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『Frank & Friends/MITSUKO~愛は国境を越えて~』

2010.3.13(Sat.) 18:00~21:00
Bunkamuraオーチャードホール
3階5列上手側

第2部
【ジキル&ハイド】
1.プロローグ~嘘の仮面/コーラス
2.連れてきて/マルシア&コーラス
3.新たな生活/マルシア
4.時が来た/マテ・カマラス

【ルドルフ・ザ・ラストキス】
5.プロローグ/インストゥルメンタル
6.私という人間/井上芳雄
7.愛してる、それだけ/笹本玲奈
8.ただ君のために/井上芳雄&笹本玲奈

【スカーレット・ピンパーネル】
9.炎の中へ/安蘭けい&男性コーラス
10.君はどこに/マテ・カマラス

【ワイルドホーンピアノとともに】
11.ひとかけらの勇気(スカーレット・ピンパーネル)/安蘭けい
12.You Can Do Better Than Me(Bonnie&Clyde)/田代万里生
13.あんなひとが(ジキル&ハイド)/マルシア
14.これが恋(シラノ)/田代万里生&岡本茜
15.我らガスコン(シラノ)/コーラス
16.Never Say Goodbye(同)/安蘭けい&井上芳雄

【Never Say Goodbye】
17.僕が探す人/井上芳雄
18.愛の真実/安蘭けい
19.One Heart/オールキャスト

第1幕は「MITSUKO~愛は国境を越えて」のコンサートバージョン。
2011年春に小池先生演出で、この日のメインパーソナリティである安蘭けいさん主演で上演が決定している作品。
というか小池先生、今年夏~秋のエリザに、冬のM!で翌年MITSUKOって、これでもかってぐらいすごいスケジュールですねぇ。

1部最後で皆で歌われた「愛は国境を越えて」が凄くいい曲で、ちょっとだけぐらっと来ました。

この日が前楽となるこのコンサート、第2部は日替わりゲストということで、井上&笹本ペアのこの日のソワレを選びました。

でも、何気に心惹かれたのはマルシアの「あんなひとが」だったりして。

ジキハイそういえば見なかったんだよなぁ。
この出来じゃ、本当はヒロインのはずのエマがどっかいっちゃう理由がよく分かります。マルシアさんはミュージカル女優としてはうちのご贔屓さんの同世代のライバルで、アイドル時代は田村英里子さん(←実はファン歴あり)向こうに回して新人賞取りまくったり、個人的には実に微妙な場所にいる人なのですが、やっぱり凄い人は凄いんだよなぁというか、当たり役に出会えるって誰にとっても幸福なんですね。

M4の「時が来た」はつい先日、「それぞれのコンサート」でJapaneseCastの鹿賀さんで聞いてるので、聞き比べが至福。海外キャストが詳しくない私ですが、井上さんがパンフで語っている通り、声の出し方というか身体の造りがまるで違うんですね、海外の方は。ワイルドホーンの曲は海外のそういう人が歌うのを前提にしてるからなぁと、井上君らしく黒く愚痴っているのが面白かった(笑)。

M5からM8のルドルフメドレーは何しろこの日の目当てそのもの。
興行的にも微妙だったので恐らく再演は難しいだろう「ルドルフ」という作品、実は井上&笹本ペアの中では一番好きかもしれない。(そりゃミーマイも好きなんだけど)

舞台に比べるとちょっとあっさり目といった感じのこの日のルドルフメドレーだったけど、というか特にルドルフは公演後半、どっちかがぶっ倒れるんじゃないか(特に笹本さんが)ってぐらいの緊迫感があって、それが恐ろしいほどのエネルギーになって客席に向かってきていたから、それと比べるのはそもそも無茶な話ではあるんですけど。

2人が揃うということで別の日には存在した必殺お買い物ソング「美しき戦争」(お買い物ソングではM!の次に大好きな曲です)がなかったのが残念ですが、それでも、深みを増した井上君の「私という人間」に、綺麗になった笹本さんの「愛してる、それだけ」が来て、続けて相変わらず相性抜群の「ただ君のために」がすぐ続くとか・・・

しかも音響抜群のオーチャードホールと来た日には、これを3階席の最後尾といいながら、とてーもお安い席で見ているのがお得感ありあり。

あと「ひとかけらの勇気」も良い、さすが誉れ高い名曲。これが宝塚オリジナル曲として作ってもらえるって、小池先生の力はさすがというしか・・・。

で、このあたりは作曲家自らピアノ弾いての歌唱ですが、毒吐き井上君いわく「ワイルドホーンのピアノって毎日違うように弾くから大変だけど楽しい」んだそうで、ワイルドホーンも「そんな反応を感じるのも楽しい」って返してた。
というかワイルドホーン相手だとみんな緊張しまくるのに、なんでそんな友達みたいに接するんだ井上君(笑)。

この日は井上君と田代君という、ミュージカル界2大MCの共演ですが、改めて同じ舞台で見てみると、井上君は落語家で田代君はアナウンサーだなぁ、という変な感想を持ってみたり。

というのも、井上君と安蘭さんがデュエットした
「Never Say Goodbye」の時に、
 井上君「(安蘭さんのドレスを見て)今夜は素敵ですね」
 安蘭さん「ありがとうございます。昼と同じドレスですけど」
 井上君「えぇ、知ってます。昨日とも同じですよね」
 安蘭さん「よくご存知で」
とかいう落語なのか漫才なのか分からないやりとりが面白すぎです(笑)。

ワイルドホーン氏が「ニューヨークに連れて行きたい」と言ったのを受けて「行きたいっ」って言ってた安蘭さんに「僕も行きたいですっ、でも明日はまだコンサートですからねっ」って井上君がさんざ突っ込んでいました。


田代君が歌ったM12は去年ロスで世界初演、今年ブロードウェイに掛かる作品だそうで、このコンサートが日本初披露。
今回のプリンシパル中、実は唯一フランクホーン作品に未出演の田代君ですが、当然のように客席では「日本でやるときは田代君がやるってことだよね」というひそひそ話がされていたりします。

最後はキャスト全員登場しての「One Heart」。
楽譜持ちながらの歌唱ですが、実は何気におっちょこちょいの笹本さんはこの日マチネで楽譜を落としてしまったそうで、井上君にいじられていたそうですが(←それはそれで見てみたかったけど)、ソワレは何事もなく終わって何より。

「初日にして千秋楽」と言われた笹本さんはフランクホーンから唯一名前を呼ばれて嬉しそうに、でも「もっと歌いたかったです(3曲は出演者中一番少ない)」と言っていました。

良質のホールで良質の音楽、そして良質の歌。
こういう時も時にはいいなぁ、と思ったのでした。

○ちょっとしたおまけ
この日渋谷に行く前に有楽町・日比谷に足を伸ばし、有楽町駅国際フォーラム口前の『ピーターパン』パネルを撮影。そこからてくてく歩いてシアタークリエで『ガイズ&ドールズ』パネルを撮影。
土曜の有楽町、人多すぎっ(渋谷はもっと多すぎっ)。

この日のコンサートで、またもやチラシ増殖。
『ガイズ&ドールズ』、『プライド』とお互い+1枚ですが、前回書いた念願の『ピーターパン』2折りA4デラックスチラシをゲット。

というか、この調子だと『ガイズ&ドールズ』見る度に『ピーターパン』のチラシは増えそうだから心配する必要はなかったのですね(爆)。

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