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『TRUTH』千秋楽&『MOZART!』

●『TRUTH』神戸千秋楽・クロースドサーキット(4月11日)

行ってまいりました演劇集団キャラメルボックス『TRUTH』クロースドサーキット・東京会場。

会場のよみうりホールは有楽町駅前。
有楽町といえば個人的には4年越しで帝劇通い詰めが続いているので、すっかり舞台の街という印象が強くなっています。
この日もホールとはいえ、実際には舞台を見に行くわけで、いつもと印象が変わらず。

いつものとおり有楽町線を降りて、わざわざ1Fに登ってからよみうりホールへの行き方を探すと、エレベーターが長蛇の列。100人ぐらいいたでしょうか。
ふと気づいて、有楽町線の地下2階に降りて、ビックカメラ有楽町店からエレベーターに乗ると待ち時間ゼロ。トーク開始間際だったため、自分の機転に感謝。
(ちなみによみうりホールはビックカメラ有楽町店が入っているビルの7階)

13時30分からトーク開始、今回は千秋楽が神戸、クロースドサーキットが札幌・東京・名古屋・福岡の4都市、かつスカイパーフェクTV・シアターテレビジョンの衛星生放送。加藤Pの前説も前回と同じような感じで恒例、でしょうが毎回見ると確かにちょっとまだるっこしいかも。

今日のキャパは5会場合わせると3千人ということで、9割の入りと見ると1公演だけとはいえ、演劇劇場では日本一の座席数(と思われる)宝塚大劇場(約2500席)に匹敵する動員数。

3月13日に続いて2度目のため、ストーリーが呑み込めているので伏線張られまくりの構成には頷くものがあったし、何より映像としてアップになるので特に上川隆也さんの叫びのところは理屈なしに凄みを感じました(スカパーの映像とは別だったみたいですね)。

そしてその鏡吾の存在感をもろに受けることになった弦次郎役の岡田達也さん。
対峙するのにエネルギー使いまくったことが容易に想像できるぐらい、大変そうでした。
鏡吾とのバランスでいかに自分が存在で上を行くかに腐心していた感じ。上川さんも前回に見たときより情け容赦なくなってたように見えて、色んなところで言われているけど「これ斬られているよなぁ」という瞬間が何箇所か。
弦次郎でさえそうなのだから、初音が鏡吾と斬り合うなんて無理すぎ。

あと初回では気にならなかったのだけど、ストーリー転回の鍵になる、弦次郎が英次郎を斬るシーン。弦次郎が声が聞こえなかったのはまだわかるのだけれど、何度も稽古で剣を交わした仲で、剣捌きで英次郎であることがわからなかったのが凄く不思議。
ただでさえ、弦次郎は「目が見えなくなってから感覚が研ぎ澄まされた」と言ってるのに、相当の使い手なら相手の力量もさることながら、剣の癖で相手が誰か、それこそ目がつぶっていてもわかるはず。
本当かどうかわからないけれど、剣がどこから来るか風と空気でわかる、ってのはあるんじゃないかと思うし。

前回書き漏れたこと。
最後、弦次郎が鏡吾に「お前の思うとおりにはさせない」と叫ぶシーン。裏切り者であることが露見し、自らを斬るよう促す鏡吾に、「生きて罪を償え」と伝える弦次郎。
このシーンを見て『死ぬつもりで生きろ』と言う言葉を、ふと思い出した。

もっと別のことばで言えば、『死ぬよりも生きることが辛いこともある』。

死んでどういう未来が待っているのかは、死んだ人が生き返ってこないから、想像の世界でしか”天国”とか”地獄”とか語られないわけですが、それでも死んでいったい何が残るのか、という気持ちはこういう作品を見るたびに思わされます。
ここのところ、「運命」とか「生命」とか「使命」とか「宿命」とか、そういう作品を意識してかずっと見ているせいもあってか、何だか神妙になってしまったりします。

そして終演後の千秋楽恒例(だそうですね)・一言挨拶。
といっても自分自身見るのがはじめてのキャラメルボックス千秋楽。
皆さん何というかオチをつけるのが上手。
トリのお二人を除けば、何といっても面白かったのは初音役の小川江利子さん。
「2人(弦次郎・英次郎)から愛される役でおいしい役で嬉しかった。でも見にきてくれた友人が一言、『二兎を追うものは一兎も得ず』と言われました・・・・」
ん。そだねーと言ってしまいそうなご挨拶でございました。

トリお二人は上川隆也さん、岡田達也さん。
上川さんの挨拶はある意味キャラメルの歴史に残るのかも。
ここのところ外部出演も多くて今回、久々の里帰りとご本人おっしゃられていたわけですが、今回の座長、岡田さんをひたすら持ち上げてオチをつけたあたり、来年大河があるということ以上に、ある程度気持ちの区切りがついたような印象を持ちました。

ちなみに内容はと言えば
「初演でも同じ事を語りましたが、1993年に初舞台を踏んだ一人の男優が、この作品の初演で主役を立派に務め上げ、自分は安心して出稼ぎに行けた。今回、この作品の再演で主役を務めたのを見ていて、これで大丈夫、自分は安心して出稼ぎ『だけ』に専念します」

って内容でした。
(そんな上川さんに、岡田さんはいつものごとく『何でですかっ』とお決まりの突っ込み。)

最初にも書いたけど、パワーありすぎで、バランスが良くないような気がします、上川さんにキャラメルの舞台。だから、少し距離を置くのかもしれないですね。

あそれと書き忘れましたが、音楽がすごくいい!
サントラCDを買ってしまいましたです。
『遠い風』『truth』『夢の着く場所』の3部作に心が安らぎます。

しかし、舞台を映画館に類するホールで見たのは初めてですが、それほど違和感を感じず。
恐らく来月あたりにあるであろう、『SHIROH』のゲキ×シネも、こんな感じならなかなかよさげ。

●『MOZART!』帝劇公演チケットの話

そして話題はがらりと変わりし、帝国劇場・7月/8月公演『MOZART!』のチケットの話。
7月分のチケット前売り開始を前に、事前予約の大波が押し寄せております。
前にも書きましたが、7月公演から帝国劇場のミュージカル公演に限り前売り方法が変更され、日比谷名物「朝8時のカウントダウン大会」が終焉ということになります。

今回の7月公演を例に取れば、電話予約(東宝テレザーブ、各プレイガイド)が4月23日(土)スタート、劇場売りのS席(1公演10~30席前後)+電話予約残り分の劇場販売が、4月30日(土)販売開始。

帝劇詣でを始めて以来、窓口初日の抽選販売でいい番号を引き当てたことがなく、実は薔薇部屋(通称。帝劇地下1階の「ローズルーム」)で購入したことも一度しかなく。

とはいえ午前8時に行けばある程度の席は購入できると言う点は”心の余裕”という意味で大層ありがたかったものです。

ナビザーブも予想以上に当選率が低く、とりあえず片っ端から先行予約を入れているわけですが、いつものごとく引換え日程と当選発表が図ったかのように互い違いになっているのが痛いところ。

とりあえず、現状はこんな感じ。

ナビザーブ ~3月29日(4月4日発表/第2次4月12日発表)
 ○2(うち再抽選1) ×1
イープラス ~4月3日(4月15日発表)
 ×1
セゾンC  4月2日~6日(4月7日発表)
 ○1(貸切) ×1
イープラス 4月6日~10日(4月18日発表)
 2件エントリー
ぴあ  4月13日~19日(4月19日発表)
東宝テレザーブ先行 4月16日~18日
テレザーブ(ぴあ自動受付)先行 4月16日~18日
 ○2
一般発売  4月23日
劇場発売  4月30日

とりあえず今週末のテレザ先行が一つ目の大きな山かなと。
ナビザの再抽選で初日が当たってびっくりでした。

とにかく今回、キャストで悩む必要がないのが本当に楽。
キャストの組み合わせで悩みまくった2003-2004中盤(『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』)に比べると、2004後半-2005(『SHIROH』『MOZART!』)は精神的にもすごい楽。
あのパズルみたいな順列組み合わせ確認大会にちょっと疲れが来てたので、今回はゆっくりさせてもらってます。

4/17追記----
昨日のナビザ・ぴあ自動受付対応。
ぴあ自動受付の方は何の苦もなくつながり(9時45分)、土日公演でさすがにB席は残っていなかったものの、A席の最前、上手側の席を楽々入手。(S列)
どの席でもよくて、A席(8000円)が割高に感じない方なら、お勧めです。
今回、センターブロックとか前方とかが、どこに割り当てられているかがまだ見えないので、良席狙いは半ば諦め気味(以前は確実に帝劇持ちだった)。

※ちなみにテレザーブの開始時間(先行の場合はぴあも)は10時ではなく9時30分なので、この30分は意外に大きいです。チケット発売は10時という思い込みは多いもので、当初私もそうでした。

贔屓さんの調子の都合上、開始2週間地点の土日で良席を抑えたいところなのですが、さすがにちょっと望みが贅沢すぎるのかも。

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