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近況報告。

3週間ぶりのご無沙汰です。
今月9月は観劇は中休みのゆっくり期間。ふつーにインドアの生活を送っております。
語ることも妙に小ネタが多いので、近況報告ということでまとめて。

●9月8日/「HUMANITY」WOWOW上映。
 実は、WOWOWを自宅に入れていない私。

 録画代行を2件お願いして、DVDとビデオを入手。ゆーっくり見ております。
 とにかく画面の動きがめまぐるしくてめまぐるしくて、正直あの『SHIROH』より画面の動きが激しいというのはちょっと見てて辛かったり。
 ただその分、アンサンブルさんは1人1人にいたるまできっちり見れるし、唐沢さんも由美子さんも小芝居が細かくて笑えます。

 ツボだったのは1幕の新商品開発部に助っ人を迎えるシーン、唐沢さん演じるサラリーマンが夢の世界とごっちゃになって混乱してるところに背後に映る由美子さん演じるみよちゃん。
「何やってんのよもぉー」って感じの表情に爆笑です。
 去年、『MOZART』(帝国劇場ほか)でヴォルフガング役の井上芳雄さん・中川晃教さんを前にやってた呆れ具合に、すごーく良く似ています。役柄上呆れる時の演技パターンはどうも変わってないようで。

 本編を見ていても鳥肌が立った「HUMANITY」のシーン。
 ここはカット割りが良いです。唐沢さん演じる種太郎が、由美子さん演じる邪鬼を前に戸惑う表情、あまり劇場でははっきり見えなかったんですね(まぁ由美子さんしか見てなかったのもあるんですが)。劇場でよりずっと、種太郎の戸惑いがストレートに伝わってきて、「おおっ」と感動。
 もっと感動したのは戸田さんのコーラスと由美子さんの歌がコマ代わりで入ってくるところ。
 すごく良かったです。

 実はこの2人、鬼同士なんですね。
 岸谷さん演じる赤鬼は邪鬼をかばってるんで、鬼であることははっきり認識できているんですが、何せ戸田さん演じる鬼は種太郎いわく「こっちの世界でもむこうの世界でもぜんぜん変わらない」キャラなので(苦笑)、鬼と認識していなかった。

 ここは物語上も不思議なところで、戸田さんの役柄が「鬼であることを明確に」していなかったのが意図的なのかどうなのか、2幕の「人間の方がもっとひどいじゃないか、スイッチひとつで何万人殺せる武器を後生大事に持ってるじゃないか」という発言が、ぜんぜん鬼の発言に聞こえなかったんですね。それにその直後に「悪鬼は人間が大の好物」と言われたときに種太郎だけが「マジかよ~」って言ってるのも分かりにくかった。

 猿にしろキジにしろ犬にしろ、”人間以外の存在”であることが、あまりきちんと表現できてなかった気が、今見るとしてきます。

 元に戻って。種太郎と邪鬼のシーン。
 由美子さん青筋立てて握りこぶしまでして歌ってます。

 握りこぶしは知らなかった。帝劇の『ミス・サイゴン』(2004年)のエレン役でキムが去った後に握りこぶしをしてたのはさすがに勘弁してほしかった(笑)けど、この役でなら力強さが出てて良。
 歌い終わった後に覚悟したかのように種太郎の横で膝を付き自ら倒されるのを待つ時の表情が、まさに「殺してみろ、その十字架を人間は背負っていくのだ」という表情で。

 このブログではあまり触れていないんですが、自分は特撮系を良く見ていたりして戦隊の悪役系はさらっと一通り見ているんですが、ストーリーが濃くて悪役に一本筋が通ってる系統の悪の女幹部ってけっこうこんな感じ。”悪を倒してめでたしめでたし”にしたくない製作者サイドの考える悪の造型って、それほどブレはないのだなぁ、と改めて思えてしまいます。

 ちなみに邪鬼を劇場で見た時の役者さんとしてのイメージは以前も書いていますが前田美波里さん(劇団☆新感線「野獣郎見参」で妖怪の女幹部・イバラギ役)。
 作品としてのイメージは故・曽我町子さんが演じていたバンドーラ役(東映「恐竜戦隊ジュウレンジャー」)とパンドラ役(同「時空戦士スピルバン」)だったりします(←あくまで個人的印象)

 話は戻って。
 先週1週間でこのブログの最多検索キーワードは、実は「蘭香レア」さんでした。
 これもまた興味深い話で、WOWOWで見た層が検索するキーワードってなるほどそういうことなんだ、とすごく納得。(基本的に20代後半~30代前半の男性がメインなのでしょう)
 レアさん、劇場でもそうでしたが立ち姿が綺麗なので映像でも綺麗に映りこんでいてさすがです。

 なおWOWOWでは、再放送の予定があります。
 10月10日(火)13:30~16:00とのことです。
 見逃された方は是非。最後の30分だけでも。

●9月1日/父娘物語。
 このタイトルを見てニヤっとされた方。ネタはお分かりなのでしょうね。
 7月から8月にかけて東京・大阪で上演されたキャラメルボックス・舞台版「雨と夢のあとに」。当ブログでも3回ほど観劇記を載せていますが、父親役を演じた岡田達也さんのHP(こちら)にこのようなエキサイティングなものが存在するとは、正直大反響だったのもうなづける出来で。

 この物語の存在に気づいたのは、東京千秋楽で、雨を演じた福田麻由子嬢が岡田氏に「言葉のカウンターパンチ」(※1)を食らわせたという話を人づてに聞いて、ふと検索したらひっかかったという次第。

(※1)麻由子嬢の東京千秋楽の一言あいさつは
「大阪公演では、お父さんのビールをやめさせたいと思います」
でした。

 舞台での役柄は役柄、俳優・女優はそれぞれの人。
 違うものだとわかってはいても、それでも、本当の父娘であるかのように、舞台上だけでなく話している姿というのは、作品にもいい影響を与えていたように思われるのです。

 そして爆笑したのは麻由子嬢の母親の手の上で転がされる岡田パパ。つか、この母親にしてこの娘ありって感じでなおさら噴き出してしまった。

 娘、ときには麻由子嬢の母にまで翻弄される38歳。
 周囲からやんややんや遊ばれている風情が面白くってしょうがないんだけれども(※2)、この岡田達也さんという役者さんも妙な人。思い入れで役を作り上げるタイプでもない、技術で役を仕上げるタイプでもない、あえていうなら作品と共演者で役を作り上げるタイプ。

(※2)岡田さんの身体に占めるビール率が日ごとに上がってるのも笑える。さすがに9割には乗らずに夏は終わったみたいですが(笑)。

 父娘物語の最終回を暁子役の岡内美喜子さんのブログと合わせて読むと絶句します。
 これを奇跡と言わずして何を、という感じの恐ろしい締め方をしていますこの作品。
 番外編までひっくるめて、これぞ「キャラメルボックス」なんだなぁ、と改めて思ってしまったのでした。

9/19追記
その1 「演劇ぶっく」10月号の岡田達也さん&岡内美喜子さんの対談に爆笑。
 というか岡田さんが一方的に面白い。
 つか「イカ納豆巻」がたいへんにツボです。

その2 「ミス・ダンディライオン」DVD先行予約、キャラメルボックス公式にて。
予約してしまいました。楽しみです。(なんかすぐ終わりそうですが・・・)


●9月16日/堀越の同級生。
 高橋由美子さんは1992年堀越学園高校卒業。
 この学校に存在する「芸能コース」、ここに芸能人が集まります。
 同い年だと、必然的に同級生かつ同一クラス。

 稲垣吾郎さん。テレビ朝日『最高の恋人』(1995年・月曜ドラマイン)で兄妹役でしたが、実生活では同級生。11年ぶりのテレビ共演が今週実現します。
 TBSで吾郎さんがマスター役の『Goro's Bar』(木曜23:59~0:29)に2週連続ゲストとなります(9月21日・28日放送)。

 この番組は女性ゲストが複数というのが最近続いているようで、この2週は由美子さんと杏子さんがゲスト。『SHIROH』で共演以来、飲み友達だそうです。共演してたのは当然知っていますが、何人飲み友達作るつもりなんだろう、うちのご贔屓さんは(笑)。

 昔、新感線の古田さんが書いた本で「飲み会のメンツをたちどころに集めるのを見て驚愕した」と言われただけのことはあります。それを言うなら同じ新感線の粟根さんにつけられた「酔いどれ堕天使」というあだ名にも絶句ですが。

 ブログ辿ってると吾郎さんのファンの皆様は同級生であることを当然知ってますんで、どんな話が出るか楽しみで仕方ないんらしいんですが、何せ由美子さんのことなんでぜんぜん想像がつかない・・・

 ちなみに由美子さんがアイドル時代のヒット曲『友達でいいから』、杏子さんがバービーボーイズ時代のヒット曲『目を閉じておいでよ』を歌うのも興味深いところ。どっちも好きな曲。

 由美子さんはアイドル時代の曲をたまたま機会がなかったのか、かたくなに歌ってないんですが(この曲もテレビで歌うのは発売した1994年以来、12年ぶり)、もう干支も一回りしたしそういう意味でも抵抗はないのかも。

 まぁ、売れ行き的に微妙な『GOLF THE MUSICAL』のテコ入れという意味もあるんですが、それを言っては身も蓋もないので。(平日夜で2列目が取れるってどうなんだろう・・・)

 話は変わって。
 同じく堀越の同級生で舞台に進んだ佐藤アツヒロさん。劇団☆新感線の準劇団員同士ということで、かわるがわる新感線に出ていながら、なぜか一度も共演の機会がなかったという不思議な関係にようやく終止符。

 舞台「地獄八景:浮世百景」(2006年2月~3月、東京・世田谷パブリックシアター、大阪・シアターBRAVA、福岡・北九州芸術劇場)公式サイトこちらに、主役・ヒロインで初共演になります。

 演出がG2プロデュースということで、初顔合わせなのも楽しみです。

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