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『地獄八景・・・浮世百景』(1)

2007.2.9(Fri) 19:00~21:20(休憩なし)
世田谷パブリックシアター

初日観劇。
東急田園都市線三軒茶屋駅直結のこの劇場、実は初めての観劇。方向神経は悪くないはずなのに、駅直結なのに迷いました(苦笑)。シアタートラム(小劇場)はすぐわかったので、その反対側だったのでちょっと迷うだけで終わりましたが。

開演前からG2公式市川笑也さん升毅さん、そいでもって高橋由美子さんと、稽古風景総出しということもあって、いつもより情報量多く迎えたこの日のプレビュー初日。
(ちなみに由美子さん曰く、「初日は90%雨になる」そうです。そーいや芝居初日に晴れてた記憶ってあまりない)


客層は主演である佐藤アツヒロ氏のファンと思われる方々が7割前後(女性で年齢層がある程度固まっているのでわかりやすい感じ)、あとは落語に惹かれてきた年配の男性がそこここに、といった感じ。

そういう中でマイノリティでも全然気にしないでいられるのは経験の賜物かも(笑)。

G2先行で取った席は、3階席の中央。知人から「3階席でも見やすい」と言われていた通り、細かい表情はオペラグラス必須とはいえ、全体がすっきり見やすいのはいいです。新しい(といっても出来てからずいぶん経ってはいますが)劇場の割に音の通りがちょっと微妙だったのは気のせいかなと。

この作品、上方落語の舞台化と銘打っていますが、落語とか舞台とか、そういったカテゴライズされたところをあまり意識せずに、ただリラックスして笑うというあたりに醍醐味がありそう。不意打ちで笑いが来るのが面白い。

全編が関西弁で貫き通されているんですが、関西弁をきちんと聞いたことがないせいか、微妙なイントネーションが正しいんだかそうじゃないんだかわからないのがちょっと違和感を感じましたが、複数回(ちなみに今作品は4回観劇予定)見ればたぶんすっかり慣れるのでしょう。

主演の佐藤アツヒロ氏。若旦那役ですが、26作品目の今作、今まで縁がなく初見。
由美子さんもパンフで書いてますが「生真面目さ」が真摯さにつながってていい感じ。関西弁に四苦八苦されていたようですが、確かにちょっと気にはしている印象。もう少しエネルギッシュなのかなという先入観を持ってたので、意外ではありました。関西弁がもっとなじめば、存在がより大きくなる気がします。

ヒロイン役の高橋由美子さん。若旦那が惚れる芸妓・小糸役。芸妓といえば、明治座の「居残り左平次」(ちなみに風間杜夫さんに惚れられる役でした)を思い出しますが、今回は母親がいるので(ナイロン100cの松永玲子さんが演じています)、どちらかと言うと同じ和服でも新国立劇場の「新・地獄変」の方が近い印象。
歌でデーモン小暮閣下に褒められたのに続き、関西弁で松尾貴史氏に褒められた彼女ですが、若干、微妙なイントネーションもあったような(前述)。とはいえもともと関西弁は喋れる(※)ので、その分全体的に余裕が窺える感じ。
コメディチックな大げさな芝居の部分も、馴染んでくればもっと面白くなりそう。

(※昔のマネージャーさんが大阪人だったとかいう理由。)

本人曰くの「守られ体質全然ない、恋人追って地獄行くなんてまずない」って断言してるのに、芝居としてはまっとうに形になってるのは当たり前ですが「らしい」なぁとは思います。もう一歩、存在感が表に出れたらいいかなと。

小糸の母親役、松永玲子さん。もっと爆発力系だと思ってたのですが、でも姉御系包容力系でなかなかの威厳です。しかし小糸の母親って・・・・パンフの由美子さんと玲子さんを見比べたらあまりの似すぎさにびっくりしました。
見比べようとして間にいる山内さんのページを開くともっとびっくりしますが(笑)。

んで役者的に一番面白かったのは役者&演出一同がこの人を指差すであろう出口結美子さん。もう、破壊力抜群。なんですかあれってぐらい存在そのものが面白い。出てくるシーン例外なく笑えます。

1回目では山内さん、松尾さん以外の男役者さんの違いがちょっと見分けが付かなかった感じなので、次は見分けるの目標です。
つか1人あたま最多で8役(市川笑也さん)、アツヒロ氏・由美子さん以外で残りの役を全部分担という凄さですから。

ちなみに情報3つ。
DVDが会場予約可能となっておりました。(代金は後日、郵便振替にて送金)。

今夜(2月10日)深夜TBSラジオ(25:00~26:00)で、古田新太さんがパーソナリティの番組にアツヒロ氏がゲスト出演されます。つか古田さんにアツヒロ氏ゲストでは、由美子さんのとんでもエピソードが出ないはずもなく。

パンフは1,500円。何しろ字体がいわゆる歌舞伎字体なので、暗い所で読むのはお勧めしません(つか読めません)。

そういえば、初日ゲネプロ後の様子がニッカンサイトに載ってましたが、佐藤アツヒロ氏&高橋由美子さんの堀越同級生コンビの素は、やっぱり予想通りって感じで、アツヒロ氏大変ですなぁ。
(既にG2公式あたりでずいぶん由美子さんが突っ込みまくってましたが・・・・)

参考までにスポーツ新聞関係の記事

東京中日スポーツ (一番大きい)

スポーツ報知

オリコン


何はともあれ今後の進化に期待しつつ、また笑いに行きます。今度は迷わずに(苦笑)。

とりあえず「モーツァルト!」の帝劇公演のチラシもGET。見開きA3でした。
今まで次の公演のチラシを入れてたことは余り記憶にないのですが、事務所さん、今回はちゃんと仕事してますね~。


以下ちょっぴりねたばれのため文字反転


小糸が若旦那にあてた手紙。
1日目1通、2日目2通、3日目4通・・・・で79日目まで。
ちなみに、
28日目で日本の人口を超し
33日目で世界の人口を超し
35日目で日本の年間の郵便物数を超します(笑)
79日目は漢数字では「億」「兆」「京」のさらに上、「垓」の1000倍になります。よかった、「無量大数」まで行かなくて(爆)。


話として面白かったのは小糸の「夢」の話。
話がどんどん大げさになってってお代官さんやら天狗さんやらにまであんなことこんなこと。ヒロインのはずなのにいたぶられてて、でもそれがなんだかおかしい。
理不尽だけど笑えます。
そういえばフライングは由美子さんは初めてですね。新宿コマで目の前で吊られてる(HUMANITY)のは見てるはずですが。まぁ、由美子さんは軽いから帝劇みたいにモリクミさん吊るすのに4千万かけて追加工事なんてことはしなくてよかったわけですね>世田谷パブ

そういえば、とあるシーンで、四郎&寿庵かよ!>SHIROH って突っ込みそうになったのは、ちょっと秘密。

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