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『ミス・サイゴン』(5)

2008.9.13(Sat.) 12:00~16:10

休憩インターバル含めて4時間10分・・・
当然、本編はこんなに長くありません。

「笹本玲奈の小部屋」、ルドルフに続いて2度目の当選です。
サイゴンのプレイベントといい、なぜ東宝系のイベントにはこんなに運があるのか、見当がつかないのですが。

前回は2階の喫茶室前に即席スペースを作って開催された小部屋。
今回は、1階の売店前に集合したかと思えば、楽屋口から入り(初めての体験でした。)階段をひたすら地下にもぐり、たどり着いた先は、帝国劇場地下6階。

地下6階などという階層は世の中にそうそうあるものではなく、東京メトロ副都心線の東新宿駅の池袋方面行ホームとか、大手町のパレスサイドビル(毎日新聞社の本社があるビル)ぐらいしか思いつきませんが、帝国劇場という建物は、地上9階・地下6階という、ちょっとびっくりする建物なのです。

ちょっとした会見スペースのようなものが組まれており、HDD-DVDレコーダーも用意されています。
司会はルドルフの時と同様、東宝演劇部(映画部門出身)の上田さん。

進行説明がされた後、キム役のアオザイを着て、笹本さんが登場。

席の下にミネラルウォーターが置かれており、笹本さんがアオザイの裾で引っ掛けそうになり、

上田さん「そこ、水ありますからおもらししないように」
笹本さん「お---(諸般の事情により伏せ字)って(呆)」

という、素っ頓狂な小ネタからスタート(笑)

まずは一問一答からスタートです。
この日は抽選で選ばれた60人(5人ほど欠席)でしたが、20近い質問が読まれたでしょうか。

以下、質問が”Q”uestion、上田さんが”U”eda、笹本さんが”R”enaです。

Q「クリス4人それぞれの特徴は?」
R「またしょっぱなから難しい質問ですね(笑)」
U「いや、悪口言えってわけじゃないんで(笑)」
R「年齢の違いがクリスとの間の関係性を変えてる。井上・照井クリスは年上の頼りがいのあるクリス。藤岡・原田クリスは同年代の仲間感覚のクリス」

Q「4年前と意識して演じ変えてるところは」
R「意識してることはない、毎回その場で感じたことで演じる。打ち合わせが苦手なので、トゥイのシーンもその場次第。大きいとすれば成人をまたいだことで持ってる感情が違うことかなと思う(彼女の初演キムは19歳、今は23歳)。」

Q「舞台と普段でギャップがある人は?」
R「ほとんど全員。特にということなら筧さん」
R「テレビとギャップがあり、とにかく舞台に対して真摯です」
U「クリスの中では藤岡さんですよね」
R「その通りです(爆)。サイゴン期間中は朝まで飲まないそうです」
U「それは意外ですね(爆)」

Q「気合はどうやって入れますか」
R「舞台スタート前にエンジニアの旗振りで円陣組んで気合いを入れるが、筧さんはあえてちょっとタイミングを外すのに生き甲斐を感じてる。さとしさんはどこか飲み会系(笑)。別所さんは(やってる)FM系」

Q「相手役のふと気づいてしまったことは」(実は私の質問)
さんざん「ないなぁ」と悩ませてしまったあげく、
R「寝ぐせですね(笑)」
U「誰の?」
R「『もちろん』藤岡さん(笑)」

Q「やりたい役は?」
R「クリス。キムとしては裏切られた相手だけど、(サイゴンからバンコクへの)描かれてない3年間を埋めるのが役者としてやりがいがある。(確か井上さんも同じようなこと言われてましたね)」

Q「泉見トゥイが背中に保冷剤入れてるって本当ですか(笑)」
R「本当です(笑)背中つかんだとき『ぶにゅっ』って感触があって何かと思ったら、保冷剤の溶けた後(笑)」

ビデオレターは岡さん。
「18歳から見てきて、玲奈の考え方はだいたいわかる」
「かばんからまず出すのは『たけのこの里』。
『きのこの山』じゃダメなのかって聞いたら、断じて『たけのこの里』なんだそうで(笑)」

R「岡さんは私のスピリチュアルカウンセラー。何でも当てられる。部屋が散らかってることまで当てられちゃう」
R「一緒に食事行ってくれないんですよ。『なんで?』って聞いたら、『今のお前は俺を必要としてねぇ(笑)』ってひどいですよね(苦笑)」

質問の中で印象的だったのは、12歳の女の子。

Q「玲奈さんのようなミュージカル女優になりたいと思っています。12歳の頃はどんなことを練習されていましたか」
R「12歳!観劇していただいて感激ですね。小さい頃からひたすらダンスをしていました。12歳は『ピーターパン』にオーディションに受かった時ですね。あなたも12歳からでもオーディション受けちゃいなよ(いたずらっぽく、実にストレートに)」

彼女をじっと見ながら答えていました。
やっぱり、舞台に立つ人として後輩から目標とされるのはとても嬉しいのですね。
見ていてとても微笑ましく拝見しました。

質疑応答の後、流れたのは8月31日のFCイベントのダイジェスト映像。
嫌がる玲奈ちゃん(彼女は自分の映像を見せられるのをとても嫌がるので、見てる方は楽しい(鬼))。

U「ホリプロさんが編集したので大丈夫です」
R「えー、変顔とか出すんですよホリプロ...(爆)」

・ルドルフで旅立つシーン、鞄はまるで寅さん。
 ...あれでいいか何度も確認したんですよぉ、と力説。

彼女とじゃんけんして勝った11人がプレゼントを受け取れるって話で、

R「パーを出します。心理戦です」

彼女はその通りにパーを出したのですが、チョキを出さない人もおり。

R「信じてくれてないんですね(爆)」

あぁやっぱり(中身は)黒い女子だこと・・・

今後のお仕事の話をしていて、3月銀河劇場「回転木馬」の話。

R「浦井さんとは『ルドルフ』で初共演でしたが、演技の作り方といい、考え方といいそっくりです」
R「トークショーをやったら、同じテンションなのでいつまでも終わらないかも(笑)。
サイゴンにしろルドルフにしろミーマイにしろ、井上『大先生』がいるので司会をお任せできるのですが。」

この日のおみやげは、ルドルフの小部屋の時同様、生写真のサインだったのですが、今回はサリー@ミーマイの写真。

会場中が大爆笑に包まれた破壊力抜群の写真でした。
上田さんいわく、「評判良ければチラシの表に」といったら、やっぱり本気で嫌がってた玲奈ちゃん(笑)

ちなみに、その写真は笹本さんご自身がブログに載せてます→これ

60枚がずらっと並んでいる光景は壮観です(サインのペンを乾燥させてるところ)が、写真の中身は・・・・やっぱり爆笑なのでした。

名づけて「サリーのお転婆さ、ここに極まれり(爆)」

ここまで(笑)の文字が実に多いのですが、実際これ以上に笑いは起こっていまして。

何か微笑ましいんです。笹本さんのこの手のイベント2度目ですけど、実はけっこう凄いこと言ってたりするのに、無理なく笑顔になって笑える、あまり他にいないタイプの女優さんです。
肩の力も抜いて見られるし、アットホームな感じがやっぱりいいです。


なおこの日は、12月の笹本さんの10周年コンサート「Jewel」の一般発売日。
先行発売で1枚確保はしていたのですが、追加しようとしたらまさに瞬殺。
ぴあは3分、イープラスは5分、ホリプロオンラインチケットも10分でなくなってしまい、追加できず。
小部屋でも話題になっていましたが、笹本さん&上田さんいわく、「見たいっ」って要望をホリプロさんにぜひ上げてくださいと。
「1週間ぐらいしたら、何かいいお知らせができるかも」とおっしゃっていました。

予想以上に売れ行きよかったから、12月23日の祝日に追加入れそうな気がします。

(9/17追記)
12月21日の夜公演が追加でした。
ご本人のBLOG内に掲載されています。

正直こんなに売れるものだと思ってなかったんですけれどね。
中規模劇場(516席)とはいえ、「ペテン師と詐欺師」で埋めるのに四苦八苦してた劇場なんですけど。
思った以上に、帝劇前のチラシ配りbyホリプロの効果があったような感じ。


本編は、1ヶ月ぶりの笹本キムだったわけですが、小部屋に当たってしまって難ですが、笹本さんの悪い癖の中だるみ症候群発症中かなーと。
前見たときはもっと色んなところに丁寧だった気がするんだけど、そこかしこにぞんざいさが見えてちょっと残念。個人的に波長が合わなかっただけとも言えますが。

この日びっくりしたハプニングはどっちもトゥイがらみ。

トゥイが乱入した時、キムはトゥイと手を握ってました。
・・・えっ?何か話が違うんじゃ・・・

トゥイを撃った時、倒れこむ前にキムがトゥイを抱きかかえる・・・
これは笹本キムの標準仕様なのですが、この日はなんと銃が泉見トゥイの背中の下に。
そう、保冷材の下です(爆)。

キムは銃を探すこと叶わず(一度は抱きかかえていて、何かと思ったら実は銃を探していた)、
タムを抱えて捌けていきました。
銃は気づいたアンサンブルがとっさに拾ったのですが。

2幕ナイトメアのシーン、
「見てあの人の銃よ」・・・・どこで入手しました?(苦笑)

あの銃がないと、キムはあのサイゴンで銃を入手できるほどのやり手ってことになっちゃうんですが・・・・ハプニングとはいえ、ちょっと残念だったかな。

というのも、笹本キム以外なら、トゥイが倒れこんでから駆け寄るから、直前まで手にしていた銃がトゥイの背中の下に入ることはありえないのですね。
あの動きは、キムがトゥイを実は大切に思ってたと思わされる、印象的な動きではあるのですが、いくら感情のおもむくままに動く笹本キムといっても、ストーリーの根幹を壊しちゃうのはちょっといただけないかな。

話は変わって。
この日帝劇売店で買った月刊ミュージカル9月号は、新妻キム・坂元ジョン・泉見トゥイの対談が載っていたのですが、腹抱えて笑いました。

ジョンのいたぶられ方が面白すぎですが、新妻さんはどうしてこういう場所で抜群に面白いんだろう。狙ってないのに面白いようにストライクゾーンど真ん中。

「ムーランルージュでは思いはクリスに行っているので、ジョンのことはほとんど見てない」
「皆ジョンの話はあまり聞かないですよね。『ブイドイ』ちゃんと伝わってるんでしょうか」

「(新妻)キムから(泉見)トゥイには愛は無いよね」by泉見
「あるってば!キムの慈愛に満ちた表情に気づかないのぉ?」by新妻
「気づかない」by泉見
がっかりだよ(笑)」by新妻

・・・漫才ですか。

そんな感じで笑わせつつも、3人の真剣な役作りも全開で、凄く内容の濃い対談です。
特にサカケンファンは必見かと。

市村さんが抜けてからというもの、作品全体を見る座長的なポジションにいるのは、事実上、新妻さんなのだろうなぁと、これを見てると思います。笹本キムも好きではあるんだけど、キムに関しては「重さ」という意味で新妻さんに百日の長があるかなと思う。

ただ、新妻キムは達観したようなところがあるのも確かで。

ふと感じたのは、キムは奥さんに見えちゃいけないんだなと。

もっと言うとエレンが母さんに見えちゃうのも問題と。
だってマザコンじゃいくらなんでも(笑)

あくまでキムとクリスはカップルなんだなと。
夫婦になれなかった(キムはなったつもり)わけだから、そんな未熟さが見えて欲しい。そうすると、井上新妻は下手すると夫婦の落ち着きだし、違和感を感じた理由が見えてきます。

あとちょっと男前過ぎるというか、クリスの支えがいるように思えないところが、松さんの遺産をそっくり引き継いじゃってるもんだから、強すぎる分、意識して弱めているのが分かる。

さて、長いサイゴンも、手持ちチケットはあと1枚。
9月20日のソワレ、さとしエンジニア&新妻キムの鉄板コンビ、しかもトークショーつき。
こんなん見てしまったら、10月に何を見ても物足りなくなりそう。

さて、あさって15日はNHK-FMで「今日は1日ミュージカル三昧」(12時15分~22時)
今のところ、時間が判明しているゲスト出演予定は以下の通りです。
フルタイム録音&リスニング予定ですが、体力続くでしょうか。
・・・・リクエスト、まだしてないけど。

14時30分頃から      新妻聖子さん(生ライブ有り/「命をあげよう」)
19時15分頃から21時頃まで 笹本玲奈さん(生ライブ有り)
21時頃から22時頃まで   石川禅さん
20時頃から22時頃まで   塩田明弘さん

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