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『ガイズ&ドールズ』(8)

2010.4.23(Fri.) 18:30~21:25
シアタークリエ 1階10番台列下手側(7番)

この席番号を見て何かが分かる人はガイズ通です。

2幕、スカイ&ナイスリーが通路下りして爽やかな風を味わえるところなのです。

正直、私には手に余る席と申しますか、趣旨が違うと申しますか、いっそこれなら、もちっと後ろの中央とか、上手側なら由美子アデレイドの「あんた」呼ばわりの指差しくらえるのになーとか思ってしまう(←ガイズの心残りなのです/笑)。

ただ、前方がものすごく開けていて、中途半端なセンターよりよほど全体が見えるのは有り難いです。何しろアデレイド&サラが1画面に収まるのですから。

クリエはセンターがベストですが、無理なら下手側が良いです。

実は水曜日ソワレがキャンセル待ちで玉砕しておりまして、状況から見て先の日程も厳しいと判断して、某所でチケットを確保。モーニング10で職場最寄りの郵便局に局留めしてもらうという、超綱渡りの末のこの回の観劇。

全体的に見ると、正直、この日の公演は微妙だったかなと思う。
先週木曜日の確変回を見ているだけに、本音を言っちゃうと物足りない。

ファンの欲目を覚悟で言いますが、やっぱりこの舞台、由美子さんが不調だとダイレクトに引きずる感じ。

錦織さんは面白いは面白いんだけど、やっぱり個人芸って感じがするし、ガイズである必然性はないと思う。内君は立っていると惚れ惚れするぐらい格好いいんだけど、こちらもスカイである必要がある感じではないし。

玲奈ちゃんもやれることはきちんとやってるけど、どこか歩み寄るのを放棄しているようなところがあって、2カップルの片方がバランス良くないんですよね。

ここのところストーリーを引っ張ってたネイサン&アデレイドカップルですが、旦那さん(予定)に続いて永久フィアンセ(自称)も声涸らし気味。

1幕より2幕がずっとましだったけど、玲奈ちゃんとの「結婚しよう」も最後伸ばし切れなかったし、1幕「アデレイドの嘆き」も最後の伸ばし分不足。
そこを計算してやれないのがこの役の難しさというか、色々な意味で由美子さんだなぁと。

まぁ改めて、由美子さんは寒さに弱いのね、ということを実感。

で、玲奈ちゃんも珍しく台詞3噛みのトリプル達成。
いくらサラがサイダーだからって、それじゃ泡が抜けたサイダーになっちゃうよ(爆)

アデレイドが1噛みしかしてないのに、台詞少ないサラが3噛みってどうよ(苦笑)。
集会所でスカイとサラ2人きりになったときにフォローしようがない、びっくりするほどの台詞(一語)を発して、空気が一瞬止まってたしなぁ。(最初のパンフレットを渡す直前)

●本日の日替わり
ネイサン「”たましい”(魂)って書くはずが”みたかし”(三鷹市)になっちゃったよ」

ベニー「23区内にしとけよ」

客席爆笑、修復に2秒ほどかかる始末(笑)

何気にベニー役のTETSUYAさん、ここの「魂」シーンといい、「sit down」のトップバッターで振られるシーンと言い、錦織さんの被害をもろにかぶってますね。
今日はもはや、やけになったのか、後者のシーンで腰まで使ってネイサンのネタ振りを受け取ってました(爆)。そんなことやりそうにないのになぁ。

●一人2役
玲奈ちゃん演じるサラのお祖父さんを演じるkumaさんを下水道のクラップシーンで発見。ちょっとしたカルチャーショックを感じることができました。
だってさっきまで「お前のことを想ってる~」って歌ってた人ですよ(大笑)。

下水道で躍ってる中本さんを見てたら、なんかふと新感線の右近健一さんを思い出してしまった。なんか、”狙ってる”風が似てる気が。

●ネコロポリス・デ・コロン
ってサラが言ってるの聞いて思い出したのは大和田美帆嬢がゾンビ姿で暴れ回っているシーンでした(爆)。

今回の舞台で何が残念って、チケットが取りにくいだけに有名人の知り合いさえ入る余地がないという話。

玲奈ちゃん、由美子さん両方とも共演済みの美帆ちゃんにはぜひ見て欲しい作品だったんだけどな。ブログ突っ込みの女王だし。(ドラマロケ中で忙しいらしい。なかなかいいキャラしてました→こちら

4/26追記
とか言ってたら「EVIL」カンパニー一行様で見たそうで。→こちら

ハバナの観光地見物、サラのボケ風味に、「そこ、笑うとこ?」と真面目に突っ込むスカイが最高。
で、何気に「コロンブスここに眠る」に「観光用?」と突っ込むスカイを、冷たい目線で「空気読めない男ね。」と目でぶった切るサラが面白すぎます。

今日の酔っ払い姫、なんと馬乗り。
そこまで暴れるか。
スカイにちょっかい出している赤いドレスの女性に向かっていくサラ、”ぐーぱんち”なんですよね。

「おめでとう、君がチャンピオンだ」ってスカイに言われて、「ちゃんぴおーん、いえーい」ぐらいはっちゃけてくれたら噴き出すんですが(笑)。

そーいや、サラが余りに酔っぱらいすぎ、て給士の横のドルセ・デ・レチェが手の中で滑りまくって取れずに、諦めてさっさと隣のドルセ・デ・レチェ掴まえに行ってた。
臨機応変バンザイ。

●今日の元気な奥さん
白と赤のドレス(結婚電撃発表シーン)のおもちゃぶり最強。
あのシーンのアデレイド人形欲しい(笑)

ちょいちょい小ネタ挟んでいつにも増して客席から笑いをゲットされておりました。

「俺を告訴しろ」がネイサンもアデレイドもはっちゃけまくり、ベクトル合いまくりで「本気で喧嘩してるのに相性ばっちり」という不思議な結果に。アデレイドが怒りまくってネイサンに別れを告げる・・・趣旨のはずなのに。

カーテンコールで由美子さん、上手からカンパニー呼ぶときに頭に手添えて「おいでおいで」してるという。何たるおもちゃ。
というか、先週内君がやってた招き猫手招き、由美子さんの中だけに残ってる模様。

そういや、ウェディングドレス着ながらの、ドレス跳ね上げて、がに股でどすこい歩きするのはやめなさい(笑)
初日に前方席から笑われた理由はこれだったのね。

カーテンコールで捌ける時はドレスの裾をナイスリー役・田中ロウマさんが持ち、戻ってくるときはカートライト将軍役・荒木里佳さんが持ってきます。

このお2人、ロウマ君の「座りやがれ」曲、最後で最近カートライト将軍役の荒木さんと向かい合って本格派対決してるのが何気にツボ。

●やっぱり悪夢
玲奈ちゃん、カーテンコールでヴェールに手をやる。やっぱりあの悪夢の再現はイヤらしい。(今週日曜日の回をご参照)

●今日の欲求不満解消
今日の「結婚しよう」、最後の伸ばしさえ完璧なら、もう絶品だったんですけどね。

今、手元に、ブロードウェイキャスト版と、宝塚2002年版の「ガイズ&ドールズ」CDがあるのですが、宝塚盤は今回の公演が終わるまで封印のつもり(未開封)で、普段は海外版を聞いています。

で、海外版と比べると、今回の日本版のいいところが一番出てるのがこの曲かなと。

いわゆるミュージカル歌唱の玲奈ちゃんがパワフル方向に舵を切る、って時点で珍しいですが、玲奈ちゃんと由美子さんの歌唱の違いはと言えば、玲奈ちゃんが「爽快感」なのに比べて由美子さんが「重厚感」。

「歌芝居」型の玲奈ちゃんと、「芝居歌」型の由美子さんが、欧米式の「歌芝居」方面でまとまるのではなく、日本式の「芝居歌」方面で同調しているのが何より嬉しいです。

なんというかお腹に残るというか(笑)、あそこだけブロードウェイ風じゃなくて。

会期前にブロードウェイ版CD聞き込んでた時には、「上手いなー」って感想だけだったんですが、今回の舞台見た後は、日本版のパワフルさに比べてブロードウェイ版の軽さが物足りないのでした。

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コメント

ひろきさん
由美子さん不調だったとか
まだ体調が良くないのかしら?
明日観に行きますが心配です。
ジャニオタさんたちの中で
由美子さん割と評判いいのでうれしい。
ただ、ヅカオタは、手厳しですね。

投稿: てるてる | 2010/04/24 08:55

てるてるさん、こんにちは。

ジャニーズ系のファンの方は、贔屓さんを引き立ててくれるのなら(相手役として)ウェルカムでしょうからね。
どんな男性と組んででも自分が出過ぎない由美子さんは流石です。

役者の幅を見せられたこの役がリピーターでほとんど終わっちゃいそうなのが何より残念。
もっと評価されていい役だと思うのに。

心配かけてすみません。
レポお待ちしてます。

投稿: ひろき | 2010/04/24 11:55

今日行ってきました。
アデレイドとサラは、最高に良かったです。
それと、ナイスリーガイズとドールズの面々 その人たちは、ミュージカルしてました。

スカイとネイサンは・・・・。
ミュージカル出演なんて言ってほしくない
あの二人には 
カテコのスタンディングは、玲奈さんと
由美子さんが素晴らしかったので立ちました。

投稿: てるてる | 2010/04/25 20:28

てるてるさん、こんばんわ。

鬼のような公演スケジュールの最後の山になった日曜日マチネ、良かったですか。それは何よりです。
自分もちょっとネガティブに見過ぎたところがあったと思うので、次は後悔しないように見ます。

あのナイスリー、ベニー、ラスティのバランス良いですよね。最近ラスティがお気に入りです。

終わるまで男性陣にはあまり否定的なことを言わないようにしようと思っていたのですが、私自身、こらえ性がこんなにないと思ってませんでした(苦笑)。

投稿: ひろき | 2010/04/25 21:29

便乗させていただきます。主演俳優君のファンの方がスカイというより彼自身にしか見えないと書いていて、それは彼のファンとしては至極まっとうな意見のように思ったのですが、それがあながち外れてもいないのは、皮肉というか...興味深いです。

投稿: ぴらふ | 2010/04/26 06:55

ぴらふさん、コメントありがとうございます。

内君は、役として演じる楽しみをまだ知ることが出来ていないのかな、というのが今まで見てきた感想です。せっかく玲奈ちゃんという、何でも学び取れる相手が目の前にいるのに、演じようとしないものだから、玲奈ちゃんが匙投げちゃったような印象を受けます。(つか玲奈ちゃん、モチベ上げるのに必死な感じが。)

何より、彼は役を演じるより、自分を見せるだけの方が楽だから、と見えてしまって。
「内君」を観に来たファンに、この舞台ならではの役者としての魅力を見せられれば、彼の今後にはプラスになったように思うんですけどね。せっかくこれだけのメンバーに囲まれているのですから。

投稿: ひろき | 2010/04/27 02:01

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