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『プライド』(5)

やっぱり事後報告でしたか(笑)こちら
新妻さんにしちゃ珍しい。
お節介かと思ってBBSに書く直前で止めたのですが、
やっぱり書いとくべきだったかなぁ・・・

関連ページ
音楽座blog こちら
高野さんblog こちら

それなりにチケットが売れているものでパブリシティ系がちょいと動きがゆっくりな舞台「プライド」。

この日は音楽座ミュージカル・高野菜々さんがパーソナリティを務めるTOKYO FM・広島FM「Dream Theater」の二度目のゲスト。
二度目にして最多出演。この番組の第一回ゲストが新妻さんで、1年ぶりの登場ということになります。
高野さんといえば音楽座入りのきっかけが新妻さん(と広島コンサートでバックコーラスとして共演)なことを事あるごとに言ってくれるので、とても嬉しくなります。

2人とも音楽座ミュージカルでモーツァルト役をやったという共通点がありますが、新妻さんがそのことを知ったときに、「以前ファンレターをくれた女の子(広島で一緒に歌った女の子)」だということに気づいたというエピソードが、新妻さんらしくて流石だなぁと。菜々ちゃんの公演初日に新妻さんから花が贈られてて、家族一同大感激という話を聞いてると、心が洗われる気持ちがします。

今週と来週の2週連続出演で、収録自体は先週に2話まとめてされているようですが、内容的には10月24日の池袋コミュニティカレッジで話していた話とちょっとかぶるところもあり。
あの時のMCの方からの「映画と舞台の違い」を問われた時に新妻さん本人がきちんと認識したことなのだと思うのですが、映画をやったことで舞台の良さを知ったというか、また映画をやるならどう取り組めばいいかがわかったような印象があります。

この日、ラジオで初披露された「プライド」の劇中歌のうち、史緒と萌が銀座のクラブで最初に声を重ねるシーンで歌われる曲がこれ。

Bette Midler「Wind Beneath My Wings」(動画こちら
※1988年映画「BEACHES」(邦題「フォーエバーフレンズ」)の主題歌
グラミー賞最優秀レコード賞を受賞した曲で、
邦題は「愛は翼にのって」。

新妻さんがこの曲の歌詞に触れて「あなたが私の翼を運ぶ風」(you are the wind beneath my wings)というところに、”史緒と萌の「お互いを高め合う」共通の思い”に言及してましたが、なるほどなと。

原作を読んでいると、史緒と萌が正反対の性格であるが故に、史緒から萌への思いと、萌から史緒への思いって随分違うと思うのですが、それでも「相手を必要とする」思いだけは共通していて、それは萌でさえ打算ではないというところに、「プライド」という作品のすがすがしさがあるんだと思うんですね。

確かに、この曲を新妻さん・笹本さんでハモるかと思うと、背筋に電気が走るぐらい素晴らしいと思うのですが、ただ一つの懸念事項というのが、この曲、英語で歌うんでしょうか日本語で歌うんでしょうか・・・
新妻さんの英語には心配なんて欠片もあるわけもありませんが、
玲奈ちゃんは英語歌うとどうしても「日本人が英語頑張ってます」になるから(苦笑)、できれば日本語でハモって欲しいんだけどなぁ・・・

歌詞読んでると、史緒が萌へ上から目線で(爆)感謝してる曲にも思えてきて苦笑しちゃいますが。萌が史緒の影として存在するなんて、2巻の萌が納得できるわけないと思うんですが(笑)。

史緒が歌い出しで萌が答えて、最後はシンクロするような感じに持っていく様が想像できます。ちなみに和訳こちら

なんか動画見てるといかにも曲調的にフィギュアスケートで使われそうな感じの曲なんですけどね。(ちなみに笹本さん&新妻さんの共演を想像して一番最初に浮かんだ作品は「ワン・モア・ジャンプ」という作品でした(小学館漫画賞受賞作品・赤石路代先生)。
七瀬帝が笹本さんで一色緋夏が新妻さん。)

映画版(ステファニーが演じた史緒と、"結婚おめでとうございます"
満島ひかりさんが演じた萌)はそこにあたる曲が「A Song For You」だったことに思い出して、久しぶりに見てみましたが、選曲の指向がやはり似ていますね。銀座のクラブの豪華さに合った高貴な感じで素敵です。

そういえば、共演者紹介で蘭丸役の佐々木喜英さんを
「イケメンさん」と称していたのが新妻さんらしくて噴いちゃいました(「さん」を付けるところが)。
製作発表で初対面だったそうですが、4人の中では佐々木さんはまだ馴染んでいなかった印象があるので、そこはちょっと心配。
昨日発売の雑誌インタビューも見てきましたが、やはり稽古前ということもあり、自分以外との役(者)との関係性、というコメントは出てきていないので、どこまで打ち解けられるかが鍵かなと。

鈴木さんはさすがに年の功で、笹本さんと新妻さんの間に納まって手を伸ばしている写真(これ)の微笑ましさも含めて素敵でしたが。

笹本さんとの共演の話にも、今までで一番長く触れていたのですが「笹本さんと私(新妻さん)は持ち味が違うから、同じ役でも違う持ち味で演じることができるから、いつも同役に配役されるんだろうな」と言っていたのが印象的。
確かに年齢5歳も違う2人が3つも同役に配役というのは天文学的な確率ですね。

「育ってきたバックグラウンドも目指しているところも多分違うと思うので」という表現は新妻さんらしいコメントだなぁと。
それにしてもなんなんですかその含んだようなコメントは(笑)。

「今回キャラクターの違う役で初めて共演が果たせるのは納得だし嬉しい」とおっしゃっていましたが、今まで同じ役ばかりやってきた玲奈ちゃんと今回共演するにあたっての、
それは新妻さんにとっての”納得”なのかなと。

ずっと一緒の役をやってきた玲奈ちゃんに対して、これからは違う役でやっていくんだなという、新妻さんなりの認識を今回ちょっと感じます。池袋CCの時も感じましたが、あえて「年齢が5つも違う」ことをここのところ言葉に出すようになったところに、言葉は変ですが「新妻さんにとっての笹本さんとの関係性の再構築」をちょっと感じます。

同じ時期にエポに入って今回、エポとファンテに分かれたというのは大きい気がします。
同じ役をずっとやってきたけど、年齢的には知念ちゃんが同年齢なわけで、この辺、見ている客からするとちょっとイメージがずれてる感じが。
自分なんかずっと、知念ちゃんと由美子さんが同世代、
新妻さんと玲奈ちゃんが同世代だというイメージで見てましたからね。(実はそれぞれ5歳前後違う)

今回に限って感じた話ではないのですが、新妻さんは「それが自分の本意であろうとそうでなかろうと、”納得”することで前に進める役者さんなのかな」と思ってしまいます。あまり表面に見せませんが、最近新妻さんを見てて思うのは、イメージと違ってけっこう頑固な役者さんじゃないかなと思います。
(ドラロマで「ラマンチャの男」を歌うために小林香さんとバトルしまくって、最後は勝ち取ったってエピソードを聞いて、さすがだなーと思ったんで。)

まぁ、「歌についての駄目出しを素直には聞けないタイプかもしれませんね」と言ってた過去もあるぐらいですから、そんなの今さらかもしれませんが(笑)

ちょいと追記2010/11/01
・最近「プライド」の原作を読み返しているのですが、ラストで微妙な気持ちになったのは、「史緒が成功した」ということではなく「萌がいなくなった」からなんだな、というのに気づいて。
邪推かもしれないけれど、二度と続編が書けないように(書かないで済むように)、一条先生が萌を退場させたんじゃないか、と邪推するぐらい。
「別に萌が生きていたって史緒の成功には関係ないじゃん」ということに気づきました。

そういえば、原作的には史緒の方が美味しい役だから、萌をやる新妻さんはモチベーションが大変だろうなぁ、とこの作品の舞台化発表時に心配したけれど、まさか開幕1ヶ月前の時点で史緒をやる玲奈ちゃんの方を心配することになるとは思っていなかったな。
あと1ヶ月、ようやく稽古が始まったあたりですが、日が近づく度に心配になるので早く気持ちを落ち着かせたい・・・

今月はMOZART!の初日も控えていますし、天候不順も続いていますので、演者の皆さまのベストコンディションを願いつつ、そして自分のコンディションも保つことを目標にしたいものです。

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コメント

新妻さんは「ざっくり」ってよく(?)使いますが、「ざっくり」説明するのが上手だなと思いました(笑)

菜々ちゃんとのエピソードはどれもほんわかしますが、今回も「いつか共演できたら」なんて喜ばせる一言をさらっと言ったりして、なんというかこの人は・・・(笑)
今回印象的だったのは「持ち味が違うからこそ同じ役を3つもやった」「バックグラウンドも目指しているところも違う」という辺り、「ライバルではなく同志」というのを改めて実感しました。同じ役をやって来たことに対して「ご縁」だと言っていたのも嬉しかったですね。

菜々ちゃんは大ファンなのに、ちゃんと「(作品を)知らない人」目線で話していたのはサスガだなと思いました。

あと、まだ全貌見えてないんですか?っていう・・・(苦笑)

投稿: ぴらふ | 2010/11/01 07:51

「ざっくり」説明するには本質が分かっていないとできませんからね。

それにしても、夢の扉を開いてくれた本人に「共演したい」なんて言ってもらえたら、それこそ夢心地でしょうね。
その新妻さんの攻撃(←攻撃違う)に、1年前よりもずっと落ち着いて反応してた菜々ちゃんも、成長しましたよね。
作品については当然全部知っているはずなのに聴取者目線、というのは確かに感じました。

目指している方向性の違いという意味では海外を視野に入れているかどうかがあるような気がします。
たまたまご縁があって7年間似た道を歩んできたけれど、実はここから別の道を歩みだすような、そんな印象がしています。

作品の全貌が見えていないのは新妻さん自身のブラフか(笑)、スタッフがあえてキャストに情報入れないようにしているか、どっちかかなと思ってます。
情報の飢餓感煽って後でどかーん、とやるつもりなんじゃないかと「信じてます」。
大石さんもあまり筆早い方じゃないはずだから信じるしかないんですが(爆)。

投稿: ひろき | 2010/11/01 13:14

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