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『新妻聖子の広がる才能~ミュージカル・ライブそして映画へ』

池袋コミュニティカレッジ
2010.10.24(Sun.) 14:00~17:20

池袋に10年以上住んでいるのに一度も足を踏み入れたことのない、セゾン系公開講座プラザ、池袋コミュニティカレッジ。新宿の朝日カルチャーセンター(35周年)に次ぎ、30年の歴史を持つ老舗だそうです。

行って今後の予定をディスプレイで眺めていると、岡幸二郎さんが11月に公開講座をされるのですね(今年で3回目)。
”ミュージカルを一つの文化的ジャンルとして力を入れている”と話された池袋コミュニティカレッジ(以下、池袋CCと略します)の担当者さん談。ちなみにこの方、「聖子さんの大ファンです」と公言してました(笑)。呼び方が「新妻さん」ですらないその強者さ大好きです(爆)。

第1部は映画「アンダンテ~稲の旋律」の鑑賞会。
100分ということでしたがこの映画108分なので、やはりというか10分押しました。

この映画を見るのは3度目(有楽町の朝日ホール試写会、ポレポレ東中野で各1回)で実に9ヶ月ぶりですが、何というか元気な新妻さんを見慣れていて、かつ前髪が変わった新妻さんを見てしまったので(笑)、ちょっと雰囲気が違うように思えます。

第2部の司会者の方にも後で「感じが違いますね」と言われてましたが、前方席みなさん「前髪がね。」と心の中で呟いたような気が(笑)。

期せずしてセンター席が選べたので、実は上映してる作品の時間が見えたりするんですが(デジタルなので、というか単にDVDなのでは)意外に最後が駆け足なんですね、この作品。あと20分であのエピソードもこのエピソードも入れ込むのか!と思ったらまさに怒濤の仕上げでエンディング”千華ちゃんPV”へのなだれ込み。
久しぶりに見る”千華ちゃんPV”は凄く良かった。
そりゃ見ようとすればLive DVDで見れるんですけど、やはりあれは大画面で見てこそ。(ここのホールは中画面ぐらいですが。)

そして30分の休憩を挟み、司会者&新妻さん登壇してのトークショー。ここの司会者さんは先ほどの方とは別で、池袋CCのミュージカル講座を担当されている男性の方(ちなみに前任は小藤田さんだったそうです)。

○「アンダンテ~稲の旋律」(映画)
「印象が違いますね」は先ほど書きましたが、ここでのエピソードいくつか。

・舞台と映画の演技の違い。
 舞台で演技するときはお客さんとの関係性でどこを出そうかというのが、目の前のお客さんとの距離感で判断できるから、ある点自分の演技プランでできる。ところが映画の場合、目だけ切り取られるか全身が映るか、引きかとか、すべて監督さんとカメラマン次第なので、とても大変、と。

・一発勝負。
 鍋をちゃぶ台返しするシーンを例に出してましたが、”本番一発勝負大好き”の役者(本人談)なので、テストで力を出し切って、本番に息切れしかねない状態だったのだとか。ちなみに、金田監督はしまいにはそれに気づいて「新妻、テストなしに本番ね」とか言われてたらしい。そりゃ見抜かれるか。

・休憩時は「ミス・サイゴン」。
 この作品の相手役はご存知の通り、新妻さんとは「ミス・サイゴン」で共演している筧利夫さん。筧さんに現場で挨拶したとき

「やー、聖子ちゃん売り飛ばしちゃいそうだよ
「おさえておさえて」
 だったそうです(笑)

 で休憩時は2人サイゴンやってた(歌ってた)そうで、

 筧さん「俺もミュージカルやってるんだよ!」
 ・・・が言いたかったそうです筧さん。

○「プライド」(2010年12月、シアタークリエ他)
 そういえばこの日の客層、半分強がミュージカル系の方(更にその半分は新妻FCの方)で、3分の1が舞台未見の方ですが、ここら辺からトークが完全にミュージカル系に移行していきます。司会者さんは専門的な方に持っていこうとするのですが、本人いわく「不真面目な方向にしますんで」と最初宣言していたとおり、相変わらずのフリーダム系で進行します。

・最初から心配でした。
 司会者さんから「ミュージカル界の2大ディーヴァ、待望の初共演!」のチラシのキャプチャを振られて曰く。「最初チラシ見たときから不安だったんですよ。これ絶対皆さんミュージカルだと思いますよね? ミュージカルじゃないんですよ(笑)」

 「すると音楽劇という感じですか?」という問いには「音楽劇でさえないんですよ。むしろストレートプレイに音楽が付いてくる感じです」だそうで。

※blogで頑なに「音楽劇」と書いているのは新妻さんのそういう判断によるものだそうです。

 稽古は今週から、玲奈ちゃんとの歌稽古からスタートするそうです。

・問う方も問う方だけど。
 麻見史緒と緑川萌、どっちが玲奈ちゃんでどっちが新妻さんか、これはこの作品の舞台化が発表されて以来、数限りなく論じられてきた話ですが、製作発表で玲奈ちゃんが言ってた「話が最初に出た時にはどっちが史緒でどっちが萌かはわからなかったんですけど」という話が、この日、新妻さんからも出ました。

 新妻さん曰く「史緒と萌どっちがやりたいですか」と聞かれたそうで(笑)。

 この手の2人なら皆さんが想像するのはガラカメ(ガラスの仮面)でしょうけど、あの2人はどっちもいい娘じゃないですか。

 でも、この2人どっちも性格悪いじゃないですか(会場内爆笑)。

 で、萌はそれに輪をかけて性格悪くて(笑)

 でもまぁ女優としてはこのエキセントリックさは演じてみたいなと、そう思って希望を出しました、だそうです。

 こうなると玲奈ちゃんがどっちの希望を出したのかに興味はあるなぁ。意外に2人とも萌だったんじゃないかな?と思うんですが。(玲奈ちゃんは原作読んだときは「萌に感情移入してた」と言ってましたし。)

 そういえば新妻さん、「玲奈ちゃんは5つも年下なので」と言ってたのが意外。玲奈ちゃんとの年の差をあえて口に出したのは初めてな気がする。
同志とはいえ、「違う世代として一緒に生きていく」ことを肌で感じているのかもしれません。

・舞台としては。
 何しろ4人芝居なので命懸けで期待に応えられるように頑張ります、と締めていました。そりゃ確かに外国にも行っちゃうし装置転換は大変そうだ(演出の寺崎さんもご自身のblogでおっしゃっていましたが)。

そういえば、「プライド」絡みの情報ですが

◇雑誌「Sparkle Vol.7」(メディアボーイ発行)
 池之端蘭丸役、佐々木喜英さんが登場。
 10月30日(土)発売予定。予価1,600円(ムック扱い)

◇ラジオ「Dream Theater」(TOKYO FM)
 音楽座・高野菜々さんが去年からパーソナリティを務めるラジオに、新妻さんが2週連続登場。
 高野さんの初回・2回目が新妻さんでしたので、今回が2度目(1年半ぶり)になります。
 何と作品の楽曲がここで初披露だとか。
 10月30日(土)、11月7日(土)それぞれ25時から。高野さんblog 

 というか、10月16日(土)、23日(土)は神野副社長役・鈴木一真さんがゲストだったそうで、実は「プライド」出演者で4週連続らしいんですが。

◇開幕前イベント
 11月14日(日)、18時~シアタークリエにて。
 応募ページこちら
 10月29日(金)18時まで、11月1日(月)発表です。

 現時点で行けることが確定しておりますが、体調だけは万全にしとかなくちゃ。

 そういえば、新妻さん&玲奈ちゃんがキャストに決まった時、「クリエなんて小さいところで大丈夫かなぁ。客の鼓膜が」と言われてたのをふと思い出しました(笑)。

○青空!(2011年1月~2月、赤坂ACTシアター他)
・モノクロチラシ。
 司会者さんがおもむろに取り出した紙。「チラシがまだということでモノクロで持ってきたんですけど」という言葉に対して新妻さん、「言って下さればカラーで印刷してきましたのに!」(笑)・・・どんだけ・・・

・舞台に立つ理由。
 司会者氏「1人芝居だと一挙首一投足が注目されるじゃないですか。大変じゃないですか?」
 新妻さん「私そういうの大好きです」
 司会者氏「役者さんの中には見られると緊張する人もいるみたいですね」
 新妻さん「信じられないです。世相ですかね。
      私、人に見られたくて舞台に立ってるのに(笑)」

 ・・・さすがとしか言いようがないと言いますか。

○国民の映画(2011年3月~、パルコ劇場他)
・舞台は1940年のベルリン、実在した(司会者さんいわく最近までご存命だったそうです)の女性映画監督の役だそうです(というかこの作品、実在の人物しか出て来ないそうです)。

・この役が来たきっかけは「nine the musical」で新妻さんが演じたルイーザを見た三谷幸喜さんが声をかけてくださったから、なのだそうですが、むしろそれは紫吹さん演じたリリアンな気もするんですが・・・

・ちなみにこの作品も「台本は上がってません、まだ上がる時期ではないのですが」
に加えて

「これから私がやる作品で台本上がってるのレミゼだけです(会場内爆笑)」

・・・そ、そーか(汗)。

○レ・ミゼラブル(2011年5月~、帝国劇場)
・エポニーヌはどこかで切りをつけなくては、と思っていてそれの最長が前回公演だったので、悔いなく卒業できたんだけど、すぐいきなりファンテーヌというのはお客さんに対して不誠実なのかと、ずいぶん迷った、とのこと。

・ジョン・ケアードにも相談したんですが、ファンテーヌの押さえておけばいいポイントはここだから、と言われて。
で、極めつけはその頃「キャンディード」をやっていたのですが

『プチ・クネゴンデ』のつもりでやればいいよ」(会場内大爆笑)

・・・ジョンさすがだ(笑)これをエピソードで出す新妻さんもこれまたさすが。

・そういえば司会者とのやりとりで一番笑ったのここ。
 司会者氏「レミゼは台本が上がっているそうですが」
 新妻さん「(ひとしきり絶句して)それ冗談ですよね?」
 司会者氏「(何か変なこと言ったかなと戸惑いつつ)ええ、冗談半分です」

 ・・・漫才ごちそうさまです(爆)。

・そういえばパート2
 司会者氏「レミゼはまだチケット発売されてないですか?」
 新妻さん「どうでしたっけ?まだですか?(と客席へ質問)」
 客席の一部「(首を横に振る)」
 新妻さん「まだだそうです。これは皆さんに聞くのが確実なんですよ(笑)」

 ・・・だから(笑)



ここからはミニライブとして3曲。
間にMCを新妻さん自身が挟みますが、そこで笑わせることも忘れません。

1.アンダンテ
2.On My Own/レ・ミゼラブル
3.Time To Say Goodbye/アルバムバージョン

#2は「いつかやる日が来るかもしれないけど、今は大切に蓋をして。ほとんど歌い納めになるかもしれないこの曲を」との前振りで、今となっては本当に貴重なエポニーヌでした。

#3は新妻さんライブ・コンサートでの定番送り出し曲ですが、この日は恐らく初のアルバムバージョン。実に貴重でした。つかこの3曲、普通の人じゃ間違いなく苦行。これ歌って普通だってんですからさすがです。

この後は物販購入者対象にサイン色紙贈呈&握手で終了。
池袋お土産を渡せて満足でした(自分用にも買ってきましたが美味でした)。

池袋CCの方のご案内で「購入者じゃなくてもサイン色紙もらえる」かのようになっていましたが、さすがにそれはストップがかかったらしく、ちょいと混乱していましたが、全体で見ればさすがは新妻さん、という完成度のイベントでした。

内輪受けに走っている部分のトークも一部あったとは思うけれども、新妻さんのトークは必ず「初心者向けの補足説明」をきちんと入れているから、こういった場所でも凄くわかりやすく溶け込める。
彼女の魅力は、リポーターをやっていたときの経験とか、異常な程にお客さんよりの感想とか、プロとアマチュアの部分を良い意味で併せ持ったところなのだろうなと、改めて思うのでした。

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コメント

トーク入りのイベントに参加する度に、トーク力に感心することしきなのですが、加えて、こういうところでも、ちゃんと練って選曲して来てくれるところがいいなと思いました。しばしの歌い納めかもな選曲とか、アルバムバージョンとか、特別感も出してくれて。
3曲のミニライブでアルバムバージョンをやっちゃう手加減の無さもサスガです。

投稿: ぴらふ | 2010/10/26 07:25

ぴらふさま>
万全の予習が感じられるトークの滑らかさですよね。一回一回趣向を変えて(曲も変えて)やってくれるから、飽きが来ないですし、一回見逃すとダメージが大きい(苦笑)・・・

ファンテの翌日にエポ歌うぐらいの人ですし。10月の3回のステージでは「アンダンテ」だけ全部で歌ってて、やっぱり特別な曲なのでしょうね。

投稿: ひろき | 2010/10/28 01:12

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