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『Live@クリエ~ミュージカル・ツアーへようこそ』

2009.7.28(Tue.) 18:30~20:20 
シアタークリエ 上手側4列目

「Live@クリエ」、26日の由美子さんに続き2回目の参戦。
この日は、26日と同様に東宝芸能DAY。
辛島小恵さん、戸井勝海さん、石井一彰さんのお3方。

中1日だけで再び同じシアタークリエに戻ってきているのも我ながら何だかなぁですが、一番最初に気づいたこと。

「舞台セットが同じだ(笑)」

そう。「由美子ライブ」を見た方ならお分かりでしょうが、天井から舞台上に吊り下げられているきらきらした飾りは、全く取り替えられていないようです。
ピアノもほぼ同じ位置に存在します。つまり、1週間これだけバラエティに富んだメンバーでやる反面、セットはほぼ同じ。なんたる効率的。

つか2日以上見る人がまさかいると思ってなかったりして(爆)。

でも26日の由美子さんは「アイドル曲中心」という情報が知らない人はミュージカル系の28日と重複がありそうだし、土居さんもミュージカル組だから重複しそうだけど、結論から言えば全然そんなことが気にならない、26日とは完全に別の世界がそこにありました。

同じ会場だけに、「26日の由美子さんのライブの思い出が上書きされなければいいけど」とか思っていましたが、それさえ杞憂。

辛島さんの心地よいソプラノ、戸井さんの頼りがいのある歌声、キャラがいまだに頼りないけど意外に歌える石井くんという絶妙な組み合わせ。

そして戸井さんがおっしゃってましたが「ボケ3人」の壮絶なるgdgdトークの嵐(笑)。そういえばこのお3方、初見なのは戸井さんだけでした。

辛島さんはレミゼのコゼットで見たことがあるし、石井くんは由美子姐さんと組んだ「苦情の手紙」の頼りなげさがまんまだったというのを思い出す始末。

某所のセットリストによると24曲もあったらしいのですが、さすがに由美子さんの時と違って曲説明があっても全部覚えていられるわけもなく、印象の強い曲から振り返ってみます。ちなみにそのセットリストを見たら、実はちょうど半分の12曲が知ってる曲でした。なんだ、意外にミュージカル見てるんだな、自分。

8/5追記 公式サイトにセットリストが上がっていました→こちら

●「MOZART!」より
 ・愛していればわかり合える(石井&辛島)
 ・残酷な人生(石井)

 悪妻ぽさは余り見えない辛島コンスに、意外に頼りがいのある石井ヴォルフの組み合わせ。コンスがリードした「愛していればわかり合える」なんて松たか子さんか西田ひかるさん以来だなぁ。んで「残酷な人生」って凄く音が取りにくいのね。あれをこともなげに歌ってた初演中川君、どんな役者なんだと改めて思ってしまいます。石井君単体ならそれほど悪くないんですけど、どうしても見たことのあるる役は本役と比べてしまいます。

●「エリザベート」より
 ・私だけに(辛島)
 ・夜のボート(戸井&辛島)

 アダルティ系お2人によるエリザ2連発。エリザを見たことがない私にとって「私だけに」の基準は新妻聖子さんなんですよね(CD『MUSICAL MOMENTS』収録)。我ながら罪だなぁと思う。んで辛島さんの声質にこの曲は合ってないと思う・・・

●「ウェストサイドストーリー」より
 ・Tonight(石井&辛島&戸井)
 ・Maria(石井)

 今月のNHK-BS「映画音楽大全集」の公開録画(本放送は8月1日)で「Tonight」を聞けたので今月2度目。そっちはそっちでそこにいるのに井上くん&笹本さんじゃないのが残念で仕方なかったっけ・・・

 「Tonight」三重奏というのも意外に新鮮です。

●「オペラ座の怪人」より
 ・All I Ask of You(辛島&戸井)
 ・The Phantom of the Opera(辛島&戸井)

 「The Phantom of the Opera」の高音を存分に出せる辛島クリスティーヌ最強。
 もう耳の保養。そしてクリエの音響の素晴らしさに大拍手。

●「ミス・サイゴン」より
 ・命をあげよう(辛島)
 ・ブイドイ(戸井)

 歌の上手な辛島さんでもやっぱりキーが合わない曲は辛いんだね・・・と思えるアルト音階のキムのソロ。石井君のヴォルフを中川君と比べてしまったように、ここは新妻さんや笹本さんとつい比べてしまう。分が悪くて申し訳ない限り。

 辛島さんは歌手として聞くと凄く良いんだけど、役者として入ってきた人ではないせいか、どうしても役への入り込みに物足りなさを感じてしまいます。演技を通してミュージカルを見る自分の志向ゆえの違和感なのかもしれません。

 ま、今日はコンサートですけどね。

 ブイドイは凄かった。この日一番の拍手だったのが無条件で納得できる凄さ。
 ちなみに戸井さんにブイドイを歌わせたのは辛島さんのリクエストだったそうで、会場内全員が「辛島さんすばらしい」と思ったことでしょう。

●「レ・ミゼラブル」より
 ・民衆の歌(石井&辛島&戸井)
 ・スターズ(戸井)

 レミゼ経験組のお3方が奏でる至福の曲。ま、辛島さんが言ってるようにコゼットはここで歌わないんですけど・・・・コゼット付民衆の歌という、摩訶不思議ながら魅力に溢れた構成です。

●辛島さんソロより
 辛島さんにはちょっと辛めのコメントをしましたが、素晴らしかったのが「Time to Say Goodbye」。和製サラ・ブライトマンと言っても全然遜色のない歌声。あたかも晴れ渡って透き通った青空に吸い込まれていくような、なんだか天に向かっていくような歌声。結婚式でよく歌われる理由が分かる気がします。

 そしてもう1曲が、「キャンディード」から「着飾って、きらびやかに」。
 この曲、戸井さんが「袖で聞いていて口をあんぐり空けるぐらい凄い」と言っていた言葉通りの凄さ。

 以前、ご本人のコンサートで歌ったことがあるソロだそうですが、何というかステージいっぱいに動き回り、喜怒哀楽を激しくいったりきたりする難曲をものの見事に歌いこなされ演じられており、いやはや辛島小恵さんあなどりがたし、を心の底まで実感させるステージングでした。なんかあれは見ないと分からないかも、って感じです。

 こんな凄い辛島さんでも、芝居が入ったミュージカルだと役が限定されちゃうのかも、と思うと少しく切なくもなってしまったりして。
 そういう意味で、「ミュージカルソング」に絞ったこの日の「Live@クリエ」は、クリエの素晴らしさも、出演者の素晴らしさも表現された、素敵な空間だったと思います。

 あとは、トークがもうちょっとましなら良かったな(爆)。
 前半は戸井さん、後半は辛島さんがずいぶん頑張ってたけど。
 石井君、もちょっと修行しよう(苦笑)。

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