。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)