« 『クンツェ&リーヴァイの世界』(2) | トップページ | 『エネミイ』(1) »

『キャンディード』(3)

2010.6.27(Sun.) 13:00~16:40
帝国劇場2階席J列1桁番台(下手側)

千穐楽です。

結局3回見たこの作品ですが、個人的にはこの日体調が最悪ベースでして・・・

前日の実家の法事の疲れが取れぬ間の観劇だったので、
集中力が切れるシーンもしばしば。

3回見た個人的な結論ですが、この作品、2回観劇が一番良い気がします。
1回目で見逃したところを2回目で見るとちょうど補完できるのですが、3回目は展開が全部分かっているので物足りないと言いますか。

●着飾って、輝いて
名実ともにクネゴンデの見せ場となる1幕後半のこの曲。

新妻さんがご本人blogで「実はあの展開全部、自作です」と言ってたのには飛び上がるぐらい驚きましたが、今まではオペラ歌手の方がそれも複数キャストでやってたと言われるこの曲。

演技力、表現力がついた今の新妻さんだからこそ見せられたもの。
難曲そのものをこなした、という意味以上に感じられた、演技と絡めた表情と歌とのコンビネーション。
デビュー当初の新妻さんなら、オペラ歌手と比べられて、歌の技量だけでマイナス面だけしか捉えられなかったでしょうが、今回の新妻クネゴンデは「ミュージカル女優が演じる意味」をきちんと出せていて。
そこに彼女の努力と才能と技術の蓄積を感じます。

週9回やってる、と日本初演キャンディード役の石井一孝さんに言ったら「ギネスに申請したらどう?」と言われたそうですが(笑)、クネゴンデ完走にマルグリット2回って、無茶させすぎ。
最終日のこの日、(疲れと破綻から)逃げ切れるか気が気じゃなかったです。
何はともあれ完走には拍手ですが、うー、心臓に良くない。

そんなこんなでこの日の小ネタをいくつか。

●やっぱ尻に敷くのか
クネゴンデ「ないわよ!!!」
キャンディード「はいはい」

1幕後半、再会したキャンディードとクネゴンデ、そしてお付きのお尻半分(←聞かないで。)で展開される、「宝石全部盗まれちゃいました」話のところの会話。

今までこんなにクネゴンデが力入ってて、キャンディードが尻敷かれモードになってた記憶ないんですけどね。リピーターが多いのは明らかなのに、ここは結構受けてました。

●エスコート上手
カーテンコールは実はほとんど東宝公式の動画に上がってるので、村井さんのカット率80%あたりを再現するぐらいしかないのですが(笑)。
というか他の人ほとんどカットされてないのに、村井さん放送不可能なことばっかり言うんだもん。おかげで井上君が毒舌爆発にならずに済んでたけど。

4回目のカーテンコールで、セットを飛び越えて退場しようとするとき、新妻姫が井上王子にその右手をかけて、井上王子が新妻姫を支えるべく「よっ」と左手で軽く持ち上げてた(動画にも残ってます)のが、ちょいときゅんときました(爆)。

●ちゃんと助けなきゃダメっす
港で溺れる折井羊が飛びつき損ねたところで・・・・
飛びついていないのに船引っ張っちゃだめじゃんキャンディード。
つか黒くちゃいかんでしょこの役。

あとそういや、逃げるシーンでキャンディードとカカンボがもう1周追加で走らされていたっけ。

千穐楽という割には、意外に通常運転だった「キャンディード」。
楽ではじけるだけの力は、残っていなかったのかもしれません。
あの井上君が痩せてくのを見るのは、あまり記憶にないんですけどね。

千穐楽を迎えたときに、みなが口々に言うのは
「これ以上やると新妻聖子さんの喉が・・・」
だと想像していたのですが、まさか
「これ以上やると井上芳雄君の体重が・・・」
になるとは予想外でした(笑)。

みなさん再演希望について触れていらっしゃいましたが、作品としてはとても分かりやすい作品とはいえ、それこそ学生団体向けじゃない作品だから、今後の帝劇の定番とするのは厳しいんじゃないかなと思います。
というか引率の先生方、今回いきなりあんな露骨な台詞の数々でさぞかし面食らっただろうなぁ。そんな説明、絶対していないだろうし。


●本編じゃないけど余談
終わってみて帝劇玄関から出てみると、「アンナ・カレーニナ」のリリースが。
クリエで、今年12月25日~来年2月6日。
この公演自体には特段の興味はないのですが、12月クリエと言えば詳細日程が未発表な「プライド」。
つまり、「プライド」の千穐楽が12月24日以前、ということは確定ということになります。
常識で考えれば12月24日ということはないのでしょうが、クリエは常識で図れないことやるからなー
何となく12月23日の祝日が楽で、M!が12月24日の平日楽でずらすような気がします。
願望も含めてですが。
しかし相変わらずクリエは高いですね。8,500円じゃないとペイしない自社劇場って、そもそもちょっと変な気がするんですけど。

●余談その2
帝劇売店で帝劇ののっぽさんこと某販売員様から雑誌「BEST STAGE 8月号」を購入。

ピーターパンコンビの3人対談を目当てに買ったら、由美子さんが載っててのけぞったんですが、もっとのけぞったのは
玲奈ちゃんのお仕事告知

10月2日(土)、10月3日(日) ディナーショー決定

まじですか(笑)

|

« 『クンツェ&リーヴァイの世界』(2) | トップページ | 『エネミイ』(1) »

コメント

やっぱり観られましたよね?あの光景。
この公演で二人の距離は確実に前より縮まった?と思わせられ、個人的にはこの日一番の胸キュンポイントでした(笑)

「BEST STAGE」はこの前本屋で見つけて立ち読みして(「“さん”づけで呼ばれた」がツボ)、由美子さんが載ってたのも知ってたんですが、立ち読みだけにそこまでは見てなかった。ディナーショーって、びっくりですね。

投稿: ぴらふ | 2010/06/28 08:07

めざとく見つけつつ、ぴらふさんがこの劇場の中で同じように萌えてるんだろうなと思ってました(笑)

「さんづけで呼ばれた」は沙也加姫→玲奈嬢ですね。
玲奈ちゃんが「かわいこぶって~」とハリセンでひっぱたいてる絵が浮かびました(爆)

・・・なんかここのところ感想の方向性がおかしいような気がしてるのは気のせいでしょうか(苦笑)。

投稿: ひろき | 2010/06/28 19:57

思い出したのですが、玲奈ちゃんが「嬉しいお知らせ」とブログで書いていたのは、ディナーショーのことだったのですね。

それから、他の方の「キャンディード」千秋楽レポなんかも検索して観ていますが、あの光景に萌えてる人は見当たりません(苦笑)

投稿: ぴらふ | 2010/06/29 14:53

あの「嬉しい話」ってディナーショーのことですか!やっと合点がいきました。
彼氏こと沙也加姫からの贈り物にしちゃ時系列おかしかったので(笑)

カップル萌えには見逃せないあのシーンですが、あまり話が出てないのはリピート向けじゃないというか、作品と役に対してファンがちょっと冷めてたのも理由にあるかなと。
井上&玲奈ペアの「ルドルフ」に似た感じをちょっと受けます。

投稿: ひろき | 2010/06/30 03:29

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74093/48739354

この記事へのトラックバック一覧です: 『キャンディード』(3):

« 『クンツェ&リーヴァイの世界』(2) | トップページ | 『エネミイ』(1) »