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『バンデラスと憂鬱な珈琲』(2)

2009.11.2(Mon.) 19:00~20:45
世田谷パブリックシアター
2階席最前列下手側

G2さんの『地獄八景~浮世百景』以来の世田谷パブ。
この日が初日です。

堤真一さんが出るということで超入手難だったこの作品、各所に保険をかけたら観劇日程が超アンバランスになり、なんと次は明日のソワレ、その次が千秋楽という始末(爆)

※16日のソワレも無意識で取ってありました(苦笑)

何しろネタ舞台なので、ネタバレ見ちゃうとものすごーく初見のわくわく感が薄れるようで心苦しいのですが.....。

ちなみに全体的な印象だと、「もっと腹よじれるほど笑うかと思った」って感じです。もちろん笑いは多いのですが、ど直球の笑いはそこまではなかったかも。

観劇前に配られる紙には、役者ごとの役柄が複数書かれています。要はシチュエーションコメディって感じです。

開幕前にそんな壮絶なネタバレあってのスタートです。

んで、ここからは核心を極力外すように苦心しての<薄いネタバレ付き>各キャスト感想。




○堤真一さん/バンデラス(ネゴシエーター)他、全4役
今回の出演者中、由美子さん以外で唯一舞台で見たことがあるお方。
8年前、劇団☆新感線と東宝芸能の共作だった「野獣郎見参」の野獣郎役。由美子さんのある意味相手役でした(あの作品の相手役は古田新太さんとも言えるので)。

何しろ初見にして唯一が野獣郎ですから、”いつもの堤さん”というものを私は知りません。

”世界の危機を救う”バンデラスがどこか滑稽に見えるのは堤さんのキャラクターのおかしみ故なんだろうなぁ。「おかしみ」って呼称がこれほどまでに似合う人を私は他に知りません。

○段田安則さん/アメリカ合衆国大統領他、全6役
反則キャラその1(笑)。
誰だったか、立ってるだけでものすごいおかしいって話をしていたことがありますが、計算しているかしていないかの絶妙の立ち位置で笑いを持ってく。
かっつみーほど爆発力はないけど、さすがでございます。

○小池栄子さん/アメリカ合衆国大統領夫人他、全9役
存在感抜群、さすがバラエティ経験豊富なだけあって、持っていきどころを知ってます。スタイルの良さも羨ましい限りですが、瞬発力も中々のもの。正直、食われるかなーと思っていた以上の出来でした。

○高橋克実さん/アメリカ合衆国空軍ダズラー元帥他、全9役
反則キャラの王様(笑)。
つか笑わせようとして笑わせるって凄い才能だと、この人を見ているとつくづく思います。「笑えっ!笑えっ!」ってプレッシャーかけられれば普通客は笑えませんよ。
でもそこを超越するのがかっつみー。

○高橋由美子さん/アメリカ合衆国ベーカー国務長官他、全7役
正直、現段階では小池さんに食われてる部分があるかと。
とある場面で言えば、完全な当て馬的なポジションです。
(あそこはもっとはじけてこそだと思うんですけどね。)

今までの作品で言えば、「空中ブランコ」のサトエリとの関係を思い浮かべるとだいたいの想像は出来るかと(ちなみにこの日見に来てたらしい)。

小池さんがインパクトキャラで得をしていることを差し引いても、ちょっと不慣れな感じが。
端的に言えばバラエティ慣れと舞台慣れの違いですかね。

今までやったことがない役で慌てているせいか、いつも以上に台詞が早台詞だったのが気になるところ。
とはいえ演じながらの調整力は信頼しているので、これからぐんと変わっていくと思います。

国務長官の制服の凛々しさは素敵です。

○村杉蝉之介さん/アメリカ合衆国フレディ国防長官他、全7役
○中村倫也さん/アメリカ合衆国トニー操縦士他、全7役

なにげに2人のキャラ違いがどうにも把握できない自分。
役をシャッフルして、「さてどっちの人でしょう」やられたら絶対分かりません。
(ちなみにパンフレット曰く、見てて面白い人が村杉さんらしいです)

話のオチが上手いことしてて、それできたかぁ、と腑に落ちるのがさすが。

で、最後の大団円が爽快でいいです。
華麗なダンスで踊りながらの歌はいいですなぁ。

男性陣を中央に、対になるように上手側に由美子さん、下手側に小池さんと、シンメトリーが美しいです。
いやーEVILみたいに激しい踊りでなくて本当に良かった(爆)

つっつんも××し。
会場内から大拍手が起こっていましたことよ。
みんな期待していることは同じなのね。
嫌がる主演を××させるようなのは、またもやどこぞの国務長官の陰謀なのでしょうか。

歌は由美子さんがリードする側ですが、なんか最後の曲、歌詞全然聞き取れないんですけど、まぁ楽しいからいいか。

そんなこんなでまた18時間後には世田谷パブです。
勢いで取ったら1階3列目という超絶前の席。

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コメント

久しぶりの書き込みになります。
昨日(6日)観に行ってきました。
公演前の悩みの跡など微塵も感じさせませんでしたね。
本人ブログを見ると、いいタイミングの観劇だったのでしょうか。
カーテンコールでもいつにもまして晴れ晴れとした笑顔で
なんだか気持ちも若返っていそうな感じです。

忍者の辺りはもう少しいじってくると見ました。
個人的には、ぼそぼそしたものが飛び交う会議での
国務長官の表情がお気に入りです。


投稿: pausa | 2009/11/07 07:00

こんにちは。ご無沙汰しております。

固さが見られた初日に比べると、2日目はぐんと良くなっていて、いい意味ではじけ方が心地よかったです。始まる前は悩んでいても、幕を開けたらきっちり上げてくるのは流石ですね。

忍者は日増しに笑いが増してる感じで、あそこは確かにそうとういじれそうですね。
あれほど頼りなさを全身で表現できるのは凄いなーと。
国務長官の即席お母さん状態も何気にツボです(^^;)

投稿: ひろき | 2009/11/07 13:13

こちらではお初です、こんばんは☆
初日を懐かしく読ませてもらいました。
最初に書かれていた感想が全く同じで、
おもしろいけどみんなそこまで笑うほど?みたいな。
でもお互いこのあと深みにハマっちゃいましたね(笑)

かっつみー評がお上手かつ的確で唸っちゃいました!

投稿: がら | 2009/12/06 19:25

がらさん、いらっしゃいませ。
公演中(特に後半)はお世話になりました。

今となって初日とかのこの辺のレポを読み返すと実に興味深いですね。
毎日のように世田谷に行きたくなるほどになるとはとても思いませんでした。

笑わせようとしている部分はちょっと寒いんだけど、それ以外の部分に妙な愛着を感じちゃったんでしょうね。

ある意味「カンパニーらしいカンパニー」だったんだと思います。
シスカンパニー所属は3人いるのに、シスカンパニーって感じでもなく、じゃぁまとまってないかというとそういうわけでもないという。

まぁ突っ込みしやすい舞台だったことは確かですね(^^;)

投稿: ひろき | 2009/12/06 23:53

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