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新妻聖子コンサート

2007.10.5(Fri) 18:30~20:40 草月ホール(赤坂)

このブログを更新するのも実に3ヶ月ぶり。ずいぶんご無沙汰しております。

ちょこちょこ芝居は見に行っていたのですが、どうにも駄文とはいえ背中を強くプッシュしてくれる作品がなくて・・・・と余計な言い訳は省略で、これからぼちぼち復帰します。

というわけで、昨日、表題のコンサートに行って参りました。

新妻聖子さん。

私が彼女を最初に見たのは忘れもしない2003年7月6日、帝国劇場。
「王様のブランチ」のレポーター当時は知らず、初舞台としてエポニーヌ役で「レ・ミゼラブル」でデビューしたその日その回を見ています。

自分にとってのレミゼデビューも実はその日で、何のことはなく、高橋由美子さんのファンテーヌ役でデビューしたのがこの日ということで、新妻さんを見たのも、実は単なるキャストの組み合わせ。

それ以来、レミゼはおおむね全キャストを観続けて今に至っていますが(SPも含み)、この回、後から振り返るとキャスト総代わりのターニングポイントであってみたり、実に多くのドラマがありました。

今年の大河の主役さんがジャベールやっていて、ジャン・バルジャンとの対決で姿を見せずに、この日初見の自分は、それこそがスタンダードだと次の鑑賞まで疑わず(笑)といったエピソードも今は奇妙なまでに愛としい思い出です。

そんな訳で舞台デビューから結果的に見つづけている新妻さん。彼女のミュージカル作品は結局全部見ていて、ストレートの「サド公爵夫人」以外は全部見ていることになるのですが、振り返ってみると、最初からそこまで好意的に見ていた人でもなく。

確かに歌はデビュー当時から破格の迫力で、それこそは自他ともに認める彼女の売りなわけですが、当初、2003年当時は漏れ伝わってくる優等生的な発言が、どうにもじれったくて素直に拍手できなかったところがありまして。

ただ、4年間も色々な作品で見てきて、ブログ始め人となりを見てくると、彼女の本質が、

「小器用な不器用」

に見えてきて、実は完璧志向ではない自分の琴線に触れていることに気づいた昨今。

彼女の舞台等におけるフリートークのあまりの滑らかさは一度でもご覧になった方には有名ですが、何しろ当初はじれったく思えた社交辞令を巧みに混ぜたところは、自分の贔屓さんの中では松たか子さんと通じるところがあって、最近の自分の志向の新カテゴリになりつつあります。

群を抜いてその辺りが苦手な高橋由美子さんが贔屓なだけに羨ましい(笑)。
若手陣で新妻さんと並んで評される笹本玲奈さんも基本的にしっかり系なのですが、たまに暴走ぐだぐだモードになるからこっちのゾーンかも・・・。

新妻さんといえば、最近はNHKによく呼ばれていますが、今年8月に放送されたNHK-FM「今日は一日アイドル三昧」のゲストが圧巻でした。(※1)

彼女はミュージカル界では知らぬ人がいないとはいえ、世間の知名度的には「誰?」と言われるポジションなわけですが、ゲストトークでは「アイドル好き」の本性を爆発させまして。えぇ、アナウンサーが引くほどに(笑)。

えーと、浅香唯さんに憧れてヨーヨー買ったんでしたっけ、光GENJIに熱狂して飛鳥涼さんの大ファンでもあったんでしたっけ、Winkは振りつきで歌ってたんでしたっけ、同じ聖子さんってことで松田聖子さんの物まねしたんでしたっけ・・・etc

いやはや感服しましたあの時は。

「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったもので、同じ三昧シリーズ(毎週テーマを替えて「~三昧」のシリーズをやっているのです)の「今日は一日アニソン(アニメソング)三昧」の森口博子さん(この時も会場がどよめくほどに司会者を食うほどの巧みな進行でした。)と並び立つほどの存在だとは、正直びっくりしたものです。

そんなこんなのサブエピソードも経験して今に至ると、彼女のトークも歌も、「何の心配もなく身を委ねられる」というのは、安心できるのですね。

芝居はたまにマイルールで暴走するんでまだ心配なんですが、それこそもう片方のご贔屓さんグループの由美子さんや笹本さんが、演技について「何の心配もなく身を委ねられる」、その代わりにトークは暴走系、との好対照といった感じで、振り返ってみると「完璧でない」ところが、人間味を感じて惹かれるようになったのかもしれません。

さてそんな長すぎる前段はいいとして、この日のコンサート。

2時間15分、トークと歌でゲストなし。
つまり、喉使いっぱなし。
新妻さんのことだから、歌で詰まるようなことはないから安心して聞いていられます。

2003年に最初に聞いたときの新妻さんの歌声は、声量が先行していて、どうしても役とのシンクロが弱かったような印象があったのですが、本人もこの日トークで言っていましたが、「ミス・サイゴン」のキム役との巡り合いがとてもいい方向に向かったような感じ。

その上、CDを出すようにもなって、役と切り離せないミュージカルナンバーと別の、歌い手としてのテクニックをどんどん吸収していってるように見えます。

正直、1stシングルでは「微妙・・・・」という印象だった彼女のCDなのですが、今年出た「愛を止めないで」と「煌きの未来へ」を聞いていると、やっぱり彼女は若手なんだなぁ(まだまだ伸びるんだなぁ)と感じてしまいます。

「愛を止めないで」は山本耕史さんが主演されているNHK木曜時代劇の主題歌なのですが、彼女がこの曲をセールストークするとき、ちょっと前までは時代劇のタイトルまでだったのに、この日のトークではとうとうサブタイトルまですらすら出てくる始末(しかも、彼女は超早口なので「サブタイトルも言った」ことは分かっても「サブタイトルが何か」は分からない・・・笑)。

この週の放送のクライマックスシーンに(放送はあと1回、10/11放送を残しています)この曲がベストタイミングで映像とかぶさった時に、「めちゃくちゃ感動したんですよぉー!泣けましたよぉー!自分の曲なのにー」と盛り上がっていた彼女のトークを聞いていると(お客さんが初見を含めて「引いていいのかどうか困ってる」のがちょっと笑)、作り手から暖かい視線を受ける彼女のいい意味のオープンさが、凄く伝わってきます。

何はともあれ、この日、以前入手し損ねた21C「マドモアゼル・モーツァルト」のDVDを入手できたのが何よりラッキーでした。

追記。
隣に座っていた人は新妻さん初見だったそうで、こんな会話。

隣人 新妻さんっておいくつぐらいなんですか?
私  26か27ですね
隣人 どちらの音楽学校出ておられるんですか?
私  音楽学校ではなくて普通の学校ですよ。上智卒です
隣人 へーソフィアですか(感心したように)

浅いファンなのに新妻さんの年齢をちゃんと把握していた自分にびっくり(今日10月8日に27歳になります)。
そんな感じで感動していたのはいいのですが・・・幕間に買ったCDのビニールを暗いところでガサゴソさせるのはやめましょう・・・・ものすごーく響くのですよ、あれ。

(※1)ちなみにどーでもいい話ですが、この時、リクエストした数曲の中で、
姫乃樹リカさんの「蒼いプラネット」がかかったのは私の所業でした。
アルバム曲がかかるとは・・・と思いつつ、名曲がかかってくれたのは素直に嬉しかったのを
思い出します。

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コメント

お久しぶりです♪ほぼ毎日伺っていたので、マチベンから更新が無い!!ととても心配していました(^^;)でも、お元気そうで良かったです。

私も由美子さん経由で新妻さんを知り、この夏のレミゼも観てきました♪実は開演前にすれちがったんですが、とても愛想の良い方でした。

それから、モーツァルト!ももうすぐですね。由美子さんの久しぶりな舞台、本当に楽しみにしています(´∀`*)♪

長々と失礼しました。

投稿: ねんねる | 2007/10/09 23:38

ねんねるさん。

お久しぶりです(^^;)すっかりご無沙汰しました。ほぼ毎日ご覧いただいていたとのこと、恐縮です。
「モーツァルト!」に向けて真面目にペース取り戻します(笑)

由美子さんは来年の大河ドラマ「篤姫」の出演が決まりましたね。役は今日判明するのでしょうが、来年前半は舞台は(2月の新宿コマ以外は)お休みでしょうね。

まさか大河再びとは...ちょっと頭の片隅をかすめてはいましたけれども。

こちらこそこれからもよろしくお願いします。

投稿: ひろき | 2007/10/10 02:50

姫乃樹リカさんのアルバムの曲リクエスト
したのはひろきさんでしたか・・・
私も彼女のシングル(「硝子のキッス」や
「ロマンの騎士」)はリクエストしたんですけどね。
あと、由美子さんの「友達でいいから」をリクエストしたのは『私です』(笑)

予想はしてましたが、アイドル冬の時代でもある90年代前半のアイドルの曲は流れそうもない
雰囲気が番組前からあったので、どうせなら
由美子さんの曲を流してやろうとリクエストした次第です。「20世紀最後のアイドル」という言葉をメッセージに使ったのが功を奏したのか、スタッフの人が流してくれましたね。

いずれは・・・とは思ってましたが、まさか
来年大河に再び出られるとは思いませんでした。女性キャスト多いのでチャンスではあったんですけどね。原作だと篤姫が江戸に来てからすぐ出てくる役なんですが、それだと松坂さん演じる役と篤姫を支える女中という役割が被るので、松坂さんと入れ替わりで由美子さん登場になるみたいですね。(6月~7月頃から登場でしょうねたぶん)

春にも舞台があるようなので、来年は前半は舞台・後半は大河ドラマって感じですかね。

投稿: ま~さ | 2007/10/14 19:35

ま~ささん、こんばんわ。

由美子さんの曲はあえて一番手を外して「Good Love」に行ったのですが、姫乃樹さんの曲は変化球で入れたら、そっちが採用されました(笑)。
「隠れた名曲」というキャッチコピーが利いたみたいです。
ま~ささんがリクエスト時に書かれたという、「20世紀最後のアイドル」も、そのコピーが採用する理由だったのでしょうね。

大河ドラマの話は、せっかくなので独立させてしまいました。もしや・・・という思いがなかったわけではありませんでしたが、正直サプライズに近い発表でした。制作発表での着物、綺麗でしたね。

女優枠としての最若手という意味では、あの着物はフレッシュな感じで良かったかも。

投稿: ひろき | 2007/10/15 02:22

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