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『ピーターパン』(4)

2010.7.31(Sat.) 15:30~18:20
東京国際フォーラムホールC
1階1列22番(ドリームシート)

2010年ピーターパン2回目、この日も玲奈ピーターパン。
玲奈ピーターパンの東京楽日です。

ピーターパンの開演前放送は日替わりで、ピーターパン2人と、ウェンディ、フック船長と4種類ありますが、東京初日と楽日は当然のごとく2回とも玲奈ピーターパン。大阪楽日もそうでしょうから、結局1種類しか聞けないで終わることになりそうです。

ご存じのとおり、この作品のセンターブロックはセブンイレブンのみ扱いのドリームシート。
去年に続き1回はドリームシートにしたのですが、発売当日の午前10時すぐにとったせいもあって、席番は1列22番。
座席表を見ていただくとわかるのですが、まごうことなきセンター中のセンター。
遮るもの何もありませんが、目線は来ない席です(笑)。

しかしさすがは玲奈ちゃんの持ち役。
前回も違和感なく見られましたが、近くで見ても間違いなく男の子。

この日は東京の玲奈楽ということで、日替わりネタがハプニング含めて多い多い。

○結局ウェンディ最強
1幕最初、ダーリング家の風景。
ナナを追いたてるダーリング氏(橋本じゅんさん)が、下手側にナナを追いたてる時に、一緒にウェンディも追い込んでしまい(笑)、ウェンディの機嫌をえらく損ねまして。

下手側に捌ける瞬間に、一瞬ウェンディが止まったんですよ。
あれは多分サヤのアドリブ。
全身から怒りが溢れまくってる(爆)。

怒りまくったさやウェンディの勢いに恐れをなして(笑)「ウェンディごめん」と素で謝ってるダーリング氏が面白すぎです。

あぁ、父親っていつまでたっても娘には敵わないのね(爆)。

○矢はどこに
2幕、ピーターパンがウェンディをネバーランドに連れて帰る・・ことを知らない仲間たち。
妖精・ティンカーベルの意地悪(嫉妬ともいう)により放たれる矢が・・・・
放ったら落ちました(笑)
上手側に普通に矢は落ちたのに、あれ、ウェンディになんで刺さってるんだろうみたいな(笑)。
どうも前方席にしか気づかれなかったらしく、何事もなく進んで行きましたとさ。

○あれは気の毒だわ
ピーターパンの衣装、緑色のタイツを着ているのはよく知られている話ですが。
この日の最大のハプニングは、2幕・タイガーリリーとの仲直りシーン。
「最高の友だち」の2人デュエットを軸にしたダンスシーン。

ふと見てると、玲奈ピーターパンの左足側が何かおかしいんです。
もともと、ベルトで止めてあったらしい四角形の物体(たぶん音響系の器具)が何とタイツの中を下に落ちていきだしまして。
最前列で見ているだけあって、玲奈ちゃんが焦っているのがもろわかり。
※しかも音響系の器具なので、変に動くと雑音が入るんですね(ちょっと”ザザッ”という音もした)。

落ちないように手で押さえたいのに(実際に二度押さえた)、ちょうどダンスシーンだからいかんともしがたく。
当初はダンスにも影響があったものの、次第に下に落ちていくにしたがって影響もなくなって。
というか途中から落ちていくようにしてましたね。
あれで上におしとどめようとするとかえって不自然なシーンになりますからね。正解だと思います。

さすがに楽日にこんなん起きるのは、いじめですね(苦笑)。

○病んでるなぁ
玲奈ピーターパンで一番感じるのは、トラウマ感。
この作品は総じて「母性」を求める登場人物だらけで、「お母さん」を求めているわけですが、その中でも特筆すべき病みっぷり。

玲奈ピーターパン初日で、あの天真爛漫な野生児が、どこであんなにナイーブになったのか見つけられなかったのですが、この日ようやく見つけて。

2幕で「お父さん」として仲間を「子ども」として叱った時に「あっ、僕はこのままじゃ『なりたくなかった』大人になっちゃう」って気づいたんだなと。

そこからは本当に必要以上に仲間を遠ざけていくわけなんですが、ピーターパンの孤独さがびんびん伝わってきまして。
1人になったピーターパンの危機をティンクが救い、ティンクの危機を客席と一緒にピーターパンが救って、客席と舞台が一体になったところで放たれる2幕最後、玲奈ピーターパンの決め台詞のあまりの格好よさに絶句。

2幕のピーターパンの落ち込みようが凄まじかっただけに、客席の声援の力もあるとはいえ、ピーターパンが自分の意志で、自分の力で立ち上がって海賊船に向かっていく様はまさに「勇気」そのものでした。

『大人になんてなりたくない』というのが玲奈ピーターパンで異常なほどにはまっていたのは、本人が25歳という微妙な年になったのも影響しているんでしょうね。自分を見つめ直すためのネバーランドなんだろうなと思う。

「30周年」記念ということもありますし、本人の意向もあったでしょうが、それでも今年玲奈ピーターパンを見られたのは、とても大きかったし嬉しかったです。

○フライング
ピーターパンのフライングは主に横方向のフライングなので、最前列といっても遮るものがない、以上のものではないのですが(とはいえ速度の速さはさすがです)。

3幕最後(カーテンコール)のフライングには度肝を抜かれました。

先ほども書いたのですが、この日はどセンターのどセンター。
そして縦方向のフライングは速度の減衰を防ぐためにまっすぐに飛ぶわけです。
となるとどうなるか。

目の前にいる玲奈ピーターパンがまっすぐ自分に向かってくるわけです。
自分に向かって飛んできて、そのまま自分の上を飛んでいくという衝撃。
自分に向かってナイフを持ってまっすぐ向かってくるのに、自分の身体をすり抜けちゃうような感覚かも。
(当然、そんな経験はありませんが←あったら困る・・・笑)。

いや、他の舞台なら絶対に「22番の席の人は立たないで」と言われそうなところです。
そういうことを言われなかっただけに、実際体験するとインパクトは大きいです。

妖精の粉は頭からたっぷりかぶりました(笑)
自分にかかってるのだけで20枚近くあったな・・・記念に持ち帰りましたです。
ちなみにドリームシートの記念品の「妖精の粉」とは別物です。
ちょっと写真がぼやけてますが→こちら

そういえばフライングといえば舞台中央から回転でやるところが凄すぎる。あれ分速何回転なんだろうってぐらいすごい回転で、ほとんどフィギュアスケートかってぐらいでした。

玲奈ちゃんの役的なイメージって、フィギュアスケートだと七瀬帝なんだよなー(@ワン・モア・ジャンプ)
ちなみに新妻さんが一色緋夏だったりする(とかいうと怒られるんだろうか・・爆)

○カーテンコール仕様
この日は東京の玲奈ピーターパン千秋楽ということなのですが、何もしようとしない玲奈ちゃんに向かって、じゅんさんが「挨拶しなよ!」と声をかけていたのにちょっと噴き出してしまった。
じゅんさん(フック船長)が言ってるのが尚更面白い。

「今日はありがとう!また遊びに来てね!」という玲奈ピーターパンの一言で幕。

本編、れなピーターパンがさやウェンディに「でれー」っとしてるところツボすぎる。
なんか「お父さん」ってウェンディに言われたときのピーターパンの顔が「にへらーっ」って吹き出しがぴったり来ていて凄い。

が。それだけじゃなくて、この日はサプライズあり。

皆が「ばいばーい」ってやって幕が下がっていくところで、さや(ウェンディ)がれな(ピーターパン)に何とキスをしまして。

いやー、れなさや萌えとしてはあれ以上のシーンはありえません。
さやは単体で見ると厳しいんだけど、こういうサービス精神って凄く好き。
役としても全然間違ってないし、「東京公演終了のご褒美」と思えばとっても正しいプレゼントだと思うし。
いきなりキスされた時のピーターパンのビックリ顔が、ピーターパン顔でもあり、リアル玲奈ちゃんでもあり。

いや、ごちそうさまでした(爆)。

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コメント

なんか色々あった東京楽だったのですね(笑)玲奈ちゃん、頑張りましたね。妖精の粉が特典と別だとは知りませんでした。枚数で数えてるってことは、けっこう大きいのかな?

子供客相手なので、カーテンコールが普通の舞台とは違ってるんだなと今回初めて行って気づきました(当たり前か)。当然ながら、出演者が素に戻っての挨拶とかはなしなんですものね。

さや、やりましたねー!そんなサプライズがあったとは文字通りサプライズだー。本編での「キス」が何かを知らないピーターとの対比としても何か面白いですね。そんなシーンを観られて羨ましいです。


投稿: ぴらふ | 2010/08/02 07:58

東京前楽、あのハプニングをほとんど気づかれずに何とかしちゃったんですから、やっぱただもんじゃないです。さすが漢の中の漢(←ちょっと違う)。

カーテンコールでドリームシートに降ってくる「妖精の粉」は、銀色の紙吹雪でして、1cm四方の大きさです。服にかかり、髪にかかり、果てにはポケットからも発掘されました(笑)。

出演者のコメントをカーテンコールで、というのは無理なのでしょうが、「役になりきり挨拶」ならメイン何人かやっても良さそうな気はしましたけどね。せめてピーターパンぐらいは、というのがじゅんさんの粋な計らいだったのでしょう。つか毎回やってりゃもうちょっとリピーター増えていたような(爆)。

さやには間違いなくやられました。当然、玲奈ちゃんにも内緒だったようで、ああいう小憎たらしさというかエンターテイナー振りは親譲りですね。そういうことをやろうともしない(笑)玲奈ちゃん相手だからなおさらありがたいという。

・・・あまりにいきなりなので何が起こったのか、玲奈ちゃんはおろか、会場内全体あっけにとられてました(笑)。

投稿: ひろき | 2010/08/03 01:24

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