『TENTH』(3)

2018.1.17(Wed.) 18:30~21:20
シアタークリエ 13列20番台(上手側)

『TENTH』2期、my楽です。
1部の『ニューブレイン』見られる時間に退勤できるか微妙でしたが、何とか済ませてクリエへ。

2期最初に見たときに、正直ピンとくるものが感じられなかった同作、もう一度見てみてどういう感想を持つかと思って1部から見たわけですが、元々全編に亘っての物語性が希薄なのか、それとも1時間に縮めたことで希薄になっているのか、その辺りがちょっとわからず。

時期的に石丸さんの四季卒業後第1作ということで、reborn(再生)的な要素を絡めたのかなというのを改めて感じはしますが、クリエ10thでの、はっきりとした色合いを出せた作品ではなかったように思えました。主人公が心を入れ替えたから奇跡が起きたのか、周囲の人たちの温かさ故に奇跡が起きたのか、それともそれらとは関係なく奇跡は起きるときは起きるのか、その辺が噛み合っていないように思えて、どうも作品の流れが腑に落ちないで終わった気がします。

出演者ではじゅりぴょん(樹里さん)のキャリアウーマンが新鮮。実のところ宝塚男役出身なんですよね。宝塚一のMC超人という印象しかないのですが(爆)、主人公を見つめ見守るいじらしい佇まいが素敵です。看護師役&店員さん役だった中村百花さんの飛び道具具合もツボ。空気読めずに突っ走る感じが面白すぎました。

それにしても2期で1部・2部通しの伊礼氏のポジションが面白すぎる。1幕で石丸さん演じる主人公に人の道を説き、2幕で新妻さん演じる姉にも人としての道を説きながらも、MCを境に、「愛する気持ちは止められない」と不倫を肯定する立場なのが(笑)

そんなトークが満載だったのがこの日2部の『GOLD』コーナー。
作品と役の説明は、私が初日に見たときは聖子さん主導でしたが、この日は石丸さん・伊礼さんを含めたクロストーク。

石丸さん「女性が手に職を付けられない時代、カミーユの才能は陽の目を見ることなかったんですよね」
聖子さん「でもロダンもそんな状況を利用しているようなところがありましたよね」
石丸さん「そうだね。それでカミーユを自分の元に置いておけるかのような。才能は認めていて自分以上だと思っていた部分も感じるし」
聖子さん「ロダンはそんな立場も利用してがっつり迫って愛してくれてましたしね(笑)」
石丸さん「そんな2人の関係を見て心配していたのがポールで」
伊礼さん「そうです」
聖子さん「カミーユはロダンの元を離れ、最後は家族にも見放されて精神病院でその命を閉じることになるですが、最後、精神病院に入れる許可のサインをしたのがこの…」
伊礼さん「そう私、弟のポールなんです」
聖子さん「サインしてくれちゃって(笑)」
伊礼さん「ポールも苦しんでるんですよ」
聖子さん「そうなんですよね。私(カミーユ)はもう発狂したように地べたはいずり回っていますからね。しょうがないですよね」
石丸さん「でも幼い頃は姉が弟に二人羽織みたいにじゃれてて」
伊礼さん「そうなんですよ。無邪気にじゃれあってきたりで」
聖子さん「そうそう」
伊礼さん「なのに大人になったらこんな人(※原語通り)のところに行って(笑)」
聖子さん「(パー子笑い)」
石丸さん「え、近親●●よりいいじゃない

…さすがクリエのソワレなトーク(笑)

そして伊礼さん絶賛の、聖子さんの曲紹介はこの日も健在。
『天使の園』から『GOLD』に至る、滑らか過ぎる曲紹介で、『GOLD』に至っては聖子さん、曲紹介中ほとんど息継ぎせずに紹介しきって客席から感嘆と拍手が上がっていました。

そしてその2曲の後のアンカレトークは伊礼氏の独壇場。
アンカレの不倫相手のお2人の女優さんのことのお1方は「子羊のよう」と喩えられ、もう1方のことを「暴れ馬」と喩えられておられました。大丈夫でしょうか(爆)

その先は『BLOOD BROTHERS』で、2期は弟が藤岡くん、兄が万里生くん。
1曲目の「長い長い日曜日」が終わった後のMCで、弟が兄に対しておやつをカツアゲする(藤岡くん談)のですが、この日万里生くんが差し出したのがまさかのコカ・コーラ500ml(爆笑)。

開けると当然吹き出してクリエの舞台上にコーラが吹きこぼれ、下手側に万里生くんがモップを借りに行くという、どんな事態(笑)
そしてそこから藤岡くんが一気飲みするという、会場圧巻のパフォーマンスが繰り広げられ、会場中から喝采を浴びておられましたが、さすがに飲み終わった後は逆流しそうになるそうな(爆)。

「仕返しされそうで怖い」と万里生くんは手遅れなコメントをしていました(笑)

その後1曲デュエットされた後は、藤岡くん退場で万里生くんが聖子さんを呼び込み、『トゥモローモーニング』パートへ。

万里生くん「そこ(センター0番)気を付けてくださいね、濡れてますから、というかべたついてますから(笑)」
聖子さん 「何があったんですか?楽屋のモニター小さくて何か飲んでるんだろうなって思ってたんですが」
万里生くん「藤岡くんがコーラの一気飲みをしてまして」
聖子さん 「あの人凄いですね」
万里生くん「藤岡くんも色々とおやつ食べてますが、この作品(『トゥモローモーニング』)では聖子さんも…」
聖子さん 「え、私もコーラ一気飲みするんですか?(会場内爆笑)」
万里生くん「いえいえ、まさか。」
聖子さん 「私、今それ言われて腹くくりましたよ
万里生くん「でもやれると思ったでしょ」
聖子さん 「いやまぁやれますけど(笑)」

…さすがにされませんでしたが(爆)

とひとしきり仲良しカップルなトークをされた後、この作品の役どころの話に。

万里生くん「この作品で聖子さんが演じられたキャットって役ですけど、それこそ猫っぽいですよね」
聖子さん 「うーん、猫っぽいかなぁ。おきゃんな感じだとは思いますが。え、おきゃんって死語ですか?
万里生くん「うん」
聖子さん 「やばいーーーーーーー!(客席へ呼びかけ)おきゃんって分かる方!(客席からそれなりに拍手)ほら!客席は私の味方!
万里生くん「7歳なんですいません」

(笑)

というなかなか面白いカップルトークを楽しみました(笑)
聖子さんとここまでフラットに会話される俳優さんって珍しいので貴重なMCでした。

聖子さんとフラットという意味では、2期2部カーテンコールで隣になる藤岡くんとも別のフラット感。

聖子さん「よくコーラ一気飲みできるよね」
藤岡くん「コツがあるんですよ」
聖子さん「簡略化して言える?」(←必殺の聖子無茶ぶり技)
藤岡くん「泡立てると量が多くなっちゃうので、流し込むように入れていくとできるんです。昔どこかのステージ上でやったことがあります」
聖子さん「(簡略じゃなかったので興味失った感)」←(笑)
藤岡くん「でも1.5リットルは勘弁してください(笑)」

でもなー、藤岡くんBBのMCでとんでもない暴走コメントしたからなー。21日どうなるだろうなー(爆)。

何はともあれ、聖子さん1日お休みを挟んで迎えたこの日、聖子さんファン大集合って感じで色々楽しかったです。21日は見られないので、行かれる方のレポを楽しみにしております。

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『TENTH』(2)

2018.1.14(Sun.) 17:30~20:25
シアタークリエ 18列10番台(センターブロック)

シアタークリエ開場10周年記念公演『TENTH』、第2期がこの日からスタートです。
既にマチネで観劇された知人やTL上のセットリスト報告を巧みに見過ごし(爆)、クリエ入りです。

第2期第1部は2009年に上演された石丸さん主演の『ニューブレイン』。本編で見たことがなくて今回初見です。
ミュージカル曲の作曲を夢見る主人公に来る仕事は、子供番組の曲作りばかりで、そんな自分にもやもやする日々。恋人志望の女性が寄り添うも、本人は実はゲイ。そんな彼は女性との食事中に異変を発し、病院に運び込まれ、そこで脳に問題があることを告げられる。
彼の未来は、そして取り巻く人々はどうするのか。

…といった導入部からの物語。「ブレイン」は「脳」ですから、つまり「新たな脳」がテーマですね。

今回、第1部の3作品中本編を見たことがあるのは第3期の『この森で、天使はバスを降りた』なので、今回の『ニューブレイン』で3作見終わったことになりますが、共通点としてのポイントは『再生』なのですね。人が苦しみに追い詰められたとき、窮地に立たされたときに、それでも前を向いて進んでいこうとする物語、という意味でこの3作は共通しているように思います。

前回も書きましたが、今回の3作品は『再演しにくいけれど再演したい作品』というスタンスで選択されたように思っていて。

第1期の『next to normal』は”本公演を実現したい”というパワーに圧倒されたことが印象的。演出をされた上田一豪さんが”人生で一番印象に残った作品”と言われるだけあって、氏の主宰されているtiptapの通称「LIFE三部作」にも強い影響を与えたであろうことがはっきり感じられる出来。

『Count Down My Life』の”30に近いのに代表作も作れずもがいている脚本家”は、『next to normal』の作品観に圧倒されたことから氏の無力感がシンクロしているように(勝手にですが)思えたし、『second of life』は夢も恋も両方を手に入れることは結局できないかのような、一種の諦めを感じたし、『play a Life』は”大切な人を失う”という点で一番『next to normal』とのシンクロ感を感じて。

『失ったことを認められなければ先には進めない』という思いが、『second of life』ではラストで”進めない現実”そのもので描いていたのに対して、『play A Life』では”失ったことを認めたからこそ、自分の中に溶けていく”ことが表現されていて、LIFE3部作で『next to normal』に対する上田さんなりの答えを提示されたのかなと思えて、それゆえ、”本公演を実現したい”という思いが説得力を帯びて伝わってきたように思えて。そして、それが出演者の方のオーラにも反映していたように思えたのです。

安蘭さんのダイアナしかり、海宝さんのゲイブしかり、村川さんのナタリーしかり。

…というのを見た後だっただけに、『ニューブレイン』はその”熱意”という意味で少し後塵を拝さざるを得なかったのかなと。まぁ、自分がLIFE3部作を見ていて『next to normal』にちょっとバイアスがかかっているという点は認めざるを得ませんけれども。

石丸さんはジキハイに代表されるように最近は役と役者さんがぴったりフィットしたように思いますが、『ニューブレイン』の頃はまだ、しっくりくるかどうかを模索していた段階の作品に思えて、その辺も自分の中にちょっとしっくりしない部分を感じてしまったのかもしれません。

・・・・

第2部のガラコンサートは、予測はしていましたが新妻聖子姫無双。

第1期でも第1部と第2部のメインは変えられていて、両部出られる方は2部のメインにはならない、ということで1期で両方出た海宝さんは2部のメインではなくてあっきーが2部を担当。

それからすれば、2期で両方出る石丸さんは2部のメインではないわけで、結論としてこのメンバーで2部のメインになるのは聖子さんしかいらっしゃらないわけですが。

第1期から比べると少なめな11曲(でも1期も1月9日は11曲、以外は12曲)のうち、聖子さんは何と5曲に登場して、カーテンコールに至ってはラスト曲を歌ってからの流れということもあり、普通にセンターにおられ(爆)、「新妻聖子さんと4人の男性たち」という驚くべき空間が出現しておりました(笑)。何しろ第1期は全部で10人(うち女性3人)で埋めていたあの空間を、5人(女性は聖子さんただ一人)で埋めていたわけですから、聖子さん流石です。

それでは第2期第2部セットリストです。恐らく聖子さんが出られる日はこのセットリストで固定と思われます。

●第2部セットリスト
1.翼を拡げて/GOLD(石丸)
2.腕の中の女/GOLD(新妻)
3.愛の学習/GOLD(石丸・新妻)
4.天使の園/GOLD(伊礼)
5.GOLD/GOLD(新妻)
6.We Were Dancing/アンナ・カレーニナ(伊礼)
7.長い長い日曜日/BLOOD BROTHRES(藤岡・田代)
8.言わない気持ち/BLOOD BROTHERS(田代)
9.あいつに/BLOOD BROTHERS(藤岡・田代)
10.SUDDENLY/トゥモロー・モーニング(新妻・田代)
11.Fly,Fly,Away/CATCH ME IF YOU CAN(新妻)

第1期第2部が『ジャージーボーイズ』推しだったのに比べると、第2期第2部は『GOLD~カミーユとロダン~』推し。聖子さんのコンサートでM5『GOLD』は何度か聞いていますが、5曲続けて聞くと、その作品の重さが懐かしく思い出されます。

MCはM3の後に伊礼さんも呼び込んでの、師弟ぺア(愛人ペア)と姉弟ペアでのMC。

石丸さん「カミーユとロダンは先生と生徒という」
伊礼さん「一番しちゃいけない過ちですよね」
聖子さん「ロダンは結婚はしていないんですよね」
石丸さん「事実婚なんですよね。マリア…」
聖子さん「ローズですよね、客席からツッコミ入ってますよ(笑)」
石丸さん「そうです(汗)」

伊礼さん「あんなに食べているのに日に日にやつれていったもんね」
聖子さん「(笑)。稽古場に窓がなかったので更に追い詰められていきまして」
伊礼さん「そうそう。石丸さんと聖子さん、それと演出の白井(晃)さんの3人で籠ったとき、中からすごい叫び声とか呻き声とか、なんか投げる音とか聞こえてきて。何やってたの?」
聖子さん「芝居です(笑)」
会場  「(笑)」

伊礼さん「聖子さん、ただの『王家の紋章』好きの女の子なのにね」
聖子さん「(笑)。そうなんです。『GOLD』の時は私が姉、伊礼さんが弟でしたが、去年上演した『王家の紋章』では伊礼さんがお兄さん、私が妹でした」

伊礼さん「それにしても聖子さん曲紹介お上手ですよね。
      私の曲(『天使の園』)もやっていただいていいですか(笑)」
聖子さん「えー(とちょっとだけ躊躇いつつも)、『これから伊礼さんに歌っていただく『天使の園』という曲は敬虔なクリスチャンであるポールが、不倫をしている姉に対して不道徳を説き、不倫を止めて自分の元に帰ってきてくれれば受け入れる、そう歌われている曲です。お聞きください』」

伊礼さん「ほらやっぱりお上手(拍手)」

聖子さん「(ちょっと照れ)、その後に私が歌う『GOLD』という曲ですが、カミーユが天に召された後、魂が戻ってきて…あ、そこでMCの巻きランプ(赤色)が点灯していますね(会場笑)…カミーユの人生は悲劇としか言いようがないと思いますけれども、それでもカミーユにとって『私は確かに私の『GOLD』、大切なものに触れたんだ』そう歌い上げる曲になります。それでは2曲続けてお聞きください」

会場  「(拍手)」

…石丸さんは2人のMCのテンポに圧倒されつつ、上手く相槌挟んでおられました。

ちなみにこのM4で伊礼氏が姉に不倫を指弾した後、M6のアンカレが不倫の歌というのが、誰ですかこのセトリ考えた人(笑)

MCの第2のパートは、聖子さん&まりおくんのパート。つまりトゥモモの枠です。
第2期で聖子さんが出ない日、まりおくん&石井カズさんとの組み合わせの日があるそうなのですが(『トゥモローモーニング』は離婚前日のカップル(石井カズさん&島田歌穂さんが演じられました)と結婚前夜のカップル(聖子さんと万里生くんが演じられました)のストーリー)、

万里生くん「石井カズさんと似たように見せないといけない日があって」
聖子さん 「スペイン行ってこないとダメかも(笑)」

…も笑いました。

曲として自分がこの日一番のヒットだったのはM11『Fly,Fly,Away』を久しぶりに聞けたことかな。

この曲は『Catch Me If You Can』の後半、愛する彼が結婚詐欺師だったことが発覚して自らの前から姿を消した後、自分の思いを再確認するかの如く、聖子さん演じるブレンダが思いを歌い上げる曲なのですが、自分がこの曲の聖子さんで好きなのは『歌い上げだけど歌い上げじゃない』ってところなんですよね。

昔の聖子さんなら朗々と歌い上げて終わったかもしれないこの曲を、”ブレンダの気持ちをぎりぎりで止める”ように意識してブレーキを掛ける、その歌の「技術とハートの相乗効果」に痺れるんです。これは『GOLD』にも同じ面を感じるのですが、歌えるからこそ、登場人物のハートを最大限表現するように力を絞って表現するさまが、流石と思わずにいられません。

カーテンコールは前述のとおり、まさかの聖子さん0番(どセンター)でそれが不自然なく嵌る空間。
女性プリンシパルでクリエ4作(『GOLD』『プライド』『トゥモロ―モーニング』『Catch Me If You Can』+ドラロマシリーズ)というのはかなり多い方ですよね。

聖子さん「麗しい男性の皆さまに囲んでいただいて嬉しいです」
藤岡くん「麗しいのは石丸さんはじめそちら(下手側)だけで」
聖子さん「何言ってるの赤いチェックのベスト素敵よ」
藤岡くん「いえいえ、7歳児でして」
聖子さん「いやいや、魂は7歳だったと思うよ!」

・・・・という、壮絶に綺麗な漫談(爆)で第2期初日は幕を閉じたのでした。

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『TENTH』(1)

2018.1.5(Fri.) 18:30~21:20
シアタークリエ 17列20番台(上手側)

新年仕事始め日、この日が今年の観劇初めとなりました。

シアタークリエ10周年記念公演『TENTH』は初日が前日の4日ソワレでしたが、会期中1,2を争うチケット難で入手できず、かと思えば4日は体調を崩していたので、結果この日が初日で良かったのですが。

仕事柄、新年仕事始め日は年末年始の後始末で大わらわになるのですが、何とか諸々の技を駆使して切り抜け、意外と空いていた内堀通りを飛ばしていただき、開演5分前にクリエ着。1階ロビーに掲示されているクリエちゃん勢ぞろいをカメラに収め、会場入りします。

地下ホワイエに掲示されている10周年のフライヤー群は既に10周年入りした『ダディ・ロング・レッグス』時点から変わっていないのでこちらはちらっと眺めるのみで客席へ。

今回の『TENTH』は2部構成で、1部が期変わり(3期制)での作品凝縮版(90分)、2部がガラコンサート(60分)。1部の1期は『Next to normal』(2013年上演)で、上田一豪さんが演出を担当されています。

上演当時には見ていなかった作品なので今回のダイジェスト版が初見でしたが、テーマも重く。
主人公の女性・ダイアナが双極性障害を持ち、その女性を取り巻く夫、娘の関係を描いていきます。

あ、ネタバレ入ります




物語を見ていくにつれ感じたのが、作品タイトルをどう読むか、ということ。

「Next」という英語からはどうしても「次」を予測してしまうわけで、「普通の次」という印象でこの作品の先入観を捉えたのですが、どうも違う。

あえて言うのならば「『普通』の『となり』」という本編の言葉の方がしっくりくる。

主人公のダイアナは、「『普通』に生きる」ことをすべきとずっと思い続けてきながら、それができずに生きてきて、その結果かどうか双極性障害という場にいる。その母親への接点、母親からの感情を受けた思いがない娘にとっても、「『普通』に生きる」という”枠組み通りの生き方”はできなくている。音楽をやっていても、形が決まっているクラシック音楽を演奏するのには耐えられない。その意味で母と娘は似てはいるのに、お互いが向かい合う機会がなく。溝は広がるばかり。

様々な治療を経て、「残っていてほしい記憶」と「消えてほしい記憶」が皆にとってすべからく都合の良いようには残り消えはしない、という当たり前の事実に直面しながら、2歩下がり1歩進むような時を過ごしていく皆。そこに”存在”する大きな登場人物の存在が強烈で印象的。

「『普通』に生きる」という概念の中からは飛び出した登場人物だけに、ダイアナにとっては忘れたい過去であり、しかしながら忘れようもない過去でもあり、忘れられない過去でもある。

だけれども、実は「『普通』に生きる」という概念から解き放たれてみれば、その登場人物の存在も認めることができる。それは、向かい合う機会がなかった娘との、「『普通』に生きなくてもいいんだ」という意味での共感にも繋がってきて。

母と娘の気持ちが分かり合えたからこそ、物理的な別れはそれほどの意味をなすものに見えなかったし、愛する人のために別れを告げた母の、その”愛する人”の支えになってあげられる人になれたわけだし。

愛する故に離れることもあるし、愛する故に近づくこともある。
忘れようとすることがかえってその人を苦しめることもある。
…ということが全てではないかもしれないけれども、そういう視点を持てたこの作品はとても刺激的でした。

今回、第1部を構成した3作品は、作品タイトルやパンフレットを見る限り、「再演したいけれども、なかなか再演が叶わない作品」を選んでいるように感じます。
私自身、作品として見たことがあるのは第3期の『この森で、天使はバスを降りた』のみですが、今回の『Next To Normal』を拝見してその印象をさらに強く感じました。

「シアタークリエ」の色をより強く出すために、という意図からして、今回の『Next To Normal』は、硬派な本格的作品の軸としたいのかな、と感じさせられました。

・・・・

さて、第2部はがらりと変わって、GALAコンサート。

日替わりのセットリストですが、第1期は4日だけが特別バージョン(『Song for A New World』メンバー)で、それ以外はほぼ同メンバー。
9日だけ2人(武田さん・岡田さん)不在となり、1期前半7日までの伊礼さんが1期後半8日からは中河内さんに変わります。

ではセットリストから。

●第2部セットリスト
1.Sherry/ジャージーボーイズ
 (中川・伊礼・海宝・Spi)
2.December'63(Oh What A Night)
/ジャージーボーイズ
 (中川・伊礼・海宝・Spi・綿引・白石・山野・千葉)
3.My Eyes Adored You/ジャージーボーイズ
 (中川・綿引)
4.Can't Take My Eyes Off Of You/ジャージーボーイズ
 (中川)
5.Who Loves You/ジャージーボーイズ
 (中川・伊礼・海宝・Spi・綿引・白石・山野・千葉)
6.Feeling Electric/Next to normal
 (新納)
7.長い長い日曜日/BLOOD BROTHERS
 (武田・岡田)
8.言わない気持ち/BLOOD BROTHERS
 (岡田)
9.あいつに/BLOOD BROTHERS
 (武田・岡田)
10.POP!/ウェディング・シンガー
 (彩吹・綿引・白石・山野・千葉)
11.サタデー・ナイト・イン・ザ・シティ
  /ウェディング・シンガー
 (彩吹・綿引・白石・山野・千葉)
12.サバ―タイム/きみはいい人、チャーリーブラウン
 (中川・綿引・白石・山野・千葉)

M1-5はジャージーボーイズの5曲でスタート。メンバーからして1期はこの5曲は固定になりそうですね。

M1は今年の再演キャスト初めて勢ぞろいでの披露。MCでも話がありましたが、中川氏・海宝氏が続投で、伊礼氏・Spi氏が初登板。MCでも早速伊礼節が炸裂しておりまして、

伊礼氏「このお2人の出来上がっているレベルにいきなり行かなきゃいけないわけで、こうぐぐっと一気に上げていかなきゃいけなくて(と手で上げていく)」

中川氏「何をおっしゃいます」

伊礼氏「今回この機会をいただいてこう、(この期間で)そのレベルを越えられましたかね

会場「(笑)」

ちなみに去年の初演時は伊礼氏、20分遅刻されたそうでトミーの見せ場は見逃したそうです(爆)

M2は今回の『TENTH』のジャージーボーイズフルメンバーですが、何となく予想はしていましたが海宝くんの相手役はびびちゃんでした。初演のジャージーガールズ4人の中で唯一今回入っているし、当たり前ですがまぁマリエポ繋がりからするとなかなかな衝撃(爆)

かと思えば、びびちゃんはそのままM3であっきーと組むわけで、そう考えると相手の俳優さんを意識せずに組める貴重な存在なのかなとも思います。(ちなみに4日は『ファースト・デート』でもあっきーと組んでいる(「物語は続く」)ので、新妻さんパートということですよね。聞きたかった)

そういえばM2は”そういう曲”だけに、MCで各位から海宝氏が直撃受けてまして。

各位「海宝くん自身が大人への階段登った話しちゃおうよー!福袋だよー!

会場「(拍手)」

海宝氏「(絶句)」

という一コマもありました。

ジャージーコーナーが終わった後は「みんな大好き新納慎也です」様へバトンタッチ。

M6は、実は1部『next to normal』がオフブロードウェイからオンブロードウェイに上がる時にカットされたロック調の曲で、新納さん自身オフで見て大好きだった曲。日本にこの作品が来ることになって自分がやれることになって喜んでたら、この曲がなくて悲しかったということで、今回作曲家さんに直談判して歌わせてもらうことになったそう。確かにすんごいロックな曲でしたが、めっちゃ盛り上がりました。

ここのパートだったかと思いますが、新納氏曰く、「あっきーは何作も一緒にやっているのにいまだに『にいやしんろ』って言いそうになる、なんか高い音出し過ぎとかで色々飛んでるんじゃない?思い出とか全部さー」とか言ってて会場笑という一幕も。

M7-9は『BLOOD BROTHERS』からの3曲。このパートは9日は別の作品を入れる形になるのでしょうね。

M10-11は『ウェディング・シンガー』からの2曲ということでこの日最後のキャスト・彩吹さんご登場。退団後の最初の劇場がここクリエだったとのこと、良く考えたらドラロマでしたねそういえば。

今回『TENTH』からの曲目発表があって一番楽しみにしていたのはM11。聞いたときから絶対踊るやん!と期待していた通りのテンション。そもそもテンションが高い曲が多い第2部のガラコン(第1部と同じ公演なんだろうか本当に)の中でも、さすがこの曲は凄かった…。彩吹さんのホリーよりは樹里さんのイメージが強い自分ではあるけれど、隣にいる女麗しいお方(新納さんとおっしゃる方)のナイスアシストもあって、とっても盛り上がりました。そしてダンスもがっつり4人とも(びびちゃん、白石さん、山野さん、千葉さん)踊りまくりで凄かったです。

新納さんと彩吹さんのMCもまったりモードで面白かったなー(まったりなのは彩吹さんですが)

彩吹さん「今日は朝からその装い(女装)だったとか」
新納さん「そう。今日は2部の(このパターンの)初日だったから、
      1部の皆が出てくる前に僕ら入ってゲネだったんで。
      1部のとうこさんとか入ってすぐ僕みたらこれで(笑)」
彩吹さん「(笑)」
新納さん「何しろ朝早かったんで、楽屋開いたとたんに女装ですよ。
      メイク道具も自前、衣装も自前で、
      『as soon as』女装ですよ」
会場   「(大笑)」
彩吹さん「ハイヒールもですか」
新納さん「そうです(笑)、幸あれ~」
会場   「(拍手)」

彩吹さん「新納さんのそのMC見習いたいです」
新納さん「僕はギリギリアウトの
      そのぎりぎりを攻めるからね」
彩吹さん「アウトなんですか」
新納さん「で時々怒られる」
会場  「(笑)」
新納さん「でも伊礼彼方はギリギリアウトを
      飛び越えるからね
会場  「(笑)」

てな感じでした。

ここでバトンはお2人から中川氏に渡されるわけですが、お2人が腕組んで坂を上がっていく…

新納さん「幸あれ~」
中川さん「何その上から目線!」
会場  「(爆笑)」

という華麗過ぎるMCタッグが面白すぎました。

M11はなぜだか全員ぶかぶかセーターでの登場に吹き出したりしつつ、疾走感のあった第2部も幕。
MCもいい具合にタイムキープされてて(約2人ほど「巻きが入っている」とバラしてましたが)楽しかったです。

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2017年もお別れ。

年末大晦日恒例の、一年間振り返り企画です。
最終的なカウントは1月1日に更新します。
※出演者はフルネームの場合は原則として敬称略です。

●アクセス回数統計(2017年は12月30日まで)
   2017年(平成29年) 91,572回(累計1,077,687)
  2016年(平成28年) 86,075回(累計 986,115)
  2015年(平成27年) 93,427回(累計 900,040)
  2014年(平成26年) 149,636回(累計 806,613)
  2013年(平成25年) 171,881回(累計 656,977)
  2012年(平成24年) 97,881回(累計 485,096)
  2011年(平成23年) 71,845回(累計 387,215)
  2010年(平成22年) 115,763回(累計 315,370)
  2009年(平成21年) 39,312回(累計 199,607)
  2008年(平成20年) 40,276回(累計 160,295)
  2007年(平成19年) 21,640回
  2006年(平成18年) 30,996回
  2005年(平成17年) 66,481回
 *2007年以前はPCのみ、2008年以降はPC+携帯

 *今年は去年に比べてちょっとアクセス数を戻しました。
  10年以上いた職場から異動したこともありブログの更新ペースが落ちましたが、変わらずこうしてアクセスしていただけることはありがたいです。

●日別アクセス数上位
(日付の後は更新日直近の記事)
  1位 1,596回/8月27日(日) :『beautiful』(5)
   2位 1,048回/5月12日(金) :『王家の紋章』(5)
   3位  950回/5月9日(火) :『王家の紋章』(5)
   4位  728回/5月11日(木) :『王家の紋章』(5)
   5位  713回/5月10日(水) :『王家の紋章』(5)
   6位  698回/12月10日(日)
      :『屋根の上のヴァイオリン弾き』(7)
              『清水彩花3rd Solo Live』
   7位  693回/5月8日(月) :『王家の紋章』(5)
   8位  684回/12月15日(金)
 :『丹宗立峰&青山郁代ライブ MUSICAL NIGHT』
         『新妻聖子クリスマスディナーショー』
   9位  680回/8月8日(火) :『レプリカ』(4)
             『beautiful』(3)
  10位  642回/6月10日(土)
           :『オリンピックコンサート2017』

  *去年は3,000アクセス越え(『寝取られ宗介』)という驚異のアクセスがありましたが、今年は一昨年並みに。5月の「『王家の紋章』(5)」絡みのアクセス数の多さが目を惹きます。

●キーワード検索
 去年まではキーワード検索を掲載していましたが、今年からはこのパートはなくなりました。
 SSL経由の検索が多くなった(99%)ため、キーワードが取得できないのです。
 blogを書いている立場からすると、検索キーワードの情報は結構大事なパートだったので、こうなってしまったのはとても残念です。

●ページビューランキング(2017年up記事)
 1位 2,458PV 『クリエミュージカルコレクション3』
            (1)(2月)
 2位 1,312PV 『レ・ミゼラブル』(22)(5月)
 3位 1,254PV 『王家の紋章』(5)(5月)
 4位 1,058PV 『王家の紋章』(3)(4月)
 5位 1,018PV 『オリンピックコンサート2017』(6月)
 6位  796PV 『レ・ミゼラブル』(21)(5月)
 7位  619PV 『王家の紋章』(4)(5月)
 8位  614PV 『レ・ミゼラブル』(23)(6月)
 9位  556PV 『beautiful』(5)(8月)
 10位  549PV 『新妻聖子クリスマスディナーショー』
           (12月)

 *全体的には前半(1月~6月)更新の記事が多いですね。

●ページビューランキング(2016年以前up記事)
 ※400アクセス以上
 1位 2,033PV 『新妻聖子コンサートツアー2016
            ~The Prayer~』(2016年10月)
 2位  609PV 『ミス・サイゴン』(32)
            (2016年10月)
 3位  588PV 『黒革の手帖』(2009年5月)
 4位  477PV 『ミス・サイゴン』(12)
            (2012年9月)
 5位  438PV 『ALONE With』(2016年4月)
 6位  435PV 『石丸幹二25周年コンサート
             My Musical Life』(2016年5月)

 *書いて何年も経ったページが一気にアクセスが入るのは興味深いです。
  読み返すと自分自身、書いたことを忘れたことが書いてあったりしますが(苦笑)。

●観劇回数で見た2017年
 舞台(イベントを含む)は、
   84作品144回(去年78作品111回)。

 うち舞台作品
   32作品78回(去年31作品62回)。

  それ以外
    52作品66回(去年47作品49回)

 *回数は完全に史上最高回数で(苦笑)。
  年100回を越えたのは2013年以降5年連続ですが、140回だった2014年を越えて史上最高です。
  そんなに増やした記憶はなく、というかむしろ絞っていたはずなんですけどね…。
  (我ながら説得力ゼロ過ぎる笑)

●キャスト別よく見ました順(女性編)
※( )内は去年の回数
 1位 RiRiKAさん   19回( 9回)
 2位 岡村さやかさん 18回(20回)
 2位 綿引さやかさん 18回( 8回)
 4位 新妻聖子さん  16回(12回)
 5位 青山郁代さん  10回( 9回)
 6位 大塚千弘さん   7回( 6回)
 6位 清水彩花さん   7回( 6回)
 6位 松原凜子さん   7回( 0回)
 9位 小南満佑子さん  6回( 0回)
 9位 唯月ふうかさん  6回( 0回)
 11位 笹本玲奈さん   4回(16回)
 11位 高橋由美子さん  4回(13回)

 *今年の1位はRiRiKAさん。
  1年終わって初めて分かりました(笑)。
  イベント系が多かったのも影響していますが、
  1位のRiRiKAさんと2位の岡村さやかさん、
  綿引さやかさんは舞台作品としては3作品ずつ。
  他の方は舞台作品は2作品以下ですね。

●2017年私的ランキング

 <作品部門>
  1位『キューティーブロンド』
   (3月~4月・シアタークリエほか)
   *神田沙也加さんのエルの魅力が全開で、エネルギー
    のポジティブさがとっても印象的だった作品。
    出演者全員の笑顔が素晴らしかった!

   2位『ポストマン』
    (12月、時事通信ホール)
   *オリジナルミュージカルの佳作。メッセージが
    粗削りな分、ハートがダイレクトに伝わってきて
    惹きつけられました。

   3位『ファインディングネバーランド』
    (9月、シアターオーブ)
   *「ピーターパン」のエピソードゼロ、な物語。
    現実と夢を繋ぐ奇跡が心を温かくしてくれる
    作品。
    シルヴィア役を是非玲奈ちゃんで観たい!

   4位『ビューティフル』
    (7月~8月・帝国劇場)
   *海外ミュージカルを定着させる難しさと、
    アンサンブルさん含めた舞台人の可能性を
    両方感じた作品でした。

   5位『手紙』
    (1月、新国立劇場小劇場)
   *初演では拝見できずに今回の再演で初見。
    「手紙」の存在の重さを深く感じる作品でした。

   6位『グレート・ギャツビー』
    (5月、日生劇場ほか)

   7位『パジャマゲーム』
    (10月、日本青年館ほか)

   8位『紳士のための愛と殺人の手引き』
    (4月、日生劇場ほか)

   9位『ビッグ・フィッシュ』
    (2月、日生劇場)

  10位『She Loves Me』
    (8月、東京芸術劇場シアターウェスト)

  *6位~10位は、今年は不思議なことに日生率が
   高く、作品別ではクリエ、帝劇以上に多いという年
   でした。

 <女性キャラクター部門>

   1位『キューティーブロンド』エル・ウッズ役
     /神田沙也加さん
   *役とのベストマッチで、作品部門との2冠。役柄
    としてのフィットだけでなく
    ざっちょ(座長)としての役回りも果たした責任感
    に拍手。

   2位『屋根の上のヴァイオリン弾き』チャヴァ役
     /唯月ふうかさん
   *3女の完成度が屋根の完成度を左右する自説から、
    彼女の成長に大拍手。
    玲奈ちゃん以来の伸び盛りチャヴァを見られたこと
    が嬉しかったです。

   3位『She Loves Me』イローナ役
     /岡村さやかさん
   *年齢にぴったり合う役に巡り合うのは難しいもの。
    『しゃばけ弐』のお雛役と迷いましたが、
    今年はこちらに。

   4位『パジャマゲーム』グラディス役
     /大塚千弘さん
   *『ダンスオブヴァンパイア』以来のエロカワ役に
    乾杯(笑)
    健康的な色気に纏う、ちーちゃんしか出せない
    空気が流石です。

   5位『beautiful』マリリン・ウォルド役
     /綿引さやかさん
   *同作品アンサンブルで唯一芝居面を担当の、
    わけありな役(爆)
    キャロルと交わす視線での、やり場のない一瞬に
    痺れました。

   6位『グレート・ギャツビー』デイジー役
     /夢咲ねねさん

   7位『Before After』エイミー役
     /稲田みづ紀さん

   8位『ポストマン』美月役・ソフィア役(2役)
     /小南満佑子さん

   9位『デルフィニア戦記』/リイ役
     /佃井皆美さん

  10位『Fate/Grand Order THE STAGE
     -神聖円卓領域キャメロット-』
     ダ・ヴィンチ役
     /RiRiKAさん

  *6位~10位は2.5次元2役(9位・10位)、
   オリジナルミュージカル2役(7・8位)と
   分かれました。


 <男性キャラクター部門>
   1位『グレート・ギャツビー』ギャツビー役
    /井上芳雄さん

   2位『キューティーブロンド』
    /佐藤隆紀さん

   3位『Play A Life』非常勤講師役
    /染谷洸太さん

   4位『She Loves Me』コダリー役
    /小南竜平さん

   5位『beautiful』ドニー・カーシュナー役
    /武田真治さん

  *どの役も相手役の女優さんと素敵な空気を
   作られた役。
   頼りがいがあるタイプから、嫉妬する役まで(笑)、
   今年も多士済々でした。

 <ライブ・コンサート部門>
   1位『新妻聖子コンサートツアー2017
     ~alive and arrive~』
   新妻聖子さん(9月~、オーチャードホールほか)

   2位『丹宗立峰&青山郁代ライブ MUSICAL NIGHT』
   丹宗立峰さん・青山郁代さん(12月、銀座ボンボン)

   3位『岡村さやかライブ「サラダこよみ」』
     岡村さやかさん(12月、四谷Sound Creek Doppo)

   4位『綿引さやかクリスマスコンサート』
     綿引さやかさん(12月、品川TRIBECCA)

   5位『平川めぐみライブ Thanks To...2017』
    平川めぐみさん
    (12月、四谷天窓comfort.高田馬場)

   6位『新妻聖子クリスマスディナーショー』
     新妻聖子さん(12月、ホテル椿山荘東京ほか)

   7位『ファンタスマゴリック大忘年会』
     RiRiKAさん(12月、北参道ストロボカフェ)

   8位『Friend Of Disney Concert 2017』
     笹本玲奈さん、綿引さやかさん
     (4月、東京国際フォーラム)

   9位『VOCI RICCHE~生きてる~』
     池谷祐子さん、本井亜弥さん
     (12月、神楽坂GLEE)

  10位『One On Oneライブ『Love Life Live 5』 』
     岡村さやかさん、千田阿紗子さん
     (6月、恵比寿天窓.switch)

  *ライブは今年は12月に集中し、1ケ月13回という、
   今後も破られないであろう記録を樹立(笑)
   しました。
   そのため、この部門も7割が12月に集中して
   います。

   多くのライブを拝見しましたが、ライブの満足度に
   大事なのは
   「コンセプト」であり「想い」なのかと思います。
   「伝えたいこと」に沿ってどう構成されるかに
   よって、メッセージは伝わるのかなと思います。

 <ライブ・コンサート楽曲部門>
   1位『You've got a friend/beautiful』
    綿引さやかさん
    (9月、綿引さやかコンサート「綿と木」ほか)

   2位『So Much Better/キューティーブロンド』
    岡村さやかさん(10月、Alone With 3)

   3位『魂のルフラン
    /高橋洋子(新世紀エヴァンゲリオン)』
    清水彩花さん(12月、清水彩花3rd Solo Live)

   4位『犠牲者たち/レ・ミゼラブル』
    三森千愛さん・綿引さやかさん
    (10月、みっつの森のコンサート)

   5位『瑠璃色の地球/松田聖子』
    新妻聖子さん
    (11月、新妻聖子コンサート<福岡公演のみ>)

   6位『Glitter and be gay/キャンディード』
    松原凜子さん(12月、松原凜子Live)

   7位『it's show time/レジェンヌ』
    RiRiKAさん
    (8月、RiRiKA Solo Live Summer Sparkle)

   8位『something more/ルドルフ・ザ・ラスト・キス』
    青山郁代さん・丹宗立峰さん
    (12月、
     丹宗立峰&青山郁代ライブ MUSICAL NIGHT)

   9位『愛燦燦』
    綿引さやかさん(9月、HIBARI)

  10位『Anothey day of sun/ララランド(ジャズver)』
    新妻聖子さん(12月、クリスマスディナーショー)

  *全体的に意外性と「歌う意味」を中心に選曲。
   「また聞きたい」という点も加味しました。

 2017年も1年間お世話になりました。

 最初にも書きましたが、個人的に職場が変わって立場が変わったこともあり、身体的には大変なことが多い一年でした。エンタメ系は気持ち的に洗われることが多いわけですが、時間的な調整という面との兼ね合いで、色々と苦労が多い年になりました。(あまり書くべきではないと思っているので、なるべく書かないようにしていますが)

 来年は今年の変化も踏まえて、もう少し余裕を持って過ごしていけるように調整しながら、「過ぎたるは及ばざるがごとし」から少し遠ざかれるように(笑)過ごしたいと思います。

 一年間お世話になりました。
 現場で声を掛けていただいたり、お会いしたりして元気をいただいております。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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『ファンタスマゴリック大忘年会』

2017.12.29(Fri.) 19:00~21:15
北参道ストロボカフェ

今年のエンタメ納めは
ファンタスマゴリック(ファンマゴ)。

自分はこの日が仕事納めでもあり、半日仕事をした後に半日納会(要するに飲みとあいさつ回り)をしたうえで北参道にたどり着きましたが、本音を言ってしまえば体力的には限界を越えていましたが、体力的に無理しても行ってよかったです。

この日お昼頃に発表がありましたが、まりゑさんが急遽の体調不良(高熱)によりお休みということで、本編はRiRiKAさんが原則すべて務めることになり、最初は不安そうな様子全開のRiRiKAさん。

それでいてとても印象に残るひと時になった今回の大忘年会。
まずはセットリストから参ります。

●セットリスト
1.Promise(RiRiKAさんソロ)

[M2-M6:RiRiKAさん&客席/ファンマゴ歌声喫茶]
2.プロポーズ
3.あうん
4.五右衛門の虜
5.Promise
6.生きている、ただそれだけのこと

[M7:ゲストコーナー/SHOW STOPPERS]
7.すてきなホリディ

8.ま、いっか

最初のパートではM1歌った後に、ストロボカフェさんの粋な計らいで用意された台に載せて、あべちゃん(ファンマゴ前任マネージャー)の私物携帯にてまりゑちゃんへ電話。

やはりかなり辛そうで、会話するのが精いっぱいという感じ。「次の出番は早くても1時間後なので寝てていいよ」byRiRiKAさん、ではあったのですが、その後のコーナーで1時間経つ前に「まりゑに電話しちゃおうか」と言ったところ、客席みんなで止めにかかる、というのが印象的。まりゑちゃん心配だから負担かけちゃまずいよね、って空気が客席みんなから伝わってくるんですね。

そんな中、行われたのは、RiRiKAさんの「ファンマゴ歌声喫茶」。
まりゑちゃんのパートを客席が歌うという企画ですが、まぁそれはそれはRiRiKA先生のざっくり&スパルタ歌唱指導と来たら凄いものが(笑)。

「ここはまりゑちゃんパート、ここはこんな感じ、あとは皆さん歌えますよね」に限りなく近い(笑)
とはいえ、そこはさすがの客席のマゴリック(ファンタスマゴリックのファンの皆さま)、ほぼ歌えるというのが凄いです。

実際のところ、時間を埋めるにはこうするしかなかったのだとは思いますが、それでもRiRiKAさんが客席のマゴリックを信じてくれて頼ってくれて、皆でライブを作り上げる感覚がとっても温かくて。

そのコーナーが終わってまりゑちゃんに電話して分かったのですが、驚いたのは、その様子を会場のマゴリックの方がまりゑちゃんの元に画像で届けてて、その様子はまりゑちゃんに伝わっていた(RiRiKAさんは知らず驚いてた)こと。

1人で時間を埋めなきゃいけなくていっぱいいっぱいだったRiRiKAさんが想像もできないようなサプライズでしたが、来れなかったまりゑちゃんの気持ちも含めて盛り上げようとした様子が、仕込みじゃなく伝わっていたことが何より嬉しかったです。

その後、この日急遽来てくれたサプライズゲストのSHOW STOPPERS(ダンドイ舞莉花ちゃん、エリアンナちゃん)も言われていましたが、「客席のみなさん温かくて涙が出た」って言葉もとっても嬉しかったです。

お2人はこの日たまたま一緒にいて、RiRiKAさんがダンドイちゃんにお願いしたときにエリアンナちゃんも一緒にいたということで急遽お2人でご来場、アルバム『GLAMOROUS』から「すてきなホリディ」(竹内まりやさんのカバー、英語版)をご披露。気になっていたお2人のユニットを拝見できて、こちらも予想外でしたが嬉しかったです。

エリアンナちゃんからの提案で、「2組で対バン(複数バンドで一緒にライブすること)」の話も出て、「途中で入れ替わったりもいいよね」とか面白い提案もあって、実現したらとっても楽しそう。

今回、まりゑちゃんが急遽来れなかったことでいつもと違うファンマゴライブにはなったけど、でも、RiRiKAさんとマゴリックの思いの繋がりは強くなったと思うし、その思いは来れなくて誰より悔しい思いをしたまりゑちゃんにも伝わったと思うし。

急遽の出演依頼を快諾されたダンドイちゃん、エリアンナちゃんにもRiRiKAさんの思いは伝わっていたと思うし、「みんなで作ったライブ、みんなで乗り越えたライブ」になったことが、何より年の終わりのとっても暖かい思い出になったのでした。

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『VOCI RICCHE~生きてる~』

2017.12.27(Thu.) 19:00~21:00
神楽坂GLEE

ライブタイトルの和訳は「豊かな声」。
歌の恩師の方がご一緒な6人の皆さまによるライブ。

本井さん、池谷さんの歌の恩師の方がご一緒で、昨年末に亡くなられたことはお聞きしていましたが、その恩師・周防(すおう)聡幸先生との繋がりを縁に、「思いを形に」された形のライブです。

出演の6名の方は、本井亜弥さん、池谷祐子さん、鈴木英恵さん、吉田玲菜さん、酒井翔子さん、石毛美帆さん。
拝見したことがあるのは本井さん、池谷さん、玲菜さんのお3方で、石毛さんはBAで名前だけお聞きしていたことがありました。

まずはセットリストです。

◆セットリスト
●第1部

1.どうしていつも/まどみちお(詩)

2.日本唱歌メドレー
 2-1.春の小川
 2-2.朧月夜
 2-3.八十八夜
 2-4.夏は来ぬ
 2-5.村祭り
 2-6.もみじ
 2-7.雪
 2-8.ふるさと
3.丹沢
4.赤いかんざし

[M5-6:オペラコーナー]
5.ハバネラ/カルメン
6.ある晴れた日に/蝶々夫人

7.Here My Song/Song for a New World

●第2部・ミュージカルコーナー
8.エメラルドシティ/Wicked
9.In His Eyes/ジキル&ハイド
10.僕の願い/ノートルダムの鐘
11.サークルオブライフ/ライオンキング
12.オンマイオウン/レ・ミゼラブル
13.Take Me,Leave Me/RENT
14.Rainbow High/エビータ
15.Just One Step/Song for a New World
16.心の声/マリーアントワネット
17.愛した日々に悔いはない/コーラスライン

●アンコール
18.風になりたい

第1部は日本唱歌、オペラなど、ミュージカル以外で構成。
出演者の方も仰られていましたが、日本唱歌はミュージカル曲と比べていい意味ではっきりした音になっていなくて、いい意味で曖昧といった趣旨のご発言が印象的。

確かにふわっとした包み込むような包容力って、日本唱歌、日本の歌が持つ懐の大きさなのかもしれませんね。

周防先生が仰っていたこととして語られていた話として、「歌を表現するために必要な人間力を磨くように」という教えがあったそうなのですが、第1部は特にそれを感じました。日本唱歌が懐を大きく持つからこそ、歌をスケール感を持って歌うためには、歌い手自身の人間力こそが必要ということにとても頷けるものを感じましたし、その教えが共通しているからこそ、歌い手は違えど、皆さんそれぞれから伝わってくるメッセージを感じたのかと。

それでいて、皆さんそれぞれの色が違って見えるのも印象的。それぞれの方の良さを引きだそうとして指導されていたことを思わせる、色合いの違いをはっきり感じました。

その中でもとりわけ池谷さんのオーラの強さは流石の一言。M6「ある晴れた日に」(オペラ『蝶々夫人』ということで、『ミス・サイゴン』ご縁の曲というのも印象的)の日本女性の強さ、しなやかさは深く心に残りますし、M14「Rainbow High/エビータ」の強さも素敵でした。

同じくサイゴン組の吉田玲菜さんのきらめきも素敵でした。サイゴンで拝見してはいたものの、なぜかライブでは初見だった玲菜さん。ライブで初めて拝見したこの日のM12「オンマイオウン」のエポニーヌはとってもピュアで、やっぱり帝劇に立つ方のポテンシャルは、この規模のライブハウスであってもはっきりわかるのだなということを、当たり前のことながら痛感しました。

曲群ではM16「心の声/マリーアントワネット」がライブでは久しぶりに聞きました。この曲はほとんどライブというライブで聞いたことがない(東京国際フォーラムでのクンツェ&リーヴァイコンサートで本役の新妻さんが歌われた以外だと、知る限りほぼ皆無)。その大きな理由はバックコーラスが必要ということに尽きるのですが、この規模のライブハウスで、この距離で聞けた「心の声」は大迫力!素晴らしかったです。

第2部のミュージカルコーナーはノンストップ。歌った方が次の曲の曲説明をしていくという構成で、その作品を知らない方のための親切な解説も入っており、とてもユーザフレンドリーな構成で有難かったです。

ライブの満足度って、「コンセプト」というものに大きく左右されると自分は思っていますが、今回のライブは第1部が共通の歌の恩師・周防先生の教え、という意味での「ハートと人間力で歌を表現する」という点においてベクトルが共通していて。第2部は「技術とハートで歌を通して役を表現する」という点においてベクトルが共通していて、見ていてとてもしっくりくる素敵なライブでした。

また違った曲で、違う魅力が見られる日が楽しみです。

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『ポストマン』

2017.12.23(Sat.) 18:30~20:50
C列20番台(上手側)
2017.12.25(Mon.) 18:30~20:50
H列10番台(センターブロック)

時事通信ホール(東銀座)

7年ぶりの再演となるそうなこの作品。初演をご覧になった方からもお勧めいただきの観劇。
当初は23日と26日の予定でしたが、26日に予定が入ってしまい、奇跡的に25日と交換いただきこの日程になりました。

作品は主に2部構成で、1部が現代日本、2部が過去のヨーロッパ。関係がないように見えて、実は関係がありそうに見えてくるところが面白いです。

あ、ネタバレ含みますので気にされる方は回れ右で!(核心には触れてませんが)



1部は「描きたいものがわからない」画家・眞人(海宝くん)が、鹿児島の離島からの依頼で島に赴き、そこで担当者・英二(上山くん)と出会う。彼の幼なじみであり、町長の娘である女性・美月(小南さん)と会い、心揺れていく。

離島と教会ということで自分がイメージしたのは長崎の上五島だったのですが、この作品のモデルとなったのは鹿児島の与論島だそうです。

眞人が美月に対して、どことなく落ち着きがないところを目ざとく見つけて茶化す英二(上山くん)の役どころは、素の海宝くんが表にでる感じでなかなか新鮮です。

海宝くんは役柄的に王子であることが多いわけですが、それでもレミで培った分かり合え方が良い意味で2人(海宝くん&上山くん)を近づけていて、「夢を追う」という共通点も浮かび上がらせていて良かったです。
眞人は夢をはっきりさせられていない、英二は夢をはっきりさせている、という対比も見えていましたし。でも英二はどうしたら夢を実現できるかは見えていないわけですが。

ヒロインの美月を演じた小南さん(まゆちゃん)もレミ2017年組ですが(この作品の再演は初演キャストの海宝くんが上山くん、まゆちゃんに声をかけて実現)、実は海宝くんとは「当初は二重壁ぐらいある関係」だったとのこと。

それもあってか、いい感じに距離があるんですね。マリウスからコゼットがそうであったように、「少し『だけ』高嶺の花」という距離感がとても良いです。立場にもかかわらずフレンドリーなまゆちゃんの立ち位置、妹以上恋人未満な感じがとても上手です。黒のジャケットも行動的な感じを思わせて新鮮です。

彼女がエーゲ海の島に行き、持ち帰った「とあるもの」が2部とつながるキーアイテムです。

2部は一転、舞台はギリシア、エーゲ海の島。それも100年前のイタリアということで、貧しい漁師であるマルコ(海宝くん)が政治家の娘であるソフィア(まゆちゃん)に恋をし、マルコの親友のパウロ(上山くん)がそれを心配する図。今回の作品タイトルである「ポストマン」は彼の役どころです。

「ポストマン」、つまり“郵便配達人”である彼は、かつて同じような境遇で愛する女性を失ったことを後悔していて、マルコのことを心配するあまり、許されざることをしてしまいます。

その過ちに苦しむ彼が救われないのかと思いきや、実はそうでない展開なのが感動的で。

時を越え、場所を越え、「相手を思う気持ち」が作る奇跡、そして感動。

以前であれば、表面的なハッピーエンドになるストーリーになるかと思うのですが、現代的なのかなと思うのが、事実から目を背けないところ。

最初にソフィアが望んだ未来は来なかったのかもしれないけど、ソフィアはそれ以上の想いを受け取ることができたように感じて。

ソフィアが「お嬢様」であるに関わらず(という言い方も変ですが)強さと優しさを兼ね備えた女性だったことも大きくて、それをまゆちゃんはしっかり見せていました。

ポストマンのしたことをきっと見抜いていて、でも、彼の思いもわかって、責めることはせずに、「あなたはできる精一杯のことをしたの」と、言葉でなく表情だけでなく全身で語りかけるさまは、ひかり輝いていました。

マルコが願った「ソフィアは自分自身の『思い』で生きて欲しい」という思いがソフィアの中に息づいたからこそ、ソフィアは強く優しく生きられた…そう信じられるラストが、何より素晴らしかったです。

この作品を拝見していて思ったのが、作品の空気感、そして登場人物に共通する「他人を思う気持ち」のあたたかさ。
きっと「人を信じる人」が作った物語なのだろうなと。原案・音楽の河谷さんの思いを脚本の中井さんが物語にして、演出のtekkanさん、そして3人の同志が形にした・・・きっと誰がいなくとも、こういう風景が見られることはなかったのでしょうね。

・・・

登場人物は3人3様ですが、皆が当てがきに思えるぴったりぶり。

海宝くんはいつもの役柄的には2部のマルコが近いのかなと思いますが、上山くんとの1部のやり取りの方が素に思えます。上山くん演じる英二に「カッコいいのに、何でモテないのかな」って言われて『むちゃくちゃ心外そうに』「もてないわけじゃないですよ」って返していたのがツボを直撃しました(笑)。

美月の絵を英二に見られたくなくて「こちょこちょしますよ」と言われて「こちょこちょでいいですよ」と答える(笑)。それでいて耐えて「ずいぶん頑張りますね」と言われて会場内の笑いを誘う(笑)←25日ソワレバージョン

さらに「見せられるのは2枚限定です」と強がる、(役柄上の)往生際の悪さが可愛すぎる(爆)
※3枚目に描かれているのは美月の絵。

上山くんは、表面上でイメージする、少しチャラい感じを完全に覆す、他人思いの「いいヤツ!」なのがとっても素敵。物語のもう一つのキーになる少女からの思いを受け取る様も心に残ります。自らの過去故に過ちを犯してしまうけれども、それを責められないほど苦しんだ様は人間味に溢れていました。
登場人物自身は過去と繋がっていると思っていないのに、見てる側からだけそう見えるのは、なんかダディ的なところも感じたりしました。

満佑子ちゃん(まゆちゃん)。どことなく現実離れしながらも、ハートが温かく、そして意思の強いヒロインを好演。
2幕、マルコと気持ちが通じ合って、「信じられない」かのようにほっぺをつねる表情がとってもチャーミング。

綺麗に澄み渡る高音に凛とした存在感を纏い、それでいて自分の意思を貫き通す強さ。それをしなやかに見せる様が素敵でした。気の強さが押しの重さに感じられなかったのがとても良かったです。最初に拝見したレミの鳩役で出たときは、エポ系の女優さんだと思っていたけど、今振り返るとやっぱりコゼ系の女優さんなんですね。愛されるより愛したい、それでこそ光る感じに腑に落ちるものがありました。

・・・・

全編に流れる優しく温かい空気に触れ、今年の素敵な観劇納めになりました。
このキャストでの再演を期待してやみません。

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『平川めぐみライブ Thanks To You...2017』

2017.12.20(Wed.) 20:00~21:30
四谷天窓comfort.高田馬場

平川めぐみちゃん初のソロライブ。17時と20時の2回公演、夜の部を拝見してきました。
第1部はMCを中心になかなかな、わやくちゃ(爆)だったらしいのですが(本人談…笑)、さすが2回目、少し落ち着きを見せておりました(笑)

まずはセットリストです。

●セットリスト
1.Welcome To Christmas/東京ディズニーシー

2.X'mas Medley
 2-1.White Christmas
 2-2.すてきなホリディ/竹内まりや
 2-3.サンタが街にやってくる

3.The Girl In 14G/クリスティン・チェノウェス

4.Disney Medley
 4-1.星に願いを(Instrumenral)/ピノキオ
 4-2.いつか王子様が/白雪姫
 4-3.輝く未来/塔の上のラプンツェル
 4-4.Part of your world/リトルマーメイド

5.Whole A New World/アラジン(デュエット)
6.So Close/魔法に掛けられて(ゲスト・ソロ)

7.ウレシパモシリメドレー
 7-1.光のこどもたち
 7-2.ウレシパモシリ
 7-3.世界は足りてる
 7-4.The Answer
 7-5.愛を知らない子供たち
 7-5.叡智
 7-6.祝福の歌
 7-7.ウレシパモシリ

8.ありがとう/ウレシパモシリ

●アンコール
9.Thanks To You
 /東京ディズニーシー(15周年アニバーサリーソング)
10.It'll Be Magical
 /東京ディズニーシー(10周年テーマソング)

普段のミュージカル女優さんのライブとはまた少し趣が異なって、テーマ性が強い構成。

とにかくここまでディズニー濃度の濃いライブはそうそう見ることがありません。
ディズニーで始まりディズニーで終わる凄い構成。

そして『ウレシパモシリ』の作品感にどっぷり漬かれたことが何より至福でした。
諸々の事情で本編の上演が少し空いてしまっており、去年のライブ形式ぶりの同作品の曲。

聖からポールまで、『ウレシパモシリ』の作品感を隅から隅まで演じているめぐみさんに、音楽を隅から隅まで知り尽くし、耳コピから全楽譜を起こした、ピアノの守屋さんに、巧みな演奏なギター小倉さんという演奏者ですから、この作品を知らない人にも作品のメッセージ性が伝わったのではと、とても嬉しい気持ちになりました。

今回のライブ、めぐみちゃんとしては初のソロライブなんですね。ご自身がそうおっしゃって意外だったのですが、たしかにゲストに呼ばれることはあっても、ご自身でされたことは振り返ってみるとそういえばないのかも。その意味でいい意味の手作り感はあって、でもディズニーとウレパモという2つの軸があったことで、意外性のある素敵なライブになったかと思います。

この日のゲストは、”今年一番お世話になった”相手役の上廻 怜雄奈さん。ハンサムなスターウォーズ好きな方で、この日の質問コーナーがことごとく「スターウォーズ以外でお答えください」な問いになってて噴きました(笑)。

そういえばめぐみちゃん、怜雄奈さんがスターウォーズ好きなことを知って、何人かで出し合ってプレゼントにマグカップをあげたのに、「自分結構アバウトなので」、包装開けたらマグカップから取っ手だけ取れてて、「どうやって使うの?」って聞かれたそうです(笑)。あはは。

衣装替えも3回、どのドレスも素敵でしたが、最後は赤のドレスでトナカイの角付けてご登場。とってもキュートでチャーミングでした。

ライブMCでは今年一年の感謝を客席にされていて、12月ならではの温かい空気の中、ほっこりする素敵なライブになりました。

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『屋根の上のヴァイオリン弾き』(8)

2017.12.19(Tue.) 13:00~16:50
日生劇場GC階A列30番台(センターブロック)

屋根今期2回目、念願のGC(グランドサークル)階です。
日生劇場にのみある、1階の上、2階の下、つまるところ中2階をこう称しています。

午後休をいただいていましたが、職場を出るのが遅れ、日生劇場に到着したのは13時00分ジャスト。
屋根は定時かっきりに始まることは知っていたので、慌ててエスカレーターを上がり、開演直後の入場となり、周囲の方にはご迷惑をおかけしました。

着席してびっくり、GCのどセンターでした。
GCは以前、2009年の『屋根の上のヴァイオリン弾き』、2012年の『ジキル&ハイド』で座ったことがありますが、いずれも上手・下手側だったため、センターは初めて。聞きしに勝る見やすさで、絶景を堪能しました。全体も見られて、オペラグラスを使って部分も見られる。今年の高い完成度の屋根をこの席で見られたことは僥倖でした。

惜しむらくは、客席の反応が少しく残念だった感。

この日の公演は団体がバス3台分入っていたこともあるのか、妙なところで笑い声が入るのが気になりました。何しろ、チャヴァがテヴィエに、フョートカとの結婚を頼むシーンで笑い声が。ユダヤ人にとってロシア人との結婚は、「違う種類の人間」との結婚であり、それこそ「鳥と魚」が結婚するようなもの。ユダヤ人にとっての存在意義を脅かしかねない故に、「しきたり」として決して許されることのないこと。それを分かった上で頼むチャヴァと、娘の気持ちは分かっても認めるわけにいかないテヴィエとの会話は、単に「娘の言うことを親が聞かない」という話ではないので、その反応はかなり残念に思いました。

テヴィエという人物は、かなり学のある人物で-ここでいう「学」とは「学問」という意味よりは、「生き抜く」ことに対する対応力という意味に称しますが-「しきたり」にこだわる面ともう一面、かなりラディカルというか、進歩的な側面を持っている方なんですよね。

長女・ツァイテルの結婚式の時に、ユダヤのしきたりである「男と女は人前で踊ってはならない」の禁を破ったパーチックを頭ごなしに否定することはしないわけですし。
進歩的な考え方を持っているテヴィエをもってしても、父親としてチャヴァの選んだ道は許せはしないけれども、可愛がってきた娘のことを「死んだ!」と言わざるを得ない立場こそに苦しみと悲しみを見るわけで、そこに笑いの要素が入るのは正直不可解なものがありました。

進歩的と言えば、仲人のイエンテも実は進歩的なんですよね。「家と家との結びつき」「親と親との結びつき」が当然という時代にあって、「親同士が仲悪くたって関係ない、結婚はお互いの合意だろう」と言い放つ様は実はかなり進歩的で。逆に言うと自分が引っ張ってきた縁であったラザールとツァイテルの縁談は、「本人同士が合意していない」故にイエンテ的には成立しなくて正解なわけですね。

ラザールと言えば、結婚式に不承不承出ていますが、途中からの狂乱の宴の時に、チャヴァ(唯月ふうかちゃん)からいいように煽られる様が毎回ツボです(笑)。

前回注目した、ツァイテルの背後でホーデルとチャヴァが心配するさま、特にホーデルが全身でツァイテルを心配するさまについては、実は今週の神田沙也加さんのラジオ(Ripple Lip/NACK5)でメールで紹介いただきまして。
「本筋はツァイテル姉さんなのに、後ろの私たちのことも気づいていただいて、しかも『チャヴァのことを気づいていない”てい”で』演技していることに気づいていただいて嬉しい」と言っていただけたことが嬉しかったです。

その様は実はこの日はなくて、ホーデルとチャヴァがお互い頷き合った上で、ホーデルがツァイテルに優しく語り掛ける形でした。(神田)沙也加ちゃんも(唯月)ふうかちゃんも、お互いの空気感で芝居を変えるタイプに見えて、日々の変化が楽しいです。

・・・

この日は3姉妹のトークショー。副題が「3姉妹のクリスマス」だった記憶がありますが、全くその副題は無視され(笑)、普通のトークショーでしたが、司会に登板された「屋根の中の人」の進行が素晴らしかった!

今まであまたのトークショーを拝見してきていますが、間違いなくトップクラスの素晴らしさ。
質問も進行も滑らかで、かつあくまで3姉妹を立てることに注力されていて、感激でした。

ではざっくりトークショーレポです。

●質問その1「お互いの第一印象と、今になっての変化は」
…あれ、どっかで聞いたことがある質問(笑)←私が他のライブで使った質問です

みりおんさんより
<さーやへ>第一印象からかわいい。家庭的な面もあるしさっぱりしてる。ごはんにかけるふりかけセットを持ってきてくれて美味しかった。

<さーや談>ふりかけセットは常に持ち歩いています(笑)

<ふーかへ>第一印象からかわいい。さーやの可愛さとまた違って、小動物的なかわいさ(笑)。あと、オンとオフがはっきりしていて、演じている上でもそれが生きてる。

<中の人談>チャヴァは感情の上下が一番激しくなる役どころですから、そんな面も生きているのかもしれませんね。

<ふーか談>えへへ(嬉しそうに)。

さーやより
<みりおんへ>長女感が凄くてお姉さん感がハンパない。てっきり実生活でもお姉さんなのかと思ったらそうじゃないそうで。実は私より年下ということにびっくりしてます(笑)

<ふーかへ>とにかくいつ持って帰ってやろうかと思っています(会場笑)。妹感ハンパなくて、わしゃわしゃ、なでなでしてる(笑)

ふーかより
<みりおんへ>きらっきらなオーラが凄い。それなのに関西弁喋るととっても可愛らしいです。

<さーやへ>いつも気を使って下さって、その気配りが凄い。あと物理的にとってもわしゃわしゃしてもらってます(笑)

●質問その2「もしみなさんの役が10年後『続・屋根の上のヴァイオリン弾き』を作られるとしたら、どんな感じになっていると思いますか」

<中の人>ちなみに設定としては19、18、16なんですよね(3人苦笑い)

みりおんさん
ツァイテルはモーテルと添い遂げていると思いますが、子だくさんがいいですね。5人息子で。父さん(テヴィエ)はみんな娘だったので、息子だといいなって。

さーやちゃん
パーチックと明るい未来が見えるかなかなか難しいわけですが、パーチックが寺子屋というか青空教室みたいなの開いて先生やってて、私は女教師でサポートするような感じがいいなって。補佐みたいな感じかなと。

ふうかちゃん
フョートカと細々と本屋さんやれたらいいなって。しがない本屋さんやって、子供にはたっぷり本を読ませたいなと。

※終演後、フョートカ役の神田恭兵さんからふうかちゃんにtwitterでツッコミが入り、「しがない」じゃなくて「歌える」本屋さんという結論になったそうです(笑)

●質問その3「年齢性別関係なく、ほかの役を1つやれるとしたら何をやりたいですか」

<中の人>じゃ長女から。

みりおんさん
なんか毎回私からですね(笑)、出席番号1番みたいな感じですね(笑)
ボトルダンサーをやりたいです。凄いですよね。

<中の人>あれ本当のガラスなんですよ。で種も仕掛けもないんです。出番前にみんな袖で練習してるんですが、稽古中だと落として割ったりしてました(会場内、結構派手に「へー」と反応)

さーやさん
ヴァイオリン弾きですね。凄く大変な役だと思いますが、音で語る様がとても伝わってくるのでやってみたいです。

ふうかちゃん
パーチックです。結婚式の時に軽々と飛び越えるのがカッコよくて!(照れながら力説するふうかちゃん。可愛すぎる)

私、背がこうなので憧れるんです!なんか変なテンションですよねすいません!(かわいい)

…という進行での、とっても滑らかで充実したトークショー。

最後は一言挨拶ということで、皆さんからのご挨拶。
最後は逆順ということでふうかちゃんから。

ふうかちゃん
ご観劇ありがとうございます。東京公演はあと13公演ということで淋しい面もありますが、1人も欠けることなく公演を務めたいと思いますので、ぜひまたお越しください。

さーやちゃん
ご観劇ありがとうございます。毎公演毎公演新たな発見があって、毎日が楽しいです。自分自身1人っ子なので、3姉妹で一緒にやれるのも嬉しいですし、他の出演者の方とも作品上で手を繋いだり円になったり、皆で触れ合う機会が多いことが嬉しいです。皆で力を合わせてこれからもやっていきたいと思います。

みりおんさん
ご観劇ありがとうございます。演じているとこの作品のパワーを日々感じます。この作品の再演される意味をはっきり感じる日々で、この後の公演もきちんと務めていきたいと思います。

…そんな形で、素敵な締めとなったトークショー。
3姉妹の仲の良さが表れたトークショーでしたが、それもこの日の司会<中の人>の巧みな進行があってこそ。心から拍手です。

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『綿引さやかクリスマスコンサート』

2017.12.17(Sun.) 19:15~21:20
品川TRIBECA(アトレ品川4階)

「vivi basket spacial」と銘打たれたクリスマスコンサート。去年11月の「vivi basket」の特別版ということで、実質的な準ディナーショーといった趣。
会場は品川駅港南口に直結した駅ビルアトレの4階の一番奥のレストランです。

さて、セットリストです。

●第1部
1.クリスマスメドレー
2.サムホエア/ウェストサイド物語
3.リフレクション/ムーラン
4.月影のナポリ
5.Defying Gravity/ウィキッド
6.I'll be here/Ordinary Days
7.On My Own/レ・ミゼラブル

●第2部
8.妄想女子のクリスマス(仮題)
9.幼稚園児のクリスマス(仮題)
10.special secret
11.Can't Take my eyes off you/ジャージー・ボーイズ
12.カラー・オブ・クリスマス/東京ディズニーシー
13.ひかり
14.アヴェ・マリア
15.Happy X'mas/ジョン・レノン

●アンコール
16.Oh Holly Night

第1部は赤のドレスで登場、M1のクリスマスメドレーから、M2-M3は劇団四季さんの『ソング&ダンス65』からの2曲。『ソング&ダンス65』は「来年」劇団四季さんが65周年を迎えられることを記念して過去の四季さんの作品から歌とダンスで構成する演目で、びびちゃんは今年10月から11月まで、東京・自由劇場公演にほぼ隔週で出演されていました(同公演は来年3月~5月に東北・北海道・首都圏公演、6~8月に大阪公演が予定されています。私の予想では4月中旬の目黒か越谷から、大阪の7月まで出ると予想しています)。

びびちゃんから「ご覧いただけなかった方も多いかと思いますので」という前置きでこの曲のエピソードを語られていました。本編は日本語、この日は英語でしたが、何しろアカペラで幕明けに出るだけに、いつもは緊張しないびびちゃんもこの時ばかりはバクバクで、ふと顔を上げたら一緒に稽古してきた仲間が励ます様が見えてますます涙モードになって、幕開く直前に涙を止めるのが大変だったと仰っていました。

事前に募集されていたリクエストから、M5とM6が採用されて至福の時を過ごしました。
M5はびびちゃん本人も「自分にリキを入れたいときに歌う曲」と仰ってて、パワフルさを堪能。

M6は別役(デイブ役)で出られていた作品からの曲で、いつかびびちゃんに歌ってほしいと思っていた夢が叶って幸せでした。何しろ7分以上もある大曲だけになかなか歌う機会がないと思っていたものの、ストーリー性がある曲なので、気持ちを入れた曲を巧みに表現されるびびちゃんのタイプに合うと思ってリクエストしましたが、期待以上でした。クレア役、いつか演じてほしい役の一つです。

911で愛する人を失った彼女が、次へ踏み出す一歩に逡巡する曲なのですが、「相手を包み込むように受け止めるさま」は相手の立場にすっと入り込めるびびちゃんにとって合う気がずっとしていて、願い続けたい思いの一つになっています。

第2部は、「vivi basket」前回でセンセーショナルに(笑)発生した企画。お客さんにテーマに対するキーワードを書いてもらい、それをびびちゃんとピアノの(久田)菜美ちゃんで即興曲にするという企画で、今回はクリスマスをテーマにキーワードを上げてもらった結果、なぜだかタイトルがそんな方向性に収れんする結果になりました(大爆)。

テーブルが24あったので、キーワードは12キーワード×2で2曲となりましたが、菜美ちゃん曰く「一応想定してリハーサルはやったんだけど参考にならなかった(苦笑)」だそうで(笑)。「テンポはどうする?」とか「明るくする?軽くする?」とか菜美ちゃんからの提案を、びびちゃんが意外なことにバッサバッサと肯定or否定するのがこのコーナーの興味深いところ。

びびちゃんって普段、はっきりと肯定とか否定とかってイメージがしないわけですが、でもこのコーナーの時は自分のイメージとの整合を取っているせいなのか、「こうする」というのがはっきりして、驚くほどはっきりと決断するんですね。そこが、びびちゃんの決断力という一面を見せているように思えました。

かと思えば、「歌い終わったら忘れていくので皆さん覚えていてくださいね」という、いつものモード(笑)のMCも面白いわけですが。

で、実はキーワードのうち、1つだけ(ちなみに当テーブルの提出キーワードでした実は)抜けたことに2曲終わった段階で気づき、まさかのとんでもないスペシャルが出現しました(M10)。さすがに載せるのは自粛しておきますが、いやまぁあのキーワード入れてあんなミラクルになるとは、出した方も想像つきません(笑)

M11は9月のライブでもお客様参加型で大盛り上がりしたジャージー・ボーイズからの1曲。この日も大盛り上がりでした。びびちゃん、お客様(familyを)ノセるの上手いから(笑)

知る人ぞ知るM12も生で聞けたのは初めてで嬉しかったし、そこからの「ひかり」も思いが溢れて素敵。

後半の曲とともに語られたMCは、それらの後半の曲との関連もあって素敵で。

「自分のことを信じてあげてほしいし、自分のことを信じてくれる周囲の人も信じてほしい。」という言葉は、周囲にたくさんの理解者がいらっしゃるように見えるびびちゃんらしい言葉だと思ったし、「やさしくあるために強くありたい」って気持ちがまっすぐ伝わってきて。

「応援していただけるから進んでいける」ことへの感謝の気持ちをまっすぐ出していただけることが、何よりの魅力と改めて感じたこの日のクリスマスコンサートでした。

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