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『青空!』(2)

2011.1.27(Thu.) 14:00~15:50
赤坂REDシアター I列下手側

公演も早くも中盤、2回目の観劇になります。
前回は赤坂見附駅から入りましたが、今回は反対側の溜池山王駅から。
一本通りを入るところさえ間違えなければ、迷わずたどり着けることが分かりました。

この日は演出家・東憲司さんと新妻さんとのアフタートークショーがマチネということで、最後まで行けるかどうか気をもんだのですが、午後半休制度が出来たので、午前中で仕事を必死に終わらせて、無事観劇することが出来た次第。

東憲司さんの作品としては自分自身3作目になるこの「青空!」なのですが、作風がまったりモードと言いますか、新妻さんがトークショーで語ってところの「ファンタジー」なので、”激しさ”が少ない分、疲れた身体にはその空気が、新妻さんの声が、気持ちよすぎてですね(笑)・・・意識がところどころ飛びかけました。

前回も書いたのですが、前半が単調な感じがするので、演じる新妻さんにしても、初めて一人芝居を書き下ろす東さんにしても、未経験の分野というからには、やはり色々と難しいところがあるのでしょうね。

劇中、新妻さん演じる五月がお酒のくだりで、お婆ちゃんいわく「アルコールは微量なら薬」を書いていたのに答えて「今や相当量でも薬です」ってのは爆笑してしまったわけですが(ただし飲むイメージはないからなぁこの人は・・・食べるイメージはあるけど・・・後述)、そこでお酒飲むときの鼻歌が「ちゃっちゃらちゃっちゃら・・・」というビールのCMソングだったことの方にもっと吹いてしもた(笑)。

も一個の爆笑ポイントは年齢を引き合いに出してやさぐれるところ。観客が笑いまくったところにもってきて「笑いすぎ。」って反応が面白すぎ。

ちょいちょい面白ポイントあるけどもう少し面白ポイント多くても良かったんじゃないかなーーーというのが、前半の単調さを見て感じたことでもありました。




この日はトークショーということで、締めの新妻さんの挨拶も初日とは当然違い。

「お時間のあるお客様は、ぜひこの後もお楽しみいただければ。用事のおありの方はそそそそそーっとお出になっていただければ(笑)」という感じでして、見たところ10人前後が退席されていました。

とにかくコンパクトすぎる劇場なので、開演前・終演後の出口ルートは前方列の1箇所しかない(開演後はそこは通れないので後方列からになります)ので、お時間には余裕を持ってご覧ください、という感じです。

この日は下手側から作・演出の東憲司さん、出演の新妻聖子さん、そして司会の岸田茜さん(トム・プロジェクト所属)のお3方で構成。東さんもそういえば直接お見かけするのは初めてで、岸田さんは完全にお初。心配したよりずっと進行にそつがなくて(爆)楽しめました。

司会「お二人とも一人芝居は初めてだそうですが、やってみての感想をいただければ」
東さん「よりにもよって『防空壕』という設定にしてしまったもので、誰も他の人が来ないわけですよ(笑)」
新妻さん「そうですよね、なかなか防空壕に他の人来ませんよね(笑)」
東さん「『なんで防空壕なんていう設定にしてしまったんだろう』と後悔しながら書いてました(笑)」
新妻さん「後悔だったんですか(笑)」

新妻さん「演じる上ではやはり相手役がいないのがこんなに孤独なことだったんだというのは感じました。
台詞を覚えるのは早いほうだと思っていたのですが、今までは相手との関係性といったところから覚えていたということが分かって、劇中お婆ちゃんとの会話するシーンもありますが、お婆ちゃんが返してくるだろう台詞も自分の中で入れておかないといけないわけで、台詞を見失ったときの戻るきっかけがないので、『恐怖』ですね。他の舞台ももちろん『恐怖』を感じはするんですけど、今回はそれとはまた随分違います。」
東さん「自分も『恐怖』ですよ。劇場の最後列で目を隠しながら見てます(笑)」
新妻さん「見ててくださいよ(笑)」
東さん「やっぱり新妻さんも緊張して恐怖と戦ってるというのが分かるので、とにかく優しく接していましたね」
新妻さん「優しかったです(笑)」

新妻さん「でも実際お客様がいてくださることで、稽古場よりずっと『孤独』という感じはなくなりました。とても有り難いです」

司会「お二人は2作目、再演まで含めると3回目ですが、最初の印象と今の印象で変わらないところ、変わったところはありますか」
新妻さん「東さんって年齢不詳ですよね。少年のような佇まいは昔から全然変わらなくて。そんな方だからこういった『ファンタジー』のような世界が紡ぎ出せるんだろうなと思っていました」
東さん「初めて出会った時は『可愛らしい方だなぁ』と。その印象は今でも変わらないのですが、演劇界ではもう随分有名な話ですが・・・・『とにかくよく食べる』なぁと(会場爆笑)。」
新妻さん「そこっ!?(笑)」
東さん「いやもう本当によく食べる。私が今まで出会った人の中で一番食べる人だと思います(笑)。
2回ぐらい一緒に食事に行ったのですが、ここまで食べるかと。
稽古場来て始まる前に食べて、休憩で食べて、終わった後に食べに行って、その後家に帰っても食べてるみたいで、そんなに食べてどうしてこんなに細いんだと(笑)。失礼ながらこれから年齢重ねてその調子で食べてると大丈夫かなと心配なんです(笑)。」
新妻さん「大丈夫です。私の母は私より食べますが私より細いですから

・・・と話してるところのE列あたりに母君がいらした(笑)

東さん「遺伝なんですかね」
新妻さん「多分そうですね」

・・・まぁソニンちゃんが「聖子ちゃんと一緒にいると太る」って言ってたぐらいだから筋金入りなんでしょう(笑)。
しかし新妻さんきっとそれも程度問題だと思う(苦笑)。絶対30過ぎたら体重落ちにくくなるんだって。某ご贔屓さんが言ってましたよ。同じ酒量でも体重が落ちにくくなって、思いもよらない場所に落ちないで残るって(爆)。

司会「東さんは独身ですが、結婚の願望とかは」
東さん「いやぁ相手もおりませんし、もう(願望も)ないですね。今日お袋が来ているんですが、ばくばくして(緊張して)聞いていると思いますよ」
新妻さん「東さんおいくつに見えます?(客席へ)。46ですよ(客席は驚嘆の眼差し)。見えないですよね」

司会「新妻さんも独身ですが、どういう男性がタイプですか」
新妻さん「そういう趣旨なんですかこのトークショー?(笑)いやぁどなたとでも。」
司会「お母様が心配されているというお話しですが」
新妻さん「どこ情報ですかそれ(笑)」

・・・と、客席にいる母親に問いかける新妻聖子、自称あらさー(笑)

司会「東さんはいかがですか」
新妻さん「そういう方向ですか(笑)」。東さんにも選ぶ権利がありますから(笑)

・・・ここで客席からの質問で。

客席「台詞覚えが大変ということでしたが、『江戸公爵夫人』との違いはありますか」
新妻さん「『江戸公爵夫人』ですか(笑)。それもいいですね」

・・・正確には『サド公爵夫人』なわけですが、新妻さん大爆笑、会場大爆笑、狙ったわけではないのでしょうが一番の大ヒットでした。

いいんでございますわよ『サド公爵夫人』をリメイクして『江戸公爵夫人』やっていただいても(笑)。
というか、スピンオフのコメディーにしかなりそうもないですが(爆)。

新妻さん「今まで7年間やってきて台詞量では今回の『青空』を入れてもダントツで多かったのが『サド公爵夫人』だったんですね。確かにしゃべり出すと台詞3ページ続けてとかありますけど、それでも話し出すきっかけは相手の方からいただけますし、今回の方が難しさはあります」

司会「それではお二方のこれからのご予定を教えてください」
新妻さん「この後は『国民の映画』という作品に出ます。パルコ劇場、神奈川芸術劇場、シアターでしたっけ?(と会場に問いかけますが今日は答えが出にくい客席でした)その後は帝国劇場で『レ・ミゼラブル』。役が変わってお母さん役となるファンテーヌ役になります」

東さん「この後は石川さゆりさんの舞台、劇団の舞台、そのあと『エル・スール』という舞台をやり、シアタークリエで『ゲゲゲの女房』の演出をやって、年末に劇団の舞台をやります」
新妻さん「『ゲゲゲの女房』は(テレビとは違って)新しい脚本になるんですよね」
東さん「そうです、書き下ろしになります」

新妻さん「『エル・スール』は素晴らしい作品ですよ。前回、本多劇場でしたよね。拝見しましたけど、とても素晴らしかったです。ぜひ今回もお伺いしたいと思っています。出演されるんですよね?(と司会の岸田さんに)」
司会(岸田茜さん)「はい、出演させていただきます」

・・・ここまでやるかまったく(笑)

そっか、新妻さんは『エル・スール』はご覧になってくれていたのですね。というか当時書いてましたね(骨唄再演の直前だったので、稽古の合間に見てくれていたことを思い出しました)。
キャスト代わりもあって出演者の名前としては(由美子さんの名前を)出してなかったけど、あの新妻さんにこうまで褒められると自分のことのように嬉しいなー

8月の再演は、初演で高橋由美子さんが演じた役は冨樫真さん(「骨唄」で新妻さんの姉役をされた方)、有坂来瞳さんが演じた役はこの日の司会、岸田茜さんが務めることになるそうです。

思いも掛けないサプライズ発言と予想通りの濃すぎるトークショー、たった20分ではあったものの充実しすぎる出来。
さすがは芸人でした(←「感想そこっ?」とこの日の新妻さん的突っ込みで締めてみる・・・笑)

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