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2008年8月

『篤姫』(4)

今月8月の当ブログ検索キーワードベスト5をここに発表してしまいます。

1.篤姫
2.重野
3.唐橋
4.高橋由美子(※唐橋役)
5.大奥

・・・・なんでしょう、この篤姫だらけの現実(笑)

キーワード検索の実に80%が、この5語で占められています。

実は7月以降書いていないこのテーマ、今日は趣を変えてのネタバレモードです。
お嫌いな方は、絶対に回れ右でお願いします。





では。

大河ドラマなのに、なぜネタバレなのかといいますと、
実は大河ドラマは撮影の様子が公開されているのですね。

大奥シーンが多い「篤姫」は特に室内撮りが多く、そのシーンはほぼ全てNHK放送センター(渋谷)にあるNHK106スタジオで収録されています。

そのスタジオはNHK放送センターに併設されているNHKスタジオパークにあり、営業時間内(午前10時~午後6時)の間に収録がある場合、見学ができるという次第。

「篤姫」全キャスト中最後の撮影入りとなった高橋由美子さんの場合、7月下旬からリハーサルという形で撮影に入り、8月1週目から本撮影に入ったのですが、通常の年の場合、大河の撮影は9月中旬がクランクアップとなりますので、長くて1ヶ月半。

それでいて、実は撮影は普通は火曜日から金曜日にしか行なわれません(そりゃNHKの人もサラリーマンですからねぇ・・・)。

一度撮影風景を見学したかったので、大奥シーンの撮影が終わりそうな8月最終週に平日に休みを取って行ってきました。

見学したのは、8月26日(火)と、8月30日(土)の2回。

土曜日は通常は撮影がないのですが、この日は勝海舟役の北大路欣也さんの登場するシーンをまとめて撮影したようで、北大路さんのスケジュールの兼ね合いで撮影が発生したのかと思われます。

見ていてすぐに気づくのが、天璋院役の宮崎あおいさんの出番の多さ。
宮崎さんがいないシーンは、大奥ではほぼありえないので、このスタジオで公開されるシーンは勢い、常に宮崎さんがいることになります。
疲れた様子も見せず、ちゃっちゃとシーンをこなしていく様は圧巻です。
むしろ出番が多いこともあって、ペースを掴みやすいのかもしれません。

8月26日の撮影では、幾島役の松阪慶子さんが再登場。
47話(11月23日放送)、48話(11月30日放送)の2回で、江戸城無血開場を目指し、天璋院の使者として唐橋とともに西郷へ向かうという場面での再登場です。

「篤姫」の作品のテンポは、篤姫と幾島のテンポの相性の良さという面が多分にあると思いますので、仲むつまじく(女性同士に使うのは変な表現ですが)談笑している様は何だか微笑ましかったりします。

同じ日の収録では、唐橋が駕籠を開けるシーンを撮影していました。
49話(12月6日放送)ですので、恐らく天璋院が江戸城を後にするシーンと思われます。
篤姫(その当時は敬姫)が鶴丸城から江戸の薩摩藩邸に向けて出発する時に、幾島がしたのと同じような意味合いでしょう。

駕籠が何か引っかかったような感じで、TAKE3まで行っていました。
ちなみに見ていて気づいたのですが、由美子さんは身体が小さいので、アングルによっては(特にアップにした場合)、内掛けに着られているような印象も持ってしまうことで、ありがたくはないところ。

瀧山役の稲森さんとかになると、着物適応スタイルというか、長身で映えるみたいなところがありますので。無論、天璋院役の宮崎さんは言わずもがなですが。

ちなみにどの役者さんも、内掛けは最初から着て座るのではなく、座ってからスタッフの人が掛けてあげています。着物に皺が生じるのを防ぐためだそうで、納得。
そういう意味では、内掛けを着る前の寝間着かのような服を見られるのはここだけということで、ちょっと珍しいかも。

49話で天璋院が江戸城を出てからの50話は、大奥ではないわけなのでこれから撮影かと思いますので、そこに唐橋が付いていくのかはわかりませんが(原作では、ほとんど全てのお付の女性に暇を出し、3人しかお連れがいなかったという設定です)、さすがに最後まで重野を連れて行くとは思えないので、そこは唐橋が担当、すればいいなと。

8月の重野登場以降、大奥シーンは天璋院に瀧山、重野が寄り添うというパターンが定着していますが、47話あたりになるとそこに唐橋と常磐(安部麻美さん)が加わった組み合わせが標準形。

8月30日の撮影では、天璋院と勝海舟が対面するシーン(42話(10月19日放送)。この回は唐橋の登場回)で、天璋院から見て右(上手)に、天璋院側から瀧山、重野。左(下手)に、唐橋、常磐という並びでしたので、役としての序列関係がはっきり分かるようになっています。

こういった集合シーンになると話すのは天璋院と、来客(ここのシーンでは勝)で、せいぜい瀧山ぐらいなので、あとの役者さんはほぼ置物と化します。
表情も笑顔はまずあり得ないので、ちょっと物足りなかったりもします。
まあ、当たり前の話なんですけどね。

30日の撮影では緊張してる由美子さんにスタッフが話しかけられていたところで、歯を見せて笑顔で微笑んでいて、なんだか心底ほっとしました。

そうはいえ、誰が撮影に入るか全く分からない状態なのに、行った2日間ともたかだか30分か1時間待っただけで、唐橋の撮影が見られたのは幸運でした。天璋院ならいつ行ってもまず見られますが(撮影がない日は例外)。

で、唐橋役としての由美子さんを見ての感想ですが。

登場は42話(10月19日放送)からで、この回の大奥シーンから登場しています。で49話で駕籠を開けるところまで見ましたので、49話まで出ることは確定。
おそらく、1話5カット以内の登場と思われますので、全部で50カットぐらい。
そのうち話すシーンがたぶん5カットぐらいのようなので、良くもまぁここまで出番をカットしたものだと苦笑せざるを得ません。

おそらく、8月以降撮影する大奥シーンに皆勤ということで、それ以前に撮っていたシーンは重要シーン含めてすべて登場せず、といったことのようで、そこまで都合良く便利屋扱いすることないのになぁ、といささかのぼやきも出てしまいます。

撮影を間近に見てみると、天璋院役の宮崎さんの存在感はさすがで、前半に物語を引っ張った幾島でさえ、最後の頃には「いなくても良いかも。」というぐらいに天璋院がしっかりしちゃったこと、瀧山役の稲森さんが予想以上にいいこと、この2点からして、
後半の天璋院役を支える役が、あまり必要とされなくなったような気がします。

唐橋でさえそんな扱いですが、実は重野にしたところで大活躍というほど出番があるわけではなく。ただでさえポジションが軽くなった「天璋院付」の役割をさらに重野と唐橋で分け合うのですから、両方とも薄味になって当たり前。
つくづく無意味なというか、変なくじをひいたなぁと思います。

ちなみに重野役(中嶋朋子さん)と唐橋役(高橋由美子さん)は、8月最終週にそろって夏風邪をひかれました。そんなとこまで分け合わなくてもいいのに(苦笑)。

※中嶋さんは撮影時に辛そうに咳をされていました。高橋さんはご自身のblogで40度の熱を出したと言われていますし、実際に見ると待ち時間の間、目を伏せてじっとしている時間が長く、いつもと違う感じでした。

わずか4シーンだけ見ただけなので、あとは本放送を心待ちにしようと思います。

何しろ役者に役者以上の物を出させてしまう「篤姫マジック」がありますからして・・・

そういえば、NHKスタジオパークには「篤姫」のポスターが2種類貼られています。
1種類は当初の物ですが、もう1種類は江戸編のもの。
唐橋は天璋院から向かって右側。反対側には佐藤藍子さん(小の島役)がおられました。

本放送話。
35話(8月31日放送)の、島津久光役、山口祐一郎さんの一言。

「下がって良い」

・・・あ、コロレド大司教様@MOZARTとまーーーったく同じだ(笑)
すごく懐かしかった(爆)

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『嵐になるまで待って』

2008.8.12(Tue.) 19:30~21:45 サンシャイン劇場1階席

新装なったサンシャイン劇場のこけら落とし公演。

キャラメルボックスは春公演ハーフタイムシアター「水平線の歩き方」「ハックルベリーにさよならを」(シアターアプル)以来で、この夏公演を見るつもりはなかったのですが。

春公演でつい書いたアンケート(キャラメルボックスでは初めてでした)で、「ハテナ」(サポータークラブ会報)が送られてきまして、読んでいたら行きたくなってしまいまして。

理由その1。
この作品のヒロイン、ユーリを演じる渡邊安里さん(入団5年目)。
キャラメルボックス初、主役に立候補!という、イメージからすると絶対ありえないことが実現してしまったとあっては、なんか見たい。

理由その2。
平日夜公演があまりに座席が埋まらないらしく、平日夜公演限定で特別製作CD、「観終わってから聞いてください」(今後ろで流れてます)が配られる、と。

理由その3。
ネット予約はキャスト写真付のチケットだからいいんだよなぁ(水平線~で体験済み)

ますます前売りを買わなくなりそうなんだけど・・・

閑話休題。

今回が4演目になる劇団の代表作の一つということもあり、さすがの完成度。

ストーリーをかいつまんで。

ユーリは自分の声が嫌いだった。
(「あたしの嫌いな私の声」がこの舞台の原作。成井さん執筆の唯一の小説だそう)
そんなコンプレックスがあったが、声優ならそんな声が生かせるのではとオーディションに応募、合格する。
その作品の製作現場で、波多野という作曲家と姉・雪江と会う。

波多野との出会いはユーリから声を奪ってしまう。
波多野の声はユーリの声とそっくり。
ユーリにだけ聞こえる波多野の”第二の声”は、聞いた者を操る声だった・・・

失った声を取り戻すために、ユーリは自分の弱さと向かいあい、波多野に立ち向かっていく。
・・・・・

理由その1に安理嬢の話をしたのですが、よくよく振り返ってみると、ほぼ初見。
キャラメルもそれなりに見たのですが、そういえば名前は知っていたものの、初見はずいぶん最近で、今年初春の「きみがいた時間 ぼくのいく時間」。

ある意味「できあがっていないピュア」な感じは、ストーリーの印象どおりの配役。
成井さん自身も「役作りしていると思えない」と言っていますが、いかにも少女漫画チックな主人公を熱演。
なんか、あの衣装は妙にぽっちゃりしてるように見えてしまうんですが、突如として声を失った出来事のきっかけがとても印象的。ネタバレになってしまうので今回は省きますが、とにかく何しろいじらしい。

「女として見られていない」感じがすごく良く分かりやすいユーリ・幸吉の組み合わせでもありました。

でも、あとなんか一押し欲しい。
言葉にしにくいのですが、思い入れのある役だそうで、あと一歩押しがあると感動が増すと思う。
ただ役が彼女に合ってるだけだとちょっともったいない。

波多野が発した、ある意味「言霊」がユーリの声を奪うのですが、恐ろしいほどユーリの「最大の弱点」を突いた攻撃に背筋が寒くなります。

というか細見さんが演じた波多野、怖すぎです。
理知的で隙がなく、敵を確実に追い詰める緊迫感は、この作品がサスペンスであることを否が応でも印象付けます。

ユーリと幸吉がハッピーエンドになって欲しいのに、波多野は確実に2人を追い詰めていくわけで、それだけに最後、ユーリが声を取り戻すカタルシスが胸に迫ってくるのだと思います。

そして他のキャストも凄くいい。

温井さん演じる波多野の姉・雪絵の「全編手話」から表現される、もどかしさ、苦しみ、哀しみ。
凄く光ってました。温井さんは何度か見た女優さんですが、今回は出色の素晴らしい出来だと思う。

全てを知る男、西川さん演じる広瀬教授の優しさ。
西川さんはいつも思うんだけど、「弄ばないで茶化す」「あしらっているようで親身」というすごい不思議なキャラクター。「誰も傷つけない」のがいかにもキャラメルらしい。

ユーリの苦しみをいち早く汲み取った、小林千恵さん演じるアベチカコ(なんか2ヶ月前にも2つほどの舞台で見た(笑))の、外見とはまるで似つかわしくない「大人」さ。

客演の幸吉役・土屋さんがユーリへの気持ちを自覚していく様子もいい。

あまりにいじらしいユーリにとって、幸吉が自分を支えようと思ってくれたことは、何より嬉しかったことなんだと思う。

・・・・うん、予想以上に良かった。
東京公演、もう1回見て、DVDも買おう。

そういえば、今回の「見終わってから読んでください」に冬公演の告知が出ていますが、
個人的には待望の、黒川智花嬢のキャラメル初客演。

「君の心臓の鼓動が聞こえる場所」(11月~12月、札幌・神戸・名古屋・東京)

あのテレビ版「雨と夢のあとに」の雨ちゃんです。

若手にしては伸び悩んでいる風の彼女ですが、彼女の魅力を表現することにかけては日本一(と信じてる)成井さんだからすごく楽しみ。

相手役は西川さんだし、みっこさんもさつきさんも出るし、水平線で好演だった前田さんもいるし、今回すごくよかった温井さんもいるし、なんだか俄然楽しみです。

西川さん、テレビ版雨夢では変な先生で出て、雨ちゃん(黒川さん)が引いてた(笑)のに、相手役とは(爆)。

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『ミス・サイゴン』(4)

2008.8.3(Sun.)17:00~19:50 帝国劇場2階B席
2008.8.7(Thu.)18:15~21:05 帝国劇場1階A席
2008.8.11(Mon.)19:00~19:40
 渋谷マークシティ1階オープンスペース

何の因果か週に2回も笹本キム。
日曜日は井上クリス、木曜日は藤岡クリスと、クリス相性比べの2回でもあります。

再演でベストカップルといわれた井上クリスとの組み合わせ。
それでいて今回の再々演で新たなベストカップルと一部で噂だった藤岡クリスとの組み合わせ。

正直に本音を言ってしまうと、藤岡クリスとはちょっとぴんと来ない相性でした。

再演の時の井上クリスとの組み合わせは、見た瞬間に”衝撃”を感じたほどの相性の良さでしたから、それに比べるとインパクトに欠けます。
というか藤岡クリスがのっそりとした感じで、井上クリスを見慣れた立場からすると-実はGIに近いのかもしれないけれども-違和感を感じてしまうのですね。

そういえば井上&笹本コンビのミーマイは来年6月帝劇の後、7月中日劇場(名古屋)だそうです。

この2回、ちょっとしたハプニングが諸々あったので、日ネタ中心に。

笹本キムはもともと段取り型タイプの女優さんですが、今回は毎回何が起こるかわからないぐらい、毎回の演技が違います。

○トゥイの乱入
・クリスより銃を抜くタイミングが遅いトゥイ(3日ソワレ)
・クリスの腰にしがみつくキム(同)

トゥイは3日が初見の石井トゥイ、7日が毎度恒例の泉見トゥイ。

トゥイはこれで全員コンプリートですが、乱入してクリスに銃を突きつける所で、トゥイが銃が抜くのが遅いのはどうなんだろう。

あそこはまさか銃を抜かれるとは思わずにクリスが不意打ちを食らうのが緊迫感があって好きなんですけどね。ま、トゥイが威嚇のために銃を出してるから言えることですが。

ここはクリスの抜くタイミングも役者ごとに違って、再演のデフォルトは「クリス出遅れ」で、井上・石井・サカケンともにほぼ同じタイミングだったのですが、今回は井上君がそのままのタイミングなのに対し、藤岡君はトゥイとぴったりと言うほど同じ。

トゥイが泉見君だと、威嚇とはいえ本当に撃ちかねない感じもするんで、「同時」はありかなと思う。でも「トゥイが遅い」はいくらなんでも違うと思う・・・

笹本キムはこのシーンで全体的に後ずさることが多くて、2日ともクリスの後ろに回ってました。がっしりとした体型の藤岡クリスは、ビジュアル的には「キムが守られてる」感じでいいです。

○同棲の承諾
キムが「いいわよ。」って答えるシーンです(サン&ムーン)

ここ、再演とずいぶん違うんですが、この言葉を発する時に再演時はほぼ皆、満面の笑顔だったのですが、今回はソニンの影響らしく、ほぼ全キムがここでは戸惑いの表情を見せています。何しろ一寸前に知り合った相手が「暮らそう一緒に」と言ったところでいきなりの承諾を満面の笑顔でするのは違うよなぁ、と思っていたんでここは納得。

ここ、キムがクリスに対して信頼したタイミングがずれているんですね。再演とで。
再演の時は「キムが純粋な少女だからってそこまで簡単にクリスを信用するのかい」みたいな感じでしたから、「かみのユニコーン飾るわ」と言ったタイミングが「キムの決心」と考えると、収まりがいい感じ。

○母は強し
トゥイを乗り越えていくキムの試練のシーンですが、

・トゥイに迫られたとき肱打ちで拒否するキム(3日ソワレ)

や、たまたまそういう動きになっちゃっただけなんですけどね。
トゥイはキムにとっては(元)許婚なわけで、トゥイに対してそこまで冷たく見えるのはどうなのだろう、と一寸思ってしまうのです。

が、4キムの中で実はトゥイへの愛情度が一番高いと思う笹本キム、とんでもないものを見せてくれました。

・トゥイが倒れる前に抱き抱えるキム(7日ソワレ)

タムを剣で殺めようとするトゥイに、我を忘れて拳銃を撃つキムですが、ここでトゥイが最後まで倒れなかったのを見たのは初めて。

何しろ、撃ってすぐキムが駆け寄り、抱きかかえているんですから(驚)
多分、あれはトゥイ死んでないと思う・・・・

トゥイを撃った時にはキムはタムのことしか頭になくて、撃った後で我に返ってトゥイを殺めたことに絶叫するわけだし、トゥイは”キムに撃たれた”ことしか分からずに死んでいったからこそ、キムの悪夢に”呪い”として登場するわけで。

倒れこむ前にトゥイは死んでいたと思いたい。
暴走もいいけど、あれはさすがにやりすぎじゃないかと思う。アングル的には下手すると「愛するキムの腕の中で死んでいった」ことが記憶に残る、まるで「逆・恵みの雨」状態だから・・・

今期の笹本キムにはトゥイへの愛情を感じるんですが、むしろ自らの手でトゥイを撃ってしまったからこそ、すがりつく先はクリスしかなかったのかもしれない、と感じます。

笹本キムの好きなところもう一つ。
「私にはあるのよ~」でとても強くなるのがいい。「命をあげよう」が感情マックスなのではない感じが成長したんだなぁと思う。むろん、力量的にそれができるようになったという意味も含めて。

○歌詞に初めて納得
クリスがラブラブモードで頭がいっぱいになったところの、ジョンからの冷や水。

・ベトナム政府は待っている 「だが」 アメリカは軍隊をよこさない
(7日ソワレ)

うん、すごくわかりやすい。
岸ジョンは変に台詞とか略さないのがいいです。あぁこうだったのかというのがよくわかる。
ここで「だが」を言ってたジョンは、再演からずっと誰もいなかった(少なくとも自分の観劇経験にない)のですが、ちょっと曲からは字余りになる「だが」の言葉、ベトナム政府がアメリカに見捨てられたという政情を端的に表現していて、今までで一番納得。

○命をあげる場所
キムが「命をあげよう」と歌う場所、あそこが「ドリームランド」の跡地ということを、先日ふと気づく(朽ち果てた看板が、下手側にぼろぼろになって立てかけられています)。
20回見て初めて気づいたのは、鈍いのか・・・

○生意気だぞ口を慎め
「荒海に投げ出され」をキムではなくエンジニアが歌う今期。

キムが「邪魔よっ」というかのように突き飛ばすキムがいたような記憶があるんですが、誰だっけ。
最近回数が多い笹本キムではお目にかかってないから、ソニンあたりはやりそうな気がする。

で、お題、これを今期本気で思ってしまうのが笹本キム>生意気だぞ口を慎め

だって本当にエンジニアによいこよいこしてみるみたい(笑)
その中でも筧エンジニアとの組み合わせが最強。

他のエンジニア以上に、キムに本気で腹立ててるからなぁ。
いつもより強烈に顎つかみかかってます、みたいな(笑)

○笹本キムは背が高い
意外に思われがちですが、笹本さんは背が高いのです。165cmということで、キムで一番小さい新妻さんと10cmも違います。

再演時もそうだったのですが、エレンとの背の差は、リアリティへの最大の壁。
それもあってか、シルビアエレンとのシーンで、笹本キムは妙に前屈み。

シルビアさんは笹本さんとさほど背が違わない163cmなのですが、意識してキムをエレンより小さく見せているのかもしれません。

ちなみに、再演の時はキムとエレンの背は圧倒的にキムが高く、
高橋エレン(153cm)はキムの誰よりも背が低く、
ANZAエレン(158cm)は新妻キム(155cm)以外より背が低く、
石川エレン(163cm)は笹本・松キム(いずれも165cm)より背が低く、
キム・エレンの12通りの中でエレンの背が高いのは3通りしかなかったのです。
(なお知念キムは162cm)

今期はキムが笹本(165cm)、ソニン(163cm)、知念(162cm)、新妻(155cm)
エレンがシルビア(164cm)、浅野・鈴木(163cm)、RiRiKa(162cm)

キム・エレンの16通りの中でエレンの背が高いのは8通り、同じが2通りということで過半数。
ビジュアル的な説得力という意味をもってしても、今回に一日の長があるのでしょう。


○はてさてここから渋谷レポ

閑話休題。

ここからは東宝ミュージカル初、オープンスペースでのイベントとなった「ミス・サイゴンin Shibuya」、行ってきましたのでレポを。

つか渋谷暑いよー
渋谷マークシティは気温以上に熱いよー

本音です(笑)

昼間は仕事があるので夜だけですが、仕事帰りにたどりついた渋谷マークシティは人・人・人で大混雑。恐らく500人ぐらいしか入らないイベントスペース(※)がほとんど人で埋め尽くされ、ほとんどのキャストの顔が見えない場所しか確保できず(でも橋本エンジニアは背が高いから見える(笑))。

※ちなみに昼夜合わせて3000人の動員だったそうです。

この手のイベントでは極めて珍しいことに、キムが2人いるというのが驚きで、製作発表以外で「ダブルキム」というのは全く記憶にありません。ファン感謝デーは終演後ですからキム1人しかいないのは当たり前ですし、プレイベントも新妻さんだけだったし。

「17歳で初めて~」を新妻キム&笹本キムでユニゾン、という世にも珍しいもの(※)が声でしか聞けなかったのは残念ですが、とにかく帝劇の舞台以上に全てが熱く、無料イベントとは思えないほどの大判振る舞い。

※笹本さんのブログで本人言ってますが「出会って5年目、初めて公の場で新妻さんと一緒に歌った」だそうです。やっぱり。
無論、昼もソニン&知念のダブルキムユニゾンでした(今日のワイドショーで流れるのはこっち)。

イベントはその「火のついたサイゴン」(青組アンサンブル/池谷ジジ/新妻・笹本キム)で始まり、キム&クリスのデュエット「世界が終わる夜のように」は意外なことに新妻キムとの組み合わせでの藤岡クリス。
藤岡クリスはイベントバージョンで突っ走りまくってましたが、必死についてく新妻キムがなんかいじらしい(笑)。

キムのソロ「命をあげよう」は笹本キム。
再演時には歌についていくのがやっとだった彼女も、今回は一皮も二皮も剥けて堂々たる歌唱で満場の拍手をさらっていました。

笹本さん自身はブログで「渋谷でキムデビュー」と書いていましたが、よく考えると先月、新妻さんが「渋谷でキムデビュー」している(NHK「今宵ゴージャス」)ので、テレビとイベントでメインを分け合った形ですね。

若手ミュージカル女優として常に比較されるお2人ですが、2人して自分のブログに2人並んでる写真をどかーんと載っけているのを見ると、なんだかほっとします。

笹本さんブログ→その1 その2

新妻さんブログ→こちら

ちなみにこのお2人、噂によるとファンクラブイベントを同じ日(8月31日)にやるらしく、両方兼任のファンの人からは「踏み絵」と言われてました(笑)。

で、この日のイベント、笹本キムの更にその上を行ったのがサカケンジョンの「ブイ・ドイ」。

今まで聞いた「ブイ・ドイ」の中で一番良かったかもしれないというぐらい凄かった。
サカケンが声量があるのは今知った話ではありませんが、何か物凄いものを聞いてしまった感覚。
この日ここまで一番の拍手というのも納得がいきます。

トリを務めるのは大阪芸人、もとい橋本エンジニアによる「アメリカン・ドリーム」。
帝劇でさえほとんどない手拍子がここまで大きいのは野外仕様ですか?(笑)

このイベント、オープンスペースの割に帝劇リピーターが7割ぐらいはいると思われる(挙手をざっとみた感覚では)んですが、や、帝劇でこのぐらい拍手してもいいんじゃないですか、いつも。

ちなみにこの「アメリカン・ドリーム」、実はイベント特別仕様。

「miss、SHIBUYA!」まではいいとして、

「何でも買えるぜ、渋谷マークシティ」(会場大爆笑)

・・・・さすがは大阪芸人。

2000枚用意した特製うちわを昼間1500枚配ってしまい、夜にほとんど配れずみたいな話もありましたが(ちなみにうちわを帝劇に持参された方は、S席当日券(13,500円)が9,000円になるそうです(4名まで、1回限り)。つまりは常時得チケですね。)なにしろ初の試みで手際が至りきらなかったところは次への課題にして欲しいなと思います。

せっかくのオープンスペース、リピーターで前方が埋まっちゃうのも変な話。
初見の人をがっつり掴まえられるサイゴンの音楽だからこそ、初見の人を立ち止まらせられるイベント、期待してます。

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水戸黄門まつり

2008.8:2(Sat.) 11.00~12:30 水戸市(下市地区)
      14.00~15.30 水戸市(上市地区)

去年まで縁もゆかりもないお祭りでしたが、今年は何の理由か高橋由美子さんがパレードのゲストということで、水戸行きを敢行します。

水戸はJR特急(スーパーひたち)で行くには1時間と近いのですが、バスで行くとなると2時間近く、東京駅八重洲南口7時40分発のバスに乗車(下り初便)、のはずが乗り込むと7時30分に発車。どうも満席になったための早発のようですが、その旨の案内もなく、ちと不思議。
前日までの疲れもあってほぼ寝て過ごします。

水戸市の中心部・大工町で隣に座っていたおじさんが下車しますが、どうも切符を紛失された様子。「おっかしいなぁー」とつぶやいて席に戻ってきて切符を探しますが見つからず。結局再度切符を買い直し、二重購入証明をもらい(見つかったら最初の切符を払い戻してもらえる)降りていきましたが、ここで10分かかって早発分をちょうど帳消しにして、水戸駅北口には定時到着。なんだかなぁ。

●午前(下市地区)
午前のパレードは浜田のショッピングセンター駐車場からということで、あらかじめ調べてあったバスで浜田SCまで。
祭りに参加する人たちが駐車場を埋めていますが、どことなく町内会の祭りの延長といった感じ。
下市は水戸の元々の中心街で、今の地名が「本町」であるのもその名残でしょう。
駅が上市寄りに出来たため、現在の中心部は午後にパレードが行われる上市ということになっています。

それはともかく、それ故にアットホームな手作りな空気がいい感じ。
出発式では、水戸黄門まつり実行委員長(水戸観光協会会長)、市長(水戸黄門の扮装をしていました)、真木蔵人さん、高橋由美子さんの順での挨拶でした。
その中でも、実行委員長が”できる人”って感じで上手く参加者をのせていました。

由美子さんは雨女として自他共に認める存在で、この日も危うい空模様でしたが、挨拶の時にちょうど晴れ始めました。
「日もちょうど出てきた感じですかね、水分補給を忘れずに一緒に楽しみましょう」となんだか校長先生風の挨拶(笑)

今回のゲスト選定理由はここでも明らかにならず。
真木さんはお父様のマイク真木さんの本籍が水戸、先祖が水戸藩の重臣ということで関連性がないわけではないのですが、由美子さんに至っては何もなし(笑)
ファンが縁を思い浮かばないぐらいですから・・・・

実は昨年水戸黄門にはゲスト出演しているのですが、本人もそれを口にすることもしなかったようで、「できるおじさん」こと実行委員長からの紹介はなんと「納豆好き」が縁、ってをい(笑)

そしてこの場で気づいたこと。
あ、今回撮影OKなんだ、ということ。

由美子さんがイベントを席巻していたアイドル当時は、まだ私自身が高校生(同い年だから当たり前ですが)で、コンサートと舞台はともかくイベントは行けなかったので、自身初めての撮影OKイベントに我に返ります。あ、カメラ持ってきてない。
というかデジカメ持ってない(笑)

通り一つ隔てたところにジャスコを見つけ、買ってこようとするとその向かいにカメラ屋が。

迷うことなくオリンパス衝動買い(CMキャラクターの浅田姉妹に敬意を表して)。

デジカメの準備を済ませ、後半から列に復帰。
この間、梅干しを食べてすっぱそうな顔をしてたシーンがあったそうです。

この後の午後に比べてお手振りも控えめですが、ピンクの浴衣が抜群に似合っている上、上機嫌でにこやかに微笑んでいるのを見ると、「お祭り娘」の面目躍如という感じ。
沿道からも口々に「かわいい」「きれい」の声が挙がります。
確かにこの空間に一人別次元の人がいる感じ。
さすが女優さんと改めて感心(何をいまさら)

ここでのインタビュー、水戸は初めてですか?の問いには、「何度か来ています。活気があっていいですね。地元が埼玉なのですが、町が似た感じで落ち着きます。」と。「ロケで旧県庁に来たりした。(ちなみにフジ系「潮風の診療所」です)親友が水戸にいるのでおみやげでよく納豆をもらう。」とのことでした。

ここのインタビューが産経新聞茨城版だとこんな感じ→こちら

写真つき(常陽新聞)→こちら

最後の挨拶では「10月頃からですが篤姫にも出ます」と初めて本人の口から登場時期が上がりました。

●午後(上市地区)
午後は現在の水戸の中心地、水戸中央郵便局から大工町交差点までを7時間にわたり歩行者天国として開放、その前半2時間がパレードです。

ここで失敗を1つ。

上市のパレードは14時開始だと思っていたのですが、実は毎年恒例で14時からの「くろばねフェスティバル」で挨拶してからパレードに来るとのこと。帰宅してレポートを見て初めて知りました。

写真のページはこちら 

※ちなみに1枚目の由美子さんの左を歩く黒い服の女性が由美子さんのマネージャーさん。
午後、上市で山車に由美子さんが乗った時、ご自分の携帯を渡して写真を撮ってもらい、その様子をご自身で確認されていました。
ちょっと後ろを歩く白い服の女性はマネージャーの見習いの方ですかね。いずれにしろこのお3方で1台のタクシーで移動されていました。

下市のパレードに比べると、上市のそれはまさに大都市のお祭り。
まぁ、地元の口さたがない人曰く、このお祭り自体が「暑いだけのお祭り」なんて言ってるんですが・・・

片側2車線の道路、つまり幅10m近い道路がパレードの列と観客で埋まります。
この頃には日もかんかん照りで、暑さに弱い由美子さんは何度も汗を拭っていました。

そういえば、上市の出発式挨拶では実行委員長さんが紹介のときに「由美子ちゃん」と言ってしまい、会場内から笑いが起こる場面が。
いや、そのお歳で「ちゃん」をつけると普通は相当寒い空気が流れるんですが・・
みんなが「そう言っちゃうのも当たり前だよなぁ」みたいに思ってるのがなんだか嬉しい。
沿道で話していた人が、「歳はとったけどいつまでも少女の感じが残ってる」と言ったのがある意味当たっている感。

午前に比べてお手振りも全開で、私の知る限り初めての「投げキッス」というものまで登場してしまいました。
なんすかそのサービス精神の旺盛さは(爆)
それもあってか下市に続き上市での観客の評判も上々。

中間地点の挨拶では茨城の地酒を飲んで、「なかなかいいですね。空きっ腹に効きます」と、この日一番彼女らしい名言を残しました(笑)

買ったデジカメはちょうどこのあたりで電池切れ(工場出荷分の充電池は、たかだか1時間強しか持たない)で、人が多いとはいえ超リラックス状態の午後の由美子さんが撮れなかったのは残念でしたが、ずいぶんと長い時間パレードを楽しめて良かったです。

実は朝東京を出る時点では、水戸遠いし・・・とかちょっとテンションが低かったのですが、思ったより好印象で受け止められていたことと、何よりお似合いの浴衣で主役として堂々と場を持っていってる様子が何より嬉しかったです。

最後の挨拶から
「人は座ってるだけでこんなにも汗をかくんだって思いました(笑)。
山車を引いていただいた方、太鼓を叩いてくれたお姉さま方、ありがとうございました。」

・・・実にある意味きれいな挨拶でこの場を終え、歩行者天国の中に据え付けられたタクシーに乗り込み、去っていったのでした。

意外なほどに楽しめました。由美子さんにイベント適性がこれほどまでにあったのが、何より意外でした。
さすがお祭り大好きで去年、大宮駅前で自ら御輿をかついだだけのことはあります(笑)

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