« キャラメルボックス『TRUTH』 | トップページ | 『相棒』3rd Series最終回 »

『レ・ミゼラブル』

●レミゼ5月分発売

 興味ないとか語っておいてわざわざ参戦する私。
 後学のために新キャストと昔キャストは見ておきたかったのと言い訳しておいて当日の戦記。
 
 帝劇の窓口前売り最後の日となった3月5日(土)。前日の行状のために起きられず、結局ネットでの参戦。
 以前はぴあの窓口に並んだりもしたのですが、基本的に1番目か2番目でしかまともに入手できないので(それなら帝劇の前売りの整理券の方がまだよかったので)、最近はネットで入手しようとするわけですが、なかなかそれぞれのプレイガイドの差が見えて興味深いです。

 何せ私のご贔屓はFCがなくなって随分経つので、特にこの辺の公演では当たり前となっている「FC先行予約枠」というものがないので、通常の先行予約か、当日に頑張るしかないという次第で。
 今回は電子チケットぴあが予想以上に難しくて入手できず、テレザーブも当然つながらない。
 結局10時20分にローソンチケットで5月土日の公演1枚、11時ちょうどにイープラスで5月2000回記念公演、平日ながら1枚入手。3月公演1枚を合わせて、今回は3枚で公演観劇に臨みます。

 イープラスはつながりにくいことで有名なのですが、10時台前半に記念公演全部売り切れと聞いて半ば諦め気分でその時間に覗いてみると、なぜか「発売中」の表示が1日だけあって、なぜか購入できてしまいました。
 ここは購入前に席番の確認ができるのですが、その時点で席を抑えてしまうので、仮にキャンセル(申し込みボタンを押さない)とか、回線切断(いきなりブラウザ落としてしまう)とかなった場合に、少しの時差をもって席が戻ってくるようです。
 他の所は席数管理なので、最後の申込み時に席番・申込みともに確定ですから、ぴあにしろローソンチケットにしろ、最後の確定まで取れたかどうかわからないのです。その意味でちょっと意外でした。

 『MOZART!』の大阪一般発売日(3月19日)はぴあで1枚入手して、先行の2枚と合わせて入手完了。何とか3公演取れたので6/11~12遠征とあいなりました。
 ところで、『MOZART!』の帝劇一般発売は既に販売方法が変わることが告知されていますが、現在公演中の『レ・ミゼラブル』パンフレットによると、

 7月分発売 4月23日(土)プレイガイド、電話予約開始
       4月30日(土)帝国劇場窓口販売開始
 8月分発売 5月28日(土)プレイガイド、電話予約開始
       6月 4日(土)帝国劇場窓口販売開始

 と窓口販売開始が1週間後にずれるのだそうです。
 もしかすると、初日電話予約の戻り+電話予約の余りが窓口販売に回る感じなのかも。

●『レ・ミゼラブル』
 3月21日(祝) マチネ 帝国劇場(12:00~15:10)

 実はレミゼの複数キャストってあまり賛成ではない私。
 ダブルキャストぐらいならいいんだけど、トリプルだのクアトロだの言われると、そんな中でまともに演技&歌をこなすキャストってどういう精神力なのかちょっと想像できない。
 数をこなして良くなっていくはずのところが、あらゆる意味で中途半端になってしまっている感じがして、もったいない気がする。
 そして何より見ているほうが辛い(苦笑)。
 比較対象が過去のキャストならまだいいのだけれど、現在進行形でいろいろ雑音を耳にすると、聞き流せないのが悪いとか思いつつも、やっぱり意識してしまう。
 だから公演中は精神的にあまり落ち着かない私。
 横綱相撲ならいいのだけど、若干、張り出し大関気味だからなぁ>ご贔屓さん

 サイゴンも全く同じ理由で落ち着かなかったから、MOZART!は久しぶりに東宝系で落ち着いた作品作りを体感できそうで正直ほっとしてます。

 話は戻ってレミゼ本公演の話。
 2005年シリーズは3回観劇の予定で、今日と5月22日マチネ、5月26日マチネの3回。
 今回見(れ)ないキャストは続投組では山祐バルジャン、今ジャベール、ANZA&坂本エポニーヌ、井料ファンテーヌ、瀬戸内テナルディエ妻の6人。
 新キャストでは藤岡マリウス、コング&徳井テナルディエ、岸&小鈴アンジョルラスの5人。

 何せ総勢のべ36人(ジャベール&アンジョルラスの岡さんだけダブルカウント)だから、うち31人見てる(2003年シリーズ含めて)だけでもういいやって感じだし、2003年シリーズで全キャスト見るために2桁観劇したら、ある意味キャストの個性とか、自分の好みとか分かってきますし。

 今日はそんな中で自分的にベストのキャストとして選んだ日。
 病気で降板された本田ファンテーヌの回で、それだけが心残り。
 『ミス・サイゴン』キム役と『レ・ミゼラブル』エポニーヌ役の両方を演じた役者さんの組み合わせは、本田美奈子.さんと笹本玲奈さん、新妻聖子さん。が、この組み合わせがすこぶる少なく、笹本さんとが2回、新妻さんとに至っては1回しかなかった(本田さんが3月だけの予定だったことも影響してます)。
 その辺りを考えに考えたこの日の公演ですが、ご存知の通りの降板でファンテーヌはマルシアさんに変更。
 心の片隅に少しばかりの戸惑いと残念さを感じつつ、今年初めての帝劇へ。
 去年は帝劇に通い詰めだったから(数えたら28回行ってた)、なんだかずいぶんと久しぶりな感じ。

 結果として全プリンシパルが2003年からの続投となる初の公演となったこの日のマチネ。
 色んな意味で無難な仕上げだった気がする。
 上手いんだけど、なんだかエネルギーが突き抜けてこないというのか。
 でも「ワン・デイ・モア」は凄かった。岡ジャベール、坂元アンジョルラス、笹本エポニーヌという各役の声量1,2を争うキャストが揃っただけに、そのまとまり方が尋常でなく、期待通りで何より。
 エポニーヌは新妻さんの方が声量があると思うけど、この曲に関しては笹本エポニーヌの高音気味の声の響きが一番好き。エポニーヌ絡みでは苦手意識がありそうな「オン・マイ・オウン」が丁寧で好感。慣れてくると走りすぎるきらいがあるから、この辺りの調子を維持して欲しいかも。

 全幕通して別所バルジャンの繊細かつ大胆な演技が絶品。バルジャンとして一本筋が通っている感じが頼もしくて、前回に増して大きく見えた。
 司教に家に入るように促される所で、バルジャンが仮釈放証を見せて「そんなものはいらないです」と手で払う司教も良かった。
 対する岡ジャベールも冷徹そうな雰囲気を残しながら、しなやかな演技を絡めていて、いい意味で人間的になっていて良かった。

 笹本エポニーヌと泉見マリウスの組み合わせは半年前の『ミス・サイゴン』を思い出して何か変な感じになったり。片思いのベクトルが完全に逆だからなぁ。

 各所にそういった良い所はあるのだけれど、”無難”を感じたのは、色んな意味でミュージカル過ぎたところかも。

 いやもちろん『レ・ミゼラブル』はミュージカルなのだけれど、どちらかといえば『歌芝居』が好きな自分にとって、『芝居』色が薄くなったこの作品は、ちょっと感情移入しにくい。
 今回卒業した2003年キャストは、内野聖陽さん、高嶋政宏さん、山本耕史さん、吉野圭吾さん、高橋由美子さんの5人なわけですが、揃いも揃ってストレートプレイもされる方々ばかり。残った方々が歌メインばかりというのも、芸がなくて正直つまらない。
 だから、ちゃんと演技を形作っていた別所バルジャンと岡ジャベールが引き立って見えたのかも。

 他の方も悪いというつもりはなくて、むしろ悪いと言えない出来だからなおさら困るというか、色んな意味でこじんまりしてしまっている感じがどうも違和感。
 マイクの音もアンサンブルさん含めて小さい気がするし、圧倒的なエネルギーで迫ってくるレミゼらしさが、ちょっと薄かったのが気になる。
 故に一番楽しみなのは『デモクラシー』で思いっきり不意打ちかましてくれた鹿賀丈史さんのジャベール(2000回達成記念スペシャルバージョン)だったりするわけです。
 あ、平日だなぁ。仕事休めるかしらん。

 しっかし贔屓さんが外れた後の同役を見るのは複雑な気分。
 マルシアさん、2003年の時も見たけど良くなってたと思う。
 とはいえその背後にありし日の光景を思い浮かべてしまうのも悪い癖。
 工場のシーンで、W高橋コンビの”女の対決”(ファンテーヌ役の
高橋由美子さんと、ファクトリーガール役の高橋真記子さん)が見るたびに迫力あって好きだったのですが、あそこまで容赦ないのに慣れてたことを思い出すと、このシーンはこの日は物足りなかったなぁ。

 ところで、今回の公演、山バルでさえ土日公演が残ってるのにはびっくり。
 『MOZART!』を控えて、買い控えが起きているような印象を感じてしまいます。
 イベントが大量に行なわれている今回のレミゼ、2003年に比べてリピート感に乏しい感じが気がかり。

 あ、それと、来年1月日生劇場『ベガーズ・オペラ』の仮チラシが置かれていました>帝劇

|

« キャラメルボックス『TRUTH』 | トップページ | 『相棒』3rd Series最終回 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74093/3389003

この記事へのトラックバック一覧です: 『レ・ミゼラブル』:

« キャラメルボックス『TRUTH』 | トップページ | 『相棒』3rd Series最終回 »