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『笹本玲奈ディナーライブ』

2010.10.2(Sat.) 19:00~21:00
大手町マンハッタンブルー(東京サンケイビルB2F)

名前はまだないこのライブ。
今後に向けて、この日のアンケートで名前を募集するらしいです。

アンケートに「crystal stage」って書いてきました。
選ばれたら褒めてください(笑)。

今日もライブがあるのでセットリストはネタバレです。
お気にされる方は早速回れ右で!





【セットリスト】
第1部
 1.Cinema Itariano/映画「nine」より
 2.早く王様になりたい/劇団四季「ライオンキング」より
 3.鉄道猫/劇団四季「CATS」より
 4.彼らの心は天国に
  /劇団四季「ジーザス・クライスト・スーパースタ-」より
 5.Till I Hear You Sing/(日本未公開作)Love Never Dies
  ※「オペラ座の怪人」の続編

第2部
 6.もう一度/竹内まりや
 7.ただ泣きたくなるの/中山美穂
 8.tomorrow/ミュージカル「アニー」より
 9.チャイナ・ドール/ミュージカル「マルグリット」より
10.Good Morning Baltimore/ミュージカル「ヘアスプレー」より
11.Wild Flower/superfly(フジテレビ系ドラマ「GOLD」主題歌)

アンコール
12.so close/映画「魔法にかけられて」より

※曲名を修正しました。tomさん、ありがとうございました。



10周年記念で一昨年、天王洲銀河劇場でショー形式の「jewel」はありましたが、ライブ形式は初めて。12卓×10人掛けでしたので、2日間で240席ということのようです。

開演直前に笹本さんのお母上がご来場され、円卓ではなく別の椅子で鑑賞されていました。

黒のシックな装いで登場(似合ってます)した玲奈嬢ですが、このライブの特徴はと言えば、何と言ってもトークが長い長い。

当人自ら「トークショーは苦手で、塩田さんみたいに喋る人に頷いているだけなんですよ(失笑)」とか言ってるのに、でも結果からすると120分(うち休憩15分)で12曲だから、逆算すると45分のセルフガールズトーク。
2幕で振り返って「トーク長すぎで予定より押してるんです」とか言ってましたが。

というか、表で書けない話ばっかりするのやめい(笑)。

ミュージカル曲とJ-POPで合わせて12曲。
ことごとく自分の演じた役は外して、かつ東宝作品も全て外れたので、1幕なんぞまさかの劇団四季メドレー(ちなみに四季会会員だそうな)。

何しろ1曲目からしてまさかの曲ですからね。

シアタークリエ「DRAMATICA/ROMANTICA」で知念ちゃんリードボーカルで、井上くん&彩吹さん、新妻さん&金さんと全員登場でやったあの曲を1人でやるわけですから、やっぱりちょっと弱い。

「ノリノリで始めたかった」と本人談の選曲理由ですが、相変わらずチャレンジャー気味なところはあります。歌唱についても本調子ではないのか、力任せに出している感じがするかな。新妻さんだといくら鼓膜に突き刺さるような高音でも、クリアに入ってくるんだけど、玲奈ちゃんが大音量でやるとその辺が少し聞きづらいのが玉に瑕。

2曲目は「今年の想い出と言えば一番印象深いのは8年ぶりの『ピーターパン』なのですが」と、その曲歌うと匂わせながら、しかしながら「(8月の)FCイベントで『これで最後』って言ったので歌いません(会場内笑)」ってことで少年曲として選んでました。

全編通していいなーと思ったのは#6の「もう一度」。

玲奈ちゃんの歌い方って基本、真面目なので、特に英語曲とかは緊張しまくってるし、それに比べると、まさに伸び伸び歌ってる感じのこの曲は凄い良かった。

作品からもミュージカルからも役からも離れて1人の女性として歌う彼女の姿は、新鮮でしたし結構良かった。ただ、#7の中山美穂さんの曲を歌ったときにより強く思ったけど、玲奈ちゃんの声がどうやって深みを増していくのかってのはこれからの課題なのかもしれません。実はアイドル時代の美穂さんは苦手な方だったのですが、玲奈ちゃんがこう歌うと、美穂さんって凄かったんだなぁと感じます。

この2曲は特に「包容力」のような空気を問われる曲だからこそ、特にそう思ったのかもしれませんが、どちらかといえば「鋭さ」が特徴的な彼女の歌声。
多分、この後彼女がミュージカル女優をやっていくときに壁に当たるのは、この声質ゆえの「冷たさ」が声に現れるからのような気がします。
何というか、攻めには強いけど守りには弱いというイメージなんですよね。

ちなみに、この「もう一度」は10年来連れ添っているKマネージャーのご推薦選曲だそうです。

さっきもちょっと書きましたが、トーク長めで結果的に曲数が絞ってある上に、持ち曲を全く入れなかったわけで、この構成は正直ちょっと違和感があります。

”彼女の新しい面を見せる”と言う側面にはあるにせよ、彼女の魅力はやはり今まで演じた役の上での面というのもあるわけで、持ち曲とそれ以外のミュージカル曲、J-POPで3分の1ずつぐらいがちょうど良かったような気がします。

○トークからいくつか。

◇「ヘアスプレー」の選曲理由
この曲、むちゃくちゃノリノリの曲なのですが、これ、去年1人でウィーンに旅行に行ったときの、自分を奮い立たせる曲だったのだとか。

心細くて寂しくて、せめてテンション上げようとして聞いてたらしい(笑)

この時の一人旅に全然良い思い出ないんだとか。

とかいって「一人で行けるわけないじゃん!」とみんなに言われた手前、引くに引けなくなって「意地でも一人でやってやる!」とか思ってたらしいですが、ウィーンに着いて早々にバッグひったくられて、半泣きで父親に電話したそうです(お父上は元添乗員)。
※バッグに入れてたのは地図と予定表ぐらいだったので、大惨事にはならなかったそうですが。

◇レミゼの話。
「自分以外のエポニーヌはみんなお母さんになってしまって」。

初日から千秋楽まで全部聖子ちゃんで、「セット売り」だなぁと(笑)

たっちんとも知念ちゃんとも組みたかったんですけどね。
でも聖子ちゃんと楽しみです、と。

・・・本人の口から「セット売り」発言出ました(爆)。


何はともあれ、かなり浮上した様子の玲奈ちゃんが見られたのは、正直ほっとしました。

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コメント

10/3のライブに行ってきました。

セットリストに変更がなければ
M3:鉄道猫
M5:Til I Hear You Sing
M6:もう一度”
だと思います。

ミュージカル女優がミュージカルナンバーを歌わないと魅力半減ですよね。

投稿: tom | 2010/10/03 20:50

tomさん、コメントありがとうございます。
セットリストは他に出してるところなかったので、確かめようがなくて弱っていました。
特に#5は気になっていたので、教えていただいて感謝です。(後ろで動画流しながら書いてます。)

今回は持ち歌を外してのミュージカル曲・J-POP半分ずつでしたが、現状の彼女の歌い手としての魅力という点から言うと、少しく”冒険”という段階だったかなとは思いますね。

投稿: ひろき | 2010/10/03 22:50

お邪魔します。

役者さんに対する、厳しく温かなまなざしの感じられるレポですね。
私は高橋さんも新妻さんも笹本さんも好きな女優さんなので、ずいぶん以前からこちらの記事を読ませていただいていたのですが、
その方の良いところも現時点での欠点も冷静に、客観的に語っておられるので読み応えがあります。
愛あるダメだし、というのはきっとこういうものなのでしょう。自分も見習いたいと思いました。

こうして厳しい目で見て叱咤激励しながら、ちゃんと成長を見守ってくださるファンのいる役者さんは幸せですね。

投稿: みずたましまうま | 2010/10/04 00:11

みずたましまうまさん>

嬉しいコメントをありがとうございます。

厳しいことを随分言っているので「本当にファンなの?」という目で見られていないか、いつも心配な私なのですが(苦笑)。

ファンとして、ご贔屓さんのプラスになれるような自分でいたいな、と思っているところはあります。
まぁ、自分も不器用なのでこういう応援の仕方しかできないという自覚はあるんですけれども。

進歩が感じられるご贔屓の皆様だからこそ、期待を上回ってもらえたときの感激はより深くもありますし、そういったスタンスが、ファンになる人みんなファン歴が長くなっている理由かなとは思います(由美子さん20年、新妻さん&笹本さん9年)。

投稿: ひろき | 2010/10/04 01:17

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