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『DRAMATICA ROMANTICA』(1)

2010.7.20(Tue.) 19:00~22:00(休憩20分含む)
シアタークリエ 18列1桁番台(下手側)

実際には2時間40分近い上演時間のはずのソングショー。初日のあまりの盛り上がりに、カーテンコール連発まで加えて、ほぼ3時間のオーダーでした。


というか、曲目書くと完全にネタバレになっちゃう気がするんですが、
どうしましょう。


1幕(約1時間)は「DRAMATICA」ということで、日本で上演されたりされなかったりのミュージカル作品を中心に構成。

1回だけトークタイムがあったのですが、女性4人の中に1人たたずむ”自称”黒一点、井上芳雄さん。そして隣におわすは歌姫・新妻聖子さん。

ここ、井上君は新妻さんに対してボケるタイミングを図っていて、新妻さんは井上君に対して突っ込むタイミングを図っているという(笑)

ある意味、もう一つの『魅惑のスタンダードポップス』(井上&新妻コンビ)でした(←いろいろ間違っている・・・あっちは井上順さん)

「キャンディード」では疲労の極致だったらしく、トークショーで口数少なめだった新妻さんも、この日は5人のチームワークの良さもあって、トークもはじけるはじける。
井上君も久しぶりに突っ込みまくれる相手がいて実に楽しそうでした。

井上君「この曲(1幕のM5-1のこと)、大好きな作品なんですよ」
新妻さん「あれっ? 見たことあるんですか」
井上君「いや、見たことないけど(笑)。好き過ぎて見られないんです。」
「ロンドンでは何度も見てるけど、自分が出てないの見るのがねー。ちっちゃい人間なんですよ(爆)」

2幕(約1時間20分)は「ROMANTICA」で映画音楽などの音楽を使ったノンストップソングショー。トークは最後に1回あったきりですが、

井上君「皆さん本当にいい人ですよ。僕の誕生日も祝ってくれたし」
新妻さん「でも(みんながプレゼントで)あげた靴履いてないですね」
井上君「だってサンダルじゃん、べたべたって(たじたじ)それはいいんですけど」

それを生温かく見守る他3名
(2人をお互い知っててほっといてる知念ちゃんの立ち位置が笑える)。
※これ東宝チャンネル(youtube)でノーカットで見られます→こちら
※音出ます注意!

井上君「今回は女性の皆さまに囲まれて、僕は”黒(こく)一点”って感じで」

それに対して、この日が宝塚退団後初の舞台になる彩吹さん、

彩吹さん「私は”黒(こく)1.5”って感じですけど(会場笑)」

てな具合で。

井上君、「女性としてのスタートですね」とか言わないの(笑)

彩吹さん「井上さん、遅れて稽古に入ったのに、歌詞も振りもすぐ覚えるんですよね」
井上君「なぜか出来ちゃうんですよね」(笑)

・・・変わんないですねー王子。

トークシーンは全般的に漫才でしたね。
ま、井上君と新妻さんがいる時点でそれは予想の範囲内ですが。

全般的には、
新妻さんがリードボーカル、知念ちゃんがダンスキャプテン、
井上君は終始エスコート役に専念し、
彩吹さんがスタイリッシュモードへの切替役、
金さんがエネルギッシュモードへの切替役、
といったところでしょうか。

やっぱり歌となると、このメンバーの中でも新妻さんは頭抜けています。
それぞれのキャストにソロ曲がありますが、ソロの時のバックコーラスでもひときわ伸びのあるコーラスの声はまず間違いなく新妻さん。

小林さん、新妻さんのリミッター外しすぎですよぉ・・・・

この辺からネタバレスタートです



井上君「なんかさっきは2人(新妻さんと知念ちゃん)で余興やってましたけど」
新妻さん「余興じゃないですっ!」
井上君「あれ、あの作品の宴会でやったって話だけど?」
新妻さん「ち、が、い、ま、す、っ!(会場笑)」

そして新妻さんの抗議文(笑)→こちら


ではそろそろセットリスト(敬称略)

1部「DRAMATICA」

1.Le Bien Qui Fait Mal/ミュージカル「MOZART L'Opera Rock」(全員)
2.Bim Bam Boum/同(全員)
3.Elephant Love Medley/映画「ムーランルージュ」(井上&新妻)
4.EL Tango De Roxanne/同(井上&知念)
5.東宝ミュージカルメドレー
5-1.キッズ・ゲーム/「ブラッド・ブラザーズ」(全員)
5-2.ビッグ・スペンダー/「スイート・チャリティ」(彩吹)
 5-3.リトル・コゼット/「レ・ミゼラブル」(新妻&知念)
5-4.Moment Of Truth/「スーザンを探して」(彩吹&金)
5-5.Too Darn Hot/「キス・ミー・ケイト」(井上&金)
 5-6.ラ・マンチャの男/「ラ・マンチャの男」(新妻)
6.Cinema Italiano/映画「ナイン」(知念)
7.Listen/映画「ドリームガールズ」(金)
8.ガブリエラの歌/映画「歓びは歌にのせて」(井上)
9.No Me Diga/ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」(彩吹&金&新妻)
10.Kissing You/映画「ロミオとジュリエット」(知念)
11.The Show Must Go On/映画「ムーラン・ルージュ」(全員)

で、井上君が「余興」と言ってて新妻姫の不興を買った(笑)のはWリトコゼ(M5-3)のことです。ちなみに演出の小林さんは「洒落」と言ってました(パンフで)。
・・・どっちも扱い的に似たり寄ったりな気がするけどなぁ(爆)。

すごかったのはM5-6の新妻さんソロ「ラマンチャの男」です。

松さんと同役を張っただけのことはあるせいなのかは分かりませんが、とてつもなくはまってます(松本幸四郎さんは松さんのお父上なわけで)。
迫力といいテクニックといい、既に女性が歌っているって状況じゃないです。

正直、この1曲でチケ代半分以上の価値はあります。
さすがは女だてら(爆)にモーツァルト「影を逃れて」を歌っただけのことはあります。
でもなんだか歌い方に工藤静香さんの「くちびるから媚薬」を感じてしまったのは内緒。
だからどこまで伸ばすんですか貴方の歌声ーーーー
絶対あそこまで突き抜けるだろうなと予想してたら、やっぱりやるんですか姫。

2部「ROMANTICA」
1.Nella Fantasia(全員)
2.I'll Fly Away(女優陣4名)
3.A World To Believe In/セリーヌ・デュオン(全員)
4.The Prayer(井上&金)
5.A Question Of Honour/サラ・ブライトマン(新妻)
6.Angel/映画「シティ・オブ・エンジェル」(井上&彩吹)
7.Halo/ビヨンセ・ノウルズ(新妻&金&知念)
8.You Raise Me Up/シークレット・ガーデン(知念)
9.Canto Alla Vita/ジョシュ・グローバン(全員)
10.The Face/RyanDan(彩吹&金)
11.Time To Say Goodbye/アンドレア・ポチェッリ(井上&新妻)
12.The Rose/映画「The Rose」(彩吹)
13.Joyful Joyful/映画「天使にラブソングを2」(金)
14.Lullaby/ジョシュ・グローバン(全員)


2部も私的に持っていったのは井上&新妻ペアのM11ですね。
新妻さんコンサートのエンディングとして不動の位置を誇るこの曲ですが、音響のいいクリエで聞けるのも涙物なのに、そこに持ってきて伸びやかな歌声を持つ王子の声が全力でぶつかってくるわけですよ。
何ですかこれ。
これホントにただの歌ですか、ってぐらいの深い感動。新妻さんがデュエットでここまで全力出せる相手って藤岡君以来でしょうか。
井上君もいい意味で新妻さんに遠慮がなくなったからなぁ。「キャンディード」に感謝。

知念ちゃんが思ったよりずっと健闘していて正直見直したりして。
今まで彼女の出演回はことごとく回避してたからなぁ。
避けようもないシングルキャストの「ルドルフ」以外は、コゼもエポも回避で、キムさえたった1回だった記憶が。
食わず嫌いって良くないのかも。

知念ちゃんと新妻さんの相性もすごくいいなぁ。お互いがべたべたじゃなくて信頼しあってるのが良く分かる。


Encore.We are the World

アンコールがあまりに舞台上と客席が一体になりすぎて、なんかどこかのチャリティーショーのフィナーレかと思ってしまったのも内緒(笑)。

知らない曲もいっぱいあったけれども、でも5人の一体感、そして舞台と客席の一体感(特にアンコール曲の構成は流石)が感じられて、とても気持ちよくクリエを後にしたのでした。

もうちょっと漫才の時間あったら、もう少し気楽に聞けたかも(笑)

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