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『ミー&マイガール』(6)

2009.6.26(Fri.) 13:00~16:30
 帝国劇場1階 C列上手側孤独席
2009.6.28(Sun.) 13:00~16:45
 帝国劇場1階 F列センターブロック

6/26(金)マチネと、6/28(日)千秋楽の観劇で、2009年ミーマイの観劇は終了です。

◆サリーってば・・・(26日マチネ)
2幕、ランベスの街角。
サリーを訪ねてきた「男の国のもっこりファーザー(笑)」ことジョン卿。

不審がるミセスブラウンを納得させるべくサリーが説得を試みますが・・・・

「この人は...」で言い淀むサリー。

あれ?

次の「親しい人だから」が出てこなくて、「この人は・・・・この人は・・・・」と半ばパニクる玲奈嬢。何とか思い出して「親しい人だから。」と言ったのを待って

ミセスブラウン、絶妙の呼吸で「そーーーーみたいだねぇ(サリーを舐め回すようにじーっと見回して)。馬鹿っ!」と言って去ってった。実に上手い返しで会場からもほっとした笑いが。

ミーマイで台詞飛ばしたことなんて初めて見たなぁ、玲奈ちゃん。

◆ジャッキーとジェラルドに興味津々
2幕、ほぼ最後。
ビルが屋敷を出て行こうとするシーン。ジェラルドをそそのかし、ジャッキーとジェラルドをくっつけようと画策するビル。

ジャッキーをひっぱたかせる算段をするビルを「おやめなさいよ」って後ろから突っ込んでいるマリアが面白い。(これは両日ともやってた)

今回、ビルとマリアは前回よりずっと価値観を共有している感じというか、「ヘアフォード家の人間」であることを前提に口論しているように思えます。「伯爵にふさわしくない」と拒絶するような段階は既に越えて、「自分が伯爵だということを拒否するつもりはないけど、それでもサリーを選ぶんだ」というところに、2009年版の神髄があるように思えます。

そういえば、1幕、レッスンのシーンでもビルとマリアは仲良し。
ビルの声に「ウィリアム、いい声」とマリアが言ったかと思うと、数シーン後、「おばちゃんもいい声だぜ」と返すビル。馴れ合いすぎると難だけど、この位の息の合い方ならいい按配かな。
千秋楽は「さすが親戚、いい声だよ」@ビル でした。

あと2幕、サリーを諦めるようにビルに言うときのマリア、
「ゼロです」って時に大きく手で「0」を作ってたのに笑いました(千秋楽)。

◆サリーはわかってる女性
2幕の泣かせ所、「スマイル!スマイル!」、
26日マチネは途中から本当に半泣き。今期のサリーはここの感情表現がすごく豊かになっているけれど、この日はその中でも出色。色んな抑えてた感情が一気に噴き出してきた感じで、胸を突くものがありました。

そういえば、この曲ではジャスパー卿との掛け合いがありますが、このジャスパー卿、「耳が聞こえにくい」という設定の割に、というか設定ゆえにか、「心の声を聞き取れる」ようなキャラクター設定になっていて、サリーの強がりを上手く見せるキャラクターになっています。

導入部のマリアとサリーの会話も、お互いが相手に敬意を払ってやりとりしているように見えて、前回はマリアからサリーは「ただの小娘」の空気しか感じなかったのですが、今回はサリーを「聡明な女性」と見ている感じが感じ取れます。それゆえ、マリアからサリーへの言外の圧力として「あなたほどの方なら、あなたがビルの邪魔になっていることを分からないわけはありませんよね」という厳しさを感じます。

それに対して、「あいつ(ビル)さえいなくなればいいのにね」と言ってるジェラルドを「分かってない人だなー」と醒めた目で見てるサリーが興味深いです。

ちなみにサリーとジョンはとっても仲良し。
ランベス・ウォークでとっても楽しそうにジョンを誘ってるサリー。るんるんでスキップして去っていきます。

◆女性上位のヘアフォード家
そういえば、マリアとサリーの関係がそんな「認めている関係」に見えるだけに、サリーがヘアフォード家に入ってしまえば、実は仲良くやっていけるように見えます。(前回は、サリーがいくら貴族修行をしたからといって、マリアは本心では認めないようなところがちょっと見えていた感じ)

意外にマリアとサリー、ジャッキーがローズガーデンで一緒に茶飲んで男性陣のあれやこれやに花咲かせてそうな予感がします。

◆チャールズはサリーをどう思ってるのか
執事との掛け合いは毎日変えてます。
机の下で見つかるときに尻から出てくる回数の方が多いです。
2006年の時は、笹本サリーは絶対頭側が客席側だったのですが、今年は1回を除きずっとお尻を客席に見せていました。うーむ、さすが品がないお転婆娘(という設定)。

2日間とも、チャールズと握手するときに無理してお嬢のように振る舞ってました。
そのときは不安そうにビルの後ろに隠れてたけど、ワイン勧められたときは本当に嬉しそうに行く。
「サリー様(千秋楽は「お嬢様」)」と存在を認められたのが嬉しかったんだろうなと思う。

ちなみに千秋楽、ワインを飲みまくってる(なんと3杯)サリーに対してビルが一言。

「んがっ。じゃねーよ。全部持ってくぞ!」

間がさすが、井上君。

本編中、パーチェスター弁護士が井上君の飼いインコの名前を出してみたり、アペは相変わらず元気だそうだし(現・飼い主の玲奈ちゃんが実に微妙な表情で井上君を見守っていた。)小ネタがいっぱいありすぎてお腹いっぱい。

◆笑いのツボ
ジャッキー&ビルの誘惑・誘惑され大会の後、ぷんすか怒りまくる玲奈サリーのところに駆け寄っていく井上ビル(なんか実在しそうなビルディングだ)。

「サリー、唇が腫れたよ」

・・・・笑いのツボにはまってしまい、大ピンチになる玲奈嬢(笑)

ただでさえ、サリーがジャッキーにぶちぎれる大変なシーンなのに、さすがにここで玲奈ちゃんを追い詰めるのやめようよ(笑)>井上君

千秋楽についてはこのシーンがメタメタになる要因がもう一つありまして。
なぜだか井上君&玲奈ちゃんの後ろに、ジェラルドが左右に出入りしていて会場内から大きな笑いが起きています。
アングル的に井上君&玲奈ちゃんからは何が起きているか分からず、「とにかくだ、機嫌直せよ」と井上君が超強引にまとめました。

さすがっ。

●千秋楽スペシャル
珍しく大看板が下りてこないパターンの千秋楽ですが、恐らくあの「Me And My Girl」の丸い電光表示が引っかかるせいではないかと思うのですが・・・

というわけでご挨拶集。

司会はパーチェスター弁護士@武岡さんですが、初っぱな「今月7月3日に初日をあけたミー&マイガール」と言って会場内が一瞬凍ります。井上君が気づき、伊東弘美さんも気づいて突っ込み、弁護士殿もようやく気づきます。

「先ほどのことは忘れてください(笑)」

◆本間憲一さん(ジェラルド役)
やる度に年齢の衰えを感じる役ですが、この作品は幕が上がっただけで楽しく頑張れる気持ちになれる素敵な作品です。
今回はジャッキー役の貴城さんといい関係が築けてよかったです。
これも貴城さんのおかげです、と言えって貴城さんに言われました(笑)

◆貴城けいさん(ジャッキー役)
言ってませんよ(笑)。
素晴らしい作品と出会えて幸せでした。ジャッキーの役も大好きです。
是非名古屋(中日劇場公演)へもおいでください。

◆涼風真世さん(マリア役)
ミー&マイガールと出会ったのは20代の時。その後、30代・40代と節目毎に関わって、そのたびごとに見方が変わりました。どんなシーンも好きですが、お客さまと一緒に踊れるランベス・ウォークが一番好き。名古屋でもお客さまと一緒に踊りたいです。

◆草刈正雄さん(ジョン役)
毎日がお祭りのような1ヶ月間でした。ありがとうございました。

◆笹本玲奈さん(サリー役)
毎日とても楽しかったです。公演中に誕生日も迎えられて幸せでした。
(大声で)ミーマイ、大好きです!

◆井上芳雄さん(ビル役)
千秋楽、いくつも心残りがあるのですが一つ。
登場シーンに立ってる護衛役の鎧の人のお面を外すことにしていて、演出家さんのOKももらっていたのですが、お互い自分がお面を外すと思っていて、外し損ねました(笑)。
・・・と、鎧の中の人を紹介していました。

昨日ご覧になった方からお手紙をいただいて。その方、昨日、丸の内で人生最大最悪の出来事があったそうなのですが、その後歩いていたら帝劇があって、たまたま入ってみてこの作品を見てとても楽しかったと。
今日もご覧になられているそうですが、嬉しかったです。

それが浜松町ならライオンキングだったのでしょうが(会場爆笑)
来月ならヴァンパイアだったのでしょうが(会場爆笑)

俺、なんて上手いんだろ。
(と自画自賛している横で、「まったくもぉ...」って苦笑してる玲奈ちゃんが面白すぎます)

この後、いつもと同じランベス・ウォーク/カーテンコールの部があり、盛り上がりまくった後に追い出し音楽が鳴り、いつもの通り、井上君&笹本さんの登場。

井上君「僕たち2人だけじゃ何なので、緞帳あーーーっぷ!」

おぉ、意外なパターンだ。

緞帳が開いた後では、演出家の山田和也さんが円陣組んだキャスト陣に駄目出ししてる(笑)

大拍手の後にまた緞帳が開いたら、

キャスト陣が演出家の山田和也さんを取り巻いて駄目出ししてる(笑)

中々面白い出し物でした。

ちなみに締めは「もう出し物がないのでこれで終わりです!んじゃ!」
という井上君の挨拶で締め。

ここまで20分ということで、千秋楽にしては意外に短かったですが、何しろ直後に中日劇場公演を控えているせいもあるのでしょう。

千秋楽公演を楽しんだ後は、自分自身はとっとと地下鉄駅に向かいます。
なぜなら、この日はマチソワなのです。

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