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『ゴルフ・ザ・ミュージカル』(2)

2006.10.9(Mon.) 14:00~16:55 パルコ劇場

初日に続き、2日目も観劇。
初日発売されていたポスターは初日のみで完売でちょっと悔しかったり。明日でいいなんて思わずに初日買っとくべきだった・・・・。

パルコ劇場の座席は最前列がX列、次がY列、Z列と来てそこからA列~と始まってます。
開幕前、特に平日夜を中心にX列・Y列がずいぶん取り放題だったので心配してたんですが、良くよく現場を見てみると、X列~Z列までの3列は段差がなくてかえって見づらいんですね。
X列が最前列なのはともかく、4列目のA列が事実上の2列目という感じです。

初日がZ列のサブセンター、今日がY列のセンター。1列前のX列17番(要するに最前列どセンター)が空席。チケット買ってる人が仮にいたら「それは人としてどうなんだろう」と思ってしまった。

客層は初日とあまり変わらず、盛り上がりが多少薄いかなという程度。1幕は。
この舞台、2回見て面白いのは、最初は

「どんなもの見せてくれるのかなー期待それほどないけどなー」

みたいな空気なんですね客席が。

が成志やら由美子嬢やら「変キャラ」に肩ほぐされてくうちに笑いと手拍子が起きるようになって、2幕終わるころにはけっこうな大拍手になってるんですね。その辺が無理せず笑えるからストレスにもならなくて、非常に気持ちよかったりします。初見じゃないとネタ知ってるんで先笑いしそうになって困るけど、それでも笑える不思議。

2日目のこの日は初日でさえ2回しかなかったカーテンコールが1回追加で3回。
3回目は想定外だったみたいで即席コントを慈英氏が成志&相島コンビに促す始末。
劇中で2人が演じたコントの続編なんですが、一瞬で合わせるエレクトーン(加曾利氏)とパーカッション(長谷川嬢)が流石です。(2人は舞台から降りてないので打ち合わせの暇もないのに)

会場内大拍手だし、指名された2人はめっちゃ素で焦ってるし(相島さんは「ネタもやるの?」って言ってた(笑))、そんな成志見てる由美子嬢は本気で笑ってオチまくってるし。
ある意味初日以上に笑わせていただきました。

成志は断崖絶壁に落ちるし(※1)。
『SHIROH』でも帝国劇場の舞台から落ちたことあります。あれより段差少ないんで大丈夫でしたが、”舞台落ち”を見た2回が2度とも成志ってのもよく分からないなぁ。

(※1)断崖絶壁が売りのホール(確か12番ホール)で危うく舞台上から落ちそうになってというシーンがあります。2列目で見てたら「こりゃ危なそうな角度(重力に逆らいきれるぎりぎりを超えてた)」だなーと思ったら落ちた(笑)

(1)で書かなかった話を含めていくつか。

歌では堀内敬子さんが群を抜いて光ってます。高音がぶれないで発声されるのはさすがの一言。ここしばらく大作に縁がなかったのが信じられないぐらい。

由美子さんが高音を苦手にしていて、それでいて力強く発声するので対照的というか、見てるこちらが心配になってしまうんで・・・
つか由美子さん、ファルセットで無理してパワフルに歌うとエレンみたいにきつい感じに聞こえちゃうんでほどほどに。
力入れないで歌えば普通に綺麗な高音が出せるのにな。
初日・2日目は何とかなったけど調子落ちるとあれはきついと思う。

でも由美子さんのキャラは濃すぎて爆笑してしまう。
あれは初見向き。

1幕はひたすらクールに突っ込みしまくり、客を迷惑がる。でもそのあとの舞台の流れが、キャディーのヘルプが大きな流れを作り出してるように思えます。

この作品では慈英さんがメイン4曲の他は、4人がメイン2曲ずつ。全員(もしくはキャディー抜け)が歌うのが6曲で合計18曲。
ちなみに参考までにメイン曲一覧 ただし曲名はネタバレなのでここでは省略(パンフ参照)
 慈英氏  M2、M11
 成志氏  M3、M12
 相島氏  M4、M14
 堀内嬢  M5、M8
 由美子嬢 M13、M16

キャラとしてツボなのは由美子さんのM13。この作品の中では由美子さんだけが唯一の2役を演じており、それがこの曲。

以下ネタバレ

昼ドラマに出るだろう女優さんにいつも名前が挙がる理由がよく分かる
つかあれはバンコクの一室で
『やさぐれエレン』って感じですか

ああいうの演じさせると巧いなぁというか、デフォルメされたネタキャラを全身で演じ切るのはお得意中のお得意ですね。コメディはああでなくちゃ笑えませんわな
歌詞に「DS」が入ってて今風で笑いましたが

でもう1曲のソロさえネタ曲

さらにネタバレ

32歳・・・なんだよね(爆)すごいなー
つかあれはサイゴンのパブで
『元気ジジ』って感じですか
終わった後、めちゃくちゃ恥ずかしそうに「すすすすすー」って去ってくのが本人とキャラかぶりで腹抱えて笑ってしまいました

昨日書いたときになるしーは「笑いを取りに行って笑わせる才能」って書いたんですが、一方で由美子嬢は「笑いを決して取りに行かずに笑わせる才能」を垣間見せてくれます。
基本的に彼女は笑いの沸点は低いらしいんですが、そこはさすがに百戦錬磨の女優さんで絡みではまずオチない(ソロのトチリでたまにオチる(笑))のがあのキャラにはぴったり。

あえて面白くしないところが面白い、というところでは相島さんのM14もけっこう好きです(曲名ネタばれのためまたまた省略)。あれでクスリとでもしちゃうと面白さが90%ダウンしてしまうんですが、その辺は芸達者揃い、客を笑わせる前に自分が笑うなんてことはありません(ちなみにその点でなるしーが例外で、「自分が笑っても客を笑わせられる」んですが)。

そういえば、由美子さん、初日に「12番ホール、失礼。16番ホール」って言い間違えたのが「初日の緊張」のせい、って書いたのですが、どうも違ったようです。

というのも、2日目も間違ってたんですね。「○m、パー○、16番ホール」って順番を間違えたのですが、普通に考えて彼女の性格上、一度間違えた箇所でもう一度間違うってことはまずしないんで(基本的に負けず嫌いだから)、あそこまでパーフェクトに仕事をこなしてきたキャディーの、客席を和ませるネタにしてしまった模様。
当初からそんなことを仕組んでたとはさすがに思えないんで、初日の由美子さんのミスに乗っかってネタにしてしまったらしいです。
2日目は「言い間違えだとは誰も思わなかった」(笑)ので拍手はなかったんですが。

今回の劇場はいつものミュージカルの客層とは明らかに違って、「明らかに50歳以上のオジサマが、1人で見に来ている」のがすごく目立つこと。「60歳以上の方が奥さんに引っ張られて」というのはよく見るんですが、それとも違います。パルコ劇場では約500のキャパですが、ミュージカルファンの女性が250、50歳以上のオジサマが50、カップル(学生含む)が50、その他100、空席50って感じ。

ミュージカルファン向けには妙にPRが少なかったんですが、あえて客層を広げてミュージカル初心者向けの作品として展開している狙いがあるように見えます。そこにきて芸達者5人が揃い、初心者も笑えるし、玄人向けにも少なくともつまらないとは見えないし、その意味で実験的な試みなのかもしれません。

同作品は火曜日が休演なので、10月9日は初日打ち上げかな。・・・と思ったらマイケル・ロバートさんの送別会だったそうです。(⇒ミキティ役、堀内敬子さんのブログ

次は仕事帰りの今週金曜日、パルコ劇場では初の最前列ですが・・・予想以上に見上げることになるのがちょっと不安、でも楽しみ。

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