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『キャンディード』(2)

2010.6.19(Sat.) 17:15~21:10
帝国劇場2階H列20番台(センターブロック)

2回目です。
トークショー付なのに空席が目立つ帝劇2階席。
日比谷でクリエコンサート、南アフリカでW杯日本戦とあっては分が悪すぎる日程設定でしたか・・・

BGM、「MAKE OUR GARDEN GROW」(新妻聖子さん「MUSICAL MOMENTS」収録、この「キャンディード」のエンディング曲です)をエンドレスで流しながらレポります。
アルバムが出た当時は他の曲と同列の1曲でしたが、今「キャンディード」を見てから聞くと実に感動します。あの人数で歌っている曲を1人でこなしてるんですから、そりゃクネゴンデも何とかなりますわな・・・

4月クリエ(ガイズ&ドールズ)で登場していた舞台ネタバレ写真展、帝劇でもスタート。1階売店前の一等地は、井上キャンディードと新妻クネゴンデの再会のシーン。
井上キャンディードの白い軍服(風)と、新妻クネゴンデの緑色のドレスのコントラストが素敵です。
アングル的に、井上ルドルフと玲奈マリー(「ルドルフ・ザ・ラストキス」)と、どそっくりでびっくりしちゃいましたが。(玲奈マリーは真紅のドレスだった、という違いしかないぐらいアングルそっくり)。
井上君と組んだ時の女優さんってけっこう似た感じになるもんなんですね。
ま、由美子さんはドレス着て井上君と組んだことないから分かりませぬが。




この日、全精力を捧げて聞いたのが1幕、新妻さんのアリア、「着飾って、輝いて」。
2階席からオペラグラスでガン見です。

歌いこなすだけでもすごいのに、あの表情の変化と来たら壮絶の一語。

物にお金に満たされて、でも、むしろ、だからこそ満たされない心。
クネゴンデが壊れて、物にお金に執着しないと生きられなくなる生き様。
心のどこかで、歯止めをかけようとする「善」と、それを覆い隠そうとする「悪」のせめぎあいが1曲に表現されていて。

頭が弱い子(爆)とはいえ純粋無垢だったクネゴンデが打算的に生きようとする、人生の大転換。分かってはいるけど止められない気持ちを表したかのような、唇をはみ出しまくった口紅だったのでした。

このやっつけ口紅は、キャンディードとクネゴンデの2幕再会シーンのクネゴンデもそうなのですが、あの時のクネゴンデの黒いドレスが痛々しさ倍増。
ここでの新妻クネゴンデのイメージって、黒いドレスということもあってカラスに見えたり。白鳥がカラスになってまた白鳥になるイメージなんですけどね。

観劇2回目ということで、どぎつい台詞も普通に聞かないふりできるようになりましたが、実際この作品、見る人を選ぶというか、都合の悪いことは聞き流せる方じゃないと「終わりよければ全てよし」の流れには乗れないかも、と思いはします。

特に帝劇のメイン層の女性年配層の方。阿知波さんが素晴らしいとはいえ、普通に引いてる気がするんですが。あんなに生々しくていいもんなんですかね。
MAで若い層が一気に離れたのに、今回これで年配層も離れたらそれこそ先がない・・

キャンディードが井上君だと、ちょっともったいない・・・って感想は何カ所かで聞くのですが、ラストシーンで市村さんと村井さんを一刀両断すること考えると、なかなか他に代わりがいない気がします。



で、今日はトークショーレポがありますですのよ(坂元さん風に言うと面白し)
※ちなみに細かいニュアンスの違いはあるかと思いますので、動画が出たら修正します

下手側から白いドレスの新妻さん、中央にナイト姿の井上君、上手側にジョニーディップ風(by本人談)の駒田さん。
当然、駒田さん司会で進行です。(以下、N:新妻さん、I:井上君、K:駒田さん)

K「じめじめしてお足元も悪い中、そしてワールドカップ日本戦のさ中(会場内爆笑)、ご観劇いただきありがとうございます。」

やっぱりそれで始めるんですか駒田さん(笑)。

K「『キャンディード』若手メンバーでお送りします」
I「あえて何も突っ込みませんからね(会場内笑)」
N「(無言で様子眺め中、ちなみにこの日は珍しくおすましモードでした)」

K「そういえば新妻さんの飲み物だけ、なんか立派ですね」
N「あ、これハーブティなんですよ。お願いしてセットしてもらいました」
I「へーそうなんだ、それに比べてうちらは・・・(ミネラルウォーターらしい)、ねぇ駒田さん」
K「ねぇ、えらい扱いの差ですよね(といじける)」
N「私、持ち込みですよこれ(笑)」

●可愛いからっていじめないの
K「あと10ステージですがやってきての感想を」
N「最後の盛り上がっていくシーンがとても好き。他の作品ではなかなか味わうことがない感じがします。」
I「私はどの作品でも全力投球ですが。新妻さんはそうでもないようですけど。」(←だからぁーー笑)

●稽古場と違ったとこ
I「とにかく八百屋舞台(傾斜があること、帝劇は八百屋舞台です)ですから予想外のことが起きますね。1幕、キャンディードとクネゴンデが気持ちの噛み合わない歌を歌ってるときのベッドシーンですかね」
N「あ、あれはびっくりでしたね」
I「ベッドが滑るんですよ。あんな状態こんな状態で歌ってると、歌いながらずり落ちてくんです(笑)。最後はなんか溝にはまって2人で歌ってました(笑)」
N「改善されたんですよ」

N「2幕でキャンディードからクネゴンデが金貨を振りかけられるシーンありますけど、今はぺらぺらの紙なんですよ」
K「前方の席の方のところには飛んでいってますよね。お持ち帰りいただいて結構です(笑)」
N「その紙、稽古場では出来上がってなくてですね、稽古はリアル硬貨でやってたんですけど、むちゃくちゃ痛いんですよ!!!(力説)
さすがにそれは勘弁してくださいって言いました。」
I「僕はリアル硬貨でもいいんですけどね(爆)」
・・・こら(笑)。

●好きなシーンってあります?
N「キャンディードが「クネゴンデ~」と呼んでくれるところ嬉しいです。楽屋で『はーい』って返事してます(笑)」
I「カカンボと離ればなれになるところですかね」
K「あそこは印象深いですね。なんか芳雄の家に行きたくなっちゃう感じなんですよね」
I「あとは『かつては王であったが今では王ではない』のところですね」
K「あそこあと1人いたら七福神だよね(爆笑)」
I「今でも十分ご利益(ごりやく)ありますけどね」

●ハプニングといえば
K「ゲネの日(6月1日)、墓場の箱から出てくるときに鍵かかってて出られなかったんですよ」
I「あれ市村さんと『どっちが開けるのが物語的に正解なんだろうね』って顔を見合わせたんですよ」

●時事ネタなのですが
K「始まって20分ほどですが、そろそろ締めないとって感じですが。
何しろ皆さま日本戦の途中結果が気になっているかと思いますが(笑)・・・あ、それなら今日は最初からいらしてないですよね」
I「ブルーのTシャツの方いらっしゃいませんもんね(笑)」
K「日本戦で点が入ったら教えてくれるシステム、じゃないんですけど(←会場内総突っ込み「違うんだ」(笑))、頑張れ日本ですね」
I「(上手側に確認取って)まだ点入ってないそうです(この時点で前半終了あたりでした)」

●出番は長い
I「2回公演は7時間舞台上にいますからね。家よりいるんですよ」
K「市村さんも長いよね」
I「ここいなくてよくね?ってところも市村さんはいるんです(笑)ジョンの嫌がらせかと思ったんですが(笑)」

・・・まぁ色んな意味で東宝WEB担当さんが編集に苦労しそうな毒舌系でありましたが、東宝WEB担当さん、腕の見せ所ですよ(笑)
新妻さんが珍しくおすましモードだったのがちょっと残念でしたが、2回公演であれだけやれば、いくら大量のお弁当があってもお疲れなのはしょうがないですね。

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コメント

遅くなりましたが、レポありがとうございます。人生で最も体力的にキツい一週間だっだそうですし、お疲れだったのですね、新妻さん。とは言え、順当にいじ(め?)られていたようで...。

このトークショーってどうして3人だったんでしょう?阿知波さんか坂元さんが入っていてもよさそうなのに。

投稿: ぴらふ | 2010/06/22 18:52

こんばんわ。この時間とはお珍しいですね。

前編は先ほど公式に上がりましたが、カットの仕方にものすごい苦労が偲ばれます(^^;)
新妻さん、本編ではとても思いもしませんでしたが、調子が悪かったとのことで、そんな時にも表では弱音を吐かないのは感動しますね。

多分、この3人ならこれ以上人数増やさなくても成立するという判断だったんでしょうね、メンバー選択。

投稿: ひろき | 2010/06/22 22:46

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