« 『プライド』(14) | トップページ | 『プライド』(15) »

『MOZART!』(27)

2010.12.18(Sat.) 17:15~21:05
帝国劇場1階C列センターブロック下手側

上演389回目(今期57回目)
観劇37回目(今期5回目)

アマデ:松田亜美

この日は帝劇最後のS席の日。たまたま育三郎氏のトークショーにぶつかりました。

「プライド」マチネの観劇を終えた後なので、マチソワ。
諸々の事情があってこうなったのですが、順番は逆ならともかくこれ、
無茶苦茶ハードです。

舞台装置って人が動かすんじゃないんだ!(笑)

とか

出演者いっぱい!(笑)

とか

こっちもウィーン!(笑)

とか

そんなことを思ってみたり。

心地好い音楽にたびたび意識が飛びかけました。

ここのところクリエに引き籠もって(爆)いたのであまり気づかなかったのですが、地下劇場ということもあり知らぬ間に疲れていたんだなとか思ったりして。

いやぁ、「モーツァルト!」が癒し系になるとは思わなかったです。
癒し系筆頭格のナンネール万歳。ご無沙汰してごめんなさい(苦笑)。

由美子さんの歌、絶好調とまではいかないけれども力業で押しまくっていて。
本当はもう少し丁寧な時が好きなんですが、十分な安定感。
マイクの音量が絞り気味なのはちょっと切ない。

●本日的影を逃れて
以前、「影を逃れて」について書いたときに、男爵夫人が涼風さんだったので、「涼風さんと由美子さんが母娘に見える」と書いたことがあるのですが、この日の男爵夫人は香寿さん。ゆえに男爵夫人×ナンネールの関係には特段の意識はないのですが、ふとナンネールの逆サイドに目を向けると・・・

シカネーダーとナンネールがアングル的にピッタリ納まって、これ兄妹じゃない?みたいな初めての妄想。

シカネーダーとヴォルフガングが兄弟の関係に見えるんだから論理的には合ってると思う(笑)。

長男シカネーダーと次男ヴォルフガングに挟まれてしっかり者の長女ナンネールとか想像する自分はきっといっぱい疲れてるんだとは思うんだけど。

●山崎君的赤いコート
この日、今期5回目にして初の山崎育三郎ヴォルフガング。
なぜか4回が4回まで井上君。普通、自分的には初物キャストは早めに押さえるのが普通なのですが、そんなことすっかり忘れていまして、気づいたら日程調整不可能になっていて、この日が初日。

「赤いコート」では若いヴォルフガング相手のせいか、精いっぱいはしゃぎ回ってるナンネール。どっちかというとヴォルフガングと一緒にパパをからかっているぐらいやらかしてて、どびっくり。井上君の前期までとか、中川君ともちょっとずつ違う。
後憂なくはしゃいでる感じ。

●山崎君的星金
ここは正直びっくりしました。前回見てからずいぶん経っているので、ナンネール演じる由美子さんの役作りの変化とのどちらかなのかが分からないのですが、少なくともこの日のナンネールとヴォルフガングの関係は、かなり前期までに近くて、いわゆる「ヴォルフガングの味方なナンネール」状態。
感覚的にはナンネールはヴォルフガングの味方であってくれた方が個人的には嬉しいので、この形の星金が見られたのは凄く嬉しかった。
井上君との星金を次いつ見られるかちょっと不透明ですが、そちらの変化も楽しみ。

あと「1236グルデン『うわー』」が復活してたけどあれ苦手。

●今日の大司教様
山崎ヴォルフの放ったカツラはものの見事に大司教様の胸にすっぽり。
さすがは元野球部。
で、そのカツラをどうするかと思いきや大司教様・・・案の定嗅ぎました(笑)

●心ここにあらず
「モーツァルト!」ブリザードパートことナンネールとベルヒトルトのシーン。
ご指摘いただいて気づいたのですが、ベルヒトルトが帰ってきて、ナンネールが編んでいたものを籠にしまうのですが、白い糸と赤い糸は垂れ下がったまま・・・
その垂れ下がった糸をベルヒトルトが籠に入れて籠に押しつける様を確かに確認。

ナンネールは意外にアバウトな性格説もありえなくはないかなとは思うのですが、もはやあれは「編み物」である必要ですらなく、単に時間を潰すものでしかないのでしょうね。望んでもいない結婚を強いられて、夫からの愛情も感じられないまま、ただ日々を過ごすしかないナンネールにとって、あらゆる意味で「心ここにあらず」なのだろうなと。

●ヴォルフとアマデ
今期アマデは妙に松田亜美ちゃん率が高いのですが、
ヴォルフ2人をようやく見られたことでの違いとしては、

アマデを支配しようとして自滅するのが井上ヴォルフ

アマデに勝利しようとして自壊するのが山崎ヴォルフ

かなという印象。

山崎ヴォルフはアマデの書いた譜面を見てぶるぶる震えだして、「こいつに負けるわけにはいかない!」と焦る様が見えて、そういえば井上ヴォルフでそれは感じたことがなくて、むしろ才能を自分の物にしたくて、受け入れられないならば道連れに、という感じが濃くて。

●ラストシーンへ突き進む
ここも井上ヴォルフ版とはずいぶん違う動きというか、山崎ヴォルフには前期までのナンネールの役作りの残りを感じます。「怨み」とか「諦観」とか「無」とかを感じる対井上ヴォルフに比べると、「後悔」の念を感じたりして。

「パパが亡くなった」ことにはただひたすらに強い非難をすることは同じなのですが、ショックの受け方もずいぶん違う。
ヴォルフがアマデに叫ぶときに、山崎ヴォルフが「家族を引き裂いた」と叫んでいたのが、今期としては新鮮で印象的。今期の井上ヴォルフは「孤高」というか、「家族」をあまり感じないせいかもしれません。

この回のラスト、前方から見たせいもあるのでしょうがまさに入魂。どこかヴォルフガングの遺志を受け継ぐ決意のようなものを感じさせる、ものすごいオーラに満ちていましたナンネール。
本人も会心のできだったと見えて、カーテンコールで最初に出てくるときから満面の笑顔(とっても珍しい)。

調子のいいとき恒例の口の動きも「ありがとうございましたっ」となぜか跳ねてました(笑)。

●トークショー
事実上プレゼント大会だったからいいや・・・

ただ、本番後にプレゼントお届けに1階席・2階席を縦横無尽にあんだけ走り回った上に、某王子から黒い手紙で秘密の暴露をされて、しかも一発芸までさせられたいっくんはちょいと気の毒すぎた(笑)。

※時間ができたら追記します。

個人的には帝劇はあと1回。千秋楽は1幕は微妙ですが2幕は何とか見ようと思います。

●12/19午前3時追記
とりあえず噴き出してしまったことこちら
この日その時、国際ビル(帝劇ビル)の上でそんなことがあったとは(笑)

|

« 『プライド』(14) | トップページ | 『プライド』(15) »

コメント

今日のナンネール由美子さん
演技が最高でした。歌はひろきさんが言われるように技?でこなした感があります。
なので、カテコは最高の笑顔
由美子さんの笑顔が見たくてリピート化
している・・。

投稿: てるてる | 2010/12/19 03:04

てるてるさん>
コメントありがとうございます。

ナンネールのラストの演技オーラは半端じゃなかったですね。
以前見たときよりずっと、「ヴォルフガングを背負っていく」姿を見たような気がします。

追記で書きましたが、トークショーしてる上で、何か面白いことが起きていたらしいです(笑)。

投稿: ひろき | 2010/12/19 03:29

さすが由美子さん
後輩が来てもいい対応をされます。
楽日出待ちして見たくなりました。
アンサンブルの人たちと、ご帰還されたようです。

投稿: てるてる | 2010/12/19 09:06

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74093/50337773

この記事へのトラックバック一覧です: 『MOZART!』(27):

« 『プライド』(14) | トップページ | 『プライド』(15) »