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2011年1月

『モーツァルト!』(30)

2011.1.30(Sun.) 12:00~15:30
金沢歌劇座2F自由席(最後列下手側)

 上演424回目(今期92回目、金沢2回目)
 観劇41回目(今期9回目、金沢1回目)

2011.1.30(Sun.) 16:30~20:05 
金沢歌劇座1F15列上手側

 上演425回目(今期93回目、金沢3回目)
 観劇42回目(今期10回目、金沢2回目)

2010年・2011年シリーズの「モーツァルト」、大千穐楽は金沢です。

金沢は今年暖冬だったそうですが、現地の方いわく「この冬初めての大雪」が前日から降り続くコンディション。

土曜日夜、赤坂レッドシアターで「青空!」のmy楽を見届け、日曜日の朝、上越新幹線「とき」とほくほく線経由特急「はくたか」とで金沢入りするつもりだったのですが、どうも様子がまずそう。

前日、夜行急行「能登」号を押さえたのですが、土曜日10時にあっさりと運休が決定。
夜行バス「ドリーム金沢1号」を押さえ、18時に確認したところ運転が確定しており、なんとか「青空!」3回目を見た上で金沢に入ることができました。(「青空」レポは東京に戻ってから。)

金沢公演は席種が4種類あり、プラチナ席が1階席前方13列(通路より前)、S席がその後ろ、B席(自由席)が2F最後列3列、残りがA席でした。
昼公演、B席を売りすぎたのか、開演直前に後ろから4列目を後から来た人のB席に割り当てようとして猛抗議を受けてましたが、そりゃそうでしょうて。
そもそも自由席というのが危険すぎです。
この雪の中1時間以上外で待ったのに・・・という気持ちは正常な感覚だと思いますはい。

もともと大阪で終わるはずの公演が金沢まで延長になったのは、この金沢歌劇座の改装(去年12月)後のオープニングシリーズとして派手な作品を呼びたかったのだそうで、契約は通常月末までありますので、急遽2日間3公演が追加されたということのようです。

客層としては2階は遠征組6割、地元組4割といった感じですが、こと1階に関しては遠征組8割、地元組2割という感じで、盛り上がり方がいつもと同じです(笑)。

キャストは男爵夫人の香寿たつきさんが土曜日で楽を迎えた以外は、全員がこの日が楽。
昼が山崎ヴォルフガング&坂口アマデの楽、夜がそれ以外のキャストの楽(井上ヴォルフガング&松田アマデ)。

1936氏が大阪楽を「大千秋楽」と呼んでいたのは「大阪千秋楽」の略だったんだよねとか野暮な突込みをしつつ、前大楽と大楽でしたが、ヴォルフガング2人の違いが感じられたとはいえ、帝劇よりずっと井上ヴォルフの存在の大きさを感じました。
もちろん、山崎ヴォルフの必死さは分かるんだけれども、でも、やっぱり井上ヴォルフはヴォルフガングとして「MOZART!」という作品を支配しているなぁ、とそう痛感しました。

というのも、ソワレでこんなことがあったからで。

●ハプニングは盛り上がりの母である。

1幕最初の盛り上がりどころ、座長シカネーダー氏まさかのステッキ落下。
40回以上見てきて、しょっぱなで落としたのはまず間違いなく初見。
何しろアンサンブルさんみんな「あっ・・・・(一瞬の間)」というほどの華麗な落下。

とりあえずごまかしきれないまま本線に戻していくも、ちょっと空気が微妙な状態になったそのとき・・
井上ヴォルフ、ステッキいじりしながら華麗に落としまして

客席から拍手が起こるほどのそれはそれは非のつけようのないフォローでした。

で、2幕で「姉さんへのお祝い金」をヴォルフの頭上で投げゲームしてるときに、またもや座長が拾い損ねて
ヴォルフが「また落としたっ!」って突っ込んでたのが、そこまでやるか井上君、って感じでしたが。

休憩挟んで1幕の失敗を2幕で笑いで突っ込みなおしたのはミーマイの玲奈ちゃん相手にもやってましたな。
ありがたかったんですが同時に、火が出るほど恥ずかしかったと、後日玲奈ちゃんが言ってましたが。

話は戻ってステッキ落としをヴォルフがやってくれたもんですから、それから後は会場の盛り上がりが完全にロック解除状態(笑)。まさに、タイトル通りの話だったのであります。

●姉さん的な楽日

マチネは鏡を蹴りに行ってましたが(笑)、マチソワで改めて見ると、やっぱり井上ヴォルフとのじゃれあいは年季が入ってて熟練されてるなぁと。
ピアノを弾くふりまねるあたりはいつものことですし、鏡もないのに左右対称にポーズ取るあたりはいつものことではありますが。

そういえば、コロレド大司教に面と向かって刃向かったのはヴォルフガングだけですが、コロレド大司教の代理という意味合いで言えばアルコ伯爵に面と向かって刃向かったのはナンネールもなんですよね。はねっかえり的なところはやっぱり姉弟だなと。それでいて父レオポルトはコロレド大司教には面従腹背みたいなことが限界だったわけですね。

ナンネールはこの日マチネ、ソワレともに絶好調。ソワレで一箇所地声があった以外はほとんどパーフェクト。
この劇場、東宝さんの技術指導が入っているらしいのですが、1階席と2階席の音響の違いはまぁなんというか値段相応と申しますか正直ですなぁと思うのでございますが、1階席で聞いたソワレは絶品そのものでした。

そういえばナンネールといえば以前も書いたことがあるのですが、春に単館上映されるナンネール(ナンネル)をテーマにした映画「ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路」(渋谷/ル・シネマ)の前売りを先日買ってきました。前売特典としてA5クリアファイルがついてきます。

●アマデの嫉妬
これだけこの作品を見ていると、その日の気持ちの動きによってスルーしたりする場面はどうしてもあるわけなのですが、なぜだかいままで気にしていなかったところが浮かび上がってきたりして、なんだかとても新鮮。
その中でこの日印象的だったシーン。

ヴォルフがアマデと作曲しているとコンスタンツェが乱入してきて、「家に入れて」というコンスタンツェの願いをヴォルフガングが聞き入れる、「愛していればわかりあえる」のシーン。
かまってもらえないアマデが怒り心頭で何をするかと思いきや・・・セシリアとトーアヴァルトに2人の居場所を教えているんですね。アマデが2人に「こちらですどーぞ」をやってるというのをきちんと認識していなかったので、ちょっと鳥肌、というかちょっと悪寒。

そういえばアマデといえば、どこのシーンか忘れたのですがソワレの松田アマデ、楽譜をぎゅーっと抱きしめてたところがあって、なんだかとってもじーんときました。

●M!M!にいない人
2幕のラスト直前の「MOZART! MOZART!」。ここ、MOZART!カンパニーほぼ総出演なわけですが、ここにいないのがナンネールとコンスタンツェとレオポルトの3人だけ。
ヴォルフガングを音楽家として求めた人たちと、人間として求めた人たちの違いかなと思うと、なんだか考えさせられるところがあって。「神が使わした子供」として奉っているようで、実は利用しているだけだったりするその冷たさ。
「魔笛」を一緒に作ったシカネーダーでさえ、ヴォルフガングは仲間ではあったとしても音楽家として利用する対象だったりするように思うと、なんだか切ないなぁとも思ってしまう。

●時が止まるとき、時が動くとき
2幕後半、混乱するヴォルフガングに止めを刺す、ナンネールの「パパが亡くなったわ」。

正の感情一切なし、負の感情100%のナンネールの表情は、前期までにも増してすさまじい破壊力ですが、楽日に見ていて、ふと思ったのは、「レオポルトの死とともに、ナンネールの”時”は止まってしまった」のではないかなと。

家族が再び一緒になれる日を夢見て、意に反する結婚を余儀なくされながらも、心は家族のもとにあったナンネールにとって、「レオポルトの死」は、呆然自失そのものだったでしょうし、だからこそのヴォルフガングへの容赦のない責めだったのだろうと。

そこでふと思い出すのはナンネールがアマデ(才能)の箱を開けたときのその表情。

ナンネールの中で止まっていた”時”が、あの「才能」の箱から溢れ出た物を見たことで、再び動き出したのかなと思った。
今期初期はナンネールが絶望を感じて終わっていたように思えた物語だったけれども、ずっと見続けてそれはおかしいよなと思い続けたことが、ようやく楽で腑に落ちて。

すっきりとした形で見終えられたことが、雪の金沢まで出かけてきたことの、最大の収穫でもありました。
やっぱりナンネールは「MOZART!」の作品の中で唯一、モーツァルトの死後を体現する存在であって欲しいから。




この日は大楽ということで、井上君進行で特別カーテンコール。
400回カーテンコール同様、挨拶は山口氏と市村氏という、ある意味、安心のブランドです(理由説明は大人の事情により省略)。
そういえばこの日はカテコ登場時、お辞儀した後、阿知波さん・松澤さんあたりにガッツポーズしておりましたな、お姉さま。

●山口祐一郎さん(コロレド大司教役)
本日は、北陸放送様、北國新聞社様、財団法人石川県芸術文化協会様(←固有名詞がパーフェクトでした。さすがは社長さま)のおかげをもちまして、皆様とこの「モーツァルト!」の作品でご一緒することができましたことを、心から御礼申し上げる次第でございます。

本日の北國新聞様の一面、「強風注意報、大雪警報・・・・・・(笑)(←なんかたくさん覚えていた社長さま)」となっておりまして、みなさまご存知のとおり外は雪でございまして、われわれキャスト一同、帰りの飛行機、列車とも運休でございまして、どう帰ろうか困っております(会場内爆笑)。

・・・つか自分もどう帰ろうか決めてない・・・火曜から仕事だし。

(1/31追記)
JR全面運休ということで、東京方面昼行最終バスの金沢エクスプレス6号(金沢13:30発、池袋20:42着)の予約を急遽入れて(最後の1席でした。午前8時のことです)、バスで東京に帰ってきました。
まさか行きも帰りもバスになるとは思いませんでしたが、飛行機(小松空港)も半分の便が欠航ということで、そうとうな幸運に恵まれたようです。金沢もう1泊の方もいらっしゃるようですから・・・。

●市村正親さん(レオポルト役)
金沢という街は以前何度か公演にお邪魔させていただいたことがございますが、~(中略※)~何といいましてもミュージカルは生のオーケストラの存在があってこそでございます。東宝ミュージカルは生のオーケストラで興行させていただいております。
祐一郎はいなくとも、私は東宝ミュージカルにおりますので(←祐一郎氏から蹴りが入るという珍しい一幕も)ぜひまた皆様とお会いしたいと思います。
明日帰れずに金沢でうろうろしておりましたら、「おぉ、帰れなかったのか!」と声をかけてください。「そっちもな!」と返しますから(爆笑)。

※えーと、市村さんの名誉と大人の事情により、いささか表現を軟らかくさせていただいております(爆)。
父上の暴走に突っ込み&頭を抱えている娘&息子を見てたら大爆笑ものでした。

●井上芳雄さん(ヴォルフガング役)
こうなってしまうとどう締めればいいのか困ってしまうわけですが(会場内笑)、明日帰れなかったら、明日こちらで「MOZART!」追加公演とか(客席から拍手、舞台上でみんな大慌て※)・・・・・・いや冗談です(笑)。

この作品で皆様とまた再びお会いできることを願っております。本日はありがとうございました!

恒例のヴォルフ&アマデラストカテコは、亜美ちゃんの「ありがとうございました~」で幕。
「さぁ、元気に東京に帰るぞ-!」という井上君のかけ声で終了でした(客席みんな笑顔)。

※由美子さんは速効で否定してましたが、まぁ要するに今日から稽古ってことですかね?→こちら

大雪という大ハプニングで終えることになった「MOZART!」2010年・2011年シリーズですが、金沢という「MOZART!」の作品では初の地方都市公演で、これほどまでに熱気をもって終われたことを見届けられたことは何よりの幸せでした。
カンパニーの皆さん、遠征組みの皆さん、地元組の皆さん、本当にお疲れ様でした。

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『青空!』(2)

2011.1.27(Thu.) 14:00~15:50
赤坂REDシアター I列下手側

公演も早くも中盤、2回目の観劇になります。
前回は赤坂見附駅から入りましたが、今回は反対側の溜池山王駅から。
一本通りを入るところさえ間違えなければ、迷わずたどり着けることが分かりました。

この日は演出家・東憲司さんと新妻さんとのアフタートークショーがマチネということで、最後まで行けるかどうか気をもんだのですが、午後半休制度が出来たので、午前中で仕事を必死に終わらせて、無事観劇することが出来た次第。

東憲司さんの作品としては自分自身3作目になるこの「青空!」なのですが、作風がまったりモードと言いますか、新妻さんがトークショーで語ってところの「ファンタジー」なので、”激しさ”が少ない分、疲れた身体にはその空気が、新妻さんの声が、気持ちよすぎてですね(笑)・・・意識がところどころ飛びかけました。

前回も書いたのですが、前半が単調な感じがするので、演じる新妻さんにしても、初めて一人芝居を書き下ろす東さんにしても、未経験の分野というからには、やはり色々と難しいところがあるのでしょうね。

劇中、新妻さん演じる五月がお酒のくだりで、お婆ちゃんいわく「アルコールは微量なら薬」を書いていたのに答えて「今や相当量でも薬です」ってのは爆笑してしまったわけですが(ただし飲むイメージはないからなぁこの人は・・・食べるイメージはあるけど・・・後述)、そこでお酒飲むときの鼻歌が「ちゃっちゃらちゃっちゃら・・・」というビールのCMソングだったことの方にもっと吹いてしもた(笑)。

も一個の爆笑ポイントは年齢を引き合いに出してやさぐれるところ。観客が笑いまくったところにもってきて「笑いすぎ。」って反応が面白すぎ。

ちょいちょい面白ポイントあるけどもう少し面白ポイント多くても良かったんじゃないかなーーーというのが、前半の単調さを見て感じたことでもありました。




この日はトークショーということで、締めの新妻さんの挨拶も初日とは当然違い。

「お時間のあるお客様は、ぜひこの後もお楽しみいただければ。用事のおありの方はそそそそそーっとお出になっていただければ(笑)」という感じでして、見たところ10人前後が退席されていました。

とにかくコンパクトすぎる劇場なので、開演前・終演後の出口ルートは前方列の1箇所しかない(開演後はそこは通れないので後方列からになります)ので、お時間には余裕を持ってご覧ください、という感じです。

この日は下手側から作・演出の東憲司さん、出演の新妻聖子さん、そして司会の岸田茜さん(トム・プロジェクト所属)のお3方で構成。東さんもそういえば直接お見かけするのは初めてで、岸田さんは完全にお初。心配したよりずっと進行にそつがなくて(爆)楽しめました。

司会「お二人とも一人芝居は初めてだそうですが、やってみての感想をいただければ」
東さん「よりにもよって『防空壕』という設定にしてしまったもので、誰も他の人が来ないわけですよ(笑)」
新妻さん「そうですよね、なかなか防空壕に他の人来ませんよね(笑)」
東さん「『なんで防空壕なんていう設定にしてしまったんだろう』と後悔しながら書いてました(笑)」
新妻さん「後悔だったんですか(笑)」

新妻さん「演じる上ではやはり相手役がいないのがこんなに孤独なことだったんだというのは感じました。
台詞を覚えるのは早いほうだと思っていたのですが、今までは相手との関係性といったところから覚えていたということが分かって、劇中お婆ちゃんとの会話するシーンもありますが、お婆ちゃんが返してくるだろう台詞も自分の中で入れておかないといけないわけで、台詞を見失ったときの戻るきっかけがないので、『恐怖』ですね。他の舞台ももちろん『恐怖』を感じはするんですけど、今回はそれとはまた随分違います。」
東さん「自分も『恐怖』ですよ。劇場の最後列で目を隠しながら見てます(笑)」
新妻さん「見ててくださいよ(笑)」
東さん「やっぱり新妻さんも緊張して恐怖と戦ってるというのが分かるので、とにかく優しく接していましたね」
新妻さん「優しかったです(笑)」

新妻さん「でも実際お客様がいてくださることで、稽古場よりずっと『孤独』という感じはなくなりました。とても有り難いです」

司会「お二人は2作目、再演まで含めると3回目ですが、最初の印象と今の印象で変わらないところ、変わったところはありますか」
新妻さん「東さんって年齢不詳ですよね。少年のような佇まいは昔から全然変わらなくて。そんな方だからこういった『ファンタジー』のような世界が紡ぎ出せるんだろうなと思っていました」
東さん「初めて出会った時は『可愛らしい方だなぁ』と。その印象は今でも変わらないのですが、演劇界ではもう随分有名な話ですが・・・・『とにかくよく食べる』なぁと(会場爆笑)。」
新妻さん「そこっ!?(笑)」
東さん「いやもう本当によく食べる。私が今まで出会った人の中で一番食べる人だと思います(笑)。
2回ぐらい一緒に食事に行ったのですが、ここまで食べるかと。
稽古場来て始まる前に食べて、休憩で食べて、終わった後に食べに行って、その後家に帰っても食べてるみたいで、そんなに食べてどうしてこんなに細いんだと(笑)。失礼ながらこれから年齢重ねてその調子で食べてると大丈夫かなと心配なんです(笑)。」
新妻さん「大丈夫です。私の母は私より食べますが私より細いですから

・・・と話してるところのE列あたりに母君がいらした(笑)

東さん「遺伝なんですかね」
新妻さん「多分そうですね」

・・・まぁソニンちゃんが「聖子ちゃんと一緒にいると太る」って言ってたぐらいだから筋金入りなんでしょう(笑)。
しかし新妻さんきっとそれも程度問題だと思う(苦笑)。絶対30過ぎたら体重落ちにくくなるんだって。某ご贔屓さんが言ってましたよ。同じ酒量でも体重が落ちにくくなって、思いもよらない場所に落ちないで残るって(爆)。

司会「東さんは独身ですが、結婚の願望とかは」
東さん「いやぁ相手もおりませんし、もう(願望も)ないですね。今日お袋が来ているんですが、ばくばくして(緊張して)聞いていると思いますよ」
新妻さん「東さんおいくつに見えます?(客席へ)。46ですよ(客席は驚嘆の眼差し)。見えないですよね」

司会「新妻さんも独身ですが、どういう男性がタイプですか」
新妻さん「そういう趣旨なんですかこのトークショー?(笑)いやぁどなたとでも。」
司会「お母様が心配されているというお話しですが」
新妻さん「どこ情報ですかそれ(笑)」

・・・と、客席にいる母親に問いかける新妻聖子、自称あらさー(笑)

司会「東さんはいかがですか」
新妻さん「そういう方向ですか(笑)」。東さんにも選ぶ権利がありますから(笑)

・・・ここで客席からの質問で。

客席「台詞覚えが大変ということでしたが、『江戸公爵夫人』との違いはありますか」
新妻さん「『江戸公爵夫人』ですか(笑)。それもいいですね」

・・・正確には『サド公爵夫人』なわけですが、新妻さん大爆笑、会場大爆笑、狙ったわけではないのでしょうが一番の大ヒットでした。

いいんでございますわよ『サド公爵夫人』をリメイクして『江戸公爵夫人』やっていただいても(笑)。
というか、スピンオフのコメディーにしかなりそうもないですが(爆)。

新妻さん「今まで7年間やってきて台詞量では今回の『青空』を入れてもダントツで多かったのが『サド公爵夫人』だったんですね。確かにしゃべり出すと台詞3ページ続けてとかありますけど、それでも話し出すきっかけは相手の方からいただけますし、今回の方が難しさはあります」

司会「それではお二方のこれからのご予定を教えてください」
新妻さん「この後は『国民の映画』という作品に出ます。パルコ劇場、神奈川芸術劇場、シアターでしたっけ?(と会場に問いかけますが今日は答えが出にくい客席でした)その後は帝国劇場で『レ・ミゼラブル』。役が変わってお母さん役となるファンテーヌ役になります」

東さん「この後は石川さゆりさんの舞台、劇団の舞台、そのあと『エル・スール』という舞台をやり、シアタークリエで『ゲゲゲの女房』の演出をやって、年末に劇団の舞台をやります」
新妻さん「『ゲゲゲの女房』は(テレビとは違って)新しい脚本になるんですよね」
東さん「そうです、書き下ろしになります」

新妻さん「『エル・スール』は素晴らしい作品ですよ。前回、本多劇場でしたよね。拝見しましたけど、とても素晴らしかったです。ぜひ今回もお伺いしたいと思っています。出演されるんですよね?(と司会の岸田さんに)」
司会(岸田茜さん)「はい、出演させていただきます」

・・・ここまでやるかまったく(笑)

そっか、新妻さんは『エル・スール』はご覧になってくれていたのですね。というか当時書いてましたね(骨唄再演の直前だったので、稽古の合間に見てくれていたことを思い出しました)。
キャスト代わりもあって出演者の名前としては(由美子さんの名前を)出してなかったけど、あの新妻さんにこうまで褒められると自分のことのように嬉しいなー

8月の再演は、初演で高橋由美子さんが演じた役は冨樫真さん(「骨唄」で新妻さんの姉役をされた方)、有坂来瞳さんが演じた役はこの日の司会、岸田茜さんが務めることになるそうです。

思いも掛けないサプライズ発言と予想通りの濃すぎるトークショー、たった20分ではあったものの充実しすぎる出来。
さすがは芸人でした(←「感想そこっ?」とこの日の新妻さん的突っ込みで締めてみる・・・笑)

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『青空!』(1)

2011.1.25(Tue.) 19:00~20:25
赤坂REDシアター D列上手側

新妻聖子さん一人舞台、「青空!」東京初日。

仕事の都合で最後まで行けるかどうか気を揉んだのですが、終演後に再度仕事に戻ることにして劇場へ。

赤坂見附駅から2分といわれるこの劇場、実は初めてだったので少し迷いました。
赤坂見附交差点はあまり来ないこともあって、方向感覚を見失います。

初の劇場なのに、今月3回、来月3回と合わせて6回もお世話になることになります。
劇場は赤坂グランベルホテルの地下2階。東京公演は既に満員ということもあり、とりあえず初日の席に付けたことに安堵します。当日券も10席ぐらいしか出ないようです。

この劇場はA・B列が可変席ということでステージプランによって消滅しますが、今回の「青空!」はA・B列ともにステージとして使用したためにC列が最前列。つまり自分のD列は2列目になります。
来月の劇団HOBO「ハロルコ」はA列のみステージとして使用するようで、B列が最前列のようです。

それにしたところで、ザ・小劇場といいますか、ステージと客席の距離が近い近い。
自分の限られた小劇場経験の中でも、本多劇場よりも、中野テアトルBONBONよりも、そしてTOPSよりも小さいという。雰囲気的には東中野のポレポレを半分にした感じです(新妻さん的喩えとして)。

トム・プロジェクト製作の舞台といえば新妻さんで「骨唄」、由美子さんで「エル・スール」(ちなみに今年8月に再演するそうですが、由美子さんは出ないそうです)ときて今回が3作目。そして共通点は東憲司さん演出。

新妻さん演じる主人公は「村野五月」(むらのさつき)という28歳の独身女性。
なんかちょっと前まで「村雨さつき」さんって役名のドラマを見ていたような(→1994年に高橋由美子さんが演じたドラマ「おかみ三代女の戦い」の役名でした)。

一人芝居、半ば一人二役といった感じで、亡くなったお婆ちゃんと孫の交流を、お婆ちゃんが残した「青空!」というノートをキーに描いた作品。
舞台はお婆ちゃんが亡くなるまでの期間を過ごした防空壕。

当初「一人ミュージカル」という言い方も新妻さんご自身がされていたこともありますが、歌は3曲、かつ場面進行中「歌に自分の孤独を助けられる」シーンで使われるのみですので、歌に関しては満足感とまでは行きませんが、それでもラストの「青空」は素敵。

前方列の皆さまは笑いどころが少し早いので、栃木公演経験済みな感じです。
開演前の話題の中心が「再演って何だろう」ばかりだったことに少し吹きましたが。

お婆ちゃんがいるように話したり、自分自身がお婆ちゃんの役をやったりもするのですが、ところどころで新妻さんが実はお得意の自虐笑いを組み込みつつ、とはいえ前半はどことなく直線的に物語が進みます。

新妻さんの歌声にしろしゃべり声にしろ好きな声ではありますが、そもそもの本自体が前半は比較的単調なので、少しもどかしくはあります。

この辺からちょびっと薄いネタバレ込みで物語について語ります





役柄的には、「アグレッシブな(藪崎)千華ちゃん」と言った感じ。というかむしろ映画「アンダンテ」で共演した秋本奈緒美さん演じたやり手ベテランさんの10年前、という印象。

何というか「やり手寸前でひきこもった」感じですね。自分の夢を追い求めて、それでも上手くいかずに逃げて。そんな自分の弱い部分を突かれたときの五月の弱々しさは痛々しいほどでした。

この作品の中で「お婆ちゃん」が五月にとっては実体化したかのように表現される時があるのですが、実は最初は「自分の都合のいいことしか言わないの。だって自分の中のお婆ちゃんだもん」とさえ言っているのですが、時が経つにつれ、お婆ちゃんは五月に対して昔どおりにはっきり物を言うようになって、ついにはお婆ちゃんに自分の一番触れられたくないことを触れられてしまう。

自分の夢を追い求めて、でも叶えられなくて現実から逃げてきて。
自分にとってのお婆ちゃんという、自分にとって都合の良い空間を求めては来たけれども、それを見抜かれたお婆ちゃんによって現実を見せられて。
逃げ続けるだけじゃ結局だめなんだ、と前向きになっていくわけですが。

うん、その流れは悪くないと思うんですが、個人的な好みを言ってしまうのなら反戦系のメッセージって自分はあまり好きではないので、ちょっとその辺りは辛かったかな。

新妻さんって役者さんとしても女優さんとしてもどんなものも吸収するスポンジみたいなところはあるけれど、何というか微妙な分野についても臆せずというか誤解を恐れずに踏み込んでいくような様が、どこか危なっかしげに見えるというのは、実は正直な感想なんですよね。



この日は初日と言うことで、新妻さんからの初日挨拶があり。

「本日はトム・プロジェクト制作、東憲司作・演出、新妻聖子一人芝居『青空!』東京公演に足をお運びいただきありがとうございます(拍手)。無理矢理拍手させちゃった感じがありますが(笑)。なんか笑い声が身内ぽかったですが(笑・・・客席にお姉様の新妻由佳子さまがいらっしゃいました)。

 本日ご覧になっていただいてお気づきかと思いますが、この劇場、とにかく舞台と客席が『ちかっ』って感じでございまして、一人舞台と申しましても、お客様ももしかすると出演者の一人としてご覧になっていただいたんじゃないかと勝手に思っております(笑)。今までこんな近い濃密な空間で演じたことはありませんし、今後もないかもしれません。千秋楽まで、30日でしたっけ?31日でしたっけ?(→客席から「30日!」の声が上がる・・・・あ、得意技だ・・・笑)ありがとうございます。30日までやっております。マスクをしていらっしゃる方も多数いらっしゃいますが、インフルエンザも流行しております。お気を付けください。最後になりましたが、本日ご来場いただいた皆さまに心から御礼申し上げます。ありがとうございました。」

相変わらずそつのないご挨拶で500km離れた某ご贔屓様の師匠になって欲しいんですが(爆)、何はともあれ終演後、会社に戻って木曜日午後の半休申請の内諾ももらったので、新妻聖子一人芝居第二場(昼)と、漫談大会を楽しみにします(笑)。

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『ZORRO THE MUSICAL』

2011.1.15(Sat.) 12:30~15:40
日生劇場 2階席A列センター

日比谷エリア今年の観劇初めは、帝劇でもクリエでもなく日生。
13日に初日を迎えた「ZORRO THE MUSICAL」で。

2階席の最前列どセンターですが、先日の梅田芸術劇場3階席の最前列どセンターに比べると、目の前の壁が低くてとてもありがたいです。

ミュージカルなのにオケピを使っていないのでどうするのかと思いきや、何と舞台上側のせり出しを使って、下手側にお一人、上手側にお二人の演奏者。

ヒロイン・ルイサ役の大塚ちひろ嬢は去年4月以来なので9ヶ月ぶり、ずいぶんとご無沙汰してしまいました。

意図的に情報を全然入れないでMy初日を迎えたのですが、結果的にそれが良かったようで、予想以上に楽しめました。

勧善懲悪のヒーロー、ゾロを演じるはV6の坂本さん。初見ですが、ヒーローとしての佇まいも、(ネタバレなので一部略)、一人二役のもう一つの役の面白さも結構ツボでした。幼なじみのルイサ役、大塚ちひろ嬢との相性も絶妙です。

で、ルイサ役のじゃじゃ馬娘ことちひろ嬢ですが、いやぁ、あんなに面白いキャラ設定になっているとは思いもよらず。舞台作品でこんなに気の強い役ってあったかなぁ?

「この森で、天使はバスを降りた」は気が強いというよりは、随分はすっぱだったし(苦笑)、サラもシーン的に似たようなシーンがあったとはいえ、あれは世間知らずのお嬢様設定だったし。

ディエゴを呼び戻しに行ったところの説得シーンは「SHIROH」のリオからシローへの説得というよりむしろ、寿庵から四郎への説得のように思えたかも。

ゾロがなかなか助けに来なくて磔にされて、ぎりぎりのところで救われた時の
「助けに来るのが遅いわよ!」
も抜群にいい味出してるし。
ゾロがルイサを前にすると妙にあわててるのも面白い。

この種の話だと、ヒロインは鋭い癖して仮面の内側には最後まで気づかない、ってパターンですが、今回もご多分に漏れずでして。
バスルームに乱入したゾロとの会話も面白すぎた。まんまサラとアルフなわけですが(笑)。

最初は反目し合ってるルイサとイネスの関係もぐっとくるものがあって。
ルイサが出て行こうとするときに、イネスが心から止めたのは良かったなぁ。
ルイサの心からの笑顔はいいなぁ。
というか、ベタなストーリー展開すぎるんですが、このベタさがとっても安心できるという。

歌的にもたいそう難しい曲がてんこ盛りですが、製作発表の動画で心配しまくりだった「落ちていく空」も初日に間に合ったようで何より。さすがは芝居歌の達人!

いわゆるベタなヒロインをやらせると神田沙也加嬢をためを張る大塚ちひろ嬢ですが、それにしたところで、ちひろちゃんは本当に相手選ばないで男性を格好良く見せる達人ですねぇ。

2幕でウェディングドレスを身につけていくシーンはちょっとびっくり。歌いながらドレスを着せられてく演出って新鮮すぎる。

で、いわゆる悪役の位置づけになるラモン役は石井一孝さん。
ディエゴとルイサの幼なじみ、父親を亡くし育ったトラウマが暴走して暴君と化し・・・・というストーリーなわけですが、久しぶりに見た石井さんは相変わらずの「汗」でした(←そんな感想ですか・・・笑)。
ちひろちゃん大変だろうなぁ(笑)。

そして流石だったのは、ジプシーのイネス役、島田歌穂さん。
あまりに上手いもんだから積極的には歌穂さんを見ない私なのですが、溜息が出るぐらいに凛々しくて、溜息が出るぐらいに「いい女」で。

芝居で歌穂さんを見るのはご贔屓さんかかわりということで、「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」(新妻さんと共演)、「ベガーズ・オペラ」(笹本さんと共演)と来ての3作品目ですが、印象的にはベガーズの歌穂さん&笹本さんを彷彿とさせるところがあって。
そういえば歌穂さん見てて、なんか碓氷マキさんを思い出しました。
見た目の話。

イネスとガルシア軍曹の某シーンは、何となくシアタークリエ3月公演「ウェディング・シンガー」のアホアホカップル(爆)を思い出したりして。まさかこんなんなるとは。

ガルシア軍曹役の我さん(ワハハ本舗)は初見だったけどコメディセンスがさすがです。

上條さんは「ウーマン・イン・ホワイト」初演以来ですが、ストーリーテラー的な役割とはいえ、ずいぶんと滑舌が厳しくなったなぁ・・・というのが本音で、確かに立ち姿はしっかりしてるんだけど、うーむ、そろそろ限界じゃないかなぁ。
役者さんとして年齢を重ねると、女性は歌声、男性は滑舌に来るんだなぁ(溜息)。
だから女性は演技、男性は佇まいを頼りにしていくんだろうな。
その意味で歌穂さんの歌唱は驚異的。

ストーリーはある意味単純明快なので、どこかミュージカルショーというか、アトラクション的。スパニッシュの音楽もダンスもわくわく感をもり立ててくれて、とてもミュージカル初心者向きな印象。
オケピなはずの1列目~3列目よりも4列目の方が美味しい不思議(←見た人は分かる)

エンディングはスパニッシュダンサーによるダンスパフォーマンス。
一人ずつキャストが指名されて、この日は歌穂さん→石井さん→ちひろちゃん→坂本さんの順番で、ダンサーからご指名。

とりわけ呆然としてたのは石井さんでしたが、劇場内で後ろを歩いていたお客様、「マリウスって動かないから知らなかったよー。
踊りが(××××←自粛)なの初めて知ったよ-。」

石井さんをマリウス時代から知ってる人ですからベテランファンの方だと思うのですが、ファンが時に一番残酷なもんですよね(苦笑)。

とはいえ、もやもやしてる人にはうってつけの、スカッとなれるミュージカル。

およそ東宝ミュージカルらしくないというか、盛り上がり的にはなんかV!を彷彿とさせるようなところもあるかな。

坂本氏の名座長ぶりでとてもいいカンパニーでほっこりとします。
歌穂さんとちひろちゃんが顔見合わせて笑顔になってるのもいいなー。

実はこの後一回も取ってないんですけど、2月に入ったらまた見ようかな。

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『モーツァルト!』(29)

2011.1.9(Sun.)12:00~15:20
梅田芸術劇場 3階1列センターブロック

上演399回目(今期67回目、梅田2回目)
観劇39回目(今期7回目、梅田1回目)
アマデ:坂口湧久
※山崎ヴォルフ梅芸初回

2011.1.9(Sun.)17:00~20:25
梅田芸術劇場 1階7列下手側

上演400回目(今期68回目、梅田3回目)
観劇40回目(今期8回目、梅田2回目)
アマデ:松田亜美

「モーツァルト!」も日本初演4回目にして、ついに400回に到達です。
自分の「モーツァルト!」観劇歴がぴったりその10分の1の40回だったのは、ただの偶然なのですがちょっとびっくり(笑)。

記念カテコの話はまた後でするとして、まずは本編の話を。

梅芸は去年8月の笹本ピーターパンの楽日以来なので、半年振りなのですが、この劇場のコンパクトさと音響の良さを体感すると、帝劇の音響ときたらもう・・・
帝劇には帝劇のよさはもちろんありますけどね、というわけで「帝劇ワンダーランド」ムックを梅芸で買いました(笑)。

マチネは3階席最前列から見下ろす形となって、見切れシーンが当然あるのですが、感覚的には天王洲銀河劇場がこれに似た感じというか、非常に俯瞰しやすい劇場です。
どセンターなので特に祐一郎氏の歌声とかを聞くにはすごーくお得感があるB席センターです。

帝劇ではマイクが絞られている感があった我らがナンネールこと高橋由美子さんも、こと梅芸に関してはマイクがちょうどいい調節になっていてすごくクリアに聞こえます。
野菜市場で若干地声に戻った箇所があったぐらいで、マチネ・ソワレとも絶品の出来。
やっぱりモーツァルトは梅芸ですよね(なんなんだこの現金さは・・といいつつキャストの皆さま、意外に同じようなことをおっしゃているようで。演じやすいらしいです)。

ところでナンネールを変換したら「難ネール」って文字になったんですが(爆)、ある意味、歌からして演技からして「難役」ですよねこの役。それをあまりにあっさりと由美子さんはクリアしちゃうもんだからさらっと流して見られていますけど、以前も書いたことがあるのですが、由美子さんのナンネールが本当に評価されるのは次の人にナンネールを渡した時なんじゃないかと思う。

この日のナンネールを見ていて思ったのですが、今期役どころを変えたとはいえ、そこここに前までの演技が見えたりするのは、相手役の波長に合わせているんでしょうね。

「星から降る金」で井上ヴォルフが喜んでいるところについつられて満面の笑みを浮かべたりするあたりは、多分定石からすると変なのでしょうが、その後我に帰って「ヴォルフガング」と諭すように言うのとセットなので、日替わりの楽しみどころといったところなのでしょう。

●姉弟関係
この日へーと思ったのは1幕「赤いコート」の後半部、レオポルトに「処分してきなさい」と言われて渋々レオポルトからコートを受け取ったときに、ナンネールはヴォルフガングに目配せして「ごめんね」っていう動きをしているんです。ヴォルフガングはそれに対して「うん、わかってるよ」って目で返すんですが、これ、帝劇では気づかなかったんです。
この日はマチネの山崎ヴォルフ相手でこれを発見したすがら、ソワレの井上ヴォルフでもこれをやっていたので、これはある意味定型になったような感じです。

今期帝劇最初の頃は、「パパ寄り」になったナンネールの後半部の役作りをこの場面でも引きずってる印象がありましたが、途中からここは元通りというか、完全にヴォルフ寄りになって、この日に至ってはナンネールがパパに満面の笑顔送ってたのに笑いました。
ヴォルフと一緒にパパをからかっているようなところがあるんですよね。

実際、ここでナンネールとヴォルフはじゃれあってるところに明らかな気持ちのシンクロはあるわけで、お互いにとって「赤いコート」は「華やかな時代の象徴」であるわけで、それを処分するなんてことは実際は出来るわけはないわけで・・・

レオポルトにしてみれば「過去の栄光にすがるんじゃなく現在を生きろ」という意味での「処分してきなさい」という言葉。これ、確か2演目(2005年)までは「片付けてきなさい」だったので、より「過去との断絶」をレオポルトはヴォルフガングに強いているようには改めて思わされます。

●臨機応変って大事
この日ソワレ。大司教様がヴォルフガングが作ってきた楽譜を投げ捨てるシーンで、何の風のいたずらか、楽譜が盛大に散らばってしまいまして。
おぉぉ、どうするのかと思ってたら、アルコ伯爵は楽譜を足で本来のシーンに移動させてました。うん、それ唯一の正解でしょうね。
舞台には必ずしも「正解」というものがあるとは限らないけれど(それが見る方も演じる方もある意味望んでいるんだと思います)、想定外のことが起きたときに、客席を現実に引き戻さずに進行させられるかどうかは、役者さんとしての役とのシンクロだったりするわけで。

この日ソワレでもう一人のGJはコンスタンツェ役の島袋寛子さん。
プラター公園で風車が”アルコ台”から落ちたときにさりげなーく戻していた彼女の立ち振る舞いに、すっかりコンスタンツェになったんだなぁと、何かそんなところを嬉しく感じたりして。ちなみに3階席から見下ろすと彼女、ちひろコンスにすごく似てます。
1階席から見るとそうは見えないんですけどね。アングルの話です。

臨機応変の女王様はナンネールの中の人ですけど(笑)。

この日も目隠しがちょっと左手側からすり抜けたりとか、前日はピアノのところでスカートが引っかかったりとか、「お心ありがとうございます」の後の階段の影で、不自然に頭がちょっと下に落ちたり(滑った?)、星金でパパがヴォルフの頭を手帳でペチペチ叩いてる時に「パパ」と注意を惹くように言うのがこの日マチネは2回に対してこの日ソワレは1回とか、ヴォルフのはだけ方が毎回違うからどう直すか一瞬で考えなきゃいけないとか(笑)。ソワレは井上ヴォルフのはだけ方が生半可じゃなかったから久しぶりに「何やってんのよもぉ」モードが見られてツボでした。

星金もマチネで涼風男爵夫人をバックにヴォルフとナンネールが「♪目と目で通じ合う♪」(←ちと違う)をやってたのは良かったし、というか涼風男爵夫人、星金を身を乗り出すように3人に向かって歌うんですよね。3人を眼中にないかのように歌う香寿男爵夫人とまさに好対照。本当に今期の男爵夫人2人はカラーが違います。

臨機応変といえば、男性陣は祐一郎氏が有名ですが、この日ソワレは意外なことに井上君が歌詞を飛ばしかけてひやっとしました。2幕M45「なぜ愛せないの?」でしたが、表面上は何ともなかったとはいえ、何度か見ていればはっきり分かるぐらいの、意外な姿を見て、うーん、井上君もやっぱり人間なんだなと感心したり。

●コンスの復讐
作品のラスト、ヴォルフガングの亡骸をなぜセシリアが見つけられるのか。

これ、考えてみたことがなかったんですが、この日、ヴォルフガングがアトリエで「ここなら君のお母さんも来ないし」とコンスタンツェに言ってたのを聞いて「あれ?」と。

明示されていないけどヴォルフガングの終の棲家がこのアトリエだとするならば(他に行くような余裕はなかったと思いますので)、ヴォルフガングの居場所をセシリアがなぜ知ってるのか。

その実、ナンネールでさえもここを知るはずもないわけです。
ナンネールはヴォルフガングに「決して許さない」と言って別れているわけですから。

それらの線を一本につなぐ糸として考えられるのはコンスタンツェしかいないのではないかと。

コンスタンツェはヴォルフガングの居場所をセシリアとナンネールに教え、セシリアには手切れ金のごとくヴォルフガングの遺産を分け与え、自分は音楽家としてのヴォルフガング・モーツァルトの名声を糧に墓漁りの片棒さえかつぎ生きる道を選択する代わりに、ヴォルフガングその人の後はナンネールに託したんじゃないかと、そう思えて。

それがまさにコンスタンツェにとってのヴォルフガングへの復讐だったんじゃないかと思えて、「悪妻」というイメージに引きずられるつもりはないけれど、むしろコンスタンツェにとって、ヴォルフガングを忘れられないからこその、かえって残酷な仕打ちしかできないのではないかと思ったり。

コンスタンツェからナンネールの感情は推し量りにくいところもあるけれども、コンスタンツェが「自分以外でヴォルフガングのこの後を託せる人」として選べるただ一人の人であることは間違いなくて。

「決して許せない」とまで言ったナンネールを、あえてヴォルフガングの前に出すことはもしかするとコンスタンツェにとってはヴォルフガングへのあてつけだったり、ナンネールへの嫌がらせだったようにも思えるけれども、おそらくコンスタンツェが予想していなかったことといえば、

ナンネールが才能を持った少女

だったことかと思う。

才能の小箱を見られたナンネールが、それを見なかった時より幸せだったかどうかは、演じる由美子さんの表情を見るだけでは実はどっちにも取れる気がして、でもきっとナンネールはその現実を背負って生きていくだけの強さは持っていただろうと。(実際にも80過ぎまで生きていますから、あの当時としてはすごい長寿でした)

この作品におけるコンスタンツェとナンネールのバランスって、かますびしく言われるところではあるけれども、コンスタンツェが最後はヴォルフガングを見捨てたことと、ナンネールが結局ヴォルフガングを見捨てようがなかったこととの対比で、どうしてもナンネールの印象が、最終的に作品のカラーとして塗られる点があると思う。

●400回記念カーテンコール

この日ソワレは前述の通り日本公演400回目。
とはいえ事前に作品公式にも梅芸公式にも出なかったので井上君の第一声。

井上くん「本日は『モーツァルト!』ごらんいただき
 ありがとうございました。
 日本初演以来この作品、
 本日夜の回で日本上演400回目を迎えました(拍手)」

井上くん「その反応は知りませんでしたよね? 知ってました?」
 ・・・一部から「知ってました」の声が上がってました。
  なんか局地的に(笑)

井上くん「まぁ僕は全部出ていないんですけどね、
 ダブルキャストですから(笑)
 それでは、『我こそは400回出た』という方は
 一歩前に出てくださいませ」

 舞台上ではわらわらとキャスト陣の民族大移動(笑)
 で、そういう時に後ろに下がっていくんだなうちのご贔屓さんは(爆笑)
 そんなの分かってる井上君が該当者さんをやっぱり見つける(笑)

井上くん「あなたずっと出てたでしょ毎回(大笑)」
 ・・・と、舞台前方に引っ張り出されました由美子さん(笑)

井上くん「皆さま盛大な拍手をお願いします!
 またスタッフさんでも400回全てかかわられた方が
 いらっしゃいます。
 その方にも拍手をお願いします!」

 ・・・うん、さすがです井上くん。

 一人一人のご紹介はされませんでしたが、該当する方々13人。
 女性4名、男性9名の鉄人のみなさま。
ちょうど1列分ぐらいでした。

 高橋由美子さん(ナンネール役)
 阿知波悟美さん(セシリア・ウェーバー役)
 吉野 圭吾さん(エマニュエル・シカネーダー役)
 山口祐一郎さん(コロレド大司教役)
 市村 正親さん(レオポルト役)
 碓氷 マキさん(バルバラ役ほか/※)
 徳垣 友子さん(ゾフィー役ほか)
 大谷美智浩さん(メスマー役ほか)
 小原 和彦さん(ジャン・ピエール役ほか)
 KENTARO  さん(サリエリ役ほか)
 砂川 直人さん(トーアヴァルト役ほか)
 松澤 重雄さん(フリードリン役ほか)
 森田 浩平さん(ベルヒトルト役ほか)

 ※:初演は高橋真記子さん名で

挨拶は代表して山口さん、市村さんから。
由美子さんの挨拶も聞きたかったけど、帝劇での挨拶からしてgdgdになるの目に見えているからなぁ(苦笑)。

山口さん「この日を迎えられたのも皆さんのお陰です。
 ほんとーに、ほんとーに、ありがとうございましたっ!」

市村さん「この日を迎えられたのも皆さんのお陰です。
 ほんとーに、ほんとーに、ありがとうございましたっ!
 (以上物真似(笑))・・・・あ、もういいですか?

 後輩の祐一郎に会いたくて、通っていましたら400回になりました(笑)」

山口さん「舞台上とはいえ先輩に失礼な態度の数々・・・」

 市村さん「えへんっ」って偉そうな感じでのけぞる(笑)

市村さん「この作品、まだまだ続くようでございます。
 そして、お席も若干、若干(笑)でございますがあるようでございます。
 ぜひ、また足をお運びいただければ幸いでございます」

●カーテンコールおまけ
毎回恒例、ヴォルフガング&アマデイベント。

井上くん「3階席!(拍手)2階席!(拍手)1階席!(拍手)
  そして全体!(大拍手)」

井上くん「僕は今日で219回でした。
  ちゅーとはんぱーっー!!!(大笑)
  亜美は?」
亜美ちゃん「23回!」
井上くん「ちゅーとはんぱーっー!!!(大笑)」

亜美ちゃん「また来てねー」

・・・もう和みすぎて何が何やら。
もうアットホーム感満載の、超身内的カーテンコール。
うん、派手なカーテンコールじゃなくて、こういう温かいカーテンコールが、一番「モーツァルト!」にふさわしい気がします。
400回を迎えられた皆さまに心からの拍手を贈ることができて、とっても良かったです。
予想通りの動きをして突っ込まれたご贔屓さん含めて(笑)。

200回記念カーテンコール(ちなみに100と400が梅田、200と300が帝劇)の時に、「2000回まで頑張りたいと思います」と勢いと思いつきでおっしゃってましたがもう2割まで来ましたよ(笑)。

由美子さんの舞台出演歴って全部で1200を超えたぐらいなのですが、その2割近くがナンネール役ですからね(今期完投で2割を超えます)。
1役で100超えるのも最近は至難の業で、由美子さんでさえ100超えてるのはこの役だけ。エレン(69回)、ファンテーヌ(61回)、ミス・アデレイド(56回)、アニー・オークリー(46回)、山田寿庵(44回)という顔ぶれですから。

何回も検算して400回がこの日のソワレだと確信してはいたけれど、そうじゃなかったらどうしようと、
実は井上くんが言うまで気が気じゃありませんでした(爆笑)。

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『豊島区 新春コンサート』

2011.1.8(Sat.) 14:00~16:50
東京芸術劇場大ホール C列下手側

新妻聖子さん、今年の歌い初め。

ということで行ってまいりました「豊島区新春コンサート」。

会場に行って知りましたが、予想以上の公演時間。
1部・2部構成で休憩もあり。
曲目を見ると新妻さんの出番は1部後半に固まり、2部は出演がなさそうでしたが、せっかくだからということで最後まで聞くことにしました。

曲目。
第一部
 1.「歓喜の歌」ヴェートーベン交響曲第九番
 2.アメイジング・グレイス
 3.さくらさくら
 4.としま未来へ
 5.サライ
 (指揮者体験コーナー)

 (新妻さん登場パート M6~M9)
 6.虹の彼方に/オズの魔法使い
 7.翼をください
 8.アンダンテ
 9.Time To Say Good-Bye

第二部
10.さくらさくら
11.越後獅子
12.春の海

(オペラパート)
13.「歌に生き、恋に生き」
   プッチーニ、オペラ「トスカ」
14.グラナダ
15.「誰も寝てはならぬ」
   プッチーニ、オペラ「トゥーランドット」
16.「ヴィリアの歌」
   レハール、オペレッタ「メリー・ウィドウ」
17.「戯れの場、ふたりのワルツ」
   レハール、オペレッタ「メリーウィドウ」

今回の指揮者の坂本氏、初めて拝見したのですが面白いおじさんです(笑)。
あまりに面白くて、ついついオケのお姉様方が噴き出してるのまで見えました(笑)。

オーケストラのみなさん、「としまユングフェスタオーケストラ」とおっしゃるそうなのですが、「30歳以下」ということを指揮者氏が強調していました。

えーと、第1部のゲストのミュージカル女優さんはセーフですか?(爆)
てっきりその辺のネタをやるかと思いきや、さすがに言い出しはしなかった姫。

第1部で面白かったのは指揮者体験コーナー(毎年恒例らしいです)。
抽選で選ばれたのは小学5年生の男の子と、20代とおぼしき女性の方。

その女性と指揮者氏の会話。

「わたし年女なんですよ」
「そうですか、私も年男なんですよ」
「36歳ですか」(会場笑)

素人の方が面白いって本当だなぁ(笑)

男の子君はさすがに腰引けまくってますが、指揮の手をきちんと振らないからオケがぐだぐだに応えるとか、結構見てると面白いです。

で、もうお一方の女性なんですが、まぁこういうところに出ると女性の方が度胸があると申しますかですね、いや、そりゃたぶん、というか間違いなく合ってはいないんでしょうが、それでもあれだけ振れる度胸がすごい。

ちなみに曲は「カルメン」で、基本的に両手振っていればいいのですが(笑)、それでもあそこまで堂々とやられれば指揮者さんでなくとも「言うことございません」でした。
満場の拍手を送られてましたが、すごいです。

そしてその後、新妻さん登場。
ピンクのドレスがとても綺麗です。

M6「虹の彼方へ」は先日の歌謡コンサートだったかでも歌われていますが、英語になると説得力が倍増するあたりが新妻さんだなぁと。
「サウンド・オブ・ミュージック」のマリア先生ではないですが、なんか野原とか草原がイメージになるんですよね。

M7「翼をください」は初披露の曲とのことですが、もともとソロの予定だったところ、1部中盤に出ていた「ジュニア・アーツ・アカデミー」(小学生の合唱団)との共演となったとのこと。
指揮者さんいわくは新妻さんからの申し出で、みたいなことになってましたが。
なんか新妻さん的には子供たちを構いたい感じ満々なんですが、小学生に対しては完全な片思いみたいな感じでございまして。
歌のお姉さんへの道は遠いですね(笑)。

M8「アンダンテ」は初めてのオーケストラバージョン。
で何が起きるかといいますとですね、

アンダンテのアンダンテバージョンは無茶苦茶に歌い難そう(笑)

もともとオーケストラ向きじゃない、結構早めの曲ですから、音と歌声合わせるのがとても大変そうでしたが、それでもこの難曲をちゃんと聞けるだけにしちゃうんですからさすがは姫。

曲の説明を指揮者さんに求められて、映画の千華ちゃんの役どころをとりまぜてセルフアピール1分30秒(推定)は、まさに司会者いらずです(笑)

そういえば

新妻さん「歌詞は私。曲は私の姉・新妻由佳子が担当しております」
坂本さん「お姉さんと仲いいんですね」
新妻さん「ええ」
坂本さん「今日はいらしているんですか」
新妻さん「いえ。今姉は妊婦でして。
なんとか検診とかで来ておりませんで。
     代わりに母が来ております」
坂本さん「まさに新妻なんですね」
新妻さん「(笑)そうなんですよ」

・・・あぁ、新妻さんのテンポをきちんとわかってくれる司会者さんって素敵。

そういえば、「歌を意識した最初の体験は」の質問に、
かの『サウンド・オブ・ミュージック』のマリア先生の話をしていました。
多分、声優さんの話振って欲しい気満々だったのでしょうが、
司会者氏がご覧になっていなかったようで、ちょいと残念でした。

あともうひとつ漫談。

坂本さん「『アンダンテ』、これロビーで販売しているんでしょうか」
新妻さん「先ほどアナウンスで流れていましたので多分販売しているかと」
坂本さん「ということで素敵な曲ですので、会場特別2割増しで販売してますので」
新妻さん「いやいや2割増してどうするんですか
坂本さん「ということで定価で販売しております」

・・・打ち合わせがないからこその面白みですな。
姫が突っ込みがいがあって楽しそうでした(笑)。

M10「Time To Say Good-bye」はご存知、新妻さんコンサートの締め曲ですが

「さよならと言いますが旅立ちの曲です」

という言葉っていつ聴いてもいいよなぁと思う。
新妻さんの言葉の選び方には優しさと鋭さが同居してて好き。
なかなかこの2つを満たせる人っていないと思う。

アンダンテのアンダンテバージョンで苦しんだ反面、この曲はまさに本領発揮でした。
自分の座った席はスピーカーの前あたりだったので、スピーカーから歌が流れてくるのが実はちょっと違和感でしたけど、そんなのもはや関係がないほどの、新妻さん新年歌い初めでした。

そして2幕。新妻さんの出演はありませんが、せっかくだから聞くことにしましたが、それというのも・・・・

「プライド」だったり「夢コンサート」だったり、藤原紀香だったり(笑)

※「プライド」=オペラ「トスカ」より「愛に生き、恋に生き」。舞台でも音楽として流れていました。

「夢コンサート」=新妻プリマドンナの次に錦織健さんが歌った「グラナダ」。
(新妻さんの「ラマンチャの男」のすぐ次の曲でした。)

「藤原紀香」=プッチーニ「誰も寝てはならぬ」の曲の迷解説。「あのオリンピックの曲、藤原紀香でしたっけ(会場爆笑)、あ、荒川静香さんですか、全然違いますね(笑)」

「トスカ」はいっそのこと萌さんが歌ってくれてもとか、ソプラノの市川倫子様を前にして畏れ多いながらもそんなことを思ってみたり、錦織さんの時も思ったけどテノール(この日は井ノ上了央さん)素敵だわぁとか。

そんな感じで思ったよりずっと楽しめましたが、つかトークで20分ぐらい伸びてる気がするんですがこのコンサート(笑)。

指揮者(司会者)氏のコメントで一番大うけしたのがこれ。

「クラシックファンの皆さん、オペラ好きの皆さん、ミュージカル好きの皆さん、それぞれに我慢の時間があったかと思いますが」

えぇ(笑)

カーテンコールはこの日出演者全員のカーテンコール。
一幕だけで帰られたかもと思っていた新妻さんも一緒に登場し、「一月一日」(♪年のはじめのためしとて~」です)を全員で合唱。

新妻さんが何かカードもって隣の井ノ上さんに話しているなぁと思っていたら、

新妻さん「歌詞見ます?」
井ノ上さん「あ、大丈夫です」

というやり取りの末、新妻さんがカンペを持ちながら歌うという、新妻さん拝見歴8年の私にして初めてな(爆笑)貴重な光景を拝見しました。

「どーしよー、覚えてくればよかったなー」という、困り顔をしながら歌う新妻さん、というありえないほどの面白い(←こら)光景が、2011年新年笑い初めになるとは、想像だにしていなかったことでした。

ちなみに。
本日出演されていた方のblogこちら

歌穂さんがそんな風に言ってたのは初めて知りました。
たしかに、「可愛い」んですよね。

さてさて、これから東京発のムーンライトながらで大阪に入ります。
明日は『モーツァルト!』マチソワ。399回目、400回目を見届けます。

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『プライド』(18)

大千秋楽の「プライド」(17)の最後に意味深に書いた、
”遠くない日に(18)を書ける日が来ることを祈りつつ”が、
予想よりずっと早く現実になりました。

音楽劇「プライド」、NHKBSでの放送が決定しました。
実ソース

NHKBS「プレミアムシアター」
 2011年2月5日(土)23時~25時55分 BS-hi
 2011年2月27日(日)24時40分~26時35分 BS2

 ※2010年12月14日収録映像

実際の舞台は3時間弱(しかもうち20分は休憩)だったのに、
放送時間が3時間というのも妙な話で、
インタビューとか対談とか期待していいんですかねっ?!
(↑ちょいと壊れ気味)。
一条先生の姫ペアへのお言葉とか期待していいんですかねっ?!
(↑だから壊れすぎだってば)

○2/2追記 放送時間短縮に伴い、若干書き直しています

いやぁ、売れすぎてトークショーなかったからそれだけが
悔しくて(笑)。

「迫力あるミュージカルの舞台」とか「麻美史緒」とか書いてあったりとか
突っ込みどころはあるんですけどね色々(笑)

「プライド」(12)(12月14日ソワレ)でカメラが入っていたのを
見てはいましたし、放送はほぼ確実という話は聞いていましたので
あとは日程だけ、と思っていましたが、まさか大千秋楽から2ヶ月も
せずにすぐ放送とは思っていなくて、嬉しすぎる誤算です。

この日のソワレは萌さんが一番いいところで噛んでた日なので(注)
マチネ中心になりそうな感じもしますが、大好きな作品が映像になり
しかも自分の見ていた回が映像で残るのは、本当に嬉しいです。

 注:一幕最後のあそこでオーバーヒートして噛んじゃいました。

「プライド」&「モーツァルト!」祭りで見にいけなかった
「ジャンヌダルク」も2月末にCS・TBSチャンネルで放送される
そうですので、新年早々、色々幸せ。

1月は「モーツァルト!」と「青空!」に明け暮れますが、
2月はHOBOと「プライド」が待っているかと思うと、
明日が来るのが怖くないです(こら)。

※こんなこと言ってるのに自宅にはBSがないので頼むんですけどね
(笑)。生で見るために実家に帰る日ずらそうかな(半分本気)。

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